まっすぐ歩き続けていくけど特にお宝がありそうな雰囲気なんかは見当たらず、ただ単にお湯をちゃぷちゃぷと言わせながら歩いている。
相当長い通路ね……さっさとお宝を回収しないと暑くて暮らせないわ……それにしても。
「…………っ……」
さっきからガリア君はピタッと近くに引っ付いて歩いているエロエロ姉さんことリサさんの姿に釘づけ状態だし、リサさんもリサさんで見せつけてるし……しかも若干、テント張ってるし。
――――ゴゴッ
「……」
一瞬、変な音がしたから後ろを振り返ってみるけど特に異変も無く、完全に勃起状態に陥っているガリア君の姿しか見えなかった。
これだから女性経験の無い男は……まぁ、あんなエロい格好の人がいたら仕方がないか。
――――ちゃぷっ
「……ねえ」
「何?」
「気のせいだと良いんだけど……波打ってない?」
下を見ながら言うと二人も視線を下へと送る。
ジーッと眺めているとほんのわずかだけど水面が波打つ……歩いているからかとも思ったけど……これ別の要因があるからこうなってるのよね……なんで?
「後ろから誰か来てるんじゃないの? ねえ?」
「っっ! そ、そうですねっ!」
もうあからさまに誘ってるわね……というかなんで股間の部分に手を当ててるのかしら……普通だったら変態おばさんということで離れるだろうにガリア君も興奮しきってて思考が働いていない……なんだか不安。
「あれ? 行き止まりよ?」
そう言われ、前を向いてみると確かに目の前に大きな壁が立っていてその先には進む道が無い……周りを見ても道らしきものは無いし……もしかしてこっちが外れ?
―――――ゴゴゴゴッ!
そんなことを考えているとまるで地響きが起きているかのような鈍い音がこの通路内に響き渡り、私達に不安という感情を植え付けてくる。
な、何? まさか通路でも崩壊するの?
「あ~……こっちに押し寄せてるわね」
「何がよ」
「大量のお湯。ほら」
そう言われ、耳を澄ましてみると私達が通ってきた道の方向からまるで増水し、氾濫を起こした川の激しい流れにも似た爆音が響いてくる。
う、嘘でしょ!? 行き止まりだっていうのに!
「ど、ど、ど、どうしましょう! このままじゃ僕たち死んじゃいますよ!」
「この勢いの流れだと壁に叩きつけられて即死かしら」
「呑気に言ってる場合!? 壁を叩き壊すのよ!」
そう叫びながら壁に蹴りを加えた瞬間、壁が一瞬だけ淡く赤色に光った。
よく壁を見て見ると私が蹴りを加えた部分に私の足跡が濡れてできているんだけどその周りが淡く赤色に光り輝いていた。
……もしかして!
試しに手でお湯を掬って壁にかけてみるとその部分が赤く輝きだす。
「この壁……ただの壁じゃない!」
「お、お湯をかけましょう!」
爆音によって植え付けられる不安と焦りをどうにかして抑えながらも必死に行き止まりとなっている壁にお湯をかけていくと徐々に壁全体が赤く輝きはじめる。
「ど、どうなっちゃうんですか!?」
「分からないわよ! でも助かるかもしれないんだったらそれに賭けるしかないわ!」
「あら。壁にお湯をかける、とかけたのね」
「冗談いう前に手を動かしなさいよ! このエロエロ女!」
「はいはい」
焦りを見せないということはきっとこれ以上の命の危険を経験したことがあるのね……まぁ、この人の場合はただ単に能天気の様にも見えるけど。
必死にばちゃばちゃとお湯をかけ続け、壁全体が真っ赤に染まりあがった瞬間、壁が土塊へと還り、行き止まりだった場所に新しい道が出来上がった。
でも……。
「し、下見えませんよ!?」
目の前には壁がもう一枚あり、唯一の道は下へと続いている底が見えない大きな穴。
「二十ってところかしら。普通に落ちたらただじゃ済まないわね」
「そ、そんなぁ!」
「とにかく飛び込むわよ!」
「イヤァァァァァァァッ!」
ガリア君の手を引っ張り、その穴に飛び込んだ瞬間、大量のお湯が凄まじい勢いで放出され、壁にぶち当たり、凄まじい爆音を響かせる。
も、もしもあのお湯に巻き込まれていたら二回壁に叩きつけられて……この先の事を考えたら……確実に私の人生は終わっていたわね。
「あらあら。意識失ってるわね」
「どんだけ平和に暮らしてきたのよ」
落ちているという恐怖からなのかガリア君の目は白目をむいていて本人は意識を失っていた。
まぁ、村育ちならこんなお宝回収なんてしないだろうし……というかいつまで落ち続けるんだろ……このまま堕ち続けて固い地面にぐちゃッとか嫌よ?
と、そんなことを思っていたその時―――。
「わぷっ!」
全く見えないタイミングでお湯の中へと突入してしまい、慌てて上へと上がり、周囲を見渡すと少し開けた場所があり、そこから新しい道が続いている。
「ケホッ! お湯飲んじゃった」
「ふぅ。なんとか次のステージに到着ね……ねえ、少し休まない?」
「……それもそうね。一時休息としましょうか」
お湯から上がり、少し開けた場所へと上がり、お湯を吸い込んだ服を絞る。
にしてもちょうどいいお湯ね……それにしても気絶するほどヤバかったかしら……なんか逆に心配してきたわ。
「まだ意識失ってるわね」
「そりゃ、今までずっと村で暮らしてきてお宝回収なんてものとは縁遠い生活をしていたら高さ二十もあるところから落ちれば意識失うわよ」
「それにしてはここ、元気だけど」
そう。何故か意識を失ってもなお、ガリア君のあそこはガチガチのフル勃起状態を保っており、一向に萎える気配は見えない。
商魂逞しいとは言うけど……性魂逞しい……のかしら?
「ところでなんであんたはこの迷宮に来たの? お宝目当て?」
「男漁り……かしら」
「何それ」
「だって女性のトレジャーハンターなんて少ないじゃない? そうなったら男たちにレイプされたりするからそれ目当てかしら」
……異常性癖とまではいわないけどちょっとおかしな性癖の持ち主の様ね。流石に私でも自分からレイプされることを望むことは無いわ。
「当分、ガリア君起きないだろうし、私達も寝る?」
「私は構わないわよ。じゃ、お休み」
お宝を取り出し、防護幕を私の周囲に展開し、少し硬めのベッドという名の地面に横になった。
―――――――☆―――――――
「―――――っっ――――――っっ」
何やら誰かの声が薄らと聞こえ、眠気を押さえながらうっすらと目を開けた瞬間、思わず眠気が全部吹き飛んでしまうほどの光景が目の前にあった。
「んぅぅぅっ! 良いわっ! ガリア君っ、気持ちいわぁっ!」
「ハァッハァッハァッ! ぼ、僕もですっ!」
「んぅぅっぅぅぅ! もっとぉぉ! もっとぉぉ激しく突いてぇぇぇ!」
私の目の前でリサさんがガリア君にバックから犯されていた。
もう何回もしていたのか地面には彼女の愛液らしきもので小さな水溜りがいくつも出来ていたし、彼女の太ももには精子がこびり付いている。
一心不乱に腰をぶつけ続ける彼の顔は初めての快感に取りつかれた獣のそれ。
「あぁんあぁっぁぁぁっ! 良いぃ! 凄く気持ちぃぃぃぃぃぃぃぃッ!」
「くぅぅつぁっ!」
ひときわ大きく甲高い喘ぎ声をあげた瞬間、リサさんの体が大きくビクつくと同時にガリア君の両足ががくがくと震えだし、彼女のマンコに入りきらなかった精子がポタポタと滴り落ちて地面を汚す。
ま、まさか本気で彼に犯されてるなんて……しかも喜んでる……見、見なかったことにしよ。