......
「いたい...やめて...ゆるして...」
「うぐっ...ヒグッ...」
「やだ...やだ...」
「ぁ...ぃゃ...ひぃッ!む゛く゛っ!お゛ぇ!」
「...ぃたい...いたい...」
「お父さん...やめて...いやぁ...」
「ぃゃ...ィャ...お父さん...やだ...」
「いやっ!いやぁ!あ゛つ゛い゛い゛い゛ッ!」
「いやぁ...きもちわるい...」
「うっ...うっ...あっ...いや...」
「はぁ...はぁ...ぅ...えぐっ...ヒグッ...」
「あ゛あ゛あ゛ッ!いたい!い゛た゛い゛い゛い゛い゛ッ!」
「うっ...あっ...あっ...」
「ぁ...ぁ...」
「お父さん...」
「...」
「...ぅぁ」
「ぅ...」
「...」
「...」
「...っ」
「ハァ...ハァ...」
······
「ハァ...ハァ...ハァ...」
「フーッ...フーッ...イヒヒ...アハハ...ハハッ...」
「ティエル...?」
「ぇ?...あ...あ...ぁぇ?」
「な...なにをして...るのです...か?」
「ケッケッケッ...ヒヒッ!...」
「ティエル...?」
「ヒヒッ...お母さん...?」
「うっ...ぐすっ...えぐっ...」
「ティエル...ティエル...!」
”ごめんなさい”
”ごめんなさい”
······
「テ、テル...?」
「ティッティッ、ティエルなんて...変じゃ...ない?」
「またね!テル子ちゃん!」
「ウェヒヒッ...ヒヒヒッ...」
「テル子ちゃん...実はね...私...」
「ふふっ...驚いた?」
「よかった...私、嬉しい...」
「テル子ちゃん...おやすみ...」
「ウン...おやすみ...イヒッ...」
「いいですか、ティエル?」
「お嬢様...」
「私は大丈夫だから...フヒッ...」
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...!
私は飛び起きた
ベッドと背中は寝汗でぐっしょりと湿り
背中は汗のせいか冷たくなっていた
部屋には私以外誰もいない、先に起きて食堂に行ってしまったのだろう
部屋には海鳥の声、乱れた呼吸、時計が刻む単調なリズム
私には静寂だけがあった
「お母さん...」
過去の夢を見るなんて久しぶりだ
あの頃の事は忘れることが出来ない、忘れる頃にいつも夢を視るのだ
昔の自分は今の私とは違う人間だった
あのように振る舞う事は今の私に出来るだろうか
あの頃の自分はどんな事を考え、何を感じていたのだろう
思い出そうとすると気分が悪くなる
考えれば考える程に気持ちが悪くなってきた
もう辞めよう、吐きそうだ
私は服を脱ぎ捨て、制服を探す
最近片付けた筈のベッド周りがまた散らかってきた
なんとか皺だらけの制服を引っ張り出す
潜水服が元になっているらしいが
この着るのに時間が掛かる制服はどうにかならない物だろうか
鏡を覗き込む、長い髪は相変わらずボサボサだ
精一杯の笑顔を作る
いつも通りだ
空には雲一つない
さあ、行こう今日もきっといい日になる
太陽に挨拶をし、ドアノブを回す
生命は新たな環境にその体を適応させて行く。
それは全ての生命が歩んで来た道だ。
色の抜けた白い髪がそれを表わしていた。
あの不気味な笑いもそうだろうか。