このヒロインレースに遅れた二人に逆転を!≪完結≫ 作:ルイ提督
エリス様のキャラが崩壊しています。
エリス様のイメージを壊したくない方、エリス教徒の方は注意!
この話は前回で実質完結しています!
天界に関する捏造設定あり!
唐突な用語解説!
分霊:天界や魔界に本体がある神、悪魔が人間界で活動する時の仮の肉体
元ネタ、女神転生シリーズ
見て!この前書き!スゴイ地雷臭だよ!
私とカズマさんの出会いは最悪と言っていいものだった。
「お前のパンツの値段はお前が決めろ!」
私は、そんな事を言った男に対して内心恐怖していた。だから、私はこの男ともう関わる事がないだろう。そう思っていた。
しかし、それ以降、私は何故かあの男、カズマさんの事が気になって仕方がなかった。そして私の親友、ダクネスを通して私は彼の事を知る事になっていく。その過程で、あのアークプリーストがアクア先輩だった事には驚いた。まぁ、そんな事はこの際どうでもいい。
カズマさんは卑怯な男だ。狡猾で悪知恵がきき、セクハラが大好きな男だ。それでも、彼に接すれば自然と分かる。彼が、根は心優しい人である事、彼の隣はとても安心できる事…
そんな彼が、問題だらけのパーティを統率し、卑怯な手段で強敵を屠っていく…!
確かに絵面は悪い。でも、結果として彼は英雄として相応しい偉業を達成していく!
もう、私は彼から目を離す事ができなくなった!
そして、カズマさんが何度か死んで、私の元に来たとき、彼は言った。俺を日本に転生させてくれと。その時、私は天才的なアイデアを思いつく。彼は綺麗な義妹と義姉、幼馴染を所望していた。そのポジションを、全部私の分霊にしてしまえばどうだろうか!
そうすれば、私は彼と一日中一緒、いずれは、生涯一緒に…!そんな望みはアクア先輩によって打ち砕かれる。悔しいが、カズマさんも未練があるようだ。彼の意思を尊重しよう。
そして、ある時、クリスが私の分霊だとバレてしまった。しかし、彼と私の関係は変わらない。むしろ、より親密になれた。
それからは本当に楽しかった。彼と盗賊団を結成し、神器を回収したり、世界の害となるものを取り除いたり、どれもスリル満点で非常に楽しいものであった。
また、そんな任務がなかったとしても、私はカズマさんと定期的に会った。喫茶店で駄弁ったり、綺麗な景色を見に散歩したり、小銭を稼ぐために二人でモンスターを討伐したりと非常に楽しく、充実した日々だった。
それからは、私はカズマさんから目を離す事は一瞬たりともなかった。下界を見るための水晶玉には、常に彼の姿が映っていた。朝起きたら、水晶玉に映る彼に、おはようの挨拶をする。それだけで、1日を頑張る事ができた。そして、自由時間はずっと彼の事を観察していた。彼が1日何回トイレに行くのか、お風呂で彼はどの部分を一番最初に洗うのか、そんな事も私は知っていた。私は世界で一番彼について知っている。その事がとても嬉しかった。
そんなカズマさんが、ついに本当に勇者といえる偉業を達成した。やはり、カズマさんは凄い人だ!これで世界は安定し、私の仕事は減るだろう。
しかし、この事を私は素直に喜べなかった。カズマさんは、別に私の世界を救おうとは思っていなかった。ただ、アクア先輩のワガママを叶えようとしただけだ。そして、命を犠牲にしてまでそれを実現させた。それが非常に悲しい…悔しい…羨ましい!
魔王討伐後、私は非常に暇になった。仕事は配下の天使にほとんど任せ、私は分霊体クリスを使って、彼をより深く観察したり、彼が1人になるのを見計らって、関係を深めたり、彼の私物をちょこっと頂く日々を送っていた。
しかし、そんな幸せな日々も終わる事になる。カズマさんが、アクア先輩達と結婚したのだ。ダクネスは許せる。彼女は私の親友だし、幸せになって欲しかった。めぐみんも英雄の一人であるし、彼のそばにいれば自然とそうなってしまうのは仕方がない事だ。
でも、アクア先輩は許せない!少し前まで色恋の“い”の字も知らなかった彼女が何故、彼の隣にいる!?
彼女達3人は結束して、カズマさんに近づく女性を排除している。ダクネスは、私に気を許しているが、アクア先輩とめぐみんは私の事を警戒しているようだ。特に、アクア先輩の私への敵対心は強く、最近は屋敷が私専用のトラップだらけで、最近はまともに近づけない。
私は、その鬱憤を晴らすためにも、趣味のカズマさん観察をする事にした。現在、水晶玉には彼とダクネスが情交を結んでいる様子が映し出されていた。
「ええ!?そこを使うんですか!?」
私はその光景を興味深く観察する。カズマさんの肉棒はダクネスのお尻の穴を蹂躙している。そこは、排泄のための器官だ。おかしい!おかしい!
でも、ダクネスはとても気持ちよさそうで…
私はゴクリと唾を飲みこむ。そして、手を己の秘所へあてがう。
「やぁ……んぅ!カズマさん…」
いつからだろうか、私は彼を見ながら自慰をするようになっていた。彼が魅力的すぎるのがいけないのだ。だから、これは仕方がない、仕方がない事だ。
水晶玉の中ではダクネスがガンガンとお尻を突かれ、アヘ顔を晒している。
(羨ましい!妬ましい!羨ましい!妬ましい!羨ましい!妬ましい!)
「ふふっ…」
確かに、羨ましい、妬ましい。でも最後に笑うのは私だ!
カズマさんが、あの3人から完全に解放される時がある。それは、彼が天寿を全うした時だ。いくらアクア先輩でも、寿命で死んだ人間を蘇生するのは不可能だ。
そして、この世界で死んだ人間は、全て私の元へ来る。今は天使達にほとんど任しているが、カズマさんだけは絶対に私が対応する。
そして、その時は完全に二人っきり。そして私は彼に言うのだ!
『私と契約しませんか?』
はるか昔、神々は戦いに備えて、戦死した男達、英雄的な事を成し遂げた男性達の魂を集め、“エインヘリヤル”という神の軍を作った。
もちろん、それは昔の話。今はそんなものはない。しかし、神々が気に入った人間と契約を結んだり、神の使徒として天界に迎え入れるのは、よくある事だ。
カズマさんはこの世界の英雄だ!彼には私だけの“エインヘリヤル”、私を守り、永遠ともいえる時間を共に過ごす騎士様になってもらうのだ!
「カズマさん、早く死なないかな…」
そんな時、来客を告げる鐘が鳴り響く。私は衣服を整え、いつもの椅子に腰かけた。
そして、その来客した人物に私は溜息をつく。
「久しぶり!エリス!」
「何しにきたんですか、アクア先輩?」
「何よ!私が後輩を労いに来ちゃダメなわけ!?」
「そ、そんな事はないですよ!」
ああ、アクア先輩を思いっきり殴りたい…
しばらく怒っていたアクア先輩だが、今度は不安そうな顔で私に話しかけてきた。
「ねぇエリス、相談があるの…」
「なんですか、アクア先輩?」
アクア先輩が私に相談?カズマさんに何が起こったのであろうか…
「あのねエリス、ちょっと叱って欲しいエリス教徒がいるの…」
そういってアクア先輩は顔を伏せる。悪徳司教にでも出会ったのだろうか?
「そのね、その子はクリスっていう私の友人なんだけど、最近その子がおかしいの…」
私は押し黙る。
「最近はずっとカズマさんに付きまとってくるし、屋敷にも忍び込んでくるの。はっきり言って、あの子ストーカーだわ…」
うるさい。
「それでね、あの子が庭に干してあった、カズマさんのパンツを盗んでいくのを見たの!さすがに犯罪はどうかと思うの!」
うるさいうるさい!
「しかもね、あの子が私を見る目が怖いの!あの子がどう頑張っても無理だろうけど、私を殺そうとしてる。そんな気がするの…」
うるさいうるさいうるさい!
「あとね…うぐっ…!ひっぐ…!カズマさんがね、私にプレゼントをくれたの!アクアマリンのとっても綺麗な指輪!でも、なくしちゃったの!」
「…………」
「とても大事にしてたの!でもね、おかしいの!あれは、カズマさんが私に内緒でくれたものなの!それこそ、ダクネスやめぐみんも知らないはずだわ!一人でつけて、こっそり楽しんでたの!」
「…………」
「私だけの秘密の場所に保管してたの!もちろん、なくすなんてヘマはしないわ!だから、クリスが盗んだじゃないかって…!」
そうして泣くアクア先輩を私は撫でる。
「アクア先輩、クリスには私が神託で叱ります。でも、友達を疑うのはいけない事だと思いますよ?それに、指輪だって、もう1回探せば見つかるかもしれませんよ」
そんな私の声を聞いて、アクア先輩は笑顔を浮かべる。
「そうね、友達を疑うなんて、どうかしてたわ!後、指輪がなくても私、平気!だって、カズマさんがいるし!それにね!カズマさんも、『なくしたら、俺に言えよ?何度だってプレゼントしてやる!』って言ってたわ!本当にカズマってば私が大好きよね!」
死ね!
「そういえば、エリス!私、あなたに言い忘れてた事があるの!」
「なんですか、アクア先輩?」
アクア先輩は、いつものドヤ顔で言い放った。
「私、カズマさんと契約したの!これで、カズマさんが死んじゃっても、天界で一緒に過ごせるわ!という事で、カズマさんの魂は私が預かるわ!」
私は腰が抜けて倒れ込む。出し抜かれた…?このアホ女神に先手を打たれた…?
カズマさんカズマさんカズマさんカズマさんカズマさん…!
そんな私をアクア先輩は優しく撫でる。
「ふふっ!そういえばエリスもカズマにご執心だったわね!」
私は驚愕して、アクア先輩を見る!まさか私の秘めた思いを知っていたのか!?
「私はカズマさんの妻よ?色目を使ってくる女なんてまる分かりよ!」
「うう…」
「安心しなさいエリス!私は、あなたの事も大事なの!ちょこっと、ほんの少しだけカズマさんを貸してあげるわ!」
「ええ!?本当ですか、アクア先輩!」
私にカズマさんを貸す!?そんな事が許されるのだろうか。
「ちょっとだけよ?ダクネスや、めぐみんだって本人が希望すれば私の使徒にするつもりなの!そうなったら、一緒に楽しく過ごしましょ!」
そう言ってアクア先輩は微笑んだ。
「じゃぁ、お邪魔するわね、エリス!なんだかカズマさんが、不浄な行いをしてる気がするわ!早く帰らなきゃ!」
そういって、アクア先輩はこの場から消えた。私はその場でうずくまる。私は自分自身が非常に腹立たしかった。アクア先輩の貸すという言葉に喜んでしまったのだ。
しかし、そんなのは許さない。カズマさんは私のものだ。だが、どうすればいい?契約は盗られた!3人の女が私を阻む!どうすれば…!
「どうしたんですか?エリス様!」
私は驚いて振り返る。そこには、私の大好きな男、カズマさんがいた。
「何しにきたんですか…?」
「あ、お邪魔でした?ダクネスが気絶して暇になったんで、遊びにきたんですが…」
「そんな事ないです!」
私は慌てて立ち上がる。カズマさんが私に会いに来てくれた。嬉しい嬉しい嬉しい!
「そうですか、なら遠慮なく!でも、エリス様でも、あんな落ち込み方するんですね!」
クスクス笑うカズマさんに、私は顔を赤くしてうつむく。
「カズマさん!私も女の子です!いろいろあるんですよ…」
「そうですか!困った事があるなら言ってください!エリス様には世話になってますから!」
そんな事を言ってくれるカズマさんに私は更に顔を赤くした。
「そういえば、ここって滅茶苦茶寒いですよね!」
「え?そうですか?適温のはずですが…」
「エリス様も寒いですよね!俺があっためてあげます!」
「ちょっ!カズマさん!?なんで、抱き着いて…んぁ!セ、セクハラはいけませんよ!」
私は抱き着いてくるカズマさんをポカポカと叩く。そうしていると、私の濁った思考がスッキリとした。私はカズマさんが好きだ!契約がなんだ!あの3人がなんだ!
奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!奪ってやる!
「カズマさん落ち着いてください!それに、今日はカズマさんに見せたいものがあるんです!」
「見せたいものですか…?」
カズマさんは、きょとんとした顔で私へのセクハラをやめる。まったく、カズマさんは…
「ええ、見せたいものです」
そう言って、私はカズマさんに向き直る。そして…
――私はスカートをたくしあげた
「私、カズマさんを思うと、こんな風になっちゃうんです…」
私の下着は、ぐしょ濡れになっていた。当たり前だ。カズマさんに抱き着かれたのだから。太ももにも、私の愛液が垂れているのを感じる。
「エ、エリス様…!?」
カズマさんは驚愕の表情を浮かべている。でも、視線は私のスカートの中だ。
「ねぇ、カズマさん…」
カズマさんが、ゴクリと唾を飲む音が聞こえる。
「私と浮気、しませんか?」
~このヒロインレースに遅れた二人に逆転を!~ ≪完≫
完結です!今までありがとうございました!
そしてごめんなさい!プロットで登場予定だったアイリスですが、前話でスッキリ終わってしまったので、存在が消滅してしまいました。
完結したので、今日の夜あたりに、淫夢(真夏の夜の)ネタの短編でも投稿します!
はっはっは!(賢者状態)