あれはウソでした本当にすみません。
「知らない天井だぁ!!??!!??」
お決まりのセリフを言おうとしたところで、頬に手が添えられて口をふさがれる。目の前にはクロの顔。こいつやっぱり侵入してきたな。
侵入してきたと言えば、クロの舌も俺の口の中に侵入してきた。や、何が『と言えば』か分かんないけど。
柔らかい、しかし小さい舌が俺の口内を蹂躙する。それと同時に何かが俺から抜き取られていく感覚がする。これが魔力か?
その年とは思えない舌遣いは、寝起きの俺を完全に覚醒させるには十分すぎる衝撃だった。
少し余裕が出来た俺は、周囲を観察してみることにした。は? 何でそんなことするんだ? キスの事をもっと詳しく描写しろ? 現実逃避だよバカ野郎。
魔力補充には同意したけど、寝こみを襲われるとは思わなかったんだよ。流石に添い寝くらいかなと油断してたんだ。
という訳で、現実逃避を開始する。
まずは右にある窓。光があまり漏れていないところを見ると結構朝早いな。クロの奴、俺が起きた瞬間を狙ってキスしてきたけど一体いつから待機してたんだ?
次は左にある部屋のドア。ここが開いた時が俺が死ぬ時だ。雪霞狼でズタズタにされてな。
そして目の前にはクロの顔のアップ。健康的に焼けた肌は年相応のみずみずしさを持っている。舌遣いとのギャップに俺の息子と心臓の鼓動が跳ね上がる。
「ッ!!」
クロのぷりっとした唇にふさがれた俺の口から、不自然な息が漏れた。ズボンとパンツに包まれている俺のモノに快楽の電流が走ったからだ。
目を動かしてみると、俺とクロを包んだ布団が動いている。
気になった俺は布団をはぎ取る。
するとそこには、キャミソールにパンツという姿のクロが俺の上に乗り、怪しく腰を動かすという光景が広がっていた。
その腰の動きは明らかに俺の分身を狙った動きだ。
ここの暑い気候に合わせて寝巻を選んだことが仇になってしまったか、または幸運だったか、2枚の布ごしでも十分な刺激を俺に伝えていた。
「……ッ!! ッ!!」
クロの女の部分が俺の男の部分をこすり上げる。俺の肉棒が硬くなればなるほど、クロの恥裂の柔らかさが分かる。
「プハ! ん、おはよ、お兄ちゃん」
「……ッ、はぁ、はぁ。おはよ、うっ」
長らくあわされていた唇が離される。少しだけ覗くピンク色の舌は、俺とクロの唾液が混じり合ったもので出来た銀の糸を引いている。
ベトベトになった口元は銀行のトイレでの姫柊ちゃんを思い出させる。
「はぁ、な、なあ、はぁ、クロ」
「ん、何? そんなに、ん、はぁはぁ言って、ん」
キスが終わっても、クロは俺の上から降りず、腰の動きも止まらない。
「そろそろっ、俺の上からっ、くぅ、降りない、か?」
「えー? どうして? 私、重い?」
「そこまで重くはないけど、さ。暑いかな?」
2人がくっついていればそれだけ暑くなる。そう言う意図を込めて行ったはずだったが、クロには、そうは伝わらなかったらしい。いや、あえて違う方向で解釈したのだろうか。
「熱い? 体が? そうだね……お兄ちゃん」
「え、なんかニュアンスが……ク、クロ!?」
クロは怪しく微笑むと、体の向きを変えた。顔を俺の股間に、お尻を俺の顔5センチの場所に来るように、つまり、シックスナインの体勢になった。
「お、おいクロ! おまえ……ッ!!」
「わぁ……これがお兄ちゃんの……」
クロのお尻で見えないが、下半身が外気に触れた。クロが俺の息子を露出させたんだ。
「れろ、ん、れろれろ、ちゅ、はむ」
比べるのが失礼なことだとは重々承知している。でも、クロのフェラは姫柊ちゃんの物とは全く違った。
向こうは本能に従っていただけで、それに関する技術が何もなかった状態だったため、厳密に言えばフェアではないのかもしれない。
クロは、竿全体に巻きつかせるように舌を這わせ、裏スジにキスをし、亀頭を嘗め回した。
肉棒のすべてを刺激するような動きだ。容赦のないその責めは、あっという間に射精の予感を感じさせる。時間の問題だった。
「ク、ロ……ッ、ホ、ホントに……ッ」
「ホントに? どうしたの、お兄ちゃん? お兄ちゃんのおちんぽビクビクしちゃってるよ? ねえ、お兄ちゃん、ホントに、何なの?」
喋っている間も、クロは手を止めることはない。絶妙な力加減でしごきあげてくる。
いよいよ余裕がなくなった俺は、情けない声で爆発前の最後の声を出す。
「
「いいよ。
そう言ってクロは、限界まで反り返り固い棒となった俺の分身を、小さい口で包み込む。
限界が、訪れた。
「あ、うっ、あ……はぁ、はぁ、はぁ」
「ごちそうさま、お兄ちゃん」
「ごちそうさまって、お前な」
当然の様に飲み干したクロは俺に跨ったまま、首だけをこっちに向けてくる。その顔は年齢相応の物に戻っていて、一連の行為が終わったことが分かった。
そう、思っていた。
「じゃあ、次は私の番だね?」
「え」
「え、じゃないよお兄ちゃん。私が気持ちよくしたんだから、今度は私を気持ちよくして、ね?」
今まで忘れていた。クロのお尻が目の前にあることを。小振りなお尻は誘うようにフリフリと振られる。ってか、さっきから小さいとか、小振りとか使いすぎだな。実際そうだから仕方ないけど。
「いいでしょ? 私の体、小さいけど、ちゃんと女の子の体なんだよ? お兄ちゃんの舐めてどうなってるか、確認したくない?」
「それは……」
確認したい。
そりゃあもちろん、確認してみたい。
俺の腕はゆるゆると動き、クロのお尻に触れた。俺だって健全な男子高校生。触っていいと言われれば、我慢できなくなってしまう。
しかし、いくらなんでもこんなに小さい子相手では対抗する感情も生まれる。
そんな俺の迷いにより何度も何度も手を秘部に近づけては離してを繰り返していると、クロが身をくねらせた。
「もう……お兄ちゃんは……っ、焦らしてるの……?」
「うん?」
そういわれて手に伝わる感触に気が付いた。ショーツに包まれたお尻ととクロのふとももを、さらに足の付け根までを撫でまわしていたことに。
「いいんだよ? お兄ちゃんの好きにして。雪菜には秘密だから、ね?」
その言葉に覚悟が決まった。
くちゅり。
中心部を中指で押し込むと、そんな音がした。ただ水に濡れただけではこんな粘着質な音はしない。もっともっと粘り気のある液体と、張りのある肌が擦りあわされた時に聞こえる音だ。
「ん……っ」
そこは柔らかく、その気になればどこまでも押し込めそうだ。
「んく……っ、ふっ、あっ、んんん……っ」
指の腹を押し込むと、俺の指とクロの秘部を隔てている薄布の湿り気が増すのがしっかりと感じられる。
「女の子って、小さくても濡れるんだな」
「ん……ぁ、どう、だろうね……っ。私、普通のっ、女の子じゃないから……っ」
快感から逃れようとしているのか、無意識に腰が持ち上がり始めたので、がっちりとホールドする。押し込むだけではなく上下にこすってやるとまた違った反応を返してくれた。
「あ、それっ、擦れてる……っ」
ショーツに指を引っ掛けて、横にずらす。クロのあそこは、ぴったりと閉じていてもしっかりと濡れていることが分かる。
当然、女の子の秘部をこんなにまじまじと見るのは初めてだ。
指を使って少し広げると、見つけた。ひゅくひゅくと不安そうにしているところを。その入り口をなぞり、ゆっくりと人差し指を挿入した。
「ふぅぅぅぅうっぅ……っ!!」
「きついな……」
人差し指だけで余裕がない。丁度最初の関節まで入っているけど、温かい粘液にまみれた肉は挟んで離さない。
「あ、あ、ちょ、これヤバ……っ。お兄ちゃんっ、どこまで、入ってるの……っ!?」
「人差し指の第一関節までだけど?」
「これ、でっ、うあぁぁあ!?」
しゃべっている最中に少し指を曲げてみる。周りからにじみ出るように蜜があふれ、しっかり
と反応していることを俺の指に伝えてくれる。
「まって、これ、こんな、こんなに……っ!?」
待ってといいながらもクロは俺から離れようとしない。もっとも、離れられないのかもしれないけど。
女の子が自分の手で悶えていると思うと最初の戸惑いはあっさりと消え去り、俺は激しくなりすぎないように指を折り曲げた。
パソコンのキーを押すくらいの小さい動き、でもクロの小さい膣はその動きだけでどうしようもない状態になってしまっていた。
きつい締め付けで拘束したいのか、愛液を使ってもっとくわえ込もうとしているのかわからなくなっている。
「う!?」
調子に乗って指を動かしていると、股間に衝撃が走った。クロがすっかり復活した肉棒を咥えこんでいたのだ。
「ふぅぅう……っ、ふぅぅぅぅ……っ」
「うっ、くっ!」
一度出して敏感になっている俺は、クロの反撃に耐えられない。くわえられ、圧迫され、めちゃくちゃに舐められる。
俺もクロも余裕がない。俺の肉棒はパンパンとなり、暴発寸前。クロの中は痙攣し始めている。
俺たちは示し合わせたように互いにとどめを刺し、果てた。
こうして朝の濃厚な時間が過ぎていくのだった。
朝から搾り取られてしまった俺だが、不思議と疲れてはいなかった。隠しステータスに絶倫でも追加されたのではないかと疑いたくなる。
姫柊ちゃんにもばれなかったしね。ばれたら死んでるか、うっかりうっかり。
あ、そうそう、2ポイントたまったからガチャを引いてみたんだ。
その結果を報告しておこうか。
固有時制御
衛宮切嗣が使用する魔術。
本来儀式が大掛かりである時間制御の魔術を、固有結界の体内展開を時間操作に応用し、自分の体内の時間経過速度のみを操作することで、瞬時に戦闘に使用できるほどにしたもの。
ただし、解除した後に世界からの修正力が働くため、体に大きな負担がかかる。
完全記憶能力
どんな些細なことでも一瞬で覚えて忘れない能力。
この2つだった。
固有時制御は素直にうれしい。今持っている能力との相性もいいしね。完全記憶能力も、これでテストは満点だ。数学が絡むもの以外は。
これで、そこそこ戦えるようになってきただろ。
意外と爽やかな気分で済ませた朝食の後、俺たちは通学路を3人並んで進んでいた。
俺の目的地は絃神島中央武偵学校高等部だ。
様々な作品の要素が混じり合ったこの島は、主に3つのブロックに分けられている。
1つは最先端の科学を扱っている科学ブロック。
1つは魔法や魔術、教会など、オカルトじみたことを扱っている魔法ブロック。
1つはそれらに属さないで独自の体系を作り出している特殊なブロック。ここには主に人間以外の種族が属している。例えば吸血鬼なんかが有名だ。
もちろん中には互いの垣根を越えて研究をしている機関もあるが、だいたいはいがみ合っている。主にいがみ合っているのは、科学ブロックと魔法ブロックというのは『とある系』の名残だろう。
そして、絃神島中央武偵学校高等部はその名の通り、武偵を養成するために作られた高校だ。
武偵とは緋弾のアリアの要素で、正式名称は武装探偵。読んで字のごとく、武装した探偵だ。凶悪化する犯罪に対抗するために作られたもので、警察の様に犯罪者を取り締まる権利を持つが、基本はお金で動くという側面を持っているため『何でも屋』とも言われている。
そう、何でも屋だ。つまり俺たちは、この島で武偵の活動をするという事だ。
つまりここ絃神島は、強力な武偵を育てるための養成機関であると同時に、先端科学や魔法の研究機関、さらには人間以外の種族も住むという、もはや詰め込みすぎて何が何だかわからない空間になっている。
一応、武偵は国家資格だが、この島にいて武偵の高校に通っている限りは、疑似免許が発行される。
もちろん、ここに通っている子供全てが武偵になるわけではない。中には研究者になったりする者もいれば、実力主義の武偵の世界で才能の差によって挫折し、犯罪行為に走る者もいる。
ここは武偵の島。当然の様に警察など存在していない。島で起きた犯罪は全てそこに住む学生武偵に解決させている。
効果的な実践訓練ができると言われているが、放任主義もここまで来ると笑えない。要は、島で起きた事件は全部自分たちで解決しろ、いい訓練になるだろ? と言われているのだ。
お互い武偵になるために訓練を受けた者同士、島の外の犯罪者なんかよりよほど手ごわい。ケガは当然のこと、死人が出ることも多い。
なのでここに来るにはかなりの枚数の誓約書にサインしないといけないらしいけど、どうでもいいな、そんなこと。
既に島の内部にいるわけだし。
まあ、他にも、この島の運営にお金を出している会社に聞き覚えがあったり、技術者の中に聞き覚えのある人がいたりしたんだけど、それらを語っているといくら時間があっても足りなくなるので、この場では控えておく。
結局俺が言いたいのは、この島は本当にアニメをごちゃまぜにした世界だという事だ。
俺たちの住む不思議ビルは絃神島中央武偵学校高等部のすぐ近くにある。
何かしらの交通機関を使わなくても十数分で着く位置だ。
姫柊ちゃんとクロは、それぞれここの中等部、初等部に入学となる。
「それじゃあ、また後で」
「はい」
「うん!」
そう言って、俺は姫柊ちゃんとクロと別れる。
校舎も自分が知っているような造形ではなく、近未来的なデザインなところが俺の心をくすぐるな。
靴をはき替え自分の教室に向かい、中に入る。
教室でもなんか知っているメンツが多いように感じられるのは、気のせいじゃねえな。
もっとも、特に絡んでくることはないが、できればそっちの方がありがたい。
ただでさえこの環境に適応しきってないんだ。これ以上は俺がもたない。
今日は始業式だけだったようで、もう帰宅出来る。
先生が超ミニマムだったけど、気にしないで帰りましょうか。
俺は別れた2人と合流するために、足早に教室を後にするのだった。
唐突なクロのターン。
今の雪菜の好感度でHは無理ですからね。
それにしてもクロは動かしやすい。
セリフがすらすらと出てきますね。