紅蓮の男 妄想と現実 作:人間花火
「―――――創造」して来ました。 物足りないと思いますが、本編だけでは判断しがたいこともあるかと思うので描きました。
濡れ場なんて滅多に描かないです。 これで勃つわけねぇだろうがと思う人はごめんなさい。
「正直に言いますと、いまのあなた……とても佳い女だ」
「…………」
そう言って、ナインは私に覆いかぶさってきた。
ついに、ついに私はやったのだ。 この、性に関してまったくの無欲なこの男に欲情させたのだ。
感極まって涙が出て来た。
でも、ここで私らしさを崩したらすべてが無駄になる。 ナインは私に、本能のままであれと言ったんだ。
より年上らしく、より妖艶に大人の女というものを――――
「ナイン、ちょっと仰向けになってくれるかしら……?」
◇
長い黒髪を両手でたくし上げ、隠れていた大きな乳房を曝け出した。 くっきりとした深い谷間が露わになり、一呼吸ごとに微かに揺れていた大きさの割に控えめな薄桃色の突起がさりげなく自己主張している。
「よい、しょっと……ふふ、さすがナインね。 いまさら私の生乳見たくらいじゃ甘勃ちもしないみたい」
そう声を弾ませながら、ベッドの上に仰向けになったナインの腰を自分の膝の上に引っ張り上げる。 むっちりとした黒歌の太ももが、両肘との連携で腰元を完全にロックした。
もう逃がすまいと、彼女の心と本能が力強く訴える。 ナインは私のもので、私もナインだけのもの。
そういった煮えたぎる独占欲を表すように、黒歌の90㎝オーバーの巨乳が、まだ萎えている男根の前で今か今かと聳え立つ。
「まったく、それにしても見事なものですよ。 前から思っていたのですが、何を食べればそのような乳に育つのですか」
相変わらず淡々とした口調で、両手を頭の後ろにやりながら黒歌にそう訊くナイン。
その言葉に黒歌は舌なめずりで答える。
「こればっかりは如何ともにゃー」
と、その爆乳と言って差し支えない双乳を、乗せていたナインの腰の上でわざとらしく揺り動かした。 僅かに保っていた男根との間隔が無くなり、一瞬だけ柔乳の影と交わる。 マシュマロのように柔らかいのに、弾力のある乳がナインを僅かに唸らせた。
「ほら、私って猫又だし。 男を誘うような躰として最初から決定していたんじゃないかにゃー?」
「だって、男の大半は大きい方が好きでしょ?」そう言って下乳をぴたん、と腰に打ち付けた。
ナインの端正な顔が、それだけで苦笑と冷や汗で彩られる。 デモンストレーションでこれだ。
これがただの人間の男性であったなら、先ほどの乳の動作だけで射精は免れないだろう。
「それを言ったらあなたの妹君はどうなるのだ……ふふふ、彼女はあなたとの女としての差を気にしている様子でしたが」
すると、黒歌は露骨にむっとした。
「…………次に白音の…………ううん、私以外の女の子の名前を口にしたら本気で怒るわよ」
本気ではないが、やはり最中に他の女の名前を出されると無性に嫌な気分になるのは当然だった。 それを思うと、黒歌も女としてはその辺にいる俗人とも大差ないのだろう。
しかし、ナインは目を瞑って笑った。
「ははは、餌であるはずの人間の男に嫉妬する猫又というのもまた乙ですね」
猫又は本来、一人の雄には拘らない妖怪。 端正で、快活で、逞しい男を見付けたら攫って子作り。
気に入ったなら最後まで吸い殺し枯れ落とすか飼い殺しのどちらかだったであろう恐ろしい日本妖怪。
猫又どころかその上位に位置する猫魈、それがいま一人の人間の男に魅了され堕とされている。
もはや食事と同義に男を食い漁る一般的な猫又の面影は無い。 愛の虜囚として生き続けることを決めた「黒歌」という女がそこに居る。
「もう…………ナインしか見えない。 私をこんなにした責任……ねぇ、取ってくれるわよね?」
黒歌の瞳に、冷たい目の男の整った顔が映し出される。 いや、さっきからそれだけしか見ていない。
彼女の世界にはいま、ナイン・ジルハードただ一人だった。 ナインは未だ慈しむように笑うだけ。
双乳を両の手で僅かに広げると、みっちり詰まった肉の谷間が開かれた。
極上だ。 上背があるにも関わらずその質量も桁違いな重みのありそうな両乳房はもはや芸術に等しい。
ひとたびこの開かれた門をくぐれば、きっと戻ってはこれないだろう。
「じゃあ、まずはこのおっぱいで搾り取ってあげる…………気持ち良かったら我慢しないで吐き出して、このおっぱいはあなたのためだけにあるものだから…………」
谷間に闇のような影をこさえて、肉の槍を待ち構える。
「む、これは――――っ」
未だ萎えたペニスを谷間に導き挟みつけると、先ほどよりも声が漏れた。 ナインは、やはりここは一旦逃れようと腰に力を入れてその極上の胸の谷間から引こうとする。
しかし。
「ぐ…………」
「ふふ、逃がさないにゃー」
男根が巨乳に一気に包み込まれた。
逃げられなかったのは、黒歌の両肘と太ももにガッチリと腰を固定されているからだった。 その上ですかさず待ち構えていた質感たっぷりの双乳が、その淫靡な門を閉じてそして締め付ける。
「んはぁ……ナインの、私の胸の中でどんどん大きくなっていくにゃー。 ふふ、いつもは興味無いフリして……本当は…………」
目を閉じてナインの雄が膨らんでいくのを乳内で感じ取る黒歌。
男根の肥大化を徐々に計るように乳の圧力を両手で調節していく。
「もっと、もっと大きくなるわよね…………?」
中心の勃起を圧迫せんばかりに胸をひしゃげさせ、その形を変えた。
完全に谷間に垂直に挟まれたナインの男根。 腰に感じる下乳の感触と、勃起そのものを呑み込んでしまった本乳が逃がすまいと心地よすぎる圧力をペニスにかけてくる。。
「ま……まだまだ……こんなものでは…………っ」
「そんなこと言って……ナインの大きいおちんちん、私のおっぱいの中に埋もれちゃった。 こうやって、手で掻き分けてあげないと先っちょ見えないにゃん」
「く…………!」
そう、黒歌の乳は通常の倍はあるであろうナインのペニスを、根元から亀頭の先までぴったりと挟み込んでしまっている。 四方八方を海のような乳に呑まれ、溺れるようにもがくペニスの亀頭は、この乳の持ち主の助けがなければまったく見えない。
ナインは、深すぎる乳の谷間に自分の腰がぐいぐい吸い込まれてしまうかのような快感についに悶え始めた。
「あなたの乳は……やはり魔性だ…………! 締め付けられているのに……どこまでも柔らかい……。 本当にその両手は力を入れているのか……っ?」
「あら、これじゃ物足りない?」
「う…………!」
口は災いの元とは言ったものだ。 黒歌の乳はその造形を乱れさせるほど両手で圧を掛けているのに、ペニスが痛くない。 それに疑問を持ってしまったのがイケなかった。
痛いどころか、さらに強まった乳圧に稲妻が走った。
「うぁ…………!」
黒歌はそのむっちりとした乳を指の間から肉がはみ出すほどに押し込め、そのまま両乳をペニスに沿って一往復した。
腰にぴたん、と打ち付けられる下乳がその反動で卑猥に震動する。
海綿体をなぞるように締め付ける乳肉の海に、ナインが快感の溜息を吐いた。
その瞬間、黒歌の表情により高濃度に艶がかる。
「私のおっぱい、そんなにいいの? じゃあ、セックスの前に何度か搾ってあげないとね。 行くにゃん――――」
腰を支点とし、肉乳を介して怒張を擦り上げる両手。
―――――――ずにゅ、ずにゅん。 たぷ、たぱんっ。
掌で覆い切れないほどの巨乳の肌の弾力、圧力。 上下の摩擦であらゆる方向から挟み込み、隠し、扱き上げていく。
とろけそうになる甘美なる痺れは、ナインの脳内を焼く。 いままで錬金術のことしか考えなかった脳が、いまや乳のことでいっぱいになっている。
がっちりと逃がさないように固定されている腰と腹にも、ぴた、ぴたんと巨乳が叩き付けられて射精のゲージを順調に溜めていく。 腰を押すことも引くこともできず為すがままもみくちゃにされていくペニスに、ナインは我ながら情けなさを感じながらもこの乳圧に病みつきになっていく。
黒歌の乳上では、切ない息を吐きっぱなしの口元から漏れ出る唾液が落ちていき谷間に消える。 消えた唾液は、現在進行でおこなっている乳奉仕に潤滑油としてスムーズに快感を送り込んでいく。
―――――たぷ、たぷっ、パン、パンッ。
乳を中央に寄せて上下にたゆんたゆん揺さぶるごとに赤黒い亀頭が見え隠れする。
彼女を唸らせるほどの怒張も、カーディガンを押し上げるほどの巨乳にかかれば見る影もない位に埋もれ、包み込まれてしまう。
着実に、彼を快感の波へと誘い昇らせていく。
「さっきから……にゃぁん! 必死に逃げようとしてるけど、逃げられないわねナイン? ふふ、それ……それぇ…………! もっと私のおっぱい感じて…………ナインの冷たい瞳が悔しそうに蕩けていくの、見せて! 私、冷たいあなたも好きだけど、苦戦を強いられているときの表情も全部大好きなのぉ―――――!」
「なる……ほど……こ、これは凄い。 未知だ―――――!」
「は……はぁ…………んはぁ……。 あら、まだちゃんと喋れるの? 凄い胆力と精神力にゃん。 そうこなくちゃねー」
まんねりしてきた乳奉仕―――パイズリに、ナインは徐々に自我を取り戻していく。 経験があろうと無かろうと、この程度の未知で屈してなるものかと咆哮する。
「な・ら……もっと強く、キツ~く、みっちりと締め上げてあげる、にゃぁん!」
「バカな――――!」
途端に、先ほどまでとは比較にならないほどの快感が体全体を突き抜けた。 膣内に入れている感覚に陥るほどのパイズリ。 まるで下半身だけが極上のサウナの中に居るみたいに――――
左右の乳房が交互に揺れ動き、ペニスを隙間なく擦り上げていく。
どんなに乳房を揺さぶろうと見えるのは亀頭の先だけ。 視覚効果も相まって、完全に閉じた胸の中でシェイクされていく肉棒を徐々に精液が昇っていくのが解る。
号泣するように流れ出る先走りとのデコレーションで、乳の動きがより艶めかしく動きペニスを蹂躙する。
激しい水音を立てながら、黒歌は汗を流しながら妖艶に笑った。
「イッちゃうんでしょ? 中で精液どんどん作っていってるの解るわよ――――!! 私のおっぱいで、乳で、胸で射精して! ナインの貴重な白い子種で、真っ白にしてぇぇぇっ!」
「腰に力が入らない…………!」
ズリ上げられていた乳房を下腹に叩き付けようとした、その瞬間、四方八方乳肉の海の中で亀頭が爆発する。
無意識にもナインは、その瞬間に自分の尻をきゅっと締め、射精に力を込めていた。
我慢していたものを全部吐き出すために全力で。
腰に入っていた力も抜き、黒歌の巨乳にすべて身を委ねた放精。
目の前がチカチカするほどの快感に、ナインはさらに乳の奥深くまで肉棒をねじ込み、重い射精を後押しした。
顔にかかる白濁を避けようともせずに受け入れる黒歌は、追撃として亀頭の先を乳で包んだままもみくちゃにマッサージする。
射精中の亀頭が乳房に埋もれ踊らされると、さらに濃い精液が迸る。 ついにはその押し込めている乳からも上下から白濁液が飛び出ていく。
「あん……まだ
「まったく不覚だ…………」
「嬉しいにゃー。 ナインの不覚を突けるなんて」
間欠泉のように未だ吐き出すことを止めない精に黒歌は心底感心した。
「ナインのが初めてだけど、たぶんこの量は普通じゃないと思うにゃー。 ほら、まだ……」
たっぱん、と亀頭で止めていた乳房を振り下ろすと一際強く吐き出されると同時に亀頭が顔を出した。
未だ萎えない怒張を慈しむようにその乳で揉み込み、最後まで搾り取らんと刺激する。
「もっと…………胸の中に欲しいにゃ……。 ね、ナイン」
「うっく…………!」
再開する胸の動きに、ナインはもうなるようになれと言った具合に自分から腰を動かし始める。
今度はぐりぐりと、自分から亀頭を乳房にめり込ませて円運動して刺激を求めた。
黒歌もそれに合わせるように、上下だけでなく左右にも乳房をコントロールしていく。
「すごい……まだ硬くなるの……?」
「あなたの乳がおかしいのだ…………! いくら揉み込まれようと、挟まれて押し潰されて締め付けられようと飽くことが無い! あと数十回はイケそうだ…………!」
「そんなことしたらさすがにテクノブレイク不可避じゃにゃーい?」
もみもみと怒張を乳肉の谷間で確認するように揺らす黒歌。
「一回くらいではまだ萎えない」
「ふふ…………とにかくもう一回ってことね。 じゃあゆったりとしたパイズリで、今度は涙みたいにゆるゆるとぷとぷ
宣言通り、緩やかに始まる乳奉仕。 一回の射精で敏感になったナインのペニスは、これだけで全身が痺れた。
「しかし……どうやったらこんなに上手くなるのですか。 やはり、練習あるのみというわけですね……」
「…………ナイン以外に、こんなことした経験ないにゃん」
緩やかな乳房の動きが止まった。 だが、徐々に乳の圧力――――乳圧が強まり、竿の真ん中をぎゅーぎゅーと締め付けて甘すぎる快感を引き出してくる。
「く…………え?」
「ぜーんぶ、DVDとかで身に付けた知識よ? 勘違いしないでよナイン。 私が認めた男は、後にも先にもナイン一人なんだから! 私、ビッチに思われ勝ちだけど、昔は男漁ったりしたけど…………あなたに会うまでそういうことしてこなかったんだから」
腹立ち混じりに乳房の動きが再開した。
「ぐぁっ…………緩やかに……じゃなかったのですか…………はぁっく!」
「二回目、イかせちゃう。 もう怒ったにゃん!」
滅茶苦茶に上下左右に揺さぶられる黒歌のおっぱい。 もはやペニスの感覚が薄まってきているのを感じる。
緩やかにしていたときのギャップにより、射精はすぐだった。
「今度は精液全部おっぱいの中に閉じ込めちゃうんだから! にゃーっ!」
「ぐ!」
ぎゅむん、と乳の牢が竿を隙間なく包み――――暴発。
「きゃん!」
ビュルビュルと双乳の中で迸る精液は先ほどの比では無い。 本来であるならば二発目ともなると薄く、勢いも緩慢なはずだが、ナインは違った。
波打つ乳房が下腹を打ち付けるたびに精液でデコレートされていく。 その間、下乳も上乳もぎゅっと締め上げ子種を逃がすまいとしている。
が、
「あ、上から――――!」
下の乳をナインの腰とぴったり沿うように押し付けていたが、上の方が疎かだった。
亀頭は顔を出さないにも関わらず、見事な切れ込みの谷間を白濁の池へと変えていく。
「く…………すご……」
「あ…………まだ
パイズリ抜かずの二発。 黒歌の極上の乳で搾られたナインの男根は、乳という支えを喪って白い糸を引きながら反り倒れた。
しかし、ここからが本番である。 頬を紅潮させて、雌の表情で訴えかける。
「ナイン、私もう我慢できないわ…………」
「ああ、安心しなさい」
「え…………」
立ち上がったナインは、ふぅと息を吐く。
しかしその様子に、黒歌は違和感を覚える。
「…………」
不敵に笑む表情。 舌なめずりでこちらを見てくる冷たい瞳――――
ここで黒歌は気づいた。
「二回も射精したんなら……普通は『ちょっと休憩』とか言うはずじゃないの!? なんで……」
二回分射精してぐったりなナインを騎上位で責めるのが私の想像だったはずなのに、どうして。
「どうしてそんなにピンピンして……きゃっ!」
「まぁったくあなたという人は…………実に男殺しだ。 イケないなぁイケないよ。 おかげで私も目が覚めた――――遊びは終わりにしよう、そうしよう」
そう言うと、ひょいと黒歌の体を抱っこして自分の膝の上に座らせた。
手を回し腰を引き寄せ、変貌に呆ける黒歌の唇を奪う。
「ん…………んむっ」
合わせたナインの口から、蛇のようににゅるんと舌が侵入してくる。 いままでする方だった黒歌が、いきなり守備に回される。
口内を蹂躙する舌は、黒歌の舌を巻き込みねちゃねちゃと絡み合う。
「んあ…………キス……ナインの本気ディープキス……すごい、にゃぁ…………」
すでに蕩け始めた黒歌の表情を見て、ナインは前戯を完了させようと彼女の両耳を塞いだ。
それに少しびっくりする黒歌は、一瞬ナインが掴むところを誤ったのかと思っていた。
両頬をがっちり掴んで逃げられないように舌を使い唾液交換をして再びねっとりと……というのが黒歌の予想。
「んにゃんっ!?」
違う。 両耳を塞いだのはズレたわけではない。
そうか、
「んにゃ~~~~~~っ!?」
外部からの聴覚情報を堰き止められた黒歌は、大きな嬌声を上げてナインにもたれ掛かる。
口を合わせるのはそのままに、完全に脱力した体をナインは抱き止め、キスを続ける。
「キスの音が……頭の中に響いて…………」
耳を塞がれたことにより、舌と舌が絡み合う卑猥な水音が彼女の脳の中に直接反響するようになったのだ。
痺れすぎて、幸せすぎてどうしようもない彼女に、ナインはおもむろに口を離し、塞がれていた片方の耳に……寄せた。
「まずはキスだけでイキましょうか」
「~~~~~~~!」
瞬間、ぷしゃぁっと黒歌の股から潮が吹き出る。 ナインとのキスが脳内で響いているだけでも滴り落ちる愛液を止めるのに精いっぱいだったのに……。
「んにゃぁ~~~~んっ!」
イッている最中でもきつく、きつく黒歌の体を抱きしめるナイン。
その抱擁、きつすぎるくらいが丁度いいことをまるで知っているかのように痙攣する彼女を抱きすくめる。
黒歌の鼓動が、その胸を通して解るほど抱きしめた。
「にゃ……ひゃぅ……」
キスで脳内を溶かされ、特徴的な低音の声音で囁かれ、もはや先ほどの乳奉仕のときに優勢だった黒歌の姿は無い。
がくがくと、震える黒歌の足を膝で感じ取るナインは、にやりと不敵に笑った。
「さて、お次は…………」
「もっと…………もっとぉ…………」
膝の上でぐりぐりとその肉感たっぷりの尻を押し付け、ねだる様に黒歌はナインに甘える。
蕩ける表情で訴える彼女に、ナインはふっと鼻を鳴らす。
「さすがは猫又……性欲は桁違いだ。 まぁ、これからすることが本来あなたの目的だったのだから当然と言えば当然か」
もう待ちきれないという風に、体をナインに押し付けてくる黒歌。
体位などすでにどうでもよくなっている彼女に可愛らしさを感じながらも、ナインはそのままの態勢で黒歌の濡れた秘部に自分の男根を押し付け――――
対面座位で、処女を突き破る。
「にゃああああああああああんっ! 挿入ってる、挿入ってるにゃん! ナインのが、私の処女膜ゆっくり破ってくるぅぅぅっ!」
「…………っ…………なるほどっ」
膣に根元まで押し込むと、絡みついてぎゅーぎゅー締め付けてくる魔性のひだにさすがのナインも唸る。
うねうねと吸い上げるように絡んでくる膣内は一言、名器だった。
「面白い…………!」
何が面白いのかこの男。 訳の分からない言動に、しかし笑みを止めずに呆けた彼女に声を掛けた。
「大丈夫ですか、黒歌さん。 まさかこれだけでイッたんじゃぁないよね…………?」
「あぅ…………にゃ。 気持ち良すぎて……ダメ」
「え、本当にイッたのですか。 もう?」
拍子抜けするナインは、息も切れ切れの黒歌の脱力した躰を抱き止める。
膝の上でぐたっとした彼女を抱き起こし、自分の方に寄り掛からせた。
「も、だめ…………。 幸せすぎてダメ……私、ナイン無しじゃ生きられない躰になっちゃうぅぅ……もうなってるかぁ…………」
ナインの肩に頭を預けて、体で呼吸する黒歌はそんなことを言いながら腰を僅かに動かす。
「ひゃん!」
「イッたばかりで自分から腰を動かす人が居るんですか、まったく…………」
体は絶頂した。 でも足りないと、黒歌は己が肉体を叩き起こして再起を促し始める。
まだイケるまだイケる。 ここで終わったら次いつ抱いてくれるか分からない。
それゆえに黒歌は意地でもナインの肉棒を下の口で咥えて離さない、絶対に。
「…………む、ちょっと、何をしているのですか」
突如淡く光り始めた黒歌の体に、ある種のデジャブを覚えるナイン。 直後、抱きしめていた女体が瞬く間に再起した。
膝上でがばっと飛び起きる黒歌は、舌を舐めずり不敵に、妖艶に笑みを浮かべた。
「まさか…………」
「ふっふ~ん。 ごめんねナイン、仙術で回復させてもらったわ」
「あなたね…………回復する傍で消耗させるような燃費の悪い使い方は感心しませんよ?」
苦笑するナインはしかし、どこか嬉しそうだ。
「いいじゃない別に。 今夜は私、寝ないつもりだもん。 『気』を使い切るまでイッて回復を繰り返すわよ」
ちゅっと、短いキスをナインに落とし、耳で囁いた。
「…………もっと滅茶苦茶に体を重ねて、私の膣をナインの形にしてよ。 じゃないと私、どうにかなっちゃう。
何よりも――――」
―――――――――膣内で
「おっぱいで二発も
「…………くく、まぁ、いつまで保つか見物だよ。 その仙術、私の体力を超えられますかね?」
「じゃあ次は騎上位で――――」
◇
「にゃ~ん、ヤバい。 これはヤバい。 これだけでイケるにゃん」
「黒歌さん、涎出てます、よだれ」
「はっ――――にゃん」
「随分と長い沈黙でしたが、大丈夫ですか。 やはり、昨夜はさすがに行き過ぎだったのでは」
「いやだって、ナインてば昨晩全然イッてくれなかったし。 妄想の中ではせめてナインを鳴かせたいと思ってにゃん」
「妄想で数十分呆けられるあなたに脱帽します」
「仙術のレベルをもっと上げればナインをイキ狂わせることができるかもしれないにゃん。 もっと修行しなきゃ」
「欲張りな…………。 私を気にすることなどないと何度も言っているではありませんか」
「これは女の尊厳の問題にゃ! こればっかりは譲れない、セックスで自分だけイッて満足するなんて絶対に許せないわ」
「仙術の体力回復能力を使っても私を超えられなかったのだから、もう良いのでは――――」
「よくないにゃーっ! そのために、修行!」
「修行とは何か………やれやれ」
本編がダークサイドものなので、滅多に描かないと思いますが。 あちらとこちらの女の子の温度差を楽しんでいただければ幸いです。