この街だけかは知らないけどウォーキングカーと呼んでいるものがある。
パッと聞いただけだと人が引っ張るのか、もしくは牛や馬なんかに引っ張ってもらうのかとも思うけど実際はお宝の効力によって箱が動いている。
ちゃんと座席も設置されているんだけど箱の大きさは完全に経営する人の資金力によって決まる。
大金持ちがやっているようなウォーキングカーは百人とまではいわないけど九十人くらいは頑張ったら入ることが出来るくらいの大きさを用意している。
でも生活基盤にしている人のは箱が小さい。
今日はそんなウォーキングカーにまつわる話。
――――――☆―――――――
「隣町まで買い物?」
「そうなの。ほら、この前のお宝騒動で暑かったじゃない? そのおかげでお宝が壊れちゃって氷が作れなくなっちゃったのよ」
「それで隣町まで冷却効果を持ったお宝を買いに行ってほしいと」
私が拠点にしている街には旅人用にいくつかの宿泊施設が用意されていてその中でも私が良くお世話になっているのがスランハウス。
その店主がスランさん。子供を十人も生み、その全員を立派に育て上げた肝っ玉母さん。
「そうなの。最近、年の所為か体力が衰えちゃって歩きじゃいけなくなったのよ」
「いや。そもそも隣町まで何キロもある道のりを今まで歩きで行っていた方が凄いんだけど」
「本当だったらウォーキングカーで行くんだけど明日からまた営業始めないといけなくてその準備があるの。頼めるかい? お駄賃は少しだけど出すからさ」
まぁ、スランさんにはお世話になってるし隣町くらいだったらウォーキングカーで行けば二、三時間で到着するような場所だし。
「分かったわ。冷却効果付きなら何でもいいのよね?」
「助かるわ。お宝は多分、このくらいで行けるだろうから。よろしくね」
「は~い」
というわけでスランさんからお金を貰い、外に出るとこの前までの暑さがまるで嘘のように消え、過ごしやすくなっている。
まぁ、これでも暑い日なんだけどあの暑さを経験した後じゃ涼しいくらいよ。
そんなことを考えているとちょうどウォーキングカーが止まったのでそれに乗り込み、隣町へと向かった。
――――☆――――
無事に必要なお宝を隣町で購入し、街へ帰ろうとウォーキングカーに乗ったんだけど……狭すぎる!
どうやら生活基盤にしている人のウォーキングカーにあたってしまったらしく、次々と人が乗ってきてあっという間に満杯になってしまった。
「ま、まさかここまで混むなんて」
私はと言えばこの混み具合の所為で入り口からほど遠い角に押し込まれるようにして立っていてしかも私を囲うようにして大きな荷物が置かれているから腕一本動かせない。
他人と対面するのが嫌だから壁の方を向いたのが仇になったわね。
「はぁっっ!?」
ため息をついた瞬間、お尻をガッと勢いよく鷲掴みにされ、体が強張る。
う、嘘でしょ……こんな密集したところで……よりにもよって面倒なタイプ……もうっ! 周りの荷物が無かったらすぐに振り払うのに!
私が何もしないことをいいことに痴漢はスカートの中に手を入れ、下着の上から私のお尻をまさぐるようにして全体を揉みしだく。
さらには下着の上からマン筋を強く撫で始める。
「っぅ、んっぅ、ふぅっ」
こんな痴漢であったとしても女と言う生き物は面倒な物で感じる個所を的確に弄られれば思わず喘ぎ声を出しかけてしまう。
こういう痴漢はさっさと声を上げればいいのよっ!
声を張り上げようとした瞬間、下着の感覚がなくなったと同時に男の手がダイレクトに肌に伝わる。
ま、まさかこいつお宝で私の下着だけを移動させたっ!?
「んぅ、ぅぅっ、っっっ」
下着が無くなったことで隠すものがなくなったマンコに痴漢の指が入ってきて正直な体は快感とともに愛液を分泌し始める。
やがて小さくはあるけど厭らしい水音が響きはじめる。
「へへっ。君、感じてるんだ……僕も感じてるんだ」
「っっっぅぅっ!?」
耳元でそう囁かれるとともにガチガチに勃起した男のチンコがお尻に直に当てられる。
う、嘘でしょ……こいつ、公衆の面前で私を犯す気!? あっ! ダ、ダメッ! 二本も指入れられたらっ!
「あはぁっ、んぅぅっ、んくぅぅぅっ」
どうにかして喘ぎ声が出るのを防ごうと壁に顔をさらに寄せるけど我慢すればするほど余計に快感が強くなっていく。
「声、出せないよね? パンツ僕が持ってるし」
「ぅぅぅっ、んぅっ」
「我慢してるんだ……でも我慢しなくていいんだよ。よく周りを見て」
そう言われ、弄られる快感を我慢しながら周囲を見渡してみると何故か私たちの周囲に人はいなくて少し距離を開けていた。
な、なんでっ……皆距離を取って。
「ま、まさかお宝っ、んぁっ」
「そう。ウォーキングカーのこのスペースは知る人ぞ知るレイプスペースなのさっ!」
「はぁぁんっぁぁっ! ああぁぁぁっ! は、はげしっ!」
突然、激しく指を上下に動かされた瞬間、声が我慢できずに喘ぎ声を漏らしてしまうと同時にマンコからクチュクチュといういやらしい水音が響いてくる。
こ、こいつまさか女の子を犯すスペースを作ってっ!
「良いよ良いよっ! その顔! そんな君のイキ顔はどんななのかなっ!?」
「んぁぁあっ! よ、四本もっ、はぁぁんんぅぅぅぅっ! かっ、あぁぁぁぁぁぁぁっ!」
四本も指を入れられて激しくマンコを弄られていて絶頂を迎えないはずも無く、あっという間に絶頂を迎えた私は全身をガクガクと震えさせてしまう。
「ハァッ、ハァッ……ぁぁっぅぅっ! は、入ってっ!」
「ぁぁぁっ~。す、凄いいいよ!」
「んぅぅぅっ! んいぃぃぃっ!」
ガチガチに固くなっているチンコをバックから挿入された瞬間、遠慮も無しに激しく腰をぶつけられ、喘ぎ声を我慢できない。
ち、痴漢に犯されているっていうのにっ! 下着さえ取り返せたらっ!
「ハァッハァッハァッ! 良いよっ! 今日は大当たりだっ!」
「だ、だまっ! んぁぁっ! お、奥までっ、届いてっ!」
公衆の面前でひたすら痴漢に犯されているというシチュエーションが私の恥辱心をさらに掻きたてているせいで快感をよりダイレクトに感じてしまう。
ウォーキングカーにこんな落とし穴があったなんてっ!
「あぁぁぁっ! も、もうダメっ! イ、イクッ!」
「あぁ僕もだよっ! いっぱい出すよ! いっぱい出すよ!」
「あぁぁぁイクイクイクッ! はぁぁんんっ、んっくぅぅぅぅぅっ!」
絶頂を迎えた瞬間、生暖かい精子が多量に中に吐き出され、中を満たす。私の中の女の部分が中に出されたことを悦んでいるのか体が震えてしまう。
こ、こんなっ! 痴漢なんかにっ!
「ふぅぅっ。最高だったよ。戦利品としてこれ、貰っていくね」
そう言うと痴漢男は私の下着を持ったままウォーキングカーから降りてしまった。
その後、街に到着し、拠点に着くまで私はノーパンであることがいつばれるか冷や冷やした。
今日は一話だけです。