クシオ家のエロイベントから二日が経ったある日のこと、転移登録の手続きの進捗状況を聞きに協会へ行ってみると至極順調らしい。
あ~良かった。さて、帰ろっという訳にもいかず、張り出されている指令の中から良さそうなものを探す。
エロイベントで結構、稼げたけどあれだけだとまだ不安があるのよね……ここにはお姉ちゃんの知り合いも居たから苦労しなかったけど今度行く街は全く何も基盤が無い場所。用意は万全にしておかないと。
「何か良いものは無いかしらね~」
チラッと指令掲示板の隣に依頼掲示板が見えるけどすぐに目を逸らす。
ずっと前に依頼で最悪な経験しちゃったからね~……無意識に依頼からは離れていたんだけど……やっぱり依頼をこなすしかないわね~。
そう思いながら依頼掲示板の方へと行き、良いものが無いかを探しているといくつかよさげな物を見つけた。
一つ目は水着関係。内容は新しい水着を作りたいからそのモデル。なんかよさげ。
そして最後、明らかにおかしいでしょ、と言いたいけど報奨金が結構良い依頼。
内容は家の事をしてほしいという物。要するに一日、使用人ということね。
「ん~……順番にこなしていきますか」
という訳で早速、依頼書を持って窓口へと向かった。
――――☆――――
「ん、良く引き受けてくれた。どうぞ中に」
「は、はぁ」
一番最初に引き受けたのは水着のモデルとやら。文面だけを見ればただ単に水着を着てそれを見てもらうって感じなんだけどどことなく嫌な予感がするのは何でだろう。
開発者の女性に案内された……というか通されたのは想いっきり近くの海。集合場所が浜辺っていう時点である程度は察していたけど。
「まぁ、安心したまえ。この周辺は貸し切り状態にしてあるから」
確かに女性の言う通り、私達がいる周辺には人はおらず、少し離れた場所にしか人の姿は見えない。ここまで離れていたら見えないでしょうね。
「じゃ、まずはこれに着替えてくれる?」
「……え? こ、ここで?」
「そう。ここで」
人とは離れているとは言っても仕切りが一切ない場所で着替えるっていうのはさすがに恥ずかしい。
でもここで止めてしまうとお金は入ってこないので仕方が無く服を脱ぎ、ササッと渡された水着を着る。
特に何もおかしなところは無い白色のビキニタイプの水着ね……これが新しい水着? 今もこういうタイプなら売ってるわよ。
「ふむ。では」
そう言いながらポケットから三角錐の形をしているお宝を取りだしてとそれを私に向けると私の周囲に水の球体がいくつか生成される。
「あの、何を」
「ふむ。では水着の実験を行う。てい」
「きゃっ」
一つの球体が私の右のおっぱいに当てられる。
特に何も……。
「な、何よこれ!」
球体があてられた数秒後、突然、おっぱいを隠していた布がドロッと溶け始め、右のおっぱいが露わになり、慌てて隠すけどさらに左にも当てられ、水着が溶け出す。
「ちょ、ちょっと! なんなのよこの水着!」
「とある家に頼まれて開発した特定の液体に溶ける水着だ。中々面白いだろう?」
「そ、そういう問題じゃないです!」
「上を隠すのは良いが下も気を付けたまえ」
「きゃぁぁぁっ!」
直後、下から思いっきり球体をぶつけられ、ドロッと水着が解け、おっぱいどころか下のあれまで丸見えになってしまい、もう全裸状態になってしまった。
な、なんていう女の敵を作るのよ! こんなの着てても海に入れないじゃない!
慌てて周囲を見渡すけど人の影はあまりにも遠い。でも立ち止まっている人達が裸の私の方を見ているんじゃないかと思い出すと徐々に体の奥が熱くなってくる。
あ、ヤバイ……このまま行ったら確実にヤバい奴。
「あ、あの早く次の水着を」
「まあ待ちたまえ。研究者には結果が必要なのだよ」
両胸を手で隠し、下は座り込むことでどうにかして隠そうとするけどお尻だけはどうしても見えてしまう。
なんでこんな青空の下で素っ裸でいなきゃいけないのよ!
ジワジワとせり上がってくるようにして熱が込み上げてくるのを必死に我慢する。
「では次、これを着てくれたまえ」
「やっと……ってこれ水着!?」
「水着だ」
渡されたのは布がほとんど線でしかない水着。隠す部分は本当に必要最低限で乳首と前の三角ゾーンと後ろの穴だけでそれ以外隠す部分は一切ない。
な、何よこの挑戦的な水着……こんなの痴女しか着ないんじゃないの?
「あ、あの……こういう水着の要望はいったいどこから」
「それは秘密だ。さ、着てくれたまえ」
そう言われ、渋々着ていくけど周囲から見られているんじゃないかと思うともう体が熱くなってくる。
隠す部分が乳首と前と後ろの穴だけって……うぅ、恥ずかしい。
着終わり、全身を見て見るともう恥ずかしさで火を噴きそう。私、自慢じゃないけど結構巨乳だから乳首しか隠していないとほぼ全体が見えるし、後ろに関してはTバック状態。
「飛び跳ねてくれ」
そう言われ、軽く飛び跳ねた瞬間、おっぱいが上下に揺れ、それと同時に乳首がポロリしてしまい、慌てて隠すけどほとんど意味なんて無いような物。
「ふむ。ある程度のバストサイズだと飛び跳ねただけで食み出るか」
「うぅ、何のためにこんな水着開発したのよ」
「需要があるからだよ。後ろを見せてくれ」
そう言われ、背中を見せるけど穴しか隠していないからお尻全体がほぼ丸見え。何度も言うけどもう顔から火が噴き出しそう。
いくら男に犯された経験が多くあるって言っても流石に恥ずかしい!
「少し歩いてくれないか?」
「は、はぁ」
そう言われ、数歩歩きだすけど穴が見えていないかもう恥ずかしさと不安でおかしくなりそう。
「ふむ。改良の余地あり」
「どこが!? もしかして見えてたの!?」
「君は気にしなくていい」
「いや、こっちが一番気にするわよ」
「そういう物かね」
そう言いながらスラスラと紙に鉛筆を走らせていく。
あんたは着てないでしょうけどこっちは着てるから恥ずかしいのよ! たっく……一つ目が溶ける水着。二つ目が布が少ない水着と着たら今度は何よ。
「これで最後だ」
そう言われ、手渡されたのはレオタードタイプのぴっちりとしてボディラインがハッキリと見える水着。
「普通ね」
ササッと着替えてみるけど特に何かおかしな点は見当たらない。ただぴっちりとしているからかなりくっきりボディラインだったり、胸の形だったりが見えるから嫌な人はいるかも。
しかもこれ下に何かつけないと乳首の形もろ見えじゃない。
「これって競泳用か何か?」
「肩まで海水に浸かってみてくれ」
そう言われ、海に入っていき、ちゃぷんと肩まで浸かった瞬間――――。
「んぁぁっっ!? な、何っ、んぁぁっ、あ、あそこがっ、ふ、震えてッ!」
突然強烈な快感が襲ってきたかと思えば乳首やクリトリスと言った敏感なところが触れている部分だけがブブブと小さく振動し始めた。
さらに恐ろしいことに水着のサイズがドンドン小さくなっているかのようにぴっちりとしてきて余計に快感が込み上げてくる。
「はぁぁっ! ダ、ダメッ! は、早く脱がないとっ!」
こんな青空の下でイクのだけは何とか避けようと水着を脱ごうとするけどクリトリスからの快感があまりにも強すぎてその場に蹲ってしまう。
「んぁぁっ、やぁっ、な、なんでっ、ふぁぁっんぅぅぅっ!」
「ふむ、中々の結果だな」
「は、早くっ、と、とめっ、んぁぅぅぅっ! は、はげしっ!」
「それは海水に触れている時、乳首やクリトリスと言った個所にあたっている部分が振動を起こす。さらに脱ぐのを防ぐために海水につかっている間はサイズが小さくなっていく」
淡々と説明されるけどあまりにも強すぎる快感の所為で右から左に抜けてしまう。
どこにこんな水着の需要があるのよ!
「あぁぁっ! んぅぅぅぅぅっ! やぁッ、ダ、ダメッ! も、もう!」
「ちなみに海水から抜け出せば振動は止まる……とはいっても難しそうだがね」
「イクッ! イクッぁぁぁっ!」
直後、絶頂を迎え、体がビクっビクっと勝手に震えてしまう。でも振動はまだ続いているし、イッタことでより敏感になっているから余計に立てない。
「んぅぁぁぁっ! は、はやっ、くっ、止めて!」
「仕方がない」
呆れたように言いながら私の腕を持つとそのままグイッと上にあげ、砂浜まで運んでくれた。
こ、こんなの着て泳ぐなんてどこのエロい罰ゲームよ……絶対に買わないわ。
「やはりクリトリスにあたると凄まじい快感により、脱ぐのは中々難しいようだな」
「はぁっ、はぁっ……どこにこんな水着の需要があるのよ、はぁっぅ」
「需要が無ければ作らない。礼を言う。これが依頼の報酬だ。受け取ってくれたまえ」
そう言いながら私の目の前に報酬と服を置いた。
絶対に……こんな水着買わないんだから!
そんなことを心に誓いながら私はせっせと服に着替え、報酬を持ってこの場を去った。