爆焔読んでないと、分かりにくいかも
「めぐみん、めぐみーん、聞いてんの?」
「……聞こえませんでした、もう一度お願いします」
「いや、だから、名誉紅魔族になるための署名集めに協力してくれって事なんだが」
「……………」
「おい、どうした? 元気ないな?」
ゆんゆんの親への挨拶の翌日、俺は村唯一の喫茶店でめぐみんと話していた。俺は、何故か落ち込んでいるめぐみんを励ますが、あまり効果がない。ここで話し始めてから、ずっとこの様子だ。
「カズマは何故、“名誉紅魔族”とやらに、なるのですか?」
「だから言ったろ? 俺は将来的には商人になるつもりだ。各種魔法具や、優秀な武具を製造している紅魔族との間にコネを作っておきたいんだよ」
「…………」
「めぐみん?」
こちらを睨みつけるめぐみんに、俺は思わずたじろぐ。俺が話した事は、本当であるが、真実とは言えない。
「私は暇じゃありません。カズマ一人でやってください!」
「あ、おいコラめぐみん! 待てって……」
俺の声もむなしく、めぐみんは去ってしまった。どうしよう、いきなり当初の予定が狂ってしまった。昨日の時点で集めた署名は二人、ひょいさぶろーと、ゆいゆいさんの分だ。知り合いであると言う事と、アクアがお世話になるお礼として、賄賂を贈らせてもらった。これにより、署名を得られたため、俺は賄賂戦略を基本とする事にした。金による信用も、立派な信用だ。それ以上の信頼は、今後のお付き合いで得ればいい。
「しかし、どうすっかね」
俺はこの署名集めを、二週間以内に終わらせる予定だ。紅魔の里の住人の内情を知っている人物に協力してもらわないと、時間がかかるのは目に見えている。それに、部外者の俺がいきなり行くよりは、横に紅魔族を侍らせておいた方が、話も円滑に進むだろう。
「ゆんゆんが一緒ならなぁ……」
そう言って、俺はストローでジュースをジュルジュルと吸う。ゆんゆんの助力を得る事は禁止されている。そして、頼みのめぐみんも消えた。俺が、椅子に背を預けて途方に暮れていると、とある少女の顔が目についた。めぐみんと同じ眼帯を着け、艶やかな黒髪の先端を巻き髪にしている。以前、紅魔の里で見かけた少女がいた。
そして、俺はひらめいた。協力者がいないなら、現地で作ってしまおうと。俺はさっそく行動を開始した。
「やあ、君、滅茶苦茶可愛いね! 相席していいかな?」
「……!? わ、私の事かい!?」
「そうそう、可愛い可愛い!」
「!?」
相席していいかいと言いながら、俺はさりげなく、彼女の椅子の隣に座る。相手は俺の発言に戸惑っているようだ。ふむ、男耐性はなさそうだ。以前、ゆんゆんや、めぐみんから、聞いた事がある。紅魔の里には同年代の男が全くいないと。ちょっと面倒だな。他の男慣れしている子を探した方がよいだろうか。
「あー俺って、君に以前、会った事あるけど、覚えてる?」
「ええと……ああっ! 私の傑作を破り捨てたあげく、落書き小説とバカにした、無礼な男!」
「思い出してくれたか、いや、あの時はすまなかったな」
「私は、許しませんよ!」
ふしゃーっと威嚇してくる少女を見ながら、俺は勝ったと確信した。俺がやっている事は、ようはナンパである。ナンパにおいて、無視されるのが失敗パターンだ。会話に持ち込んだ時点で初期戦果はバッチリである。もしかして、紅魔族という種族自体がチョロイのではと思い始めた。
「そう怒らないでくれ、俺の名前はカズマ、アクセル随一の冒険者にして、名誉紅魔族を目指すもの。君の名前は……なんだっけ?」
「失礼な! 教えてやりましょう!」
そう言って、少女は立ち上がり、椅子に片足をかけて紅魔族流の名乗りを上げた。
「我が名はあるえ! アークウィザードにして、上級魔法魔法を操る者、やがては偉大な作家となるもの!」
ばばーんと、サムズアップしたあるえに、俺はふんふむと頷く。よし、順調だ。
「なるほど、あるえちゃんね、恰好良くて、可愛い名前だねぇ」
「えぇ!? そ、そうかい……!?」
あるえが真っ赤になって俯いた。おーちょろいちょろい。後は、適当に褒めて、仲間に引き入れよう。
「それで、あるえちゃんは、喫茶店で何をやってたの? さっきまで、何かを紙に書いていたようだが……」
「ああ、これかい? これは、私の新たな傑作を書いているのさ。今回の小説は私も自信あるんだ!」
「へー、喫茶店で小説を書くなんて、プロの作家みたいだな。憧れちゃうなー」
「んへへっ! そうだろう、そうだろう。何せ、私は将来、偉大な作家になるからねぇ」
ドヤ顔のあるえに、思わずチョップを入れそうになるが、俺は我慢する。ここはおだてる事に徹するんだ……!
「俺、その傑作小説っての気になるな。良かったら、見せてくれないか?」
「ほ、ほんとに!? 君、見る目ある、見る目あるよ! さぁ、どうぞどうぞ!」
「おうサンキューな、お礼に奢るよ。店員さーん、この子にケーキセットお願いしまーす!」
「奢ってくれるのかい? あの、ありがとうね……」
俺は、そんな事を言う、あるえに、気にするなと手を軽く振る。そして、俺は、傑作小説とやら読む事にした。
「ど、どうだい?」
「全部見なきゃ、なんとも……おかわりは好きに頼んでいいぞ」
「おお、太っ腹だね」
幸せそうに、ケーキを頬張る、あるえを見ながら、俺は手を震わせていた。傑作小説とやらは何というか、非常に読みにくいものだった。破り捨てそうになるのを必死に我慢して、読み続ける。これは、ゆんゆんのため、ゆんゆんのため……!
「いやー滅茶苦茶面白かったよ! あるえちゃんは天才だなぁ!」
「そ、そうかい! いや~照れちゃうね!」
「これは、偉大な作家になる事間違いなしだな」
「んへへっ!」
真っ赤になって照れる、あるえを俺は眺める。ふむ、めぐみんと比べると、随分と大人びたスタイルをしている。しかも、ゆんゆん並、もしくはそれ以上の巨乳だ。これってある意味チャンスなのかもしれない。
「ちなみに、どこがおもしろかったかい?」
「ああ、パルスのファルシのルシがコクーンでパージするなんて、常人では思いつかない発想だと思ったよ。さすが天才!」
「おおう! その設定、考えるのに、一週間はかかった思い入れのある所だよ!」
「ふぇー俺、あるえちゃんの事、もっと知りたいなぁー」
「わ、私の事……?」
ふむ、ナンパ成功。落ちたか?
「えと、その、私もカズマ君の事なら、知りたいかな……」
「じゃあ、お互いの事や、連絡先、里の情報を教えてよ!」
落ちたな。俺は内心ガッツポーズを作りながら確信した。ナンパにおいて情報交換をしてもらえた時点で、その女を喰える可能性がほぼ100%に近くなるのだ。まぁ、喰う気ないけどな。
そして、俺は適度にあるえを褒め称えながら、いずれこの里の商人になる事、そのためにも名誉紅魔族になる必要性がある事を説明した。事前に族長のお触れを聞いていたあるえは、快く協力してくれる事となった。これで、念願の現地協力者をゲットである。
「にしても、カズマ君って、噂では、めぐみんの男だって言われてるけど、本当なの?」
「あーあれは噂だよ。うん……」
「むむ、めぐみんを泣かしたら、私も怒るよ?」
「そうならないよう努力する。さて、作戦会議と行きますか」
「頭脳労働は、このあるえ様に任せるといい」
「へいへい」
そして、あるえから、この里の情報を入手していく。里の構成比は、自営業5割、里に拠点を置き、出稼ぎをしているものが3割、ニートが2割との事だった。
「というか、ニート多いな! どうなってんだ、この里!」
「カズマ君、ニートという呼び名はよろしくない。“夢を追う物”と呼んでくれ」
「あるえちゃん、君もそうなのか……?」
「ふっ、私はいずれ大成します。あんなクズ達とは違うのです!」
あるえが、そんな事言った。ダメだこいつ。でも、肩はブルブルと震えている。内心、ヤバイと思っているのだろう。
「あるえちゃん、俺が商会を作るのに成功したら、雇ってやるよ。だから、元気だせ」
「っ……!? そ、それはバイトという事ですか……?」
「正社員だ。よろしく頼むぜ」
「よ、喜んで引き受けます!」
あるえが、俺に必死な表情で抱き着いてくる。ふむ、非常に感触の良いおっぱいだ。はい、内定確実。
「よし、あるえちゃんは、今日から俺の秘書だ。給料も出すぞ!」
「頑張ります!」
こうして、俺は将来の秘書を従えながら、紅魔族の里をかけずり回る。あるえとの、相談の結果、まずは、経営者の方から署名を集める事にした。金や、将来の商談で信頼を得る事ができそうな連中だからである。
「あるえちゃん、作戦通りにしてくれよ」
「任せてください!」
あるえを先頭に立たせ、俺は紅魔族随一、いや、唯一の服屋へ突入した。服屋のカウンターには、厳めしい顔の店主がいた。
「やあ、いらっしゃい。あるえちゃんと……見覚えある顔だね」
「どうも、ちぇけらさん、この人はカズマ君、あの名誉紅魔族になるって人だよ」
「ああ、族長から聞いているよ。それに、思い出した。シルビアの時、お世話になった子だね」
「どうも、あの時はこちらもお世話になりました。つきましては、名誉紅魔族の件についてですが……」
それから、俺は商会を開く事、名誉紅魔族となって、里のために尽力したいとの旨をアピールし、ついでに明日の夜中に予定している懇親会へと招待した。やはり、顔馴染みの、あるえが横にいるせいか、大した軋轢もなく、スムーズに会話が進む。そして、懇親会参加への了承を取り、俺達は店を後にした。
「よくやった、あるえ秘書官! このまま、他の店も回るぞ!」
「分かりました、カズマ君! いえ、社長!」
その後、武器屋や、喫茶店、酒屋など、経営者の方々に挨拶回りを済ませ、親睦会への参加を取り付ける。そして、夕方になった頃、すべての自営業者の家主の懇親会参加を取り付けた。俺達は、再び喫茶店へと戻り、明日への対策と、事前準備を進めていく。
この一日で、あるえが、思ったより使える人物だと知る事ができた。さすがは、紅魔族といった所か。
「カズマ君、明日は私、どうすればいいかな?」
「明日の予定は、夜の懇親会にコンパニオンをやってもらうくらいだ。後、これは今日の給料な」
「なんですと!?」
俺が、金を入った茶封筒を渡すと、あるえは、恐る恐るそれを手に取り、中身をチラッっと確認した。
「……こんな貰っていいのかな」
「それだけの働きはした。自信を持て、あるえちゃん」
「う、うん、ありがとうね……」
そう、お礼を告げると、あるえが、そわそわとし始めた。俺は思わず、嘆息してしまう。ちょっと、ちょろすぎじゃないかと……
「あるえちゃん、俺に言いたい事があるのか?」
「あの、カズマ君は、お昼は暇なわけだよね? だから、その、ウチに来ないかい?」
「喜んで」
そう答えながら、俺は決意した。紅魔の里に移住したら、義務教育において、情操教育、特に男女関係についての学習を強化する事を進言しようと。
その後、あるえと別れた俺は、めぐみんの家に食材を持参し、料理を振る舞う。そして、宿では、ゆんゆんと情交を結ぶ。忙しいながらも、充実感のある日となった。
そして、翌日、俺は約束通り、あるえの家にお呼ばれしていた。
「どうかな、私の部屋?」
「うん、なんか、さすが作家志望って感じの部屋だな」
「そうかい、そうかい! いやー環境作りも、執筆において重要だからね」
そう言ってニコニコ微笑む、あるえの部屋を、俺はジロジロ見回す。部屋一面に、本棚が置かれ、そこにはギッチリと蔵書が詰まっている。標準的な勉強机と、押し入れの回り以外は本だらけだ。
「それでね、今日はカズマ君に、私のこれまでの作品を評価してもらおうと……どったの? 気になる本でもあった?」
「いや、ちょっとな」
俺は、先ほどから、本棚の一画が非常に気になっていた。文庫本などが並ぶなか、少しだけ、哲学書のようなものが、並んでいたのである。何故か、それが非常に気になる。俺はそこに手を伸ばし……
「わあああああああああっ!? そこはダメ! ダメな本なの!」
「おいおい、哲学書だろ? いいじゃねぇか、別に」
「違うの! それは凡人には理解できないというか、私ぐらいの作家じゃないと閲覧を許可されないというか……とにかくダメ!」
あるえが、顔を真っ赤にしながら、俺の前に立ちふさがった。なんというか、察しがついた。
「バインド!」
「きゃあっ!? カズマ君、何を……ダメ! 見ちゃダメ!」
「どれどれ……おおう!? やっぱりか!」
「あう……あううううううっ!」
俺は、バインドで簀巻きにしたあるえに、哲学書、いや、哲学書のカバーがかけられたエロ本を見せつけた。
「あるえちゃん、こんなもの何に使うんだ?」
「それはナニに……って違う違う! それは、小説を書く上での大切な資料なんだよ!」
「資料ね~」
それにしては、量が多い、哲学書モドキは、20冊ほどある。こりゃ、かなりのむっつりだ。めぐみんの同年代が男日照りというのは、もはや確信に変わった。しかし、俺はここで、あるえに手を出すような男ではい。なんせ、俺にはゆんゆんがいるしな。
「なるほど、さすがは作家志望、意気込みが違うな」
「り、理解してくれたかい? いやーこれだから、作家って厳しいんだよ!」
「ほーん」
俺にはゆんゆんがいる。しかし、チャンスは不意にしない。それがサトウカズマという男だ。簀巻きにしたあるえに、俺はそっと囁いた。
「男が知りたいなら、俺に頼れよ。天国を見せてやる」
「ひぅ……!」
あるえが、小さな悲鳴を上げて、気絶した。こんな臭いセリフでコレとは。やっぱり、ちょろいのは、紅魔族の種族特性なのかもしれない。その後、俺はあるえが起きるまで、彼女の傑作小説とやらを読み込んだ。
そして、夜、俺とあるえ、自営業の方々を料亭に集め、懇親会を行った。俺が、事前に用意していた、紅魔の里を、盛り上げるための、新たな観光資源案は、かなりの評価を得る事ができた。明日にも、噂を流し、実験的に始めるようである。また、商会設立に置いて、贔屓にする事や、具体的な取り引きについても、検討していく。お酒が、全員に入り始めた所で、俺はトドメを刺す事にした。
「みなさん、そろそろお開きとなりますが、お土産にこれをどうぞ」
そう言って、俺は、手をパンパンと鳴らすと、箱が積まれた台車を持った、あるえが現れる。箱を一つ手に取り、俺は酒屋の親父に手渡した。
「これを手土産にどうぞ」
「おう、悪いね。にしても、随分重いね、これ」
「ええ、私の“誠意”が詰まってますから」
「ふむ、なるほど、なるほど! おぬしもワルよのぅ……」
「いえいえ……」
俺達は、お互い薄笑いを上げる。そして、親父から、紙が手渡された。
「私と、家族の分の署名だ。頑張ってくれたまえ」
「ありがたき幸せに存じまする……」
俺は紙を恭しく受け取り、親父はホクホク顔で帰って行った。そして、これを全員分行った。誰もが、笑顔で帰宅していった。うむ、良きかな。最後に、懇親会の会場を片付けながら、ミッション完了となった。
「カズマ君、一箱お土産のお饅頭が残ってるけど、どうするんだい? というか、どうして皆は、こんなものを喜んで受け取っていたんだ?」
「気づいてなかったのか。ほれっ!」
そう言って、俺は饅頭が入った箱を開け、あるえに見せつけた。見た目は普通の饅頭である。
「別に普通じゃないか」
「饅頭はな、だけどこれは上げ底になっていてな……」
饅頭を取り払い、箱の底板を外す。すると、そこには、黄金に輝くエリス金貨が現れた。
「カズマ君、これ……」
「あるえちゃん、財力も立派な力だ。それに、商人にとって、資産を持っている事は信頼へとつながるんだよ」
俺がドヤ顔で語っていると、あるえが、箱に手を伸ばす。欲望に随分と素直なようだ。
「社長、この、“お饅頭”貰っていいですか?」
「いいぞ、ただの“お饅頭”だ。ただし、一人で食べろよ?」
「ふへへっ! 分かってます社長!」
「よろしい!」
こうして、懇親会は大成功に終わった。俺はその成果を手にし、宿へ帰る。そして、今日もこっそりと、来たゆんゆんに成果を見せつける。
「凄いじゃないですか、カズマさん! もう5割も集めたんですね!」
「俺にとっては、このくらい余裕だ。それより、ゆんゆん、今日も頼むぞ」
「はい、疲れを私で癒してください。カズマさん……」
「おほっ!?」
今日も、ゆんゆんの素晴らしい体を貪りながら、明日に備える。もうこれで、ほぼミッションコンプリートだ。残りは消化試合と言えよう……
「んぅ……カズマさん、頑張ってくださいね」
「任せろ、ゆんゆん」
そう答えながら、俺はゆんゆんを抱きしめた。
それから一週間と少し、俺は残りの署名集めに専念した。たいていの紅魔族の人は、俺の隣にいる、あるえを見て気を許す。そして、もはや、完璧と言えるまでの紅魔族流の名乗りを上げる事で信頼と署名を勝ち取っていった。
ちょっとした頼み事や、仕事の手伝いを任された事もあったが、それも、あるえと一緒に片付けていく。モンスター討伐や、素材集めなども任される事も数件あったが、あるえが上級魔法を使えるため、即席パーティながらも、順調に依頼をこなしていった。
いよいよ、署名集めも終わりが見えてきた。
そして、今日も、ゆんゆんとの行為で、疲れを癒す。
「カズマさん、署名集めの方はどうですか?」
「順調だ。ゆんゆんこそ、何か問題は起きてないか? アクアが何かやらかしたとか……」
「アクアさんは、近所の子供に異常に好かれて、毎日遊び相手になってますよ。これといって、問題はありません。ただ、めぐみんがちょっと……」
ゆんゆんが顔を伏せる。そういえば、めぐみんとは、夕食を作りに行く時くらいにしか会っていない。あの時も不機嫌だったしなぁ……
「最近、めぐみんはすぐに、どこかに消えちゃうんですよ。村中探しても見つからないし、なんだか、どんどん不機嫌になってるみたいで、ちょっと心配なんです……」
「多分、生理だろう。今の時期がそうだ」
「そういえばカズマさん、生理周期を把握してたんですよね。それなら、そうなのかなぁ……」
「まぁ、そっとしといてやれ」
「はい……」
ゆんゆんは、そういって俯く。めぐみんには、俺も後ろめたい気分がある。問題を先延ばしにしている事に、罪悪感を感じまくりだ。
「そういえば、カズマさんに渡したいものがあるんです」
「ん、なんだ? 貢ぎは勘弁だぞ?」
「今回は違います! これを、大事に持っていてください……」
ゆんゆんが、カバンから小さな巾着袋を取り出し、俺に手渡してきた。なんだか、見覚えがあるものだ。
「これは、紅魔族伝統のお守りです。私がいない時は、これを私だと思ってください」
「ああ、お守りね……」
昔、めぐみんにも貰った事がある。アレには、いろんな意味で助けられた。俺はそれを恭しく受け取り、懐に入れた。
「ちなみに、何が入ってるんだ、このお守り?」
「私の髪と、爪、血液を染み込ませた布に、この他にも私の愛を込めたアレと、もしもに備えて……!」
「怖いよ! 魔女の呪い袋かよ! たく、いちいち愛が重いんだよ、お前は!」
「それくらい、カズマさんを愛して……ああっ!? ディンダーでお守りを燃そうとするのはやめてください!」
そして、署名集め開始から約二週間目、俺は署名集めをあと一人で終わらせるという所まできた。だが、最後に残った紅魔族が、やっかいな頼み事をしてきたのだ。そいつの名はぶっころりー、以前も目にした対魔王軍遊撃隊(ニート)の一員だ。
「おいコラ、この金貨袋が欲しくないのか? 他のニートはこれで転んだぞ?」
「うぐぐ……でも、俺はそれより切実な問題があるんだ! 是非手伝って欲しい! それが成功したら署名してあげるから!」
「分かった! 分かったから抱き着くな! 気持ちわりぃ!」
俺は抱き着いて来るぶっころりーを蹴飛ばし、近くで呆れた目線を送っていたあるえに話しかける。
「あるえちゃん、まさかの買収失敗だ。このニートの頼み事を一緒に手伝ってくれるか?」
「構わないが、この糞ニートの頼みを手伝うなんて、虫唾が走るよ!」
「あるえちゃん……」
お前もニートだろう! というツッコミを飲み込み、俺は地に伏すぶっころりーに向き直る。
「よし、俺ができる限りの頼み事は聞こう。さ、何を手伝って欲しいんだ?」
「か、感謝するよ! 実はね……!」
それから、俺達はぶっころりーの頼み事を聞いた。その内容は単純明快、『好きな女を落とす手伝いをして欲しい』との事だった。単純だが、成功させるのは難しい。最後の最後に、面倒な頼み事をされてしまった。
「それで、その“そけっと”って人は、お前とはどのような関係なんだ? 知り合い、友達、それとも相手はこちらを知らないとか?」
「友達……だと思いたい。少なくとも、俺と面識はあるのは確かだよ。それに、最近は彼女の修行に付き合ったりと、なかなか良好な関係なんだ!」
「告白しろよ」
「そんな度胸、俺にあるわけないでしょ!」
「何を自信満々に言ってんだアホ!」
呆れる俺の耳元に、あるえが顔を寄せて来た。おっと、腕に豊満な胸が当たってますよあるえさん。無警戒な女の子だ……
「カズマ君、そけっとさんは里以外でも有名な凄腕占い師です。このニートの告白が成功するわけありません」
「いやいや、決めるのはまだ速い。紅魔族の特性的に可能性が完全にないとは言えないと俺は思うぞ」
紅魔族の特性。それはちょろい事だ。ぶっころりーでも、十分チャンスがあると思えるのだ。それに、顔もどちらかといえば、整っている方だ。いける……かもしれない。
「よし、それじゃあ作戦会議だ。ぶっころりー、俺はこう見えて、何人のも女を落としてきた熟練者だ。安心して俺に任せろ」
「うお、その笑顔を殴りたいけど……君の隣にいる人を見れば、あながち嘘とはいえないね……」
「ちょっと、そこのクソニート! それは私の事かい!? 私はカズマさんに落とされてなんか……!」
「怒らない怒らない……」
「こ、こら! 私を抱きしめないで……あう……」
俺は、あるえを黙らせてから作戦会議に入った。しかし、解決案が出てこない。様々なシチュエーションの告白プランを提案したが、肝心のぶっころりーが怖気づいている。その他にも、様々な方法を考えたが、どれも不安事項がついてきたり、ぶっころりーが無理だと泣きわめく。
それに、俺は男だ。さっきは女を落として来たと言ったが、気が付いたら向こうが好意を持っていたというのが大半だ。やはり、女性の事は、女性に聞くのが一番だろう。
「あるえちゃん、何か、そけっとをコイツにベタ惚れにさせる方法はない?」
「そう言われましても、ニートを好きになる女性なんかどこにも……」
「ちょっと待って! 俺はニートと言っても、夢を追い求めて仕方なく……いたっ!? いたいよあるえちゃん!」
ぶっころりーに殴りかかったあるえを抑えこむ。紅魔族って喧嘩っ早い奴ばっかだな……
「落ち着けあるえちゃん! それなら、一般的に、女性はどんな男に惹かれるんだ? そこを教えてくれ!」
「こらカズマ君、どこ触って……そうですね、とりあえず自分より強い男の人や、絶体絶命の危機を救ってくれた男には、好意を抱きやすいと思いますよ。まぁ、書籍のヒロインはたいていこんな手段で――」
「「それだっ!」」
俺とぶっころりーは同時にそう答えた。
翌日、俺達3人はそけっとという紅魔族の女性を尾行して、里近くの森に来ていた。何故かそけっとの行動に異常に詳しいぶっころりーの指示のもと、森に先回りして待機していたのだ。
「ぶっころりー、本当にいいんだな? 前戯レベルとはいえ、そけっとに卑猥な事をするし、傷を負わせる事になるが……」
「俺は構わないよ! だってその……そけっとがエッチがしたくてたまらないようにしてから、俺に渡してくれるんだよね!?」
「おう、この女殺しのカズマさんに任せろ! “出来上がった状態”でお前にやるよ!」
「そ、そうか……うひ、うひひひひひひ!」
俺とぶっころりーが下卑た笑いを浮かべていると、あるえが、俺に頭突きをしてきた。
「なんだか、レイプの手伝いをしているようで、嫌なのですが……」
「安心しろあるえちゃん、最終的に和姦にしてしまえばいいんだよ! それよか、この服装どう? 犯罪者っぽい?」
「犯罪者というより、邪教徒に見えるね。こんな奴には関わりたくないと思う程だよ」
「よし、それでいい、それでいいんだ」
現在、俺は黒一色のローブに身を包み、顔には里のお土産屋で買った髑髏の仮面をつけていた。おまけに、何かの骨でできた首飾りと、紅魔族の好む謎のシルバーチェーンを身体に巻き付けている。コンセプトは、THE悪役だ
「そけっとが来たよ!」
ぶっころりーの声で俺達は黙り込む。そして、彼女の尾行を開始した。そけっとは、木刀をぶんぶん振り回し、周囲の草を切り倒しながら森を歩く。ガキかアイツは。
そんな時、彼女の前に、ヴェロキラプトルのような恐竜型モンスターが現れた。モンスターは即座に襲い掛かってきたが……
「フリーズバインド!」
即座にそけっとが魔法を発動し、モンスターの両足を凍り付かせる。モンスターは必死に氷から脱出しようともがくが、氷は地面に張り付いてビクともしない。そして、そけっとはその様子をニヤニヤしながら見ていた。
「おい、あんなのがいいのか?」
「あんなの!? 物凄く可愛い笑顔じゃないか! モンスターの苦しむ姿を見て、無邪気に微笑むそけっと可愛いよそけっと。 というより、カズマ君は本当に大丈夫なのかい? 彼女、レベル50程の凄腕魔法使いだけど……」
「俺のレベルは62だ。真っ向勝負ならまだしも、不意打ちならいける。それじゃ行ってくるぞ」
「うわ、本当にやるんだね。罪悪感で、私死にそうだよ……」
俯くあるえと、小さく声援の言葉を言うぶっころりーを背に、俺はそけっとに向けて潜伏を発動しながら近づいた。彼女は、いまだモンスターを無意味に観察するのみだ。俺は彼女の近くで弓矢を構える。そして、矢の発射と同時に俺は走りだした。
「痛いっ!?」
そけっとが、俺の矢を脛に受けて、痛みによって座り込む。俺はうずくまる背中を容赦なく蹴り飛ばす。そして、うつ伏せに倒れ込んだそけっとの背に馬乗りになり、即座に口にロープを巻き付け、魔法を封じる。そして、ナイフを彼女の首筋に押し当てた。
「死にたくなけりゃ、大人しくしてろ!」
そけっとは、泣きながらコクコクと頷いた。
「良い眺めだぞ、紅魔族の姉ちゃん!」
「っ……!」
そけっとが、泣きながらこちらに敵意の視線を向けてくる。彼女は現在、俺の鍛え上げられた緊縛術の餌食になっていた。後ろ手縛りと、M字開脚縛りのコンボで、大股開きでとても恥ずかしい恰好になっている。加えて、俺はそんな彼女を近くの木に吊るしていた。
ちなみに、矢傷の方はヒールで治療した。さすがに失血死されたら、たまらない。
「おっと、コイツにも大人しくしといてもらおう。“ドレインタッチ!”」
ヴェロキラプトル……ドレイクというモンスターを俺は気絶させる。そして、俺のドレインタッチを見て、そけっとは怯えた表情を見せた。まぁ、アンデット系モンスターのスキルだしなこれ。だが、これは非常に都合のいい事態だ。
「俺は魔王軍の残党の一人だ! そして、魔王軍をコケにした紅魔族に復讐しにきたてやったんだよ!」
「んーっ!? んーっ!」
「ヒャッハッハッハ! 逃げようとしても無駄無駄! お前を今から犯し殺してやる!」
「んんんんーっ!?」
怯えた表情で泣くそけっとに心が痛むが、内心凄く興奮していた。これが、本物のレイプをする気分か。確かに興奮するが、俺はやっぱりイチャイチャする方が好きかな。
まぁ、これは作戦の内だ。仕方ない、仕方ない事なんだ……!
「さーて御開帳~!」
「んーっ!?」
俺はナイフでそけっとのローブを切り裂いていく。この里一番と言われる巨乳がぶるりとこぼれおちる。続けて、開脚していたせいで、丸出しになっているショーツも切り捨てる。陰毛の生え揃った、綺麗な秘所が露わになる。
「おう、今から犯してやるぞ。気分はどうだ?」
「――――っ!」
そけっとは、くぐもった悲鳴をあげ、こちらに懇願するように悲しい表情をする。俺は、懐から取り出した黒い布で、そけっとの目を塞いだ。そして、俺は全く濡れていない秘所に指を這わせ、膣口を押し開き、中を確認する。
「おいおい、お前処女かよ! その年でこれなんて、行き遅れだな!」
そけっとは、泣きながら首を振る。俺は懐から、とある小瓶を取り出した。これは、王都で手に入れていた媚薬だ。劇的な効果はないが、濡れやすくなるという単純にして使い勝手の良い物だ。
俺はその媚薬を、そけっとの膣口に垂らし、塗り込んでいく。そけっとは垂らされた媚薬にビクビクと反応する。そして、媚薬で滑りの良くなった所で、俺は中指を突き込んだ。
「んーっ!」
「おう、なかなかいい穴だ! 俺が気持ちよくしてやるよ!」
それから、俺はもう片方の手でクリトリスを優しく擦りながら、突き込んだ中指で刺激を送る。媚薬の効果が出てきたのか、愛液は順調に出て来る。そけっとは必死に耐えているが、時節、体をピクピク反応させる。そして、俺が手前のGスポットを探り当てた時、彼女はビクリと体を震わせた。
「おいおい、魔物の指で濡らしてんじゃねーよ! それに、ここが気持ちいいのか!?」
「むぐーっ! んーっ!」
そして、俺はそけっとの弱点を指で押し込むように刺激し続ける。10分程刺激し続けていると、ビクビクと体を震わせ、愛液の吹き出す量が増えた。
「あーあ、イッちゃったか。やっぱり、紅魔族でも女は変わらないんだな!」
「…………」
俺は静かになったそけっとに、再び手淫を開始した。一度絶頂した事で敏感になったのであろう。彼女は、身をよじるように動かしながら、何度も絶頂する。そして、5回目の絶頂で、とうとう失禁した。そけっとが、体を痙攣させながら、黄金色の液体を垂れ流す。
「気持ちよすぎて失禁とか、恥ずかしくないの?」
「ん…………」
もはや、抵抗の声すらあげない。彼女の顔の涙は渇き、顔を真っ赤にさせながら鼻息を荒くしていた。なかなか淫乱の素質があるな。そんな事を思いながら、手淫を再開する。失禁後は、ぴゅっぴゅと潮を噴きだし、みているこっちを楽しませてくれた。そして、とうとう絶頂回数が2ケタに達した頃、そけっとの秘所から指を抜く。指はそけっとの愛液で濡れそぼり、彼女の秘所もまさに大洪水を起こしていた。
そけっとは、快感に体を震わせるだけであり、まともな抵抗はしてこない。俺は準備しておいたものを取り出し、彼女の充血した秘所に押し当てた。
「おい、紅魔族の女、これが分かるか?」
「…………」
そけっとは小さく首を横に振る。まぁ、目隠ししてるしな。思ったより、抵抗はない。あれ、もしかして期待してるのかコイツ?
「これはな、今朝取れたセクシーな形をした大根だ! 良かったな、お前の初めての相手は大根だぞ! お前のオマンコ、ガバガバになっちゃうかもな!」
「んーっ!? むがっ……むぐーっ!」
「ヒャッハッハッハ!」
さすがに状況を理解して、そけっとが激しく抵抗する。そうそう、その反応でいいんだ。
「都合よくお前を助けてくれる奴なんかいねぇ! お前を守ってくれる酔狂な奴はどこにもいねえんだよ! 残念だったな!」
「んーっ!!?」
俺は抵抗するそけっとに、大根をめり込ませようとして――
「……やっぱ大根じゃなくて、丸太でお前の子宮をぶち壊してやろう。今取って来るから、待ってろよ」
「んーっ!」
俺は、素早くぶっころりー達が待機している方角へ駆け寄った。作戦通りに動けよ、このバカ!
「おい、早く助けに入れよ………って!?」
「はぁ……はぁ……そけっと寝取られちゃうよぉ~!」
「オナってんじゃねぇ!」
「げばぁっ!?」
俺は自慰にふけっていたバカを殴り飛ばした。こいつのせいで仕切り直しじゃねーか!
「ご、ごめん! そけっとのエロイ姿についムラムラきちゃって……」
「それは作戦後に、そけっとにぶち込んで解消させろ! ほら、準備しろよ!」
「う、うん!」
俺の言葉で、ぶっころりーが逸物をしまい、杖を構える。なかなか様になっているじゃないか。
「さて、作戦前にこれに署名しろよ?」
「ええ? でもまだ成功してないし……」
「作戦成功はお前の行動次第だ! さ、早く書け!」
「わ、わかったよ……」
そして、ぶっころりーが署名台帳の最後の空欄に署名をする。よし、これで里の全員から署名を集められた。任務完了だ!
「じゃぁ、仕切り直しするから、たのんだぞ!」
「分かってる!」
俺は近くに生えていた腕二本分くらいの木を剣で切り倒し、丸太を準備してから、そけっとの元へ向かった。彼女は、相変わらず体をヒクつかせながら、木に吊るされている。そして、俺は丸太を彼女に押し当てた。
「よし、このぶっとい丸太でお前の子宮を破壊してやるからな!」
「むがーっ!? むぎーっ!」
「喰らえ―――!」
「そこまでだっ!」
「何者だ!?」
俺はこちらに現れたぶっころりーを見て、丸太を近くに投げ捨てる。
「くそ! 助けが来たっていうのか!?」
「いかにも! 我が名はぶっころりー! 元魔王軍遊撃隊にして、上級魔法を操るもの! 俺の大切な人を辱めやがって! 死ぬがよい!」
「――――!?」
そけっとの顔に再び涙が流れ始めた。お、これは嬉し涙だろうな。そうこうしているうちに、ぶっころりーが合図を送ってきた。よし、作戦通りいこう。
「この俺を舐めるな! 紅魔族の男一匹ごとき、この俺の剣で殺してやる!」
「紅魔族を舐めるんじゃない! 喰らえ、最強魔法! “セラフィックローサイト!”」
「ぎゃあああああああああああああああああっ!?」
俺は、ぶっころりーが発動した魔法、“フラッシュ”を目をつぶる事で回避する。そして、叫び声をあげながら、スタスタとぶっころりーの元へ歩き、俺は彼の肩を叩く。とどめの合図だ。
「塵も残らず燃え尽きるがいい! “インフェルノ!”」
「ぐあああああああああああっ!? 地獄で待ってるぞ小僧ううううっ!」
ぶっころりーが誰もいない空中にインフェルノを発動させる。爆炎による輝きと熱気のを少し受けながら、俺はその場から歩き去った。
「ふっ! 塵も残らないだけ、ゴミよりましな奴だったな!」
「んーっ!」
「おっと、そけっと大丈夫かい? 今、拘束を解くよ……そらっ!」
「ぷはっ……うーっ! ぶ、ぶっころりー! ありがとう……ありがとう! 私、もう少しで凌辱死するところで……!」
「そけっと、もう大丈夫だ。あの糞野郎は俺が焼き殺した。怖かったろ?
助けるのが遅れてゴメン……」
「そんな事ない、そんな事ないよ……!」
俺は物陰から、二人の様子を覗き見る。とりあえず、これでおっけーかな。そけっとは今、濡れに濡れ、極度の興奮状態になっている。そして、救世主である、ぶっころりーに感謝の念を持っているはずだ。
それに、紅魔族特有のちょろさがあれば、これで惚れる可能性もある。やり方次第では、このままセックスに持ち込める……かもしれない。
うまくやれよ! 俺は、彼に心の中で声援を送った。そして、里に帰ろうと俺はその場から背を向けた。振り返った先には、顔を真っ赤にしたあるえがいた。
「どうしたあるえちゃん、さっきの光景見て興奮しちゃったか?」
「そ、そんなわけない!」
「股を抑えながら言われてもねぇ……」
「ちがっ、ちがうんだよ! これは生理のせいで……!」
「はいはい、里に帰るぞ。後は、当人同士の問題だ。というか、そけっともまんざらでもなさそうだったな。案外、元々、脈ありだったのかもな」
まぁ、後の事はどうでもいい。とにかく、これで、署名集めは終わりとなった。思い返せば、結構楽に終わったな。これも、あるえの協力あっての事だろう。
「協力ありがとうな、あるえちゃん!」
「ううっ、最後にレイプ未遂の手伝いをやらされなければ、素直に感謝の言葉を受け取ったのに……!」
「そんな事言っても、顔は真っ赤なままだぞ? 可愛い可愛い!」
「ひゃうっ……!」
そして、真っ赤になって俯くあるえを連れて、俺は帰路についた。
署名集め完了! ミッションコンプリートである!
次回、あるえへの悪戯と、女神エリスのお仕置き
ゆんゆんとかエリス書いてる反動で、ダクネスをひたすら犯す小説を書きたくなってくる&そういう小説や同人漫画を読みたくなってきた。
ダクネス可愛いよダクネス