「ふふっ、完成です!」
私は自室の台所でガッツポーズを作りました。目の前には朝から腕によりをかけて作ったお弁当が並べられています。カズマさん用の大きめのお弁当と、私が食べるための小さなお弁当がまるで夫婦のように寄り添う姿に、おもわず笑みを浮かべてしまいます。
「カズマさん、喜んでくれるかな?」
少しの不安を抱えながらもお弁当を包み、外出の準備を始めました。一昨日、料理の先生に『男が喜ぶお弁当はどんなものか』という質問をしたのですが、『男なんて、あなたが何を作っても喜ぶから考えるだけ無駄』と全く答えになっていない返答を頂きました。
仕方がないので、カズマさんが好きだと言っていた揚げ物の定番、唐揚げをメインに他にも卵焼きやポテトサラダと定番尽くしにしました。
そして、私はお弁当を持っていつもの喫茶店へと出発しました。特に何事もなく喫茶店にたどり着き、紅茶を飲みながらカズマさんを待ちました。その間、私はどこでお弁当を食べるかを頭の中で考えます。見晴らしのいいカエル岩の上、ヒュドラ討伐後に美しい場所へと変貌したあの湖、それとも私とカズマさんとの秘密の場所であるアクセル禁止エリアの泉に……!
「カズマさん、なんで来てくれなかったんですか?」
気が付けば、あたりは夕日に包まれていた。空腹を紅茶で誤魔化したせいか、少し気持ち悪い。私は会計を済まし、ゆっくりと喫茶店を後にしました。
結局、カズマさんが私の前に現れる事がありませんでした。でも、こんな事は初めての事です。彼は非常に時間に厳格で、私との待ち合わせに一分以上遅れた事はありません。そして、急な用事が入った場合、事前に断りの連絡をするほど律儀な人です。
「カズマさん、私とピクニックに行くって約束したのに……!」
自然と涙が出てきてしまいました。その後、私は帰宅してからしばらくふて寝をしました。
おかげで冷静になれました。カズマさんだって急すぎる用事で行けなくなる事もあるはずです。それに、これくらいで怒っていてはカズマさんに面倒臭い女だと思われるかもしれません。
私はベッドから立ち上がり、かばんからお弁当を取り出しました。中身は今朝よりしなびたものになっている。もう食べれそうにはありません。
「私のお弁当、食べて欲しかったです……」
お弁当の中身を私は生ごみ袋に全て入れました。
再びベッドに戻った私はしばらく彼を待ち続けました。恐らく、カズマさんは今日の事を謝りに私の部屋に来るはずだ。その時、私は彼を即座に許し、もう一度約束するんです。
「カズマさん、明日こそピクニックに行きましょうね?」
その日、カズマさんが私の部屋に来る事はなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「どうすりゃいいんだこの状況……」
俺はベッドの上でそう呟いた。
現在、俺はめぐみん達によって監禁中である。めぐみんによるとここも屋敷の一室であるらしい。しかし、こんな所は今まで見た事がない。もしかして、俺の知らない隠し部屋でもあったのか……?
「おふっ!? やめんかお前ら!」
「いやです」
「いやだな」
「いやよ!」
「あ……おおう……やめ……やめろ~」
思わず情けない声がでてしまう。俺は全裸、フルチン状態で拘束されているのだ。そんな状態の俺に、めぐみん達は蕩けた表情で舌を這わせてくる。今すぐにぶっ飛ばしたい……なんて気もおきず、ゾクゾクとした快感が体中を駆け巡るのをしばらく楽しんだ。
「アクア、ダクネス、約束通り最初は私です」
「ふん、ここは譲ってやる」
「めぐみん、次は私なんだからね……」
「おい、お前ら! 何を最初にするんだよ!」
「セックスですよ?」
「おひょ!? めぐみん……お前って奴は……!」
ダクネスとアクアが俺の頬に軽いキスをしてから部屋を退出していく。残されたのは妖艶な微笑みを浮かべためぐみんと俺だけだ。
「カズマ、二人っきりになれましたね」
「めぐみん……」
「私としましょう?」
「…………」
俺も覚悟を決める。めぐみん達がこんな事をする理由は一つしかない。しかし、改めて彼女達に理由を聞く必要がある。自分を戒めるためにも、彼女達を正常に戻すためにもだ。
「めぐみん、何故俺を監禁するんだ?」
「あなたを愛しているからです」
「それだけじゃあ俺には分からない。今は二人っきりだ。お前の思いを俺に聞かせてくれないか?」
「……そうですね。私もあなたへの愛を語ってみたいと思っていたんです」
めぐみんは泣き笑いのような表情を浮かべてから、俺の頬を優しく撫でた。そして、ゆっくりと語りだした。
「まず言っておきます。私はあなたが好きです。愛しています」
「おふっ……おう……」
「そして私は爆裂魔法も愛しています。しかし、世の中にはその価値と凄さとロマンは理解されていません。おかげで最初は、冒険者からも私は煙たがられました。でも、カズマはそんな私と一緒に冒険してくれて、私の爆裂魔法の価値を見出してくれた。そして、紅魔の里で爆裂魔法を極めるという道をカズマが選んでくれた事。これにどれだけ救われ、どのくらい嬉しかったか分かりますか?」
めぐみんが俺の目をじーっと覗き込んだ。俺もあの時の事は良く覚えている。今思えば、俺とめぐみんの関係のターニングポイントであった。
「詳しくはわかんねーよ。でも、あの時からお前の俺に対する態度も随分変わったな……」
「そうです。あの時から私の中での思いがはっきりしました。爆裂魔法以外の事でも私はトラブルをよく起こします。それでも、カズマは私の尻拭いをして見捨てずにずっと一緒にいてくれた。そして一緒に暮らしているうちに、あなたの気遣いや優しさに触れてどんどん好きになっていきました。そんなあなたに、私は何度も思いをそれとなく伝えていたではないですか」
「…………」
俺は結構前からめぐみんが俺に好意を持っている事を自覚していた。だが、彼女に即座にがっつく事はなかった。めぐみんが好意を持ってくれている状況を俺は楽しみ、そしてこのままいけばハーレムを作れるのではないか? 俺はこんなクズい理由で彼女に手を出さなかったのだ。
というのが半分くらいで、残り半分は俺が単にヘタレていただけである。割とプラトニックな関係だったし……
「ちなみに、私はあなたという人を一番最初に好きになったという事を少し誇りに思っているんです。ずっと一緒にいたからこそ、あなたの良さに気付いた。やはり私の見る目は……!」
「実はお前より先に俺と結婚して子供を作りましょうって言ってきた奴がいてだな……」
「…………」
「ひぃ!? 冗談ッスめぐみんさん! だから俺の首に手をかけるのは勘弁してください!」
無表情で俺の首を撫でるめぐみんに俺は土下座をする。割と洒落になってないぞこの状況だと……!
「カズマカズマ、これで分かったでしょう? 私があなたをずっとずっと好きで愛していた事を」
「ああ、知ってた……」
「やっぱりカズマは最低です。それを分かっていて私を弄んだのですね。まぁ、いいです。これからずっと一緒なんですから。それより私からも質問いいですか?」
「なんだ?」
「何故、ゆんゆんとはヘタレずに最後までいったのですか?」
「うっ……」
相変わらずの無表情で見つめてくるめぐみんに俺はたじろぐ。そして、痛い所を突かれたと思った。自分自身、それに関しては言い辛いほどのクズさを感じていたのだ。だが、こんな状況になってしまったからには、話さないわけには行かないだろう。
「めぐみん、一言で言ってしまえば、ゆんゆんは『遊びやすい女』だったんだよ」
「は?」
「俺とゆんゆんが肉体関係を持つキッカケとなった出来事は我ながらクズだったよ。でもゆんゆんはそんな俺をかなり慕ってくれてな? そんなゆんゆんを騙してよりエロイ事をさせるのは滅茶苦茶楽しかったよ。それにアイツ自身、性行為というものに興味深々で積極的だったんだ。純情なゆんゆんを調教して男を教える……うーんマーベラス! それになんだかんだ言って俺のいう事をなんでも聞いてくれる都合のいい女だったんだ。そして、本番まで行かないにしても、俺は女と性的関係に持ち込むのは案外簡単な事なんだという事知った。自信のついた俺は当初は、めぐみん達とどう肉体関係を結ぶかを常に考えていたよ。だから、ゆんゆんとはいつ別れたら後腐れなくヤリ捨てできるかっていう事も考えたりしてた」
「うわぁ……」
めぐみんが無表情からゴミを見るような引きつった表情になった。うん、自分でもかなりヒドイ事を言っていると自覚している。でも事実だから、仕方がない。
「でも、俺がアイツに手を出した理由の半分くらいはお前らにあるんだぜ? お前やダクネスと良い雰囲気になると、どっちかが襲撃してきて足の引っ張り合いを始めて有耶無耶になるし、不定期でアクアの乱入でおじゃんになる。最後までいきそうになったら、俺だけでなく、お前らもヘタレる。それに対して、ゆんゆんとの関係は邪魔されないし、俺がちょっとお願いするだけで精液飲んでくれるし、今じゃお掃除フェラやご奉仕フェラが完璧に身についてるんだぜ?」
「カズマ、ここにきて私達に責任転嫁ですか……」
「何より、めぐみん達にバレたらヤバイなっていうスリルが味わえて……!」
「ぶっ殺」
「ふぁぶっ!?」
めぐみんに思いっきり頬を殴られた。くそっ! お前が話せって言ったんじゃないか! まぁでも自分でも殴られても……刺されてもおかしくないゲス行為をしているなと思っていたりする。
「でも、それならばもうあの女とは縁を切ってください。最初からそうするつもりだったのでしょう?」
「最初はな。でも、アイツと深く付き合えばそんな思いは消える。俺は気が付いたらいつもアイツの事を考えるようになってた。一人で無茶してないか、俺以外のクズに騙されてないか心配でたまらない。しかもな、アイツは純情な芋娘なんだ。今時、初めての相手が生涯を共にする人だと思い込み、結婚に対して幻想とも呼べる思いを抱いている。俺はそれを知ってしまったんだ。だから、俺はアイツと結婚してその幻想を叶えて幸せにしてやる。そう決めたんだよ」
「…………」
「俺の心はもう、アイツにほとんど占領されちまった。言い方を変えれば、俺はアイツが好きなんだ。性格的にも俺と合うし、体の相性もバッチリだ。アイツとなら例えどんな状況でも楽しく幸せに過ごせそうだと……」
「もういいです」
俺の口をめぐみんが手で塞ぐ。彼女は再び無表情に戻っていた。しかし、両目からは涙をポタポタと流している。俺は自分自身の無能さに悲しくなった。この話は今のコイツにはするべきではなかった。
「カズマ、あの女の事はもう忘れましょう。これからは私が、私達がずっと一緒です。私もあなたと一緒にいたいんです。だから、私の願いを叶えてください」
「めぐみん、こんなものはいつか破綻する。お互いに妥協点を探した方がいいんじゃないか?」
「大丈夫です、大丈夫ですよカズマ。あなたはスケベでセクハラばかりするダメな男です。そして、私が目を離すと簡単に淫売に引っかかってしまうほどちょろいんです。でも安心してくださいね? あなたには私がいるのですから」
「おう、聞いちゃいねぇか……」
泣きながらすがりついてくる彼女を、俺は抱きとめる。もう、すぐさま解放っていう選択肢は残っていないようだ。長期間の説得、カウンセリングと自力で脱出する手段を確保する必要性がある。
だが、めぐみん達をどうにかしてやりたい気持ちも俺の中にある。
監禁なんて、正直ドン引きだ。でも、俺をそれだけ思っていてくれる事、俺の行動に原因の一端がある事から、めぐみん達を一方的に憎む事なんてできない。
「カズマ、好きです……大好きです……愛しています……!」
「お前、男の趣味悪いぞ? 今の俺はガチの鬼畜なんだよ……俺なんかに……」
「いいんです、私はカズマのそういう所も含めて全てを愛しています。だから、私とずっと一緒にいましょう? そして、お互いに愛を深めるためにも私とセックスしましょう……?」
「おいおい」
めぐみんの懇願に俺は……俺は……!
「ゆんゆんすまない! でも、拘束されて逃げる事ができないし、これは仕方がない事なんだー!」
「カズマ、やけに棒読みですね」
「俺の事はいいから、めぐみんはさっさと脱げよ! 俺を逆レイプするんだろ! エロ同人みたいに! オラ! あくしろよ!」
「あなたってヒトは……!」
呆れた目線を送ってくるめぐみんに俺は勃起したものを押し付ける。逃走するにしろ、誰かの助けを待つにしても、今すぐには解決できない。その間に俺の事が好きすぎるめぐみん達に犯されるのは間違いないだろうしな!
いやー仕方ない! 仕方ない事だな!
「なんだよ? ヘタれたか? ふんっ、それだからお前は俺をゆんゆんに寝取られて……」
「へ、ヘタレじゃないですし寝取られてません! カズマは私の男です! いいでしょういいでしょう! 私の完璧ボディを見せてカズマの理性をぶっ飛ばしてやりましょう!」
俺の挑発に乗っためぐみんがズバッとローブを脱ぎ去る。彼女の病的なほど白い肌と、漆黒のブラジャーとショーツが露わになった。
そしてめぐみんは俺を誘うような流し目を……
「そんなガキみたいな体でセクシーポーズ取ってんじゃねぇよ! はやく全部脱げよ!」
「カズマ!? 一言『綺麗だ』とか言ってくれないんですか!?」
「いいから脱げよ! さっさとそのちっぱい見せろ!」
「私はちっぱいじゃ……ひゃっ!? カ、カズマ、がっつかないで……がっつかないでください……!」
「ヒャッハッハッハ! お前をこうして剥くのは夢だったんだよ!」
「ほ、本当にあなたってヒトは……!」
自分の胸を両手で守るめぐみんの背中に手を回し、ブラのホックを外す。そして、引きちぎるようにブラを剥ぎ取り、スンスンと匂いを嗅いだ。
「うーんこの独特な甘い香りはやっぱたまらねぇな!」
「カ、カズマ……?」
「おうさっさと下も脱げよ」
「っ……!」
ブラの匂いを嗅ぐ俺に対し、めぐみんは真っ赤な顔をして俯く。まったく、監禁凌辱というもの分かってないなめぐみんは!
「オラッ! 胸とショーツから手を放せ! 見えねぇし脱がせられねぇじゃねぇか!」
「待ってくださいカズマ! わ、わたしにも覚悟というものが……!」
「ああん?」
「ひぃっ!? おかしい……おかしいです! ここは私が『ふっふっふ、カズマは私のモノなんです。ほらあなたのペニスは私を前に発情した犬のように大きくなってますよ?』とかいって嫌がりながらも欲望に逆らえないカズマが……!」
「せいっ!」
「ひゃうっ!?」
俺はめぐみんからショーツを文字通り引きちぎった。無残に破かれたショーツをベットの外に捨てる。よし、丸裸にしてやったぞ!
「おかしいです! これじゃあ私がレイプされてるみたいじゃないですか!」
「むっ……」
それは困る。これは拘束されて仕方なくするセックスなのだ。もしゆんゆんに後で聞かれても、めぐみんに無理矢理されたって事にしたいのが本音だしな。
「あー力出ねーわーこれはもう横になるしかねーわー」
「白々しいですね!」
めぐみんの声を無視して俺はベッドに仰向けになる。そんな俺に対してめぐみんは溜息を吐きながら俺のペニスの近くに腰を降ろした。そして、手で隠していた胸と秘所を俺の方へ見せつける。秘所はつるつるであり、胸の小ささと体系が相まって、なんだか子供に手を出すようで少し気遅れする。だが、俺のペニスはガチガチに勃起していた。仕方ないね。そして、めぐみんはそんな俺のペニスにおっかなびっくり触っていた。
「カズマカズマ、本当にこれを入れるのですか?」
「なんだ、怖くなったか?」
「いえ、その物理的に私のモノが壊れてしまいそうです……」
「これだから処女は……」
「ちょっと待ってください! そこは普通喜ぶ所でしょう!?」
ぷんすか怒るめぐみんを俺は半目で見つめる。処女っていうのは確かに嬉しい。自分が女にしてやったという支配欲も満たせられるし、好きなように調教しやすいといったメリットもある。だが、はっきり言って面倒臭いのだ。ゆんゆんやエリス様のような全く“飽き”がこない女性を相手にしているため、こんな贅沢な事が言えてしまう。今遊ぶとしたら向こうがリードしてくれる経験豊富な人がいい。ゆいゆいさんとか実に……俺は何を考えているんだ? 危ない危ない!
そうだな、全ての女性がエリス様やアクアみたいにすぐさま膣イキできる体だったらいいのに……
「ふん、カズマなんて私がイかせまくってやります! うう……えいっ!」
「は?」
「あれ、上手く入りませんね……」
「はぁ」
「えいっ……うーん……ここをこうして……いっ゛!? 無理、無理です……!」
「ああ?」
「そうです! もうちょっとゆっくり……あうっ……ダメです……こんなの挿れたら死んじゃいます……!」
「…………」
俺はめぐみんの腰を抱き上げ、俺の顔、口元の方に彼女の秘所を寄せた。いわゆる顔面騎乗という奴である。そして、彼女の内股へ舌を這わせていく。
「カ、カズマその……そこは汚いですよ……?」
「そういうテンプレがいいから、さっさと俺に命令しろよ。俺を監禁しためぐみんさん?」
「えと……その……」
「うむっ……ちゅるっ……!」
「いひぃっ!? カ、カズマ……あっ……ああああっ……カズマカズマ……!」
じれったいめぐみんを無視して俺はクンニを開始する。淡い桃色の秘所に舌を這わせ、クリトリスを舌先でつつくように刺激する。めぐみんはそれを目を瞑りながら耐えていた。俺は身をよじって逃げようとするめぐみんの腰を両手で押さえ逃がさないようにする。
「ああっ……カズマ……これ気持ちいです……んっ……」
「んむっ……れろっ……んぅ……」
「あはっ! カズマが私のここを舐めるなんて夢みたいです……うひゅっぅ!?」
「うむっ………んんんんんっ!」
「カズマカズマ……! そんなに吸っちゃ……あうううううっ……!」
どうやらめぐみんもここの刺激にあまり慣れていないようだ。そう考えると、あるえって結構ハードにやってたんだなぁ……
「あぅっ!? 今、他の女の事考えましたね! だめ……だめですよ! 今は私の事だけを考えてください……」
「んむっ……目ざといな。それよかこれくらいでいいだろう。もう濡れてるみたいだしな」
「ううっ……その……そんなに見ないでください……!」
「今まで舐めてやってたのに何言ってんだか」
めぐみんの秘所は俺の唾液とあふれ出た愛液でトロトロになっている。俺は彼女の腰を持ち上げ、再び俺の股の近くに降ろしてやった。熱く濡れた割れ目に俺の逸物が触れる。
「そ、それじゃあカズマ、いきますね……?」
「わーめぐみんに犯されるー!」
「ちょっと黙っててもらえますか?」
若干怒気を込めた声でめぐみんが呟く。そして、彼女はちっちゃな膣口を自ら手で広げ、俺の亀頭へと押し当てた。しかし、腰を途中で止めてこちらを不安気な表情で見て来た。
「や、やっぱり無理じゃありませんか……?」
「お前なぁ! そこでヘタレるじゃねぇよ! 頑張れ! 頑張れ!」
「なんか嫌ですそれ! すみませんが、もうちょっと前戯を……」
「オラっ!」
「あがっ!? かふっ……!」
ついつい手を滑らせてしまった俺は、気が付いたらめぐみんの太ももを掴み、下へと力を入れていた。その結果、彼女の秘所へ俺の逸物が根本まで突き立つ事となった。破瓜の血がにじみ出るように流れる。
「うっ……くうっ……!」
「おおう……この締め付け具合はたまらんな……」
「ん……あぅっ……うぅっ……カズマカズマ……!」
「よくやった。そのままジッとしてろ」
めぐみんの膣は俺のものを痛いくらいに締め付ける。あのエリス様よりキツキツかもしれない。そして、しばらくその締め付けとゴリゴリと俺の形に変わっていく膣の感触を楽しんだ。めぐみんはというと、最初は耐えていたが、今は涙を流している。
「痛いかめぐみん?」
「ええ、とっても痛いです……でも嬉しいんです……! 私の心がどんどん温かく、嬉しくなるのを感じます……この痛みなら私も歓迎です……ああ……カズマ……カズマ……!」
「…………」
涙を流すめぐみんを見ながら、俺はとある事に気付いた。だが、今聞くべきではない。後でしっかり話さないとな。今はめぐみんを満足させる事に集中しよう。
「めぐみん、お前の好きなようにやれ。もうここまで来たら、とことん付き合ってやるよ」
「このままカズマを搾り取りたいのですが、無理だと実感しました。私は経験が圧倒的に足りません。だから……あうっ!? うぐぐっ……あなたの好きにしてください」
「好きにしろって言われてもな……」
「カズマが好きな体位やプレイができるように、鎖を長くとってあそびを作っています。このベッドの周辺はカズマが自由にできる領域ですよ……いひっ!?」
「それなら解放して欲しいんだが」
「それはダメです!」
めぐみんが怒った様子で俺の脇腹をつねる。やっぱり解放してもらうのは厳しいか。実は最後の切り札を使えば、この状況も簡単に脱出できるのだが、それは使わないようにしよう。下手したらめぐみん達に一生の心の傷をつける事になるし……
「動いてくれないんですね……やっぱり私はちんちくりんで……」
「面倒臭い奴だな、お前も」
「あっ……」
俺はめぐみんと繋がったまま体位を変更する。もちろん、正常位への移行だ。
「カズマカズマ、やっぱり私はあなたを見下ろすより、こうして見上げる方が好きです……」
「なかなか嬉しい事言ってくれるじゃないか。まぁ、それはそれとして、騎乗位なんて無理させちまったからな。ここからは俺に任せろ」
「色々と複雑ですが……お願いします……カズマ……私を愛してください……」
「いやー命令されたなら仕方ないなー! だって命令に逆らったら殺されちゃいそうだしー!」
「ちょっとよさげだった雰囲気を壊さないでください!」
怒るめぐみんを俺は掻き抱く。そしてゆっくり、本当にゆっくり腰を動かし始めた。めぐみんは振動を与えるごとに苦痛の声を上げる。だが、止めてやらない。どうせこれからしばらくは監禁される身だ。早く慣れてもらわないとな。
「うっ……ぐっ……カズマ……私の中……気持ちいいですか?」
「鎖解いたら教えてやる」
「カズマ……いじわる言わないでください……!」
「お前なぁ! 涙見せれば俺がなんでもいう事聞くと……気持ちいい! めっちゃ気持ちいです! だから泣き止めっての! ったく……!」
「んっ……」
涙を流すめぐみんに柔らかなキスを開始する。彼女はそれを嬉しそうに受けいれた。そして、舌でめぐみんの歯茎を舐りながら右手は彼女のちっぱいを揉む。ふむ、弾力的な柔らかさではなかなかのものだ。しかし、ボリュームが足りない。まぁ、女の子のおっぱいに貴賤なし! これはこれで色々な楽しみ方ができる。
そういえば、エリス様とクリスの胸の大きさは違うんだよな。エリス様の膨らみは手のひらに収まるジャストフィットサイズだが、クリスの方はマジモンの絶壁で――
「んぁっ……カズマどうしました?」
「俺は……俺は何考えてたんだっけ?」
「ふふっ、少しの間白目をむいてましたよ……私とのキスがそんなによかったんですか……?」
「生意気言うな!」
「あうっ!?」
めぐみんの膣壁をえぐるように腰を動かす。まだ刺激に慣れ切っていない彼女には少し痛かったらしく、苦悶の表情を浮かべる。今度はそんなめぐみんのちっぱいに狙いを定めて口を動かした。
「ん……んぅ……はむ……」
「ひゃぅっ!? くすぐったい……くすぐったいですカズマ……!」
薄桃色の乳輪をチロチロと舐めていると、めぐみんは体をピクピクさせながら可愛い反応を見せた。さりげなく俺の頭に手を乗せて、自分の胸に押し付けようとしてくる事から、めぐみんは胸が敏感なのかもしれない。つまりは自分でする時は乳首を主にいじっていたとか……
「焦らさないでください……! 先っぽもお願いします……!」
「んむっ……それじゃあ遠慮なく……じゅるっ!」
「あああっ……うひゅっ……んへへっ……!」
コリコリに固くなっていた乳首を口に含むと、めぐみんがだらしのない声をあげる。俺はそのまま吸い上げるように責め続ける。僅かに感じる塩味と柔らかな感触が実にいい感じだ。
「んふっ……カズマ……痛くて……んひゅっ……気持ちいい……最高です……!」
「そうかい、なら俺も気持ちよくさせろや! んぐっ!」
「いひぃ!? 痛い……痛いですカズマ……!」
俺はめぐみんの声を無視して腰の速度を上げる。そして、めぐみんの左乳首に思いっきり噛みつき、もう片方を手で思いっきり引っ張りあげた。
「くっ……あぅ……カ……カズマ……! 私は初めてで……!」
「うるひぇ! あぐっ……!」
「いぎっ……痛い……痛いよう……!」
めぐみんが泣き始めたのを見て、俺は口を放す。どうも俺の中でイライラがたまっているようだ。おかげで、めぐみんに少しキツく当たってしまう。まぁ、ちょっとした仕返しだ。俺は痛がるめぐみんに再び柔らかなキスとちっぱいの愛撫を始める。それをしばらく続けた事でめぐみんも何とか平常を取り戻した。
だが、腰の速度は落としてやらない。めぐみんに早く慣れてもらうためにも、俺が気持ちよくなるためにも必要な事だ。うーん仕方ないね。
「おいめぐみん、そろそろ出すぞ?」
「んっ……くっ…………はい! いいですよ……いつでもきてください……!」
めぐみんが苦痛と僅かな快楽のなか、そう答えた。よし、許可は貰った。それならば遠慮なく出してやろう! 腰を振る速度を更に上げ、己の性感を高める。めぐみんの小さなお尻に俺の腰があたるたびに、肉を打つ子気味よい音が部屋に響いた。
「さぁめぐみん……どこに出して欲しいんだ?」
「んっ……あうっ……うぅっ……そんなの……なかに……私の膣内に……!」
「あー出る出る……う゛っ……!」
「ひゃああああっ!?」
俺はめぐみんの言葉を無視して、彼女の顔に一気に精液をぶっかけた。めぐみんは俺の白濁を驚いた表情で受け止め、顔にこびりついた精液にしばし茫然とする。そして、震える手で精液をゆっくりとすくい取った。
「これがカズマの精液ですか……熱くて……ドロドロですね……」
「ゆんゆんは迷わず舐めたなー」
「むっ! んぁ………うぇぇぇ! カズマ、これすっごくマズイです!」
「そうだねー」
適当に答える俺に対し、めぐみんは嫌そうな顔をしながらも精液を舐めとっていく。結構、献身的じゃないか。
「さーて、一発終わった所でピロートークタイムといこうじゃないか」
「あみゅっ……いいですよ……!」
仰向けに寝転ぶ俺の横にめぐみんも寝転がる。体を火照らせながら上気した顔でこちらを見つめる彼女を俺は乱暴に撫でた。
「俺とシて本当に良かったのか?」
「ええ、これでやっと……やっと私もカズマと関係を持てた……! もう見てるだけじゃない! カズマは私の男なんです……!」
「ったく、本当にお前って奴はよ~」
「ちょっとカズマ、そんなに乱暴に撫でないでください! 嬉しいですけど!」
顔を赤くしながら体を寄せるめぐみんをじっと見つめる、俺は覚悟を決めた。聞かないわけにはいかないしな。これを放っておいたら面倒になりそうだし……
「めぐみん、聞きたい事があるんだ」
「なんですか?」
「その左腕はどういう事だ?」
「っ……!」
めぐみんはとっさに腕を隠すが、もう遅い。ヤってる最中にこの事に気が付いてしまったのだ。おかげで素直に楽しめなかった。次はもう犯しまくってやる! という覚悟はおいといて、今は腕の事だ。
「めぐみん、紅魔族が厨二で包帯とか好きなのは俺も知ってる。お前も以前から太ももに包帯巻いてたしな」
「そ、そうです! これはお洒落で……!」
「いーや、セックス中に包帯に血がにじみまくってたぞ? 単なる怪我……じゃないだろ?」
「えと……これは転んだ時に擦りむいた傷でして……」
「いいから見せろ!」
「ひっ!?」
必死に隠そうとする彼女の腕を俺は無理矢理掴んだ。そして、血がにじむ包帯をゆっくりと取っていく。めぐみんは諦めたようにされるがままになっている。そして、包帯を外すと予想通りともいえる光景が目に入った。
「うわーお……めぐみん。これは擦りむいた傷じゃないよな?」
「…………」
「めぐみーん?」
バツの悪そうな顔でめぐみんはそっぽを向く。俺は嘆息しながらも、めぐみんの左腕の状態を観察した。そこには無数の切り傷が刻まれ、今も出血が続いている。治りきらない箇所には膿も出来ていた。
「めぐみん、何故こんな事をした?」
「そんなの知りません!」
「まったく……」
俺はめぐみんを軽く抱きしめる。とりあえずは、この小さな温もりが消えなかっただけ良しとしよう。でも、このままにしていい事ではない。
「めぐみん、今日から自分を傷つけるような事はするな」
「でもこれは……」
「でもじゃない。俺はめぐみんにこんな事はして欲しくない」
「カズマに私の何がわかるんですか……!」
「お前の事なんか分かるわけねぇよ。言いたい事があるなら口で言え」
「…………」
少し突き放す言い方になってしまったが仕方ない事だ。ある程度の予想はつくが、めぐみんが何故こんな行為をしたかなんて分かるわけがない。俺は震えるめぐみんを安心させるように撫でた。
「ほら、話してみろ。俺が傍にいてやる……お前の事を聞いてやるぞ……」
「カズマ……」
めぐみんは不安そうな顔でこちらを見つめてきた。まったく、めぐみんらしくない顔だ。彼女は俺の愛撫をしばらく受けた後、ゆっくりと語りだした。
「私自身なんでこれをしているか、最近はよくわからないんです……」
「ふむ」
「最初は必要に駆られて……血液を採取するためにやったんです」
「ふんふむ」
「でも、気が付いたら私はこの傷に意味を見出していた……だから嬉しかったし……気持ちが良かった……簡単にはやめられなかったんです……」
左腕の傷跡をめぐみんは自ら撫でる。彼女は苦悶の声と同時に快楽に満ちた声もあげた。ああ、完璧に癖になっちまってるな……
「私はあなたがダクネスやアクア、エリスと情交している様子をずっと見ていました。この時、私がどんな気持ちだったか分かりますか?」
「うっ、マジで見てたのかよ……! ともかく、俺は分からない。聞かせろ、めぐみん」
「カズマ……私は辛かったんです……悲しくて辛くて苦しくて……! でも目を離すわけにはいかなかった……!」
めぐみんが、俺に抱き着きながら爪を突き立ててくる。これで出来た傷は勲章とは言えないな。
「これをする時、私は本当は……本当は……!」
「おう」
「カズマに私の事を見て欲しかった……私の事をあなたに気付いて欲しかった……嫌な思いをする私を見て……大丈夫かって言われたかった……心配されたかった……! だけど、一方でこんな自分をカズマには見せたくなかった……! 私は強い女で……カズマにとって頼れる女の子で……!」
俺は泣き始めためぐみんをギュッと抱きしめる。そして、しばらくそのままで過ごした。
「めぐみん、お前の思いは何となく分かった。でもな、やっぱり自分を傷つけるなんてバカがする事だ」
「これは……この傷は……私にとってあなたへの大切な愛の証なんです……!」
めぐみんが唇を噛み締め、切り傷をギュっと掴む。ダラダラと流れる赤い鮮血が彼女の白い肌を染色していく。バカだ……本当にコイツはバカだ!
「めぐみん、これからは自分の口で伝えろ。陰で腕切られても俺は分からねぇ。俺はすべてが分かる完璧人間じゃないんだ。それにな、傷を見せられた方の人間の気持ちを考えて見ろ? 俺はお前以外がこんな事してたら、迷わず縁を切ってたぞ? 面倒臭そうだしな。でも、お前だから見捨てない。俺に構って欲しいっていうなら……甘えたいなら……直接言ってくれ。拒みはしないから」
「カズマ……」
「今は俺が傍にいてやる。辛かったら俺に言え。そして、もし今後も自分を傷つけそうになったら、それを俺に転嫁しろ。切りつけても、噛みついてきても、何でもしていい。とにかく自分を傷つけるのはやめろ」
「何でも……?」
俺はめぐみんをキツく……壊れてしまうくらい強く抱きしめた。彼女は軽く身じろぎするだけだ。
「お前はアレだ。バカのバカの糞バカだ」
「バカじゃないです……」
「女に手をだしまくってるクズな俺なんかに惚れたあげく、監禁までするなんてドン引きだし、男の趣味も最悪だ」
「最悪なんかじゃないです……」
「強気なくせして、肝心な時はへっぽこの構ってちゃんの甘えんぼで結構面倒臭い、おまけに胸はちいさいし、体もちんちくりんだ」
「カズマ! 体の事を馬鹿にするなら私にも考えが……んぅっ!?」
めぐみんの唇を乱暴に貪る。どうやら、俺がスケコマシだというのは本当のようだ。まぁ、彼女達限定だがな。他の女の子は普通、俺みたいな奴にはこんなにも簡単に惚れない。男性経験と交友関係の少なさから俺一本に執着してしまっている。まぁ嬉しい事だから改善なんてしてやらないがな……
「んっ……とりあえず、お前が俺をストーカーしたあげく監禁するくらい好きなのは分かった。ついでに自分を傷つけるくらいバカだってな」
「バカバカ言わないでください。紅魔族は頭がいいんです……」
「いーやバカだ。俺を監禁したり自傷行為をする奴はバカとしか言えない。とにかく、その腕の傷を治すぞ。今の俺はヒールを使えないしな。という事で……アクアー! ちょっとこっちこーい!」
俺が声をかけた途端、扉の外がガタガタと騒がしくなる。そして、勢いよく扉が開けられ、この部屋に転がり込むようにアクアが入ってきた。
「なーにカズマ! 私を呼んだ? 私が必要?」
「ああ、めっちゃ必要! このバカの腕を治療してやってくれ」
「ちょっとカズマ! 確かに反省してます! でもこの傷は私の様々な思いが込められた大切なもので……!」
「“ハイネスヒール!”」
「ああっ!?」
アクアの魔法で、めぐみんの傷は後も残らず消え去った。本当に魔法がある世界で良かった。明らかに後に残る傷が多かったしな。めぐみんの綺麗な肌に傷が残るのはあってはならない事だ。
「私の愛の証が……!」
「めぐみん、そんな傷に執着せず今は俺の事を考えろ! 監禁までしてんだぞお前!」
「くっ……う……確かにそうですね……カズマとはもう一生一緒ですもんね……!」
めぐみんが何か吹っ切れたような顔を浮かべる。まだ目が濁っているが、いくつかの地雷は撤去できた……そう信じたい。
「ねぇカズマ! めぐみんのアレってもしかしてリスカって奴?」
「まぁ、そうなるな」
「うわっ! めぐみんって結構……ああーっ!?」
「どうしたアクア?」
何やら驚きの声をあげた後、アクアは俺とめぐみんの間にむりむりと入ってきた。図々しい奴である。
「めぐみんって“特製シリーズ”とか言ってお菓子作ってたでしょ? アレってめぐみんの血液がたっぷり入った料理なの! 多分、リスカして出た時の血を使ったんだわ!」
「おいおい……!」
「ふふっ、カズマにバレてしまいましたか。どうです、私の愛の深さが伝わったでしょう? でも……その……カズマは嫌でしたか?」
「そんなに嫌じゃねぇよ。美味かったのは事実だしな! それに監禁されてる身からしたら、それくらいほーんって感じだ」
俺は内心納得がいった。めぐみんの特製シリーズから検出される動物系の何かは血液だったという事だ。どうりで鉄分たっぷりで栄養豊富なわけだ。
「めぐみんもそんな事するんだな……」
「これは私の愛を表現する……ん? カズマ、今、“も”って言いました?」
「カズマ、私の血を飲んでみる? 女神の血を飲んだらすんごい事になるわよ?」
「おいこらアクア! そのナイフをしまえ! くっ……この!」
「カズマ! だから、“も”ってどういう事ですか!?」
アホな事を言いながらナイフを持つアクアを俺は抑え込んで止める。そしてナイフをぶんどってベッドの下に放り込んだ。まったく、悪い意味で影響されやすい奴だ!
「カズマカズマ! だから、“も”って……!」
「うっせーな! 別にお前らのシャンプーボトルに精液を混ぜた事なんてないぞ?」
「ちょっ!? あなたは何をほざいてるんですか! それは混ぜたって言ってるようなものですよ!」
めぐみんが俺の肩を掴んでグラグラ揺らす。お互い裸なんだから少しは自重して欲しい。ぷるぷると震えるちっぱいを見て、また俺のカズマさんが復活しちまったじゃないか。
「大丈夫よめぐみん! カズマが後先考えないバカなイタズラした時は、真っ先に私が回収してたから!」
「うぉ!? バレてたのか!?」
ドヤ顔でそんな事を言うアクアに俺は素直に驚く。今まで風呂でオナってたまたま魔がさした時にやっていたのだが、コイツに回収されてたのか! くそ! ドキドキしながら風呂上がりのめぐみんとダクネスを観察したあの時の気持ちを返せ!
「あったりまえよ! 私はそういうのに敏感なんだから!」
「おい、その話を詳しく聞かせてもらおうじゃないか」
「めぐみんはもう気が済んだでしょ? 次は私よ! ほら出てって! さっさと出て行って!」
「あ、こら! アクア、まだ私は事後の余韻を……きゃっ!」
めぐみんはアクアに部屋から叩きだされた。そしてアクアは後ろ手に扉を閉め、俺に笑顔を見せてくる。しかし、残念ながら目の輝きが少ない。そのまま彼女は俺に倒れ込むように抱き着いてきた。
「カズマ、次は私よ? 二枚抜きなんて男の夢じゃない! しかも私みたいな美しくて聡明な女神様の相手をできるなんて、感謝しなさいよね!」
「お前なぁ……」
「カズマには私が必要なの……私が一緒じゃないとスペ○ンカーみたいにすぐ死んじゃうし、女の子の涙にコロッと騙されるチョロマさんなんだから……!」
ぎゅうぎゅうと抱きしめてくるアクアの背を撫でる。こういうアクアは素直に可愛いと思う。でも、真に笑ってはいない。こんなアクアを見ていると、自分の今までの行動を咎められているようで嫌になる。
まぁ、実際6人の女に手を出したクズなんですけどね!
「アクア、鎖を外してくれないか?」
「ダメ……ダメなんだから……! カズマさんは私と一緒にいないとダメなの……!」
「お前もそれか……」
溜息をつきながらも俺は覚悟を決めた。
できるだけアクア達を元に戻す努力をしようと。
そして、コイツラに思い知らせてやろう。監禁なんて安易な手段を取った愚かさを……俺という男を監禁した事自体が、重大な選択ミスだった事を!
最後に――
「待ってろよ……ゆんゆん……」
「ちょっと! 他の女の話しないでよ! あんたって本当にデリカシーないわね!」
「うっせーよ! 駄女神!」
「ああっ! また駄女神って言った!」
とりあえずは目の前のアホの相手からだな!
次回はアクア様
久しぶりのほのぼの