「白羽さん、和田です。おはようございます。あのーあのですけど、ゆかり、関本ゆかり来てませんか? 来てましたら、保健室の鍵を和田が捜してると・・・・・・」
「ええ。いらしてますよ・・・・・・。どうぞドアを開けてお入りください。少し部屋が散らかっていますけれど、宜しいでしょうか?、先輩」
それは突然の来訪だった。もう少ししてから会わせようと思っていたけれど、致し方ない。腹を括ることにした。鍵を開けそして申し訳なさそうに部屋に入ってきた先輩が目にしたものは・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・」
「一体これは何? 何よこれ・・・・・・。そこに座ってるのはゆかりなの? こっちは根本さん? 白羽さん、貴女これは一体どういう事なのよ。説明して・・・・・・」
「先輩、お静かに願います・・・・・・よ! 」
関本さんの荷物の中に有った改造スタンガンを使って和田先輩を昏倒させた。崩れるように床に倒れていく先輩を抱き抱えてベッドに寝かせる。口をテープで塞ぎ、そして手早くスカートをまくり上げ伸ばした手と頭の上でテープで縛り上げて茶巾に仕立てた。そして身体を海老のように曲げさせて足首も茶巾のテープの上から更に括った。もうこれで身動きは出来ない。そしてタオルケットを二重に巻いて拘束完了。
私の部屋では、関本、根本両名が朝の食事を取っていた。しかし、その光景は異様と言う他は無いだろう。先輩が慌てふためいたのも当然だ。何故なら二人とも全裸に剥かれ、耳栓を入れられて聴覚を消され、目隠し代わりの手拭いを頭部にグルグル巻かれ光を奪われ、あまつさえ鼻には濡らした脱脂綿を詰められて五感の多くを喪失した状態で椅子に座っているのだから・・・・・・。
当然、身体も自由であるはずもなく、手は針金で伸ばした形に後ろ手に括られ、その先は椅子の背もたれを間を通して足首に絡ませてある。
テーブル上のスープに浸したパン、オートミール状態のを私が匙に取り二人の口に交互に流し込んだ。堅いピクルスなどは私が咀嚼して口移しで給仕した。
少しでも反抗的な素振りを見せた時は、胸の膨らみに洗濯ばさみを挟ませた。痛みに耐えきれず暴れると次の段階として乳房に針を刺して罰を加えた。溶岩のように盛り上がる血を指で伸ばし乳房を赤くお化粧し、その指は舌で舐め取らせた。気がこもっていない時には喉の奥に指を突っ込ませたりしてわざとえずかせたりも・・・・・・した。非情に徹し主従の立場を身体に叩き込み、抵抗することの無意味さを短時間に徹底的に仕込んだ。そして従順に従えば快感の海に身を委ねられると言う事も・・・・・・だ。
白い愛液にふやけた指をハンカチで拭きつつ、保健室の鍵を届けに一旦部屋を出た。もちろん二人の拘束を解くなどはしない。幸い保健室の前に急患は無く、私が鍵を持ってきた不自然さを勘繰られる事も無かった。鍵を開けて部屋を見回して昨日の夜の痕跡が無いのを確認し、キーボックスに鍵を下げて用向きは終わった。誰にも会わないで用が住んでホッとしたのも束の間、部屋に戻るとき、八重垣さんと、孝崎さんが仲むつまじく廊下を連れ立っているのに出くわした。
「おい・・・・・・白羽? だよな・・・・・・? どうしたんだよ、メガネなんてかけて・・・・・・。一瞬誰か判らなかったよ。老けて見えるから病欠の上級生でも出てきたのかと思ったぞ。それにしてもこんな所で会うとは・・・・・・。また保健室にでも行ってたのか? 何だかお前もすっかり保健室が板についてきたよな。いっその事、保健室で暮らした方が良いんじゃねえの? 」
「退院して戻って来たって言うのに・・・・・・八重ちゃん、失礼よ。無神経でごめんなさいね、白羽さん。八重ちゃんも謝るのよ、ほら、ほら」
「ゴメン。失言だった。取り消させてくれ。そうだ白羽、お前が外から持ち込んだ本読ましてもらったよ。それにしても何でも有りの雑食だな白羽は。まあ楽しく読ませて貰ったけど、江戸牢獄拷問実記はちょっと・・・・・・。私向きではなかったよ・・・・・・」
「そうなの・・・・・・? 面白いのに・・・・・・。じゃあ今度西洋の拷問モノ貸してあげるわ。今は図書室に回してあるんだけど、貸し出しされてるから戻って来たら取り置きしてあげるね」
「いや、いいって。つーか、その手の本が人気なんて信じられない・・・・・・。アレ以外はどれも良かったけどさ、走り屋一代って本は特に良かったよ。古い本だけどなんかスピードを味わってみたくなった。早く大人になって車に乗ってみたい。車に乗れるようになったら一人で旅もしてみたいな・・・・・・」
「えー。私を置いていくの? 八重ちゃん酷い。ベッドで千鳥とは一生ずっと一緒だって言ったじゃないのよ。これからはお前を離さないなんて言ったくせして・・・・・・」
「すまん白羽、こいつ空気の読めない奴で・・・・・・。気を悪くしたろ。夜一緒に御飯でも食おうな、白羽」
「いいのよ。気にしないで。二度目だから前ほど辛くないのよ。それに・・・・・・する事あるし紛れるから・・・・・・。私の事よりも、八重垣さんも孝崎さんもおめでとう。私の代わりに末永くお幸せにね。 脚、キスマーク見えてるわよ」
あっと脚を見やる二人。
「担いだな、白羽! 」
慌てふためく八重垣さん達に手を振って別れ、廊下を進むとトイレから立花さんが出てきた。何時も一緒のマユリさんが居ない。なんだか落ち込んでいる様に見える。目が合うなり大粒の涙を零し、名を呼びながら私に抱きついてきた。
「立花さん、どうしたの? ここじゃなんだから、部屋に戻りましょう」
うなずく立花さんの涙を、目が腫れないようにそっとハンカチで吸わせた。そして肩を抱いて立花さんの部屋に向かう。マユリさんは留守だった。昔と変わらない勝手知ったるこの部屋で紅茶を淹れ、立花さんと差し向かいにテーブルについた。
「はい、どうぞ。お口に合うかしら。人の為にお紅茶淹れるの久しぶりだから・・・・・・」
「蘇芳さん・・・・・・。ありがとう。みっともない姿を見せてしまって・・・・・・。ごめんなさい。実はマユリが、短期留学に行くって・・・・・・」
あの夜、譲葉が私に言った『一年から一人連れて行く』それに選ばれたのがマユリさんと言う訳ね。一週間と聞いていたけど、もっと長いのかしら?
「その事でマユリと喧嘩してしまって・・・・・・。私、一人ぼっちが不安なのよ。向こうでマユリが浮気、ううん、本気の相手見つけて私を捨てそうな気がして。マユリってだれにでも優しいし、社交的だし存外モテるじゃない? 小御門先輩みたいな子を連れてきそうで不安なの」
「連れてくるって? そんなの考えすぎよ、立花さん。マユリさんがそんな事するはず無いじゃない。だって相思相愛の・・・・・・」
「あのね、向こうでだけなら良いんだけど。一週間向こうで過ごして日本に帰って来る時、向こうからもこっちに何人か来るんだって。それも当人の希望次第で長期になるらしくて。だから不安なの私、目も黒いし髪も体型も何処を取っても、日本人だもの。マユ、この間から私とする時にね、縦ロールの金髪のウイッグつけさせるの。何でも美術部の作画資料らしいんだけど・・・・・・。それに、私コンタクト作ったじゃない? そうしたらどうしてカラコンも作ってこないんだよって詰るの・・・・・・。マユってブロンドのブルーアイが好きみたい。ウィッグしてるとマユって何だか燃え方が違うのよ。濡れ方も全然違うし・・・・・」
「そうなんだ。あのマユリさんが・・・・・・意外だわ。でもその割にはマユリさんはダリア先生の事、苦手よね? なにか変な話だわ。過去に何かあったのかしらね? それにしてもマユリさんから立花さんに告ったんでしょう? で、それに立花さんが応えた。なのにそれって・・・・・・。どういうことなのかしらね」
「マユ、口では愛してるとか言ってくれるんだけど、最近どうにも軽くて・・・・・・私に飽きちゃったのかな。逆に立花は重いんだよって言われた事も有るわ。身体の相性は悪くないんだけど。それだけに別れたくないの。だから何時も一緒に居たの。不安の裏返しだった・・・・・・」
私には何時も仲むつまじく、理想の二人に見えていたのに。不安の裏返しと言った立花さんの話は本当に意表をつかれた。
「立花さんは、気分転換が必要だと思う。マユリさんの居ない一週間、私と一緒に過ごしましょう。手伝って欲しい事が有るの。立花さんの知識、ノウハウが絶対必要なの。お昼過ぎ、そうね十四時くらいに私の部屋に来て」
「うん、行く。私に出来ることは何でもするわ。あー相談して良かった。やっぱり蘇芳さんは頼りになるわ。それじゃまた後で」
立花さんの顔に笑顔が戻った。
「林檎です、先輩いらっしゃいますか? 」
「開いてるわよ」
「失礼します。ご相談したい事が有りまして・・・・・・。お時間よろしいでしょうか? 」
「どうしたのあらたまって。苺ちゃんからお話があるとは聞かされてたけど・・・・・・どうもだいぶ深刻みたいね。そうそう件の苺ちゃんは? 林檎ちゃん一人なの? 珍しわね一人でここに来るなんて・・・・・・」
「苺姉は置いてきました。最初は一緒に来てもらう予定だったんですけど、知ってしまった後に・・・・・・苺姉が辛い思いをしないように・・・・・・と説得して置いてきました・・・・・・。随分詰られたけど、膝を詰めて話をしたら最後は納得してくれました」
「私に話って言うのは、それ位重い話なのね・・・・・・私に解決、いいアドバイス出来るのかな? 」
「まずはこれを・・・・・・見て欲しいんです。画面が小さくて悪いんですけど、秘匿が優先されますからここ以外では公開出来ません。我慢して下さい。では再生します」
あの夜の出来事を最初から最後まで包み隠さず見てもらった。前日の夜に蘇芳ちゃんに会っている先輩にはとても信じられない様で、盛んに首を横に振っていた。
「本当にこれがあの蘇芳さんなの? この平然とクラスメートを蹴りまくる子が・・・・・・。張手一閃でアミティエを吹っ飛ばした子が、あのピアノを可憐に引きこなしてた子だって言うの・・・・・・。信じられない。それにこの精神支配、この子達・・・・・立ち直れるのかしら・・・・・・」
「先輩、これ動画のデータをコピー出来ますか」
見終わって暫く、私達は無言で固まっていた。カメラのオートパワーオフの音で我に返った私が話を切り出すまでかなりの時間が経っていた。
「出来るけど・・・・・・していいの? 流出の危険性が高まるわ? 林檎ちゃんの頼みだから誰にも言わないけど、これ普通に公表案件よ。学院に知られたら蘇芳さんはまず放校でしょうし、少年法に守られるとは歳とは言えマスコミに知れたら蘇芳さんはもう終わりよ。先に手を出したのがあの子達で、あの子達はそれを自白したけど、明らかに暴行を加えた後に話してるし、証拠に乏しいものね。どう見たって蘇芳さんが極悪人に見えるわ。この動画を見てる限りでは・・・・・・ね」
「それじゃ・・・・・・コピーはしてくれないのですか? 」
「そうね私はしないし、この学院ですると言っても、生徒が関われるパソコンは、すべて私の管理下に有るから他の人に頼んでも無理よ。起動パスワードは毎日の様に変えてるから。
それは大事にしまっておきなさい。封印ということね。新しいメモリーカードは私が手配するから。 待って。私が保管します。ここの方が安心でしょう。ここは一人だし、訪ねて来るのも貴女達くらいだもの。後は八代会長くらいかしら。だから承諾してくれるよね、林檎さん? 」
「わかりました。一任します。蘇芳ちゃん、本当にこのまま二人をおもちゃに、奴隷にしてしまうと思いますか? 私そんな事させたくない。八代先輩の喪失で壊れた心を私が建て直してあげたいんです」
「蘇芳さんに今アタックしても、弱った時に仕掛けてきた卑怯者と取るかもね。少し時間を空けた方が良いと思うわ。そうね、直接会うより手紙、交換日記でアピールし続けて。もし林檎ちゃんが蘇芳さんに呼び出されたりしたら、私も行くから。こんな非道をもうさせないから・・・・・・」
「それと苺ちゃんには私から言っておくから安心して。それに一応会長には伝えておきます。詳細は動画の存在を含めてもちろん暈しておくわ。会長が気に病んで復讐の連鎖になったらまずいしね。大体この件、会長は一片のかけらも悪くないもの・・・・・・。ここまできたら蘇芳さんには悪いけど葉子さんとうまく行って欲しいと思ってる」
「そんな怖い顔しないでよ。今、蘇芳さんを幸せにするのは他の誰でも無いの。貴女だけなのよ、林檎さん! 」
「ただいま」
返事など有るはずも無い。私は自分の部屋の鍵を開けて部屋に入った。締め切った部屋はムッとする気温と湿気。そして牝の匂いと・・・・・・臭気。茶巾の和田先輩を揺すって生存を確認し、息荒く椅子に座ってる二人の耳栓と目隠し、鼻栓を外した。
「あらあら、貴女達どうしちゃったの? 床も椅子もおしっこと愛液でびしょびしょじゃないの! 私に言う事が有るんじゃなくって? 」
開口一番、耳に飛び込んできたのは・・・・・・
「蘇芳さん、お水を。お水を下さい・・・・・・」
「私も、喉が渇いて・・・・・・辛いです。お水を・・・・・・」
私が期待した反省の言葉でなく、ただお水を無心する言葉だった。髪を摑んで引きずり倒し、身体と絡んだ椅子ごと二人を床に転がした。そして床の水たまりに顔を乗せ舌で舐め取る様に命じた。それが済んだら冷たいお水をあげると言うと。二人は泣きながら私に従った。
「綺麗にしましたから、お水を下さい・・・・・・」
「お水を・・・・・・。後生ですから・・・・・・」
「良いでしょう。約束だからお水をあげるわ。但しね、口からでなくお尻に入れてあげる。こっちから入れる方が吸収が早いんですってね? ゆかりさんの私物にガラスの浣腸器が有るわよね? 」
「嫌、いやー。そんな酷い事しないで。蘇芳さん、蘇芳様。普通にお口に下さいませ。喉を潤させて下さい。もう、どんな命令でも聞きますから、お水を・・・・・・」
「私も、蘇芳様にはいかなる事にも従います。だからお口にお水を・・・・・・。お浣腸だけは・・・・・・許して・・・・・・下さい」
椅子ごと床に転がされたままで、顔を床に着け涙を流し必死る懇願する二人に、私は交互に足を突き出した。二人は直ぐに理解した様で、顔を寄せ靴下を歯でずり下げる。そして足の指をしゃぶらせた。
「良く出来ました。じゃお水をあげるから。椅子を起こしてあげる」
椅子を起こして、後ろ手に拘束されている二人に、自販機で買ったミネラルウォーターを私の手で飲ませてあげた。
「お水をありがとうございます。蘇芳様」
「お水、ありがとうございます。私もゆかり同様、もう二度と蘇芳様に逆らいません・・・・・・」
二人の拘束を解き、床に正座させた。自発的に手を後ろに回している二人に私は満足した。そのまま待機する事を伝えると二人して
「はい、蘇芳様」
そう返ってきた。それを聞いてベッドの和田先輩の拘束を解き、二人の前に引き出した。居るとは思わなかった人が居る。しかもそれは良く知ってる人。その時の二人の顔は驚いた時に、人はここまで目を見開くんだ・・・・・・そうと思うくらいの顔になった。立ち上がろうとした二人にステイと声をかけ思い止まる様に命令を下す。瞬時に正座に戻り、手を後ろ手に組み直した。
「す、蘇芳さん。貴女って人は・・・・・・。一体あの子達に何をしたのよ。今すぐ止めさせなさい。さあ早く! ゆかりも、小夜花ちゃんも正気に戻って! 」
「先輩、声が大きいですよ。薬で喉を焼いてあげましょうか? それとも二度とまともな声を出せない様に首を絞めて声帯を変形させてしまいましょうか? それとも代わりにあの二人の喉を焼いてしまいましょうか? 」
消毒液の入ったビンをちらつかせる。まあ、ハッタリだけど、これは存外に効果を上げて先輩は以後大声を出さなくなった。
「先輩は、白木葉子に対するふたりの所業を知っていたんですってね。そして何もしないことで結果的に、譲葉はあんな事に・・・・・・。だからこれは私流のけじめの付け方、取り方っていうやつですよ。これから私が先輩を躾けて差し上げます。二度とこんなことが無い様にね。小夜花、こっちに来て! 」
「は、はい。蘇芳様」
「良い返事ね。小夜花は縄で縛るの得意なんでしょう? そこの麻縄で小夜花が一番綺麗に思える縛りで先輩を縛りあげてくれないかしら? 」
「ゆかり、貴女も手伝って。大好きなお姉さんに縄化粧するんだもの、よもや嫌とは言わないでしょう? 綺麗に仕上げるのが妹の矜持ってものじゃないかなー」
「・・・・・・・・・・・・」
「返事は? あと十数えるから、それまでに返事しなさい。ノーなら背中が一面紅葉になるまで平手で打って塩揉みをしてあげるから覚悟なさいな」
「十、九、八・・・・・・」
「判りました、手伝います、手伝いますからもう苛めないで・・・・・・」
「そうそう、私に逆らうなんて考えない方が良いわよ。聞き分けのいい子、素直な子にはご褒美が届くから期待していて頂戴。ほら早くこっちに来て、お姉さんを生まれたままの姿にしなさい。禊ぎに服は要らないわ! 」
既に縄を手にしている小夜花を待たせ、私はまだ躊躇しているゆかりの手をぐいっと引き先輩の前に向き合わせた。
「ゆかり、止めて。今すぐここを逃げて。小夜花ちゃんと一緒に。そして先生に・・・・・」
「お姉ちゃんそれは無理。もう私達は・・・・・・。蘇芳さん、蘇芳様に逆らうのは・・・・・・。蘇芳様の言うことは絶対なの。お姉ちゃんも私と同じになろうよ、ね? 」
「ゆかり、目を覚まして、目を覚ますのよ。小夜花ちゃんも逃げなさい」
「うるさい口ね。この状況でもこの反抗的な態度、私舐められてるのかしら? ゆかり、小夜花どう思う? どっちに就く? 今までのことを鑑みて判断しなさい・・・・・・。そうそう、いいの子ねー。この分からず屋を裸に剥いて縛り上げなさい」
最後通告に、二人は私に従った。その姿を見て先輩は涙を流し、説得を諦めた。そして最後の意地とばかりにゆかりを退けて自発的に服を脱いだ。
両手を上に掲げて従順に小夜花の縄を受けていく。小夜花は菱縄に近い縛り方だけど、上端を首にかけないで、胸の上に留めている。そして股間に縄を廻し途中に幾つかの結び目を作っていく。性器の割れ目を覆うように縄こぶを作り、直ぐ後ろにお尻の穴にあたるように二つ目の縄こぶを作っていく。胸縄背中側に縄を一旦括り、身体に横縄を這わしていった。全面の立て縄に潜らしきつく締めあげてから最後お腹のところで縄を留めた。縛られただけで息を荒くする先輩。縄のワンピースの水着を着ている様だ。見た目も効果も抜群の出来に思う。
「ありがとう、小夜花。小夜花は縛るのがとっても上手ね。この後に、私がする事も予見できてるみたいな縛り方良いわ。ゆかりも縛ってあげて。ゆかりには高手後手で口にボールギャグ。それに目隠しもね。後は紙おむつ穿かせて正座させて腿とふくらはぎに縄を回して立てない様に。それだけでいいわ。ほらゆかり、小夜花に縛ってください、堪えきれずに粗相しても良い様に紙おむつをして下さいってお願いしなさい」
「私を縛ってください。紙おむつもお願いします・・・・・・」
「何そのそっけない言い方。まあ、初日だもの仕方ないわね。ゆかりを縛ったら、小夜花は自縛しなさい。股縄だけでいいから。したら先輩とゆかりは制服を着て頂戴。下着? 要らないでしょそんなものは。でも靴下はそのままね。怪しまれるといけないから。それで食堂にお昼を食べに行きます。ゆかりも連れて行きたいんだけど、その痣では・・・・・・ね。だからここでお留守番よ。それにまだ普通に食べられないでしょう? 戻って来たら朝みたいに私が食べさせてあげる。だからゆかりはいい子にして待ってて」
小夜花は、小声でごめんなさいとゆかりに声をかけて唇にキスをしてから縛り始めた。後手にした手首を一つにし其処から縄を巻く。ゆかりの綺麗な形の胸に、乳房を上下からはさむ様に縄をかけていく。挟まれて飛び出している乳房が痛々しくもあり、煽情的な魅力にあふれている。脇の下でキッチリと留めを入れる辺りがまた玄人っぽい。胸の真ん中から首に縄を廻し、さらに乳房を絞る。相変わらずに縄目が整った綺麗な縛り。まさに縄化粧と言う言葉が嵌まる。そして口にボールギャグを咬ませて、そのベルトを締め上げて言葉を奪った。そして寝かせて紙おむつを穿かせ正座にして腿に縄をかけた。仕上げに目隠しと耳栓をしてをしてゆかりはオブジェと化した。
「ほら、小夜花。次は貴女の番よ。縛るといっても先輩みたいにきつくしてはダメだから。私一人では二人も連れてこられないもの。小夜花は逝ったらダメよ」
赤くなって頷く小夜花。その横に要る先輩は縄の刺激に立っているのも辛い様で既に息が荒い。と言ってしゃがんだり座ったりしたら、縄が引き攣れてしまうからそれも出来ない。全身を紅潮させベッドの柱に片手でしがみついて必死に耐えている。その姿はこの上もなく色っぽい。
「蘇芳さん、終わりました。じゃ先輩にお召し物を。先輩の用意が済んだら小夜花も制服を着なさい。あっちょっと待って。先輩の後ろ縄にこれを付けさせて端をえりから出して、と。鈴がついていてねガムランボールみたいな音がするのよ。これは手綱の代わり。逃げようとしたらこれを引き上げて、縄を締め上げるから覚悟して。気持ち良すぎて失禁したら嘲笑されるの先輩なんだから自重して下さいね」
小夜花が先輩に制服を着せていく。見た感じ縄を纏っていることは判らない。でも真っ赤な肌と脚に何本も流れる愛液の筋が普通でも無かった。先輩の支度が終わって、小夜花が制服を着ていく。小夜花も愛液が溢れている。
「ここでこんなに濡らして・・・・・・。貴女達はこれから皆の視線に晒されて食堂でお昼を食べるの。判ってるの? ここでそんなんじゃ制服が染みどころではなくて、びたびたになって恥ずかしい汁が滴り落ちる様になってしまうじゃないの。それでは食堂のスタッフさんに悪いから本意では無いけど座ってる時はシート状の紙おむつを制服の下に入れなさい。かわりに乳首に輪ゴムを巻いて行くの。ボッチが浮き出る様に。してあげるからほら早く制服をまくって! 」
さてとこれで準備は済んだ。二人の顔を濡れタオルで丁寧に拭い髪を整え、髪止めとシュシュを付けさせてる。学院で流行りの日焼け止めをしてから唇にリップを塗り最後フレグランスを使って食堂に向かう。
二人を先に行かせ、一人残るゆかりの頬にキスをして部屋を最後に出た。廊下に俯く二人の女が幽鬼の様に立っていた。先に行っても良いと伝えてあったのに、私を待って一緒に行くことを選択した様だ。逃げようという気は無い様だ。二人の手を引き、側から見たら仲むつまじく見えるだろう私達。だけど復讐は佳境に入っていく。