淡い夕日が馬車の窓から差し込む夕焼け時、俺達はゆったりとした時間を過ごしていた。広めの馬車内の中には貸し切りのため俺とゆんゆんと毛玉だけしかいない。
ゆんゆんはというと、腰かける俺の隣に陣取って寄りかかり、毛玉は何故か俺の右足の靴をガジガジと噛んでいた。このように俺はかなりのんびりとした……いやグダグダとした時間をすごしていたが、ゆんゆんは何やら体をソワソワさせている。
チラリとゆんゆんの方を見ると、彼女は顔を上気させながら俺に体をギュウギュウと押し付けていた。その熱くて柔らかな感触に触発され、俺もそっと彼女の肩を抱き寄せた。
「カズマさんカズマさんカズマさん……!」
「どうした?」
「その……そろそろ……あの……!」
「おう、そろそろ何だゆんゆん?」
「えっと……あぅ……!」
もじもじと体を動かすゆんゆんを見て俺は思わず口角が吊り上がる。そんな俺を見て彼女は少し頬を膨らませながら、隣ではなく真正面に体を動かした。
腰に手をついて、いかにも私怒ってますという、あざと可愛いポーズをとるゆんゆんに俺は苦笑する。
「分かってて誘ってくれないんですね……?」
「いやー俺は何の事だか分からないなー!」
「もう……本当にカズマさんは最低です……」
しらっばくれる俺に対し、ゆんゆんは呆れた目線を送って来る。しかし、ゆんゆんはそんな俺の腰に縋り付きベルトをゆっくりと外し、ズボンを俺のトランクスごと一気にズリ下した。
もちろん俺のアレは真上を向いて臨戦態勢だ。ゆんゆんはその露わになった逸物を指でピンとはじいた。
「こんなにおっきくしてるのに、まだしらを切るんですか?」
「いやいや、俺はえっちなゆんゆんの方から誘ってくるのを待ってるだけだ」
「私はえっちじゃ……もういいです! そんなに意地悪するなら私一人でしちゃいますから!」
「ん? 一人で?」
まさかオナニーでも見せてくれるのかと思ったら、そのまさかであった。ゆんゆんは俺のひざの上に跨ってゆっくりと体を動かし始めたのだ。
ひざの上から感じる彼女の秘所はすでに熱く湿っている。しかも、ゆんゆんは俺の左腕を取って無理矢理自らの胸元へ押し込んできた。
「ん……んぅ……熱い……私とっても熱いんです……カズマさん……!」
「おいおい」
「ひゃうっ……! カズマさんがいけないんです……あなたが誘ってくれないんだから……んぁ……!」
「やっぱり、えっちじゃないか……」
俺の呆れ声を無視して、ゆんゆんは腰を動かし続ける。そして、俺の左腕を自分の胸に乱暴に押し付けながら、今度は俺の右腕を手に取った。彼女は俺の指先をクンクンと嗅いだ後、躊躇なく口に含んだ。
「ん……じゅるっ……んぁ……ふふっ……カズマさんの指しょっぱいです……!」
「もう何でもありだなお前は……オラ!」
「や、やぁ! 肩押さえちゃ……あう……ひゃんっ!」
「まったく、ゆんゆんは本当にエロイな!」
「くっ……んっ……あっ……んぅ……だめ……こんなのでわたしイきます……いく……んんんんんんっ!」
俺は胸元に入れられていた腕を引き抜き、ゆんゆんの肩を掴んで下に力を加え、膝も彼女の秘所小突くように押し上げた。その瞬間、彼女は腰をくの字に曲げながら体をビクつかせる。どうやら軽くイッてしまったようだ。
「おいこら、随分とはやいな! やっぱりゆんゆんはエロイ子だ!」
「仕方ないんです……ずっとカズマさんの事を……んっ……膝動かさないでください……まだ敏感で……ひゃっ!?」
「へいへい……仕方ない……ね……」
今だに興奮冷めやらぬ様子のゆんゆんをギュッと抱きしめる。なんだかんだ言って、彼女は俺との性行為を好んでいるし、むしろ積極的な方だ。俺が月のモノで行為を自粛している時ですら、ゆんゆんはキスやスキンシップも欠かさない。しかも、『溜まっているものは全部私に出してください』とか言って口でしてくれたり、素股をおねだりしてくるのだ。
そんなゆんゆんを不可抗力とはいえ数ヶ月も放置してしまった。彼女は俺への思いを貫き通したらしいが、すこーし怪しい。まぁ、俺も彼女に対する背信行為をしているので深くつっこまないようにしておく。それに今後はそんな状況にならないようにしたい。
「ん……私だけが気持ちよくなっていちゃダメですよね……」
「おふっ!?」
「カズマさんの性器からもえっちな液体が出てますよ? 私の自慰行為を見て興奮しちゃいましたか……?」
「当たり前だろ……」
ゆんゆんが妖艶な笑みを浮かべながら俺の逸物を優しく撫で上げた。彼女の囁き声と相まって、全身にゾクリとした快感が立ち昇る。ゆんゆんは俺の快楽の表情を見てクスリと笑った後、膝上から降りて股下へとしゃがみこんだ。
そんな時、毛玉が俺の席の隣へとやってきた。靴を噛んだり、ゆんゆんが脱がした俺のズボンに体を擦りつける謎行動に飽きたのだろうか。
「にゃるるっ!」
「おっ、また威嚇か? ゆんゆん、やっぱコイツ三味線にでもしようぜ」
「冗談でもやめてくださいよ! しかし、どうしたんでしょう? この子がこんな態度を取るのはエリス様くらいなんですが……」
俺の股の間でそんな事を言うゆんゆんを、毛玉はジッと見つめた後、俺の方を見て再びフシャーっと威嚇する。その様子を見て俺は何となく察する事が出来た。恐らく、ゆんゆんの前に突然現れた俺という存在をまだ警戒しているのだろう。
毛玉の忠犬……忠初心者殺しっぷりに俺は少し感心する。それとも、単に子分と見なしているゆんゆんを俺が虐めているようにでも見えたのだろうか。
「ゆんゆん毛玉に俺達の仲が良い事を見せつけてやれ。お前に害がない存在だって示す事が出来れば俺にもそのうち慣れるだろう。という事で続きをはやくお願いします!」
「もう、カズマさんは……じゃりめ、ちょっと大人しくしててね?」
「にゃう……」
ゆんゆんに顎下を撫でられた毛玉は不服そうにしながらも俺のズボンとトランクスで作った寝床に戻った。俺がざまぁという目線を毛玉に送ると、奴も威嚇で返してきた。そして、そんな場外の争いを知らないゆんゆんは俺の事をじっと上目遣いで見つめてくる。
毛玉に妨害された空気を払拭するためにも、俺はゆんゆんの頭をそっと撫でた。彼女は、嬉しそうな表情を浮かべながら俺の性器に再び触れる。少しひんやりとした彼女の手が心地よい。
「カズマさん、私にどうして欲しいですか……?」
「任せるさ。ゆんゆんの好きなようにしてくれ」
「そうですか……それならまずは……」
ゆんゆんが念願の獲物を目の前にした肉食動物のようにチロリと舌なめずりをしてから、ゆっくりと俺の性器に顔を近づける。そして愛おしそうに撫でながらスンスンと鼻を鳴らした。
「ダメです……ダメですよカズマさん……こんな強烈な雄の匂いを漂わせるなんて本当にダメです……臭いです……!」
「んな事言われてもなぁ……」
「でも私は好きですよ……? だってカズマさんをとっても感じる事ができますから……んっ……!」
「おおう……」
思わず快楽の声を上げてしまうのも仕方がない事だろう。ゆんゆんは俺のガマン汁で濡れた亀頭を美味しそうに舐め上げる。また、啄むように柔らかな唇を押し当てながら、先っぽに強く吸い付いた。それだけで、俺ははやくも射精感がこみ上げて来たため、必死に我慢する。
性技に関しては俺がゼロからたっぷりと調教したせいか、ゆんゆんのテクニックはかなりのものになっているのだ。彼女は俺が我慢している事を察したのか、僅かに目尻を下げた後、俺の性器をゆっくりと口に含んだ。
その間も根本を僅かに絞めるような手の動きと、熱い舌で亀頭を舐めまわす動きを止めてはくれない。そのまま、遅いとも速いとも言えない速度でストロークが開始された。
「いいぞ! ゆんゆんは本当に上手くなったなぁ!」
「んっ……じゅるっ……んむっ……んみゅっ……」
「ああっ、やっぱりゆんゆんのフェラが一番だ!」
「んぐっ……んむっ……んんっ……んぁ……今誰かと比較しましたか?」
「そ、ソンナコトナイヨ!」
「ふふっ……嘘ばっかり……本当にカズマさんは最低です……」
思わず口を滑らせてしまってシドロモドロになっている俺の事をゆんゆんは薄笑いを浮かべながら見つめた後、今度は裏筋をゆっくりと舐め上げてきた。その攻撃に俺も快楽の吐息を漏らす事になった。
「カズマさん、別に比較しても構いません。でもしっかりとあなたの体と心に刻んで上げます。私がカズマさんの一番なんだって……」
「うぐっ……安心しろ俺の一番は……奥さんはお前だ……」
「それなら安心です。それならば私も言っておきましょう。私はカズマさんだけです……カズマさん以外は考えたくもありません……」
「そうかい……」
「そうなんです! だからもっと私を撫でてください。私、カズマさんに撫でられるのは大好きですから……んむっ!」
そんなの俺も知ってるという言葉を出す前に、ゆんゆんは俺の性器を勢いよく口に含む。しかも先程より刺激の強い“イカせに”くるフェラだ。亀頭に舌を絡めるように舐めながら、強く吸い上げる。馬車内に先程より淫靡な水音……言い方を悪くすれば随分と下品な音が響き渡る。
俺は浮きそうになる腰を我慢しながら、ゆんゆんの頭を撫でまわす。少し乱暴なものになってしまったが、彼女は嬉しそうにしながら吸い付きを強めた。それから俺は快楽に悶えながらも彼女の口をたっぷりと堪能した。
「ゆんゆんそろそろ限界だ……! このまま口に出していいか……?」
「んぐっ……んむっ……じゅるっ……んっ……」
「おほっ!? 良い舌使いだ! それと無言は肯定と受け取るからな! このまま出すぞ! うっ……くっ……う゛っ!?」
「んっ!? んぅ……んんんんっ……んみゅ……んぁ……じゅるっ……!」
「ああ゛~」
非常に気持ちの良い射精をしながら情けない快楽の声が俺の口から出てしまう。ゆんゆんはと言うと、俺の性器の脈動に合わせて吸い付きを強めている。喉を鳴らす音が聞こえる事から、どうやらそのまま飲んでくれているらしい。そして最後の一滴まで吸い出したあと、ゆんゆんはゆっくりと口を放した。唾液と溢れた精液が彼女の顔に付着する光景は何だか支配欲が満たされるものであった。
「うみゅ……カズマさん……濃いのがいっぱい出ましたね……」
「お預けされてたから当然だ! 嫌だったか?」
「そんな事ないです! 私カズマさんのものなら、何でも好きですから……」
少し恐ろしい発言をしながらも、ゆんゆんは妖艶に笑った。その笑顔に見惚れているうちに、彼女は俺のひざの上に腰を降ろす。そして、射精によって少し萎えている性器に、ゆんゆんは自分の柔らかな太ももを擦り付けて来た。加えて、俺の腰にギュっと抱き着いて、潤んだ目で見つめて来る。どうやら、ゆんゆんもヤル気まんまんのようだ。
「カズマさん私はえっちじゃないです……でも数ヶ月もカズマさんと愛しあう事が出来なかったんです……だから……その……!」
「だから?」
「っ……! だから……だから……私の事を抱いてください……愛してください!」
顔を羞恥で赤く染めるゆんゆんは非常に可愛らしいものだが、やっぱりえっちな嫁さんじゃないかという思いがこみ上げる。しかし、向こうからおねだりされる程嬉しいものはない。俺はそんな彼女を強く抱きしめ返した。
「ゆんゆん、今すぐにでもお前を抱きたい。でも時間切れだ。窓の外を見てみな。もう目的地だ」
「流石に到着は早すぎませんか? それにこの馬車は夜行馬車のはずですよ?」
「別に急ぎの旅じゃないから、宿を取っておいたんだよ。だから今は一旦お預けだ。でも、今夜は気絶するまで抱きまくってやる。覚悟しとけよ?」
「……分かりました」
そして、俺は毛玉が作っていた寝床を破壊して服を身にまとい馬車を降りる。少し困惑気味のゆんゆんも毛玉入りバスケットを持って俺の隣に並んだ。そのまま俺達はゆっくりと目的地へと歩き出す。
俺は事前に馬車を取る際に情報と地図を貰っていたため迷いはないが、ゆんゆんとバスケットから顔を覗かせる毛玉は周囲を物珍しそうにキョロキョロと見渡していた。
「カズマさん、ここはどこなんですか? 見た所大き目の宿場町のようですけど……」
「ここは隣国との国境にある温泉街だ。今日はここでゆっくりするぞ?」
「温泉……!? 行きましょう! 速く行きましょうカズマさん!」
「こら、調子に乗って転んだりするなよー」
温泉という言葉を聞いた途端、ゆんゆんの雰囲気が一気に明るくなった。やっぱり温泉が嫌いな女性はいないという事だろうか。俺は浮かれ気味のゆんゆんに地図を渡して道の先導を頼んだ。
そうしてたどり着いたのはなんだか転生者が関わっていそうな和風旅館だ。予約も何もしていないのだが、目当ての部屋を確保する事ができた。まぁ、宿泊料金が半端なく高い部屋だから残っていたというべきだろうか。
俺達はさっそく確保した部屋に飛び込み、ゴロゴロして馬車での疲れを癒す事にする。そして、時間が時間なだけに半刻もしないうちに夕食となった。
高いだけあって、運ばれてきた料理は豪華であり、旬を使った素材が云々という中居さんの話をゆんゆんは目を輝かせて聞いていた。
そして、やっとこさ食事が始まった。ちなみに毛玉も足元で魚やら肉が盛りだくさんのペットに不相応なご飯を食べている。実はペット持ち込みは禁止だが、金を積んだら了承してくれた。この旅館も話が分かる人達がいてくれて助かった。
「カズマさん見てください! おっきいエビですよ! 私の腕くらいの太さがありますよ!」
「そうだなー旅館って言ったら何故か甲殻類のイメージだよなー」
「んっ! こっちの茶碗蒸しも美味しいですよ!」
「ほーん……おっ……マジで美味いな……」
「この冬虫夏草と牛肉の煮物もいい感じです!」
何やらテンション高めのゆんゆんと共に俺は豪華料理に舌鼓を打った。しばらく和やかな食事であったのだが、段々とゆんゆんのテンションが下がり、最後には何やら不安そうな顔になっていた。さっき毛玉のお椀にイカの刺身を置いた事をまだ怒っているのだろうか。
「どうしたゆんゆん? 最初とはエラいテンションが違うじゃないか」
「いえ、その私は今までにないくらい美味しい食事だなって思ってるんですけど、カズマさんはそうじゃないのかなって……」
「いや、俺も美味いと思ってるぞ? でも、美食家を自称する俺にとってこれは9点だな!」
「あ、何だか今とってもイラっときました」
「はっはっは! 怒るな怒るな!」
イラっとした表情をするゆんゆんを見て思わず苦笑する。しかし、自分が美味いと思っているものに対する文句は確かにムカツクものだ。今回は俺の方が悪いといえよう。
「俺はこの料理よりかはゆんゆんの作る食事の方が美味いと思うし大好きだぞ!」
「え……? いきなり何を言うんですかカズマさん! わ、わたしを悶え殺す気ですか!?」
「ちょろいな」
「ちょろくないです!」
顔を羞恥で染めるゆんゆんは非常に可愛らしいものだ。そして、デザートのいちごっぽい果物を彼女の口元に持っていくと恥ずかしがりながらも素直に口に運んだ。何というか……扱いやすい子でこっちも助かる。
「んっ……カズマさん覚えておいてください……私はあなたと一緒に食べる食事なら何でもおいしく感じるんです……」
「おっと、今度はこっちを殺しにきたか」
「本当に本当なんですから……」
このようにして、気恥ずかしくも楽しい食事の時間は終わった。それからは目玉とも言える温泉に入る事とにした。ちなみに混浴風呂はないためゆんゆんとは別々だ。俺は男達で賑わう男風呂でゆったりとした時間を過ごす。俺自身が風呂好きというのもあるが、監禁中にまともな風呂に入れなかったため、今回の温泉はたっぷりと時間をかけて堪能させてもらった。
そして湯上りで体も顔も表情もほこほこさせている浴衣姿のゆんゆんを連れて夜の温泉街に繰り出した。とはいっても、夕食は食べたので意味もなくぶらつくだけだ。しかし、自然に腕を絡めて隣を歩くゆんゆんは非常に楽しそうである。それだけでなんだかこちらも満足出来てしまう。
「さっき中居さんから聞いたのですが、ここの温泉饅頭はとっても美味しいらしいですよ。お土産ここで買っちゃいますか?」
「ゆんゆんはお土産渡す相手なんていたのか……?」
「だから言っていますよね! ウィズさんとかバニルさんとかいますから! ちゃんと友達いますから!」
「はいはいまたソイツらね……今は買う必要ないな。どうせ帰りもここを通るし、その時買えばいいだろうよ」
「もう……本当にカズマさんは……もうっ……!」
俺の言葉に納得しながらも、若干プンスコしているゆんゆんをあやすためにお土産屋を冷やかす事にした。とはいってもアルカンレティアと違って店も道行く人もなんだか落ち着いている。
まぁ、はっきりいって寂れた温泉街であった。お土産屋も、温泉饅頭以外は良くわからない石だったり、誰が買うんだと疑問に思う木彫りの謎オブジェが売っていたりと、哀愁漂うものが多かった。
しかし、ゆんゆんのテンションは再び上がって行き、今は彼女に引きずられるように歩いていた。そしてたどり着いたのは小さな射的屋だ。温泉街のお約束を守っているあたり、ここの街の創始者にはやはり転生者が関わっていそうだ。
「カズマさんカズマさん! 射的屋なんてありましたよ。私やってみたいです!」
「そうだな、せっかくだしやっていくか!」
「ふふっ……お手本見せてくださいね……?」
「あいよ。百発百中のカズマさんに任せなー」
そして、何だか緩い雰囲気のなか射的対決が始まった。温泉街の射的といったら得点制なのだが、ここは祭りの射的と同じように落としたものを景品として貰える方式のようだ。
早速どんな景品があるのかと見渡すと、景品が置かれた棚の中央に見覚えのあるものがあった。俺は驚愕で体の動きを止め、ゆんゆんもソイツを見て少し驚いているようだった。
「カズマさんアレは……」
「あれは多分アクアが作った石鹸だ。まさかこんな所で目にするとはな……」
「彫刻かと思いましたが石鹸ですか……明らかに王都にある彫像より綺麗で再現度が高いですね……特に胸とか……」
「おいこら、さり気なく毒を吐くな。でも、なんでこんな所にあるんだ? 転売でもされているのか?」
俺達がザワついているのを察したのか、ここの射的屋のおっさんがニヤニヤしながらやってきた。片手にはこれまた見覚えのあるダクネス石鹸を持っていた。
「ようカップルさん! あんた達はアクシズ教徒かい?」
「んなわけないだろおっさん!」
「そうか! ならあのエリス像に撃つのはやめときな! 不思議なことにアレには絶対矢が当たらないし落ちないからな!」
そう言って語りだしたおっさんの話によると、この石鹸はおっさんの友達が土産としてくれたものらしい。以前はダクネス石鹸を射的棚に置いていたようだが、何故か矢が当たってもビクともせず、倒れないようにしているのではと客から苦情が出てしまった。
仕方なく、永久保存しようとしていたエリス石鹸に置き換えたそうだ。そうしたら今度はいくら撃っても矢が当たらないという不思議現象が発生。しかし、ほとんどの客はそもそもエリス像に矢を射るような罰当たりな行為はしないため苦情は今まで出ていないそうだ。
そして、時たま現れるアクシズ教徒がバカみたいにエリス像に矢を撃つので、そいつらをカモにしているそうだ。
恐らくこの石鹸たちは模した人物の特性でも持つようになったのだろう。普通ならありえないことだが、製作者がアクアだと考えるとこんなことになってもおかしくはない気がした。
「中々面白い話ですね。という事でおじさん。矢を100本お願いします」
「お、おう……どうぞ……」
「ゆんゆん、聞いていなかったのか? アレには矢が当たらないらしいぞ?」
「だからこそです。それに何だか石鹸とは言え見てるとムカムカしてきました! この私がアレを地に落としてやりましょう! えい! やぁ! 落ちろ! ぶっ壊れろ! 死んじゃえ!」
「あらら……」
どうやら彼女の押してはいけないスイッチを押してしまったようだ。彼女はくつくつと笑いながら弓をバカスカ撃ち始める。俺はそんなゆんゆんを苦笑しながら見守り、店主のおっさんはガクガクと震えながらその光景を見ていた。
「おい彼氏さんよ、お前さんの彼女はアクシズ教徒か? アレとあまり変わらない行動を取ってるぞ……?」
「彼女もアクシズ教徒じゃありませんよ。でもちょっと色々ありましてね……生暖かい目で見守ってやってください……」
コクコクと頷くおっさんと共に俺は彼女の騒がしい射的風景を見守った。しかし、結局は全弾外してしまったようだ。それでもゆんゆんは何処か満足気でスッキリした表情をしながら顔の汗を拭きとった。そして俺の腕に媚びるように抱き着いてきた。嫌な予感がする……
「全部外しちゃいました……だから私に手本を見せてくれませんか……?」
「ええっ……しかしだなぁ……」
「私、カズマさんが弓を射る姿が大好きなんです! いつも見たいにカッコイイ所見せてください!」
「くっ……分かったよ……!」
何だかゆんゆんに上手く乗せられてる気がするが仕方がない。ただ、標的は不思議な加護の宿るエリス石鹸だ。外したらカッコ悪いが、外す気しかしない。
「カズマさん! 胸を狙ったらはじかれます! あの意地の悪そうな笑顔を顔ごと粉砕して……いたいっ!?」
「うるさいっての! あとエリス様は最近ちょっとポンコツだけど意地悪じゃないぞ!」
ゆんゆんの脳天にチョップをした後、俺は改めて弓を構える。いざとなったら、こっそり狙撃スキル使う事を心に決めながら矢を放った
「おお……!?」
「すごいじゃないですかカズマさん! 一発命中です! やっぱりカッコイイです!」
「おおう……」
何故かエリス石鹸は俺の初弾であっさり地に落ちた。そして、ちょっぴり不服そうながらもおっさんがエリス石鹸を手渡してくる。しかし、俺の横ではゆんゆんが笑顔でハンマーを持って待機しているため、彼女に渡すわけにもいかず、エリス石鹸はおっさんに返却した。
その代わりの景品としてヘボイおもちゃを貰ったあと、俺は足早に店を出た。何だか横から不満の声が聞こえてくるが知らないったら知らない
それから、ゆんゆんと共にあてもなくぶらぶら歩き、最終的に小さな足湯に体を落ち着かせた。彼女も修羅モードから戻り、今は足湯を堪能しながら道中の露店で買った黒卵をおいしそうに食べている。
そして、一息ついた時、ゆんゆんが俺の肩に寄りかかってきた。こういう仕草を自然に出来る所が彼女のずるい所だと思う。
「冒険もいいですけど、こうやってカズマさんと二人っきりでのんびりするのも悪くありませんね……」
「そうだな。それに俺はゆんゆんの傍にいる事が出来て色々と安心だよ。お前一人だと結構バカな事やらかしそうで心配だからな」
「失礼ですね。私だって一人でやっていけます! 実際にカズマさんがいない間に私は……いや……やっぱりカズマさんがいないと私はダメになっちゃいます……」
そう言ってゆんゆんは更に体を俺の方へ寄せて、潤んだ瞳でこちらを見つめてきた。思わず俺は彼女の事を抱きしめてしまう。そんな目をされたら男はこうする他ない。
「数か月間、私はずっと一人で過ごしてたんです……それに馬車ではカズマさんにお預けされちゃいました……」
「……やっぱゆんゆんはえっちだな」
「体の繋がりってとっても重要だと思います。だってカズマさんを……あなたの愛をとても強く感じられるんです……だからもう一度言います。私を抱いてください……愛してください……!」
「しょうがねえなぁ……」
「ズボンの上から分かるくらい大きくさせて何がしょうがないんでしょうね」
クスクス笑うゆんゆんを連れて俺は宿へ向けて早歩きで向かった。そして部屋に到着し、事前に用意されていた一組の布団へ真っ先に向かう。枕元に毛玉が陣取っていたが、俺は構わずゆんゆんをそこへ押し倒した。そして、ゆんゆんの浴衣を剥こうとした手を彼女に止められた。またお預けかと、イラッとする俺をゆんゆんは楽しそうに見つめていた。
「カズマさん、私いっぱい歩いたので汗かいちゃいました。せっかくの温泉ですし、もう一度温泉に入ってからしませんか?」
「そんなのいいから早く……って危うく忘れる所だったじゃないか。ゆんゆん庭への障子を開けてみな」
俺の言葉にゆんゆんは不思議そうに頷いてから障子を開けた。そして目に入った光景と俺の目当てのモノを見て目を輝かせた。和風な庭園も見事なものだがメインはそっちではない。
「カズマさん、これって温泉ですか……?」
「ちゃんとした温泉だ。部屋付き露天風呂って奴でな、これを使うためにこの温泉街に寄ったんだよ」
「温泉を貸し切り……なんだかテンション上がっちゃいますね!」
「そりゃな! という事でゆんゆん! 一緒に入るぞ!」
「そうですね。せっかくですし二人で温泉を堪能しちゃいましょう!」
そして俺達は浴衣をバサっと脱いで露天風呂の湯船へと二人そろって飛び込んだ。マナーが悪い行為だが、それを注意する人もここにはいない。
露天風呂はランプが一つしかないため薄暗く、湯煙で視界も悪い。しかし、それがかえってゆんゆんの白く美しい肢体を際立たせていた。
「ああ……やっぱり温泉って気持ちいいですねぇ……」
「ゆんゆんみたいな美女と一緒に入る温泉はなおさら気持ち良いぜ?」
「またそんな事言っちゃって……でもそう言ってくれるのは嬉しいです……」
ゆんゆんは俺の臭いセリフを聞いてクスリと笑った後、俺の膝の上に腰かけ、背中をこちらへ預けてきた。
湯船の中で触れる彼女の肌はお湯と変わらないくらい熱く、柔らかな肌がこすれるサラサラとした感触は非常に気持ちいい。俺は片手で彼女の体を抱きしめてより体を密着させ、もう片方の手でお湯に浮き気味の巨乳をそっと揉んだ。
「んっ……カズマさんはおっぱい好きですね……」
「おっぱいが嫌いな男はいねぇよ! ほら、ここか? ここがええのんか?」
「もう……なんだか気持ち悪いですよ……? でも気持ちいいです……もっと私を触ってください……」
「なら遠慮なくやらせてもらうかな……ほいっ!」
「ひゃんっ!? そんなに乳首ばっかり責めないでください……! 私だって反撃しちゃいますからね!」
そう言ってゆんゆんは太ももで俺の勃起した逸物をはさみこんできた。彼女の嬉しい反撃を堪能しながら俺も胸への愛撫を強めた。それからは前戯とまではギリギリいかない肌の触れ合いを楽しんだ。
そして、対面座位の体勢になった時、ゆんゆんは真っ先に俺の首筋に吸い付いてきた。相変わらずのゆんゆんに苦笑しながらも、俺は彼女の耳をそっと口に含んでから指を彼女の秘所にあてがいゆっくりと愛撫を始めた
ゆんゆんは小さな嬌声と甘い吐息を吐きながらも、必死に首筋に吸い付く。それに対抗するように彼女秘所をより強く刺激すると、彼女はビクリと肩を震わせてから俺の口に一気に舌をねじ込んできた。
ゆんゆんとの深いキスを俺もたっぷりと堪能し、露天風呂ではしばらく男女の荒い息遣いと湯船とは違う水音が鳴り響いた。
「んぁ……あむっ……カズマさん……そろそろお願いします……私に……私にください……!」
「俺だって限界だ。一気に挿れるからな……そらっ!」
「んっ……ひゃぅ……!? 入ってきました……カズマさんのが私に……私に……あうっ……!」
俺は対面座位の状態で一気に彼女の秘所を貫いた。ゆんゆんは顔を歓喜と快楽で蕩けさせながら俺の方へ倒れこみ、肩と首に強く抱き着いてくる。俺は彼女の抱擁と逸物を締め付ける秘所の感触を楽しみながらも、何だか懐かしい気持ちになった。考えてみれば彼女とのセックスは数か月ぶりだ。
「おお~これだこれ。こうしてゆんゆんと繋がると、改めて帰ってきたって気がするな!」
「変な事言わないでくださいよ……んっ……ふぁ……ひゃん!」
「ゆんゆん、もっとお前の可愛い声を聞かせてくれ……」
「言われなくても……声出ちゃいます……! んっ……やぁっ……カズマさんカズマさんカズマさん……!」
俺はゆんゆんに挿入しただけで満足してしまったのだが、彼女はそうはいかないらしい。俺の名前を呼びながら彼女は激しく腰を動かし始めた。
湯船の中での挿入なため、刺激はそれほどでもないのだが、息を荒げて全身を揺らす彼女の姿と、湯船に広がる水の波紋と水音が性的興奮を高めさせる。もっと快楽を得たくなった俺はゆんゆんの膝下に両手を入れて、彼女の体を挿入したまま一気に持ち上げた。ゆんゆんは嬉しそうに微笑みながら、俺の意図を察して首に腕を絡めて見事な駅弁体勢となった。
「んくっ……カズマさんのが私の奥までずっぽり入っちゃってます……それに……んあっ!? 中でそんなに反らしたらダメです……いく……いっちゃいます……!」
「もうイクのか? イクならさっさとイけ!」
「んんっ……はひゅっ!? あああ……ああっ……んっ……んんんんっ! ああっ……いっちゃいました……気持ちいいですぅ……」
駅弁の体勢で深く一突きしただけでゆんゆんはイってしまったようだ。彼女の秘所は絶頂した事により俺への締め付けを強め、膣内もやけどするくらい熱くなっていた。そして俺の内股に彼女の暖かく粘度の高い愛液が滴る。無論俺は爆発した。
「おらあああああああああああっ!」
「ひゃあああああああっ!? 激しいっ! 急に激しすぎで…んぁっ……あぅっ……ひゃんっ!?」
「ああああああっ! 気持ちいい! 気持ちいいぞゆんゆん! そらっ! オラッ!」
「ひゃっ……んんっ……私も……私も気持ちいいです……もっと……もっと激しくしてください……!」
「はいだらあああああっ!」
「やあああああああああっ!?」
高い嬌声を上げるゆんゆんを、俺は突きに突きまくった。彼女は俺の高速ピストンを顔を蕩けさせ、時節よだれを垂らしながらも受け入れた。
激しく挿入している最中もゆんゆんの秘所は俺の性器を搾り取るように蠢き、それに合わせて彼女の体もビクビクと震えている。どうやら、ゆんゆんは連続イキをしているらしい。本当にエロくなったもんだ。
そして、俺が少し油断した時、ゆんゆんは首筋をカプリと噛んできた。その噛み付きの痛みで動きが止まった所をゆんゆんは全体重をこちらの方へかけて俺を押し倒してきた。
俺は背中を露天風呂の外枠の石組みに叩き付けられて結構な痛みを受けたのだが、彼女はそんな事は知らないとばかりに俺の逸物を膣で深く咥え込んで騎乗位へと体位を移行する。
「えへへ……これで私も動きやすくなりました……カズマさん……また激しくお願いします……! 私も激しくしますから……!」
「まったくお前は……でも喜んでええええええええええっ!」
「ああああああっ!? いい……いいです……もっと……もっと私を……求めて……! んんんんんっ!」
大きく腰を揺らすゆんゆんに合わせて俺も腰を高く突き上げる。その一突き一突きを受けるたびに彼女は体を震わせ、大きな嬌声をあげていた。俺はゆんゆんの両足をガッチリ腕で固定しているため、性器が抜ける心配はない。
むしろ、より深く彼女の秘所に侵入し、膣奥に亀頭が当たるたびに秘所からは愛液が溢れるように流れ出た。しかし、ここは風呂であるため、何が出ようがお構いなしでゆんゆんを責めに責めた。
そして、俺は快楽に酔いしれながらも、淫らな嬌声をあげて激しく肉を打つ音を響かせるゆんゆんを見て、これじゃあ隣の客室の住人にヤッてるのがバレバレだなと思い始めた。
しかし、部屋付き露天風呂なんてはっきり言って、こういう事をヤルために用意されているようなものだ。だから気にしない事にした。今は、ゆんゆんと楽しむ事だけを考えよう。
「うっ……くっ……ゆんゆん……そろそろ出すぞ……!」
「んひっ……はひっ……!? んぁ……いいですよ……このまま奥で出して……カズマさんの欲望を全部私に注いでください……!」
「よっしゃ! もう妊娠しようがお構いなしだ! 中出ししてやる!」
「あぅ……んっ……いっぱい出して……んぅ……! カズマさん……カズマさん……!」
ゆんゆんはイキそうになっている俺を逃がさないとばかりに抱きしめてきた。もちろん俺も彼女を逃がす気はない。この数か月に溜まった鬱憤も合わせて吐き出すようにガンガンと腰を打ち付けながら一気に射精した。
「いくぞっ……くっ……う゛っ! ああ……あああ……!」
「ひゃうんっ!? んっ……ああっ……熱い……カズマさんの熱いドロドロで……私の膣内がいっぱいです……あぅっ……!」
俺の胸の上でゆんゆんの力がストンと抜ける。そんな中でも、俺の性器はビクビクと気持よく射精を続けていた。そしてたっぷりと彼女の膣内に出した後、俺も伸びをするように力を抜いた。
「ふふっ……気持ちよかったですかカズマさん……?」
「ああ、最高だ」
「もう……こんなにいっぱい出されたら本当に子供出来ちゃいます……」
「嫌だったか?」
「いいえ、むしろ本望です! でも、結婚式の時にお腹を大きくしていたら、きっとはしたない夫婦だって思われちゃいますね……」
幸せそうにクスクスと笑うゆんゆんの濡れた黒髪を、俺は優しく撫で続けた。それからは、ドロドロになった体をお互いに洗いあったり、放置した事で若干不貞腐れていた毛玉と酒を桶の上に乗せて湯船に浮かべたりと、露天風呂をたっぷりと満喫した。
そして、長時間の入浴を終えた俺達は仲良く一組の布団に入った。火照った体にひんやりとした布団はとても気持ちの良いものであり、すぐさま眠気が襲ってくる。しかし、まだ眠るわけにはいかない。俺は隣でジッとこちらを見つめていたゆんゆんを、布団の中で組み敷いた。
「ゆんゆん、二回戦を始めるぞ!」
「さっきお風呂でいっぱいしたじゃないですか……本当にカズマさんは底なしですね……」
「そうは言っても、お前も期待してるみたいだな。目が紅く光ってるぞ?」
「それは……カズマさんに求められたら嬉しいに決まってます……私にとっての幸せでもあるんですから……」
俺を悶えさせるような事を言うゆんゆんを俺はギュッと抱きしめる。彼女はそんな俺を抱きしめ返しながら、そっと耳元に囁いてきた。
「私はカズマさんに抱かれるのは好きです。あなたに愛されているんだって感じられます。でも、きちんと言葉でも言ってください……」
「分かったよ……好きだゆんゆん……」
「足りません。もっと言ってください!」
「愛してるぞゆんゆん……」
「もっと、もっとです! それくらい愛の言葉なら他の女性にも言っているでしょう?」
「うぐっ……もうそれはいいから二回戦しようぜ……?」
「あっ! 誤魔化しましたね!? 今、絶対に誤魔化しましたね!? まったく……カズマさんって人は……!」
中々に鋭いゆんゆんの指摘に思わず言葉が詰まる。そんな俺を見てゆんゆんは小さくため息をついた後、俺の首筋をチロリと舐めた。
「もう……本当にカズマさんは最低です……許しません! でも、私が今一番欲しい言葉を言ってくれたら特別に許してあげますよ?」
「欲しい言葉ね……」
真っ暗な部屋の中で、ゆんゆんの紅い目は興奮と期待で爛々と輝いていた。俺に非があるからこそ、彼女の期待を裏切るわけにはいかない。覚悟を決めて、彼女が求めているだろう言葉を囁いた。
「ゆんゆん、お前を一番愛している」
「んっ……許してあげます……でも足りません……もっと言ってください……! 私があなたの一番なんだって心と体に刻み付けてください……!」
「はいはい……」
それから、俺はゆんゆんを抱きながら愛の言葉を囁き続けた。彼女は快楽と幸せの吐息は俺をも幸せな気分にしてくれる。
こうして、ゆんゆんと二人っきりでの楽しくて幸せでえっちぃ時間は過ぎ去った。でも、これからも彼女とはずっと一緒だ。なんだか、ゆんゆんの事が更に愛おしく思えて、俺は隣で眠る彼女の頭を撫でた。彼女は薄目を開けて微笑んだあと、ポツリと呟いた。
「カズマさん、こんな日々がずっと続くといいですね……」
「このバカッ!」
「いたいっ!? なんで!? なんで叩くんですか!?」
本当にコイツは大馬鹿だ!
今日はめぐみんスピンオフの公開の日ですよー
新刊的なものが出るたびに私はこの作品に致命的な矛盾が生まれるのではとドキドキしちゃいます。
でも、今更そんな事気にする必要ないくらいゆんゆんとエリス様はぶっとんでるので正に杞憂ですね。
しかしながら、予防線を張っておきましょう。この作品は書籍10巻までの設定を付け足したweb版アフターものですっと……
そして次回はやっとこさ魔獣使いが出るらしいですよ!