※この作品はR-18です。

てぃーちんぐゆんゆん   作:ルイ提督

32 / 68
※ゲスマさんが気持ち悪い


摩耗する精神

 

 

 

 

 

 

 

 ぼやけた意識のなか俺は覚醒する。時間帯は……朝だろうか。しかし、まだ眠い。それに目の前の柔らかい感触が俺に眠気と安心を誘う。そしてまどろむ意識のなか、俺はこのまったくもって予期していなかった監禁生活の事を思い返していた。

 

 

 

 

 

 

「よーしお前ら! 今日は朝から本気の“ぶっ通しセックス”をやるぞ!」

 

「お前朝からめぐみんに散々な事をやってなかったか?」

 

「ダクネス、あれはイラマチオだからセックスじゃない」

 

「そ、そうか……」

 

 ベッドの上に座るダクネスが引き気味でそう答える。そして彼女の横には顔面を精液と唾液で汚しためぐみんが転がっていた。朝起きると、めぐみんが『んぁ……昨日アレだけやったのに、こんな勃起させるなんてカズマはいけない人です……』とか言いながら俺の勃起した逸物をチロチロ舐めていたのだ。なんだか、ムカついた俺は彼女の頭を抑え込んで、そのままイラマチオに移行した。まだこれに慣れていない彼女は本気で苦しむので、見ていてゲスな欲求が満たされるのだ。そして勢いよく喉奥に射精してやったら、白目を向いて気絶してしまった。まだまだだな。

 

「今日はマジのぶっ通しだ! お前も覚悟しとけ。でも最初はやっぱめぐみんだな。という事で……起きろアクア! めぐみん!」

 

「んみゅ……いやぁ……んっ……」

 

「ふきゅっ!? はひっ……はひっ……うひゅっ……!」

 

 俺は近くで寝ていたアクアを抱き起し、めぐみんの頬をペチペチ叩いて覚醒させる。そして、今だ錯乱状態のめぐみんの足を掴んで引き寄せ、衣服を剥ぎ取って丸裸にした。彼女はいくらか息を落ち着けたあと、俺の方をダルそうに見て来た。

 

「はふぅ……カズマ、セックスですか? 私はちょっと休みたいのですが……」

 

「何言ってんだ。お前は濡れまくりじゃないか……そらっ!」

 

「あぅっ……!? んぁ……カズマそこ触っちゃダメですよ……ひゃん……! ううっ……やっぱりもっとしてください……んひぃ!?」

 

 めぐみんの秘所はすでに愛液で濡れていた。俺はそこにやや乱暴に指を突っ込でかき回す。彼女はそれを恍惚とした表情で受け入れた。どうも、めぐみんは元々の性格上、ドSな行動で優位に立とうとする事が多い。俺はそれを打ち崩して乱暴にヤってきたのだが、彼女はそれもお気にめしたようだ。最近は若干Mっ気も増してきた。

 

「ん……やぁ……ひゃうううううううっ!?

 

「うはっ! もうイッたのかよ!? めぐみんはとんだビッチだなぁ!」

 

「そんな言い方しないでください! あなたのせいで一日中濡れっぱなしで……あぅっ!?」

 

 俺は言い訳するめぐみんの秘所にすぐさまぶち込んだ。一ヶ月以上にわたって、毎日休む暇なく犯したおかげで、彼女はもう痛みはなくなり快楽しか感じなくなっていた。しかし、彼女の膣のキュウキュウとした締め付けは最初と変わっていない。

 

「あ゛~お前の体も全く飽きがこねーな! 紅魔族の女性は皆こんな感じなのか?」

 

「あなたは何をほざいているんですか!? 私以外の紅魔族には……!」

 

「せいっ!」

 

「ひゃああああああああっ!?」

 

 めぐみんの片足を自分の肩に乗せて、より深く挿入する。いわゆる松葉崩しという体位だ。おかげで彼女の奥の奥、子宮口に亀頭がゴリゴリ当たって滅茶苦茶気持ちいい。そして、容赦ないピストンを開始した。

 

「ひゃあん……ああっ……んぁ……奥に……奥に当たってます……カズマ……これいい……気持ちいいです……!」

 

「俺も気持ちいぞ~! という事で……もう出る……!」

 

「ひゃ……あぅ……もうですか……? わたしまだ……」

 

「あー出る出る……う゛っ!」

 

「あっ……ふふっ……私の中でカズマの熱いのがいっぱい出てます……」

 

 俺はめぐみんの最奥で射精した。素晴らしい快感に包まれながら、俺はピストンを再開する。そんな俺をめぐみんは嬉しそうに見つめてきた。

 

「カズマ、次は私も気持ちよくしてください……ひゃ……んっ……!」

 

「安心しろ。嫌でも気持ちよくなれる。なんせ百発注ぎ込むからな! う゛っ!?」

 

「ひゃうっ……百発ですか……? まぁ頑張ってください……んひっ!」

 

 気持ちよさそうに答えるめぐみんに再び射精しながら、俺は隣で座ったまま再び眠りについているアクアの綿パンツの中に手を突っ込む。回復アイテムの確保はこれでオーケーだ。

 

「ダクネス、お前はそこで水バケツ持って待機! めぐみんの気絶に備えろ!」

 

「んっ……了解した」

 

「カズマ……? 本当に百発する気ですか? いくらあなたでも……やぁ……そこ気持ちいいですぅ……!」

 

 水入りバケツを並べるダクネスを横目に俺はめぐみんを犯す作業に戻る。どんな反応をしてくれるか非常に楽しみだ……!

 

 

 

~射精5発目~

 

「あーまた出る……う゛っ!?

 

「やぁ……出てる……また出てる……私も……私もイク……いひゅうううううううううっ!? ひぁっ!? やああああっ!? あああああああっ!」

 

「おう、言い反応だな! せいっ! はぁっ!」

 

「やあっ! カズマ止まってください……! 私……ひゃうっ……んぁ……!」

 

 

 

~射精20発目~

 

「おほー出る……う゛っ!?」

 

「あ……え……? 嘘です……こんなの人間じゃないです……ありえない……はひゅっ!?」

 

「まだまだ先は長いぞー!」

 

「いたいっ!? カズマ、もう膣が摩擦で真っ赤になってます! 痛いからやめてください!」

 

「これでも舐めてろ」

 

「え……? なんで痛みが引いて……やあああああああああああっ!?」

 

 

 

~射精60発目~

 

「・・・・・・・・・」

 

「ダクネス、バケツ!」

 

「ん……そらっ!」

 

「うひゅ!? え……? おかしいです……なんで……? もうやめてくださいカズマ……もうだめなんです……気持ち良くて頭おかしくなっちゃいます……」

 

「おかしくなっていいんだぞ……せいっ!」

 

「や……あふっ……」

 

 

~射精90発目~

 

「・・・・・・・・」

 

「ダクネス、バケツ!」

 

「カズマ……めぐみんは気絶してないぞ……」

 

「ありゃっ? まぁいいや! それなら俺に水分補給を……う゛っ!」

 

「・・・・・・・・」

 

 

 

~射精100発目~

 

「ひゃーくっと! う゛っ」

 

「・・・・・・・・」

 

「カズマ……お前は化け物だったんだな……ありえない……こんなのありえない……」

 

 抜かずの100発を達成した俺はめぐみんから逸物を抜き取った。その瞬間、彼女の膣からは大量の精液が流れ出す。痙攣し続けるめぐみんのお腹は、俺の精液で妊娠したように膨れ上がっていた。そのありえない光景を前にしてダクネスはぶつぶつと呟くのみだ。

 俺はめぐみんのお腹を満足気に撫でる。流石はアクア聖水、現実ではありえない事もやってのける最強の秘薬だ。そして、めぐみんを横にどかしてダクネスを抱き寄せた。彼女は俺を睨むような目つきで見て来た。

 

「カズマ、流石にこれはおかしい。お前は本物か? 実はモンスターだったりしないか?」

 

「本物に決まってるだろ。さて、お前にも百発注ぎ込んでやるよ!」

 

「ありえない……こんなのありえない……!」

 

 抵抗するダクネスを無理矢理脱がし、バックで一気に挿入してガンガンと腰を振る。なおも逃れようとする彼女の頭を撫でると少し大人しくなった。しかし、こちらを睨む目つきは相変わらずだ。まぁ、構わず犯しまくってやろう……!

 

 

~射精一発目~

 

「せいっ! はぁっ! う゛っ!?」

 

「くっ……あう……カズマの皮をかぶった悪魔め! 私はお前に屈したりしないぞ……!」

 

「その虚勢がいつまで持つかな? おらっ!」

 

「ひゃうっ!? お尻に指を入れるのは……んぁっ……やめてくれ! それをされると私は……!」

 

「ヒャッハッハッハ! 貴様を快楽地獄に堕としてやる!

 

 

 

 

~射精2発目~

 

 

「んほおおおおおおおおおっ! かじゅあまぁ! もうらめぇ! らめなのおおおっ! おちんぽ以外の事かんがえられにゃいいいいいいいっ!」

 

「おまえ二発目でこれか……さっきの屈しない宣言はなんだったんだよ……う゛っ!」

 

「んほおおおおおおおおおっ! しゅごいいいいいいいっ! でてりゅぅううううううううっ!? いっぱいでちゃってりゅううううううっ! 妊娠確実ゥぅううううううゥ!!」

 

「おいおい……」

 

 

 そして、ダクネスにも100発注ぎ込んでポテ腹にしてやった。驚いた事に彼女は嬌声を上げながらも、僅か3回という気絶回数で俺の精液を受け止め続けた。そのタフネスっぷりには俺もびっくりだ。今だアヘ顔を晒してぶつぶつ呟いているダクネスを、めぐみんの横へ転がす。お腹を膨らませている女二人が精液にまみれている光景は何とも背徳的だった。

 

「ふふっ……子供……既成事実……結婚……!」

 

「ん? 起きたかめぐみん」

 

「子供……私の……カズマとの子供……うふ……うふふふふ……うひゃひゃひゃ!」

 

「ぶっ壊れたか……」

 

 お腹をさすりながら狂笑を始めるめぐみんを放置して、俺は今だ眠り続けるアクアを揺り起こした。快楽に蕩けながら眠り続けていた彼女は小さなあくびをした後、パッチリと目を開ける。そして、めぐみん達の姿を見て顎をカクーンと落とした。

 

「カズマ、これは一体どういう事……?」

 

「見ての通りだ。孕ませたんだよ!」

 

「えっ……は……? なんで……おかしいわよ……こんな事で赤ちゃん出来ないように……抜け駆けされないように……こっそり避妊の秘術を彼女達に……」

 

「アクア?」

 

「ひゃっ!? な、なんでもないわよ!」

 

 何やらうろたえているアクアを俺は押し倒す。彼女は焦った表情で俺から逃れようとしてきた。しかし、そんな事は許さない。全身で挟み込むようにして彼女の動きを止めさせた。

 

「待ってカズマ! 私も解けてるかも! いやっ……妊娠しちゃう……!」

 

「おう、孕めよ」

 

「ダメよカズマ……! 子供を作るってのは神聖な行為なの……セックスとは違うのよ……! こんな軽はずみにして良い事じゃないの! 将来設計をきちんと決めて、子供をどう育てていくか相談する。そしてお互いの意思を確認した後、ゆっくりと大切な人と思い出の場所で愛を……!」

 

「オラッ!」

 

「あっ……いやっ……だめなのかずまぁ……妊娠しちゃう!」

 

 

 

 

 結局、俺はアクアもポテ腹にさせた。彼女は最初は放心状態だったが、めぐみん達の横に転がして放置してしばらくした後、優し気な表情でお腹を撫で始めた。無論、それはアクアだけでなくダクネスとめぐみんもだ。

 

「カズマカズマ、この子の名前に何にします? 私が決めていいですか? 例えば……“もんぷち”とかどうですか?」

 

「ふふっ……私の子だ……ダスティネス家を継ぐに相応しい子になるんだぞ……!」

 

「カズマさんの子だから、きっとやんちゃだわ! でも、どうしよう……偉い人の許可を貰ってないのに神格も持った子を身籠っちゃった……例え何があっても絶対幸せにしてあげるからね……」

 

 妄想を語る彼女たちを前にして、俺は気だるげに座り込む。いくらアクア聖水があるといっても、300発は自分でも頭おかしいと思う。滅茶苦茶疲れた。おまけに快楽で頭が麻痺して思考も鈍い。とりあえず彼女達をどうにかしなきゃいけない。俺は息を整えてから、鈍い思考のなか彼女達の前に立った。

 

「どうしたのですかカズマ? お腹の音でも聞きたいのですか?」

 

幸せそうに聞いて来るめぐみんのポテ腹を踏みつけ、俺はゆっくりと答えた。

 

「俺はゆんゆんを一番最初に孕ませるって決めてるんだ。さっさとおろせよ」

 

「っ……!」

 

 俺の言葉にめぐみん達は絶望的な表情を浮かべた。しかし、彼女達は俺に何も言わなかった。ただひたすら泣き続けた。てっきりボコボコにされるだろうと思って軽く口に出した鬼畜発言だっただけに、彼女たちの反応に困惑した。

その日は、彼女達をひたすらあやし続け、翌日に疑似妊娠だと悟って再び泣く彼女達を慰めた。

 

 

気持ち良かったしおもしろかったけど、抜かずの100発は封印決定だ……

 

 

 

 

 

 

 

 という風に監禁生活は割と楽しかった。豪華な食事と俺を求めてくるめぐみん達という美少女が揃った酒池肉林、最高の環境だ。だから、俺は彼女達をひたすら犯した。本当に楽しくて快楽にまみれた日々を過ごしている。

 

 しかし、最近になって少しずつ楽しさや快楽の感情に混じって、負の感情も湧いてきた。一つは監禁による閉塞感。代り映えのない光景と自分の狭すぎる活動領域に嫌気がさしてくる。外がとても恋しかったし、なんだか太陽の光を浴びたいという元ヒキニートにあるまじき欲求が高まっていった。

 次にエスカレートするめぐみん達との性行為だ。これは、はっきり言って問題ない。俺自身、実に様々なフェチを満たせて大満足だ。でも、最近は少し危うい。俺の尿を直飲みする権利の奪い合いをするめぐみんとダクネスは見ていて正直、うわぁっていう思いでいっぱいだ。そのうち、アッチの方に手を出しかねない。それだけは勘弁である。

 そして、めぐみん達に反比例して大人しくなるアクアの事も気になる。彼女は日が進むにつれて俺の体調や様子を心配する事が多くなった。今ではセックスより、事後の俺の疲れを癒してくれたり、俺の生活全般を甲斐甲斐しく世話してくれる。これはこれで、介護されているようで気が滅入る。勿論、感謝はしているが。

 また、日が経過するごとに増す焦りに押しつぶされそうだ。めぐみんとダクネスの説得は全くできていない。彼女達は俺がここにいるという事に大きな幸せと満足感を得ているようだ。彼女達から鎖を外させるにはまだ時間がかかる。また、アクアへの揺さぶりは成功しているが、彼女はめぐみん達の顔色を窺うのみで具体的な行動はあまり起こしていない。どうやら、完璧にヘタレているみたいだ。もしくは、めぐみん達との不和を恐れて下手な行動に出れないのだろうか。その罪滅ぼしのためか、アクアは俺の世話をやきまくる。

 

 もちろん、毎日彼女たちが寝たあとに鎖への攻撃をしているが、僅かに耐久度が落ちるのみで、破壊には時間がかかりそうだ。そんな現状に俺は憂鬱な気分になる。

 

 何より、ゆんゆんが心配だった。彼女の俺への依存っぷりは付き合っていたからこそよくわかる。あの依存は一緒にいる時は心地よいものだったが、いざ離れ離れになってみると彼女の事が心配になる懸念材料にしかならない。彼女が思いを拗らせて変な事をしてないかという不安と、弱みに付け込まれて他の奴にアイツが寝盗られるのではないかという嫉妬心で頭がいっぱいだ。

 

 こうして、俺の精神は摩耗していく。めぐみん達に対してイライラをぶつける事はできるだけ自重しているため、ひたすら溜めこみ続けることになる。だから俺はひたすら快楽にふけった。しかし、俺の中の思いはどんどん強くなっていく。今までごちゃごちゃ頭の中で考えていたが、俺の願いはただ一つだ。

 

 

 

 

 

ゆんゆんに会いたい……

 

 

 

 

 

 

『ダクネス、首尾はどうですか?』

 

『ああ、奴はもう壊れかけだ。私達が手を下す必要もないかもしれん。そもそも誘いに乗るかどうかも不明だ。しかし、準備は予定通り進めている。安心しろ』

 

『ダクネス、あの作戦はやめにしません? カズマも私達の元にいるのですし、アクセルから離れてもらうだけで十分じゃないですか……』

 

『怖気づいたか? まぁ、私も友人を隣国の山中に埋めるのは気が滅入る。アサシンだけじゃなくて調教師を捜索隊に加えるとしよう』

 

『ダクネスはゆんゆんに何をする気ですか?』

 

『知る必要はない』

 

『まったく……誘いに乗らなかった場合は私に任せてもらいますからね』

 

『お前はぬるいな』

 

 

 

 思考にふけりながらまどろんでいた俺は一気に目が覚めた。目の前の柔らかい物、アクアをどかして飛び起きる。朝日もなければ鳥の声も聞こえないいつもの朝だ。

 

「あっカズマ、起きましたか? おはようございます」

 

「おはようカズマ」

 

「ああ……おはよう……」

 

 適当にあいさつをしながら俺は彼女たちの方を見る。めぐみんとダクネスは椅子に座りながらこちらをジッと見つめている。もはや見慣れた光景だ。俺は監禁されてどのくらいたったのだろうか。一ヶ月以上たったというのは、分かっているが正確な日にちはわからない。そして、思案する俺の前に彼女達は上気した顔でベッドへとやってきた。

 

「今日は私もダクネスもずっと一緒ですよ」

 

「カズマ、みんなで朝から愛しあうか?」

 

「毎日そんな気がするが……ったく! やってやろうじゃないか!」

 

「「きゃーっ♪」」

 

俺はめぐみんとダクネスをベットに転がす。そして、二人の衣服を脱がそうと手をかけて……!

 

 

 

「やっぱダリィから二度寝するわ」

 

「カズマ、それはないですよ……」

 

「女の私達にお預けか……?」

 

 二人を無視して俺は寝転がる。そして、気持ちよさそうに眠り続けるアクアを抱きしめた。おおう……癒される……

 

「めぐみん、ついにアレを使うぞ!」

 

「ばっちこいです! アレでカズマをいつもの性獣に戻してやります!」

 

 そう意気込みながら二人は部屋を飛び出し、次々と何かを部屋に運び込んでいく。俺は変わらずアクアを抱きしめる。すると、彼女はのっそりと起き上がり、抱き着く俺を胡乱げな目で見た。

 

「なーにカズマ? アンタ最近やけに私にひっつくわね。何か企んでる?」

 

「別に……ちょっと疲れてるだけだ……」

 

「そうなの……まぁいいわ、ほら、膝を貸してあげる」

 

「おふっ……」

 

 抱き着く俺を振り落とし、強制的に膝枕をされる。ああっ、こっちも暖かい。もうひと眠りしたい所だ。しかし、アクアはまどろむ俺の頬をつねる。そして、近くのテーブルから朝食を手に取り、俺の前に白い液体が乗ったスプーンを差し出した。

 

「朝ごはんはちゃんと食べなさいよ。ほら、あーんしなさいな」

 

「俺はガキかよ」

 

「恥ずかしい? なら起き上がって一緒に食べる?」

 

「いや、それでいい……」

 

「まったく、素直じゃないわね」

 

 アクアに頭を撫でられながら、俺は彼女の差し出すスプーンを口に含む。いかん、何か俺の中で精神異常が起きているようだ。アクアにこうされていると、なんだか極度のリラックス状態になり、脳がとろけそうになる。なんだかんだで、やっぱコイツの傍が一番安心できる……

 

「はい、お粗末さまでした。もう少し食べる?」

 

「もういい」

 

「なんか最近のアンタは本当に元気ないわね。大丈夫? おっぱい揉む?」

 

「揉む……」

 

「もう……ほら……」

 

 俺はアクアに膝枕されながら、彼女の胸に手を伸ばした。柔らかい……癒される……色んな意味で理性が飛びそうだ……

 

「おい、コイツ最高に気持ち悪いぞ!」

 

「流石に変化がない事に飽きたのでしょうか? カズマも変になってきましたし、色々考えないといけませんね」

 

「ちょっとアンタ達、カズマさんったら結構キてるみたいよ? そろそろマズイんじゃないかしら……」

 

 俺が脳をトロケさせてる頭上で何やら口論が始まった。非常にうるさい。俺は構わず頭部に感じる暖かさと柔らかさから得られる癒しと安心感を堪能していた。しかし、このアクアから感じる安心感は、なんだか懐かしさを伴っている。これによく似た安心感を俺は確かに味わった。そう、それは子供のころ感じたあの感覚……

 

 

 

気が付けば俺はアクアに縋り付いて何かを叫んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

「ママーーーッ!!」

 

 

 

 

 

 

 部屋の空気が凍った。そして俺は意識を覚醒する。ん? 今まで俺は何をやっていたんだっけ? 確かアクアに膝枕されて……それから記憶がない。アクアの元から立ち上がって、ふと彼女達に視線を向けるとめぐみんとダクネスは引きつった表情で俺を見ている。対してアクアはなんだか優し気な表情でこちらを見て来た。

 

「どうしたお前ら?」

 

「いえ、なんでもありません……」

 

「お前……自分が何を叫んだのか覚えてないのか……?」

 

「カズマ、大丈夫? 疲れてない?」

 

 ふらふらと体がアクアに向かおうとした所で、めぐみん達に止められる。そして、顔を無理矢理ある方向へ向けさせられた。そこには、何やら衣服が山のように置かれていた。

 

「めぐみん、何あれ?」

 

「コスプレ衣装です!」

 

「カズマ、お前はやけにアクアのコスプレに反応してたろ? 私達も揃えてみたんだ」

 

「ほう、なるほどなるほど……!」

 

 ドヤ顔のめぐみん達を見てふつふつと情欲が湧き出てくる。コスプレエッチか、なんだか最近マンネリ化してきたし、それは大いにアリだな!

 

「よし、お前ら! 今日はコスプレ乱交だな!」

 

「やっとカズマらしくなりましたね……」

 

「うむ、やっぱコイツはこの野獣のような目が似合っているな!」

 

 俺はそんなめぐみん達の声を受けながら、足元に置かれたコスプレ衣装のうち、いくつかを選んでいく。ふむん、悪くない、悪くないぞ……!

 こうして、俺が鼻息荒くコスプレ選びをしていると、肩をポンポンと叩かれた。振り返ると、少し悲し気なアクアの表情が目に入った。

 

 

 

 

「カズマ、無理してない……?」

 

 

 

 

「んぉ……ん……お……おかあさん……俺お外に出たいよ……」

 

「めぐみん、アクアを直ちに引き剥がせ!」

 

「はい! こ、こらカズマ! 自分の指なんてしゃぶらないでください!」

 

 

 

 

 

 

 俺は重い意識を持ちあげて再び覚醒する。どうやらまた記憶が飛んでしまったようだ。眠い目を擦りあげると、目の前に白衣の天使がいた。ナース服を着たアクアとダクネスだ。そういえば、コスプレセックスをするって話だったな……

 

「カズマ、お前の頭の容態が良くないようだ。今、めぐみん先生を呼んだからもう安心だぞ?」

 

「カズマさん、大した病気じゃないから大丈夫よ」

 

 優しく語りかけてくる二人に俺は意識が飛びかける。いかん、さっきから本当に頭がヤバイ気がする。平常心を保て……!

 そして、めぐみん達はコスプレエッチの一環として小芝居をを始めたようだ。それならこっちも乗ってやろうじゃないか。どうせ暇だしな。

 

「めぐみん先生なんていらない……」

 

「カズマいきなり何をいっているんだ?」

 

「治らない治らない! めぐみん先生なんていらない!」

 

「カ、カズマさん落ち着いて!」

 

 じたばたと暴れる俺をアクアとダクネスがベッドへ押さえつける。俺の手は自然と二人のミニスカートの中へ伸びていた。

 

「めぐみん先生でも治らない! いらないいらない!」

 

「おいカズマ、めぐみんは女医役なんだ。出番をなくすなんて可哀想だぞ?」

 

「うるさいうるさい! 看護婦さんじゃないと治らない! Hな看護してくださぁい! 愛のパワーをくださぁい!」

 

「は……?」

 

 ダクネスが俺をドン引きした表情で俺を見てくる。その視線に謎の快楽を味わいながら、俺は二人の尻を堪能した。やっぱりコイツらの尻の感触は最高だ……

 

「看護婦さぁん……」

 

「もう、仕方ないんだから……どうしたのカズマ……? 私が一緒にいるから大丈夫よ?」

 

「愛のパワーで僕の病気を治してくださぁい!」

 

「あっ……」

 

 そして、アクアをベッドに引きずり込む。アクアを抱いていると、安心感と暖かさでとても気持ちがよくなる。ああっ……また意識が飛ぶ……

 

「めぐみん! カズマがまた発作を起こしたぞ! 早く来い!」

 

「またですか!? ああっ!? カズマ、赤ちゃんみたいな無垢な表情でアクアのおっぱいを吸わないでください! ぶっ飛ばしますよ!」

 

 

 

 

 

 

 俺が再び目を覚ました時、俺は下半身にゾクゾクとした快感を覚えた。薄目を開けて確認してみると、めぐみんが俺の勃起した逸物の亀頭部分にちゅぱちゅぱと吸い付いていた。そして、竿の部分をアクアが舌を這わせ、俺の視界に僅かに見える金髪……ダクネスが玉袋をはみはみと口に含んでいる。

 

「ん……カズマ起きましたか?」

 

「おう……おふっ!? これはなかなかいいな!」

 

「まぁ私達3人のフェラですからね。カズマしかこの天国は味わませんよ……? 嬉しいですか?」

 

「そりゃな! というかお前の恰好、紅魔族の制服か!」

 

「ふふっ、そうですよ。どうです、似合ってますか?」

 

 何やら得意げな顔をしながら、めぐみんが片手を腰に当ててふんぞり返る。ピンク色のブラウスにスカートにネクタイ。このブレザー姿は俺にとっても懐かしいものだった。

 

「んぁ……カズマ! 私も見て見て! どう、可愛い?」

 

「む……私もどうだ?」

 

 そういって立ち上がるアクアとダクネスも紅魔族の学校の制服に身を包んでいた。んーむ、色が色なだけに、二人からはやや無理してる感が漂っていた。そして、制服が小さいのか胸の部分がパツパツだし、体のエロいラインがくっきり浮き出ている。対して、めぐみんは本当に良く似合っている。ロリ体系と相まって正にピッタリという感じだ。

 

「なぁ、めぐみん、もしかしてお前が着ている制服って自分のお古か?」

 

「そそ、そんな事ないですよ!?」

 

「そうか……まぁそうだよな……だってゆんゆんに昔使っていた制服を着させながらエッチした時、成長した胸がキツすぎて制服のボタンが飛ぶという夢のような光景を目撃したんだ。お前も昔より成長してるはずだから制服がピッタリなんて……」

 

「ブッ殺! あぐっ!」

 

「いてぇっ!?」

 

 めぐみんに突然腕を噛まれた。俺が激痛に悶えていると、アクアとダクネスまで噛みついてくる。実はめぐみんに、不用意に“俺に転嫁しろ”という発言をしたせいで、彼女がイラっときた時は噛みつかれるようになってしまったのだ。ダクネス達は便乗した甘噛みであるが、めぐみんは食い千切られるじゃないかというマジな噛み方だ。そして、めぐみんは噛んだ個所からにじみ出る俺の血液を幸せそうに舐めとった。

 

「んっ……カズマの血はやっぱり美味しいです……」

 

「お前なぁ……」

 

 紅魔族は俺の血液が大好きなんだろうか。ゆんゆんも噛み癖がついて以来、その傾向があるのだ。将来、物理的に喰われるのでは? という恐怖に身をすくませた時、上気した顔でダクネスが俺に覆いかぶさってきた。もう、コイツらは俺より性欲に忠実かもしれない……

 

「カズマ、もう挿入していいか!?」

 

「まったく! 俺が上になるに決まってるだろ!」

 

「ひゃっ!? あぅ……」

 

 俺は騎乗位で早くもヤろうとしていたダクネスを逆に押し倒す。そして、純白のパンツをずらして正常位で一気に挿入した。

 

「んふっ……いい……いいぞかずまぁ……!」

 

「くぅ~俺もいいぞダクネス!」

 

 ダクネスに容赦なしのピストンを開始する。一突きするたびにブラウスの胸部が苦しそうに震え、それを何とか抑えているボタンが、零れ落ちそうな巨乳によってミシミシと圧迫されている。視覚的にも、これは実にいいものだ!

 

「ん……やぁ……かふっ……んぅ……あぅ……気持ちいいぞカズマ!」

 

「へいへい! それより見ろよめぐみん、コイツの胸でブラウスがはじけそうだぜ?」

 

「カズマ、そんなものが実際に起こるわけ……」

 

「んっ……あう……ひゃん……ああっ……!?」

 

 そんなめぐみんの願いもむなしく、ダクネスの胸は予想撮りボタンを飛ばしてはじけるようにこぼれ出た。お披露目された純白のブラに俺自身大興奮である。めぐみんはその光景を恨めしそうに見ていた。

 

「ヒャーハッハッハ! そのこぼれ出た巨乳を揉みまくってやる! 覚悟しろよ!」

 

「ひゃうう……んぁ……やぁああああああああああああっ!?」

 

「おおっ!? 絶頂したか!? さすがはダクネス、俺も出すぞ!」

 

ダクネスのこぼれた胸を揉みながら、俺もピストンを速くする。コイツの膣はすべてを包み込むような柔らか系でありながら、適度な締め付けもある良い感じのものだ。しかも絶頂時なため、膣が俺のペニスを搾り取るようにグネグネ動く。もちろん、もう限界だ!

 

「いくぞ……! おらっ! せいっ! う゛ぐっ!?」

 

「ああああああっ!? カズマ……出てる……いっぱい出てる……膣内でお前を感じるぞ……!」

 

幸せそうな表情のダクネスを俺は優しく撫でる。こうしないと、面倒臭いダクネスが後からうるさいのだ。

 

「カズマカズマ、次は私です……!」

 

「分かったよ……アクアは俺に補給頼むわ」

 

そして、ダクネスから逸物を引き抜き、めぐみんに挿入する。幸せそうな表情のめぐみんをチラリと見たあと、俺は横でこちらをジっと見るアクアに視線を移した。

 

「どうしたアクア? お前も挿入して欲しいのか?」

 

「違う……こんなの違うの……」

 

アクアが何かをポツリと呟く。俺は構わずめぐみんに深く挿入し、快感を味わう。よし、コイツも中出しだな……

 

「ねぇカズマ……」

 

「なんだ?」

 

 

 

 

「大丈夫? 無理してない?」

 

「…………」

 

 

俺はまた意識が飛びかけた。でも、耐えてめぐみんを犯す事に……快楽に溺れる事にした。もう気持ち良ければ、どうでもいいのではないか……

 

そして、めぐみんに大量射精した後、俺は泥のように眠った。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

「大丈夫ですかカズマさん?」

 

「ゆんゆん……?」

 

「違います。私ですよ」

 

気が付いたら、俺はエリス様と死んだ時に邂逅する、あの空間にいた。あれ? もしかして俺は死んだのか!?

 

「エリス様、俺の死因はなんですか!? 寝ゲロで窒息死!? 寝てるうちに絞られてテクノブレイク!?」

 

「違います。あなたは死んでいません。これは単なる夢ですよ」

 

そう言って微笑むエリス様を見て、俺は何だか泣きそうになった。久しぶりにあの三人以外の顔を見たのだ。しかもこれで……!

 

「夢……そうなんですか……でもこれでエリス様に会えたんですよね! エリス様、今俺は監禁中です! ちょっと助けて頂けませんか!」

 

「できません」

 

「へ?」

 

 椅子に座るエリス様はそうおっしゃった。俺は困惑するしかない。エリス様は俺のピンチを助けてくれないのだろうか……

 

「この夢の世界と私は女神エリスがあなたに植え付けた一種のプログラムのようなものです」

 

「いや、そう言われても意味が分からないのですが……じゃあ、あなたはエリス様じゃないんですか?」

 

「ええ、私はただの女神エリスを模した疑似人格です。そして、私が起動するという事は女神本体が介入できない場所にあなたがいる事を意味しています。恐らく本体はあなたを血眼になって捜索中です」

 

俺はなんとなくエリス様の言いたい事が分かった。でも、結局は助けられないって事か。

 

「私というプログラムは様々な機能を持っているのですが、その一つとしてあなたが精神的に大きな苦痛があった時に起動するようにもなっています。カズマさん、現実で何か辛い事があったんですか?」

 

「エリス様……」

 

 いつのまにエリス様は俺にそんなものを植え付けたのだろうか。でも、俺を思っての事だと言う事は分かる。それに、疑似人格らしいが、優しく俺に微笑みかけてくる姿はエリス様そのものと言っていい。彼女を見ているだけでなんだか癒される。

 

「カズマさん、私はあなたの苦痛を少しでも和らげ癒してあげたいんです。私はあなたのためなら何でもしますし、私に何をしても構いません。だからどうか心を落ち着けて、諦めたりしないで? そして現実の私を信じてください。私が必ずあなたを助けて見せます……」

 

 そういってから、エリス様の姿と名を借りた彼女が俺の隣に腰を降ろした。思わず苦笑してしまう。エリス様は本当に心配性な女神様だ。

 

「カズマさん、精神的苦痛は時として肉体的死よりも魂にダメージを与えるんです。そして、私は……女神エリスはあなたの事を愛しています。私はあなたがそんな境遇にいる事が耐えられない。だから遠慮なく私を使って? その苦痛を私で紛らわしてください」

 

「まったく……本当に……エリス様は……まったく……!」

 

「カズマさん、大丈夫、大丈夫ですよ? ほら、こっちにおいで?」

 

「おふっ……そんな膝をぽんぽんしながら、慈愛の表情で見られたら……俺……俺……!」

 

 

 

 

 それから俺は彼女にふらふらと吸い寄せられた。そして何かをして、とても癒された。でも、何をしたかは覚えていない。これはアクアの時と同じ反応だ。俺は一体何をして……? いや、思い出さないでいいか……

 

 

 

 

俺が目を覚ますと目の前にアクアの顔があった。起き抜けのこれはビビるのでやめて欲しい。

 

 

「カズマ、起きた? 本当に大丈夫?」

 

「何がだよ。俺はスッキリ爽快だ!」

 

「本当に? 本当に本当に……あいたっ!?」

 

耳元でうるさいアクアにデコピンをすると、彼女は涙目でこちらを睨んできた。

 

「ちょっと、私が健気に心配してあげてるのに、その態度は何よ!?」

 

「監禁してる側が何言ってんだか。まぁ、素直に礼は言うさ。しかし、問題はコイツらだな……」

 

 俺は両足に抱き着いて気持ちよさそうに眠るめぐみんとダクネスを見る。ここ一ヶ月近くでコイツらの俺への執着は身を持って体感した。やはり、コイツらは当分、俺を解放する気がないようだ。もし、脱出したら後でみっちり説教してお仕置き決定だ。

 

そして、俺は決意を新たにする。

 

 エリス様はそのうち俺を助け出してくれるらしい。でも、できるなら彼女の手は借りたくない。何故なら、こんな所を女神様に助けてもらうなんて恥ずかしい、恰好悪い。そんな単純な思いがあるからだ。だから俺は自力で脱出してみせよう。

 

 

 

 

 

 

 それにしても昨日のアレ、エリス様とのひと時は本当に最高だった。そんな思いだけはある。記憶にないのが実に惜しい!

 

 

 しかし、記憶がなくても、俺の中でやはり女神は母性の象徴だったのかという謎の実感と、とある単語が頭の中に浮かんで消える事がなかった。

 

 

 

 

 

「エリスママ……」

 

 

 

 

 

 

「カズマ、どうしてそんなに寂しそうなの……? 大丈夫? おっぱい揉む?」

 

「……揉む」

 

「んっ……大丈夫よカズマさん。安心しなさいな、私がずっと一緒にいてあげるから」

 

「アクア……」

 

 

 

 

俺の記憶はまた飛んだ。

 

 

 




という事で9巻発売ですよ! アクシズ教徒ダスティネス派にとっては苦しい巻でした。
そしてウォルバク様の扱いが現状の二次でも鬼門ですね。彼女はエリスに対抗できるのでしょうか
まぁ、10巻出る前に完結すれば問題なーし!


次回は一週間後くらい

エリス様が仕掛けた謎プログラムの本来の機能は出る事はなさそうですね
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