無事にドン・スライムを撒いた私はさらに奥へと向かっていくけど未だにお宝がありそうな気配は感じられず、そこかしこにスライムがへばり付いている。
でも敵が多くなっているということはお宝が近いという事。これ私の経験則。
「スライムが多いわね。鬱陶しいったらありゃしない」
今ので倒した個体数は十を超えた。理由はなんとなくわかる。今の私がノーパンでいるからのとさっきの作業オナニーの時に流れ出てきた愛液の匂いが股周辺から漂っているから。
渇きはしただろうけど人間の鼻じゃ嗅ぎ取れない匂いが付着してるかもしれないし。
「何これ?」
曲がり角を曲がったところで前方に石で作られている測りのような物が設置されているのが見え、それに近づいてみると測りの奥には扉が二つあった。
推測でしかないけどこの測りが扉を開けるカギという事ね。
試しに石の器に手を置いて片方に傾けてみるとゴゴゴゴッという音が響き、片方の扉が開き、もう片方に傾けてみるともう片方が開いた。
でも手を退けるとすぐに扉が閉まった。
一瞬、見えたけど片方はボロボロの通路が、もう片方は綺麗に整えられた通路が見えた。
「つまりどちらかの道を通るにはどちらかの器を重くしないといけないわね」
試しに愛用しているナイフを置いてみたけど僅かながらに傾いただけで扉が開くほど傾きはしなかった。
周囲を見渡しても重しになるようなものは見当たらないし……いったい何で傾けろっていうのよ。
そんな時、近くからまたあの音が聞こえ、そっちの方を見て見ると一匹のそこそこ大きなスライムが地面を這って私の方に近づいてくる。
「…………ウソでしょ」
もう重しになるのはあのスライムくらいしか見当たらない。でもスライムを運んでいる際に失敗したらまたあの時みたいに張り付かれて愛液を啜られるだけ。
「キャッ!」
その時、スライムが勢いよく飛び跳ねてきたから慌ててその場から飛び退く。
「あ、そうだ」
今のスライムの行動でいい案を思いついた私はスカートの前をはだけさせるとスライムの移動速度が少し早くなった。
測りは幸運にも私の腰の辺りくらいの高さだからうまくいけば。
そう思いながらスライムがズリズリと這ってくるのを待ち、ある程度近づいてきたところで準備を始める。
失敗すればあそこに張り付かれて愛液を啜るだけ啜られちゃうけど成功すればこの先の道に行くことが出来るというある意味、究極の作戦。
成功しなさいよね。
スライムをより引き付けるために筋を這わせ、少しでも愛液を分泌する。
「さあ、来なさい」
そんなことを呟いたその時、スライムの形が大きく歪み、私の尾股目がけて飛んでくる!
すかさずその場から飛び退くとスライムは私がいた場所を素通りして右の器へと飛び乗り、そのスライムの重さと飛び乗った時の衝撃で扉が開く。
「大成功!」
開いた扉を通った瞬間にスライムが降りたのか扉は閉まった。
私が入った扉はもちろん、綺麗に整えられている通路が続いている扉の方。
迷宮によくあることとしてお宝が近づいてくるとその効力に充てられているからか地面や天井なんかがそれまでと比べて綺麗になっていることがある。
「これも経験ね」
綺麗に整えられている通路を歩いていると何やら前方からガッシャガッシャと鎧が動く音が聞こえ、少し待ってみると別の通路から入り口にいた二人の男が出てきた。
「「「あっ」」」
「あれ? もう一人は?」
「あいつは大量のスライムに捕まって体液を啜られてるよ」
スライムの餌の体液は色々あるけど女が襲われることが多い。でも男も襲われないわけじゃなくて大量のスライムの襲われたら全ての体液を啜り取られてしまう。
「それにしてもまさか同じタイミングで同じ場所に辿り着くなんてな」
「でも最後に俺達が勝てば」
厭らしい笑顔を浮かべ、私の体を舐めるようにして見てくる男たちに嫌悪感をMAXにしながらも男たちの後ろに立って先へと進んでいく。
私が前に立つと下手したらこいつら襲ってくるかもしれないし、今の私はノーパンだから余計に誘っていると思われかねないし。
というか私、ノーパンになる機会多くない?
「お? あれは」
前方に開けた空間が見え、男たちが空間に入った後、私も入るとかなり開けた空間が広がっていて周囲には鉱石らしいものが散乱している。
周囲には特に鉱石以外にはないのでどうやらここが終着点みたい。
「確かこの鉱山が閉山したのは枯渇したからだったって聞いたが」
「まだいっぱいあるじゃん」
確かに男たちの言う通り、この鉱山は鉱石が枯渇したから閉山されたって言われていたけど周囲には山ほどの鉱石が散乱している。
もしも枯渇したんだったら山ほどあるはずがないわよね。
「お、おい! あれ見ろよ! お宝だ!」
そっちの方を見て見ると弱弱しい光を発している立方体のお宝が綺麗に整えられている石台の上に置かれていて男たちがそれに向かっていく。
ヤバッ! あれさっさと回収しないと好きに犯されちゃう!
私もお宝の下へと行こうとしたその時、目の前に男が立ちふさがる。
「ちょっと退きなさいよ!」
「悪いな、嬢ちゃん。この勝負、俺達の勝ちだぜ」
男をかわし、どうにかして奥へと行こうとしたその時、後ろから男に羽交い絞めにされると同時にその大きな手で胸を鷲掴みにされ、揉みしだかれる。
「やっ! 離してっ!」
「おぉぉぉ! こりゃすげえ! 揉み心地最高じゃねえか!」
「やぁっ、んやぁっ」
「ずっと揉みたかったんだよな!」
乳首を強く抓られ、ピリッとした快感が全身を駆け巡り、喘ぎ声が出てしまう。
もう! なんで男に胸揉まれて喘ぐのよ!
その時、一瞬の物音が耳に入り、思わず立ち止まった瞬間、周囲に散乱していた鉱石勝手に転がり始め、徐々にお宝の下へと向かっていく。
「な、なんだ!?」
「鉱石がお宝に集まっていく」
「離して!」
意識がそれた一瞬のスキをついて男から離脱し、お宝から少し離れると周囲に山の様に散乱していた鉱石が一つに集まっていき、徐々に巨大な何かを作り上げていく。
やがて鉱石が巨大な形を成していく。その形は―――――――。
「ゴ、ゴーレム!?」
そう。鉱石が作り上げたのは巨大なゴーレムだった。