インフィニット・ストラトス ~世界改編でやりたい放題・寝取りハーレム~ 作:雨ざらしの鷲
戦闘描写は下手ですが書くのは楽で好きです。下手ですが。
「あんっ♥ やぁん♥」
放課後の教室から喜色混じった女の嬌声と肉と肉がぶつかる淫音が響く。
「あんっ♪ いいよぉ、一夏ぁ♥ もっとぉ♥ もっと突いてぇ♥」
クラス対抗戦前日、俺と鈴は今日も肉欲のままにまぐわっていた。
「うぅん、一夏ぁ……気持ちいいよぉ…あひっ♪」
ぐちゅんっ♥ ずぽっ♥
俺は誰もいない無人の教室で一夏の机に腰掛けて鈴を犯していた。鈴の滑らかな美脚を持ち上げ、下から重く鈍く突きあげる。俺のチンポが鈴の濡れた膣道を通り壁を擦るたびに鈴は嬉しそうに声をあげる。
鈴がIS学園に転校してきてから今日まで一夏のふりをして、鈴のカラダに自分とのセックスを刻むようにじっくりと調教してきた。その結果は聞いての通り。もうすっかりチンポの虜になった淫乱だ。
「ん…今日もぉ……おまんこの中で出しちゃうのぉ…?いいよ…一夏なら良いよぉ…?」
「鈴……俺も……気持ちいいよ……」
一夏(俺)が望めば学校だろうと股を開きゴムなしセックスを受け入れてくれる。今日も鈴はこちらから何かを言う前に自分から服を脱ぎ、性器を広げてねだって見せた。
鈴からすれば昔から想ってきた男に一途に尽くしているので、鈴とのセックスは俺への愛に溢れていて気持ちがいい。そして俺からすれば、嫌いな男の女を奪い取っている征服感を味わえているわけだ。背徳感が快楽のスパイスとなる。
「んっ、一夏ぁ……、…キス……キスしてぇ……ぁぅ……ふぁ…んんっ、ちゅ…ちゅぅ…」
ぴちゃ…ちゅ、ちゅぱっ……ぴちゃ…♥
鈴が甘えるようにキスをねだり、俺も喜んで唇を重ねる。ベロベロと舌と舌が絡み合い、唾液が口内で交じり合う。鈴の唾液を舌の上で転がし、ゆっくりと味わうように飲み下していく。甘くいやらしい発情したメス特有の味がする。
ズンズンと鈴の小さな膣穴の奥が突き上げられ子宮を襲う。鈴の口の端から快感に耐え切れなかった喘ぎ声が溢れ出る。オスに抱かれるメスの本能が刺激され、鈴は性欲へ身を委ねる。
「んくぅ♥ あひぃん♥ いちかぁ♥」
「んっ…、鈴、俺のこと、好きか?」
「あん、すきぃ…だいすきぃ……♥」
ぐっちゅ♥ グチュ♥ じゅぶっ♥
「いひぃ……んっ♥」
「俺のチンポ好きか!?」
「だいすき♥ このおちんちん♥ おっきくて気持ちよくしてくれるの♥ ぁんっ♥ 奥まで来ちゃうの♥」
普段のあのつんけんした感じはどこへやら、淫語を口にし、神聖な学び舎で腰を振る様は淫らな娼婦の様だった。
…これが前の世界であれほど俺を苦しめ、追い詰めた糞女と同じだと思うと笑えてくる。
「ふ……ふふふ……」
「ぁんっ…いちかぁ…?」
腰の動きを止めて鈴の顔を見つめる。腐った性根が漏れ出た笑いが止まらない。鈴と俺の目が合う。
「ねぇ、いちかぁ、どうしたのぉ?」
鈴は動いて欲しそうに切なそうに自分から腰をカクカクと動かそうとする。そこには絶頂に溺れようとする哀れなメスの本性が晒されていた。
……じゃあ、そろそろ夢から覚めてもらおうか。
……パチン
強く念じて指を鳴らす。事前に決めておいた合図だ。
眩暈を起こしたように鈴の体が崩れて俺に寄りかかってくる。
「っ…うぅ……」
頭を押さえて鈴が起きあがる。
「ふふふ……くくっ……あははは」
笑いが溢れてくる。なるほど、格下の存在を弄んで壊すのはこんな気分か。俺が冤罪をかけられ詰問されていたとき、なぜ無関係な一夏があの場にいたのか、わかったような気がする。
改めて、よろよろと起き上る鈴へと目線を移す。今、鈴の眼にはすでに真実が映っていることだろう。
「うっ…いったいなに…………よ………」
「そうかぁ、鈴が俺のチンポ大好きなんて嬉しいよ♪」
鈴の目に映っているのは自分を貫き交尾をしている一夏ではない男。
―――この俺の姿だ。
「………えっ?………」
「おいどうしたんだよ?俺の可愛い鈴ちゃん…よぉ!」
ズンッ!
「んぎぃ!!???」
「うぉっ!!すっげえ締まる……!あっ、やべっ、出ちまうっ」
ドピュッ!びゅっびゅっ!
「ひ!?……ぁ…ああああああああ!!」
混乱して放心する鈴の子宮に思いっきり刺激を与えてやる。不意打ちを食らった膣穴が急激に締まり本人の意思とは裏腹に精子を搾り取る。その搾精に負けて俺のペニスから濃いザーメンが飛び出る。
びゅるるっ!びゅー……っ!びゅっ!
「あぁ~、出てる…出てるぞ…っ、鈴……あんなに
「あっ……?ひっ……なんでっ、なんでぇ!?どうして!?いちか……いちかぁ!」
「あぁ~、すっげえ出たぁ…。気持ちよかったよ、鈴」
「こ、来ないで!!甲龍!甲龍っ!」
「くくっ、無駄だよ。俺の許可なしではISは発動できないから」
訳も分からないままISを展開しようとする鈴に無慈悲に告げる。普通ならば信じられないほど唐突だが実際に展開ができなかったことで鈴も信じざるを得なかったらしい。
「おぉっと、逃がさねえよ」
鈴は怒りと恐怖の混じった表情で俺を睨み、今なお鈴を貫いたままの俺のモノを引き抜き、距離を取ろうとするが肩を押さえつけてそれを許さない。
「んっ…!は、離しなさいっ!!あんたいったい……!一夏は…!?一夏はどこ!?」
「一夏ぁ?おいおい、まだわからないのかよ?一夏なんて最初からいないだろうが」
「な、なに、なにを……い、言ってんのよ…?」
俺のモノを引き抜こうと抵抗しながら鈴が動揺を隠せない声で問いかけてくる。下手に抵抗するせいで鈴の子宮にぐりぐりと亀頭が押し付けられる。さっき出したはずなのに俺の中のオスの本能が再びここに精を放てと囁いてくる。
「だ~か~ら~、最初からお前は一夏となんかセックスしてなかったんだよ!」
「う、うそ……嘘よ!!」
「嘘じゃねえよ!お前の処女もファーストキスも全部!一夏じゃなくて俺が奪ったんだよ!」
「嘘よ嘘よ嘘よ!!!嘘よ!!!だって一夏に…!一夏にぃ……!!きゃうん!!」
口で必死に否定する鈴の腰を深く突き上げる。しっかり教育された鈴の膣は俺のチンポにぴったりとくっつき、うねって感じさせてくる。
「ほらいい声で啼くじゃねえか?このチンポの感覚、知ってるだろ?」
「ひぃ!やぁ!あんっ!やぁぁ……!」
「気持ちいいだろ?さっきも言ってたもんな?おっきくて奥まで届いて大好きなチンポだって?」
「そんなわけないぃぃ…!気持ちよくなんかないもんっ……ふぁぁ」
「口で否定しても体が覚えてるだろ?おらっ、お前が毎日、気持ちいいって言いながら咥えてたオチンポ様だ!」
「そんな……ひっ……うぁぁ……知らないもんん……っ……」
口では否定しつつも分かってしまったのだろう。受け入れざるを得なかったのだろう。
鈴の顔が絶望へ染まる。
「いいねえ、その顔……ゾクゾクくるよ……」
嗜虐心が煽られ、男根に血液が巡る。より固く大きく膨らんだペニスをゆっくりと鈴の中へと抽挿する。
「や……やめて……こないで……」
くちゅ……ぐちゅ……ぐちゅ……♥
「んんっ……やだ……やめてよぉ……ん♥」
「やめてって言う割には気持ちよさそうだな?まあ、あんだけ俺のチンポ突っ込まれたんだから俺の形で馴染んでるもんなあ?」
俺の形を覚えて搾り取ろうとする鈴の名器に興奮が高まっていく。ズンズンとまんこを突く動きが早くなっていく。鈴の膣もそれを喜んで受け入れて鈴に望まない快感を送りつける。
「んきゅっ……ふぁ……あんっ…♥ 気持ちよくなんかぁ…ないんだからぁ…ひぃっ♥」
「ふっ、そんな声出しながら、くっ、言われても、説得力ないなっ」
本人の意思とは裏腹に声に色が混ざり、湿った膣は締めて緩めてを繰り返して俺の肉棒へ絡みつく。
一夏の机から立ち上がり体位を変えてなお鈴のことを攻め立てる。一夏の机の上に鈴を仰向けに押し倒し正常位でガンガン犯していく。
ずぶっ♥ じゅぼ♥ ずる♥
「ふぁ♥ もう、やめてぇ…♪」
「分かった分かった、また中で出してやるよ」
「中、中は嫌ぁ…!あぅんっ!」
ズポッ、ズポッ、ズポッ、ズポッ♥
「うああ…やべえ…腰止まんねえ……」
「あんっ♥ やぁ♥ だめぇ…私のカラダ、これ以上気持ちよくならないでっ、ふぁん♪」
鈴の腰をがっしりと掴んでさらに激しく腰を振るう。鈴の狭い膣道がピストンされて性器が擦れ合う。カリがかかるたびにチカチカした快感にくらつき、射精することしか考えられなくなる。
ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ♥
「あっ♥ あっ♥ あんっ♥ あんっ♥ だめっ♥ もうだめっ♥ やだっ♥ イっちゃうっ♥ 一夏以外のでイっちゃうっ♥」
「イくぞっ!鈴、一緒にイこうっ」
「あっ♥ やだぁ♥ 飛んじゃうっ、変になっちゃうっ♥ イキたくないのにっ♥ ふぁっ♥ あっ……あっ……♥」
「うっ……くぅうう………っ!」
「あっふぁっ!ふぁぁぁ………♥」
ビクンッ! ビュクッ♥ ビュクンっ ビューっ♥
「あっ……あぁぁぁん……出てるぅ♥」
鈴のおまんこの一番奥まで腰を突きあげると膣が一気にきゅぅっと締まり射精させられる。
鈴もそれと同時に絶頂し、子宮で精液を受け止めてアヘ顔をさらす。
「あぁ……鈴……気持ちいいよ……」
「ふぇ……あぅ……♥」
鈴はアヘッてて気づいていないだろう。さっきからこっちを見ている奴がいることに。
「おい、鈴、少しあっち見てみろよ」
「ふぇ…?」
俺は教室のドアの方を指さして鈴の視線を誘導する。
そして視線の先には勃起して制服のズボンにテントを立てた一夏が俺たちの方を見ていた。
「り、鈴……?」
「え、一夏……?な、なん……で……」
「っ……!」
一夏は鈴と視線が合うと走って逃げ去った。
「ま……待って…!一夏…っ!」
鈴の手が伸びるが虚空を掴むのみだった。やがて伸ばした手が鈴の心を表すかのように堕ちる。一夏にも鈴にも絶望を与えられるとは一夏をここまで誘導した甲斐があった。
「さて、そろそろいいかな?さっきから待たされて辛抱たまらん」
「えっ、ちょ………んんっ♥」
鈴の中から抜かずにふたたび腰を振りペニスを出し入れする。愛液と精液の混じったドロドロの膣道がグチュグチュとスケベな音を立てながら滑らかにペニスを滑らせる。
「ふぁ♥ やっ♥」
「うぉ…さっきより締まりがいいぞ…好きな男に見られて興奮したのか?」
「うく…うぅ…いちかぁ……ごめんね……いちかぁ……」
絶望した鈴は俺の問いに答えず力なく謝罪の言葉をつぶやく。
「一夏にあげたかったもの……キスも……処女も…全部なくしちゃった……あはは……バカみたい……あんっ」
鈴は涙を流し、快楽に飲まれながら投げやりに自嘲をする。…いや、これは……
(舌を噛もうとしてるな)
時間を止めて、鈴の口に脱ぎ捨てられた淡いピンクのショーツをねじ込み時間を動かす。
「むぐっ!?んんっ!!」
「ったく、おとなしく俺の下で喘いでろ!」
ヴァギナはもうヌルヌルに蕩けていて俺のモノでもスムーズに動くほど乱れている。
「こんだけ濡れてるなら遠慮はいらねえな!」
鈴に覆いかぶさり、始めからスパートをかけて腰を振る。
ぐちゅっ♥ ジュッポ♥ ジュポッ♥
「むぅぅぅう!!んむっ!?んっ♥」
「さっきから甘えた声出しやがって、マゾ女!」
「んくっ♥ むう♥」
「また中に出してやるよ…!あっく……うぅ……!」
「んんんんん!!」
グチュ♥ グチュ♥ グチュ♥
「出すぞ!!」
どっぴゅっ♥ どぴゅ♥ …っびゅーーっ!
「むううううう!?」
「うっ…あっくぅ……また出る……!」
鈴の子宮が俺の精で満たされていく。最高の名器まんこだ。
「ふぅ……」
さて、このまま自殺でもされたらつまらない。もう少し鈴には俺を愉しませてもらって、そして従順なメスに堕ちてもらわなくては。
鈴の中からチンポを抜くとドロドロの精液が溢れだして一夏の机を汚した。
「それにしても一夏って薄情だよなあ。幼馴染がレイプされてるのに助けようともしないで見捨てて逃げ出すなんて」
そう言って鈴の顔を見てさらに続ける。
「まあ、その幼馴染が興奮して喘いじゃうんじゃ、同意の上だったのかと勘違いしちゃうから仕方ないか」
ニヤニヤと笑いながら鈴に語りかける。鈴は口からショーツを吐き出し俺のことを睨む。
もうその眼には絶望して諦めた色ではなく怒りに震える炎が浮かんでいた。
「あんたの……あんたのせいよ……!この変態!」
怒りにまかせてISを展開しようとするが俺が許可していない以上それはなされない。
「甲龍!甲龍!……っどうして……!……殺す!!絶対に殺してやる!!」
もはや目に浮かぶ色は怒りなんて陳腐な感情を通り越して殺意へと移ろっている。
だがそれは実行に移されることはない。俺に危害を加えること、ISを展開すること、助けを呼ぶことは禁止されている。
「おお怖い怖い。それじゃあチャンスをあげようか」
「チャンス……?」
「そう。明日のクラス対抗戦、そこで堂々と勝負しようか。それに勝てたらおとなしく殺されてあげるよ」
「………何を企んでるの?卑怯な手を使うつもり?」
鈴もISが使えないこの状況で下手に暴れるつもりはないようでこちらの真意を探ってくる。
「まさか。闇討ちも妨害もしないで正々堂々とお相手することを誓うよ。そして、俺が負けることがあればおとなしく殺されてあげるし」
「……………続けて」
怒りの臨界を超えたことで逆に冷静になっているらしい。俺の一挙一動を食い殺さんばかりに観察してくる。こっちもそんな雰囲気を出されるとつい演技がかって返したくなる。
「それだけじゃなく、処女膜も一夏の記憶もすべてリセットして俺に犯された事実をなかったことにしてあげよう」
「リセット…?そんなことできるわけないじゃない…!」
「できるさ。俺のことを一夏と誤認させたり、ISを展開できなくしたりできるんだぜ。それくらいのことも準備させてくれればできるさ。ああ、ISはこの後ちゃんと使えるようになるから心配しないで」
あえて改変能力のヤバさに気づかれないように『準備が必要』な制約の多い能力だと思わせておく。実際は制約なんてないし、仮にばれたところで俺の圧勝には変わりない。極端な話、『明日、俺が圧勝する』なんて改変をすれば問題ないのだ。
それでも欠点があるかのように振る舞うのは鈴のモチベーションのためだ。無敵の能力と知ってしまえば絶望して明日の試合もやる気を失ってしまうかもしれない。そうしたら俺が楽しめない。だからあえてわずかに勝機があるかのように振る舞っておく。そしてその希望も奪いとって俺の女にしてやる。
「どうだい?俺をぶっ殺せるし一夏のことを諦めなくて済むんだぜ」
「………そっちの条件は?」
「ん?」
「私が負けた場合はあんたは何を望むのよ?」
「そうだね……俺が勝ったら鈴ちゃんには一生俺の性奴隷になってもらおうか」
「っ!あんた……最低よ……!」
「何を今更」
最低だなんて前の世界でもお前に何度も言われたさ。性格的な意味ではなく才能的な意味だが。
「どうだい?この話受けるか?」
鈴からすれば俺の力の正体もわからない以上、この約束が守られる保証すらない。だがそれでも受けざるを得ないだろう。今日までの疑似相思相愛セックスで鈴の一夏への想いは把握している。諦められるわけがない。
「……やるわよ……約束は守るんでしょうね?」
「もちろん。じゃあ明日の試合楽しみにしてるよ」
「待ちなさいよ……あんた……その力はどこで手に入れたのよ…?」
「ナイショ」
これ以上の情報はあげないでおこう(つーか言っても信じねえ)。せいぜい頭を使って希望を持っていてくれ。明日の試合が楽しみだ。
教室に鈴を置き去りにして俺は教室を去った。
――――――
―――
そしてクラス対抗戦当日。1年生の生徒ほぼ全員がアリーナに集まり試合の行方を楽しみにしている。
初戦は鈴と俺の試合。さっそくクライマックスだ。
控室で試合に備える。真耶と本音、セシリアが控室まで来て訓練機のセッティングをしてくれる。
「清野くん、頑張ってくださいね♪」
「まさくんならぜったいだいじょうぶだよ~」
「ふふっ♪清野様が勝たれたらあの凰という方も清野様の性奴隷にされるそうですわね♪頑張ってくださいまし♪」
試合開始の時間まで三人と口づけを交わす。セックスをするほどの時間はないので今は口づけで我慢する。
「ふふっ♪ちゅっ……んっ……清野くん、上手です…♪」
「れろっ……んんっ……ぷはぁ…これから試合なんだからボッキしちゃだめだよ~?」
「んふっ♪んちゅ……ぇろっ……ちゅぅぅ……そうれすわ……そのたくましい情熱は試合後まで取っておいてくださいまし……♥」
三人の舌がレロレロと俺の舌に絡みついてくる。三人の舌技に肉棒がそそり立ちそうになるがギリギリで三人の舌が離れていく。
『時間だ。1組と2組の代表は出撃しろ』
備え付けのスピーカーから総責任者の千冬の声が聞こえる。
もう一度三人の赤く染まった顔を見返して出撃した。
「「「頑張って…!」」」
――――――
―――
「来たわね………!!」
一足先にアリーナで待ち受けていたのは射殺さんばかりの眼光でこちらを睨みつける鈴だった。
濃いピンク色のISスーツがピッチリと鈴の体にくっついて体のラインを見せつける。太ももの絶対領域が眩しく脚線美を強調している。
「約束は守ってもらうわよ……!」
「ああ、勝てたら、な」
「………」
「………」
多くは語らず互いに向き合い試合開始の合図を待つ。アリーナ全体が静けさに包まれ、ついに試合開始が告げられた―――
「行くぜ?」
余裕綽々と鈴の方へまずは突っ込んでみる。何かされたら速攻で時間を止めるなりでつぶしてやろう。
鈴との距離を縮めるが鈴からのリアクションはない。疑問に思いつつもさらに距離を詰めると急に俺の体が反対方向へと吹っ飛んだ。
「っ!?」
「やっとそのムカつく顔が歪んだわ」
体勢が崩れた俺に立て直す隙を与えないように鈴が急激に距離を詰めて偃月刀を振るう。
それを視界の端に見た俺は時間を操り、時間の流れを緩めて冷静になり、体勢を整えてブレードで受け止めた。
「ちっ!」
鈴は深追いはせずに舌打ちをして一度距離を取る。
吹っ飛ばされたのも冷静になれば簡単なことだった。
(衝撃砲か…!)
コイツのISの特徴は目に見えにくい空気を圧縮して飛ばすことだと思いだす。油断しすぎて無警戒だった。
幸い、ダメージは少なくもう種も割れている。おまけに向こうは俺が向こうの能力を知っているとはまだ気づいていないだろう。すでに勝負は決まった。
だがそれでもムカつくのは―――
(あ~あ、油断しすぎて
俺が勝つのは目に見えている。だからこそせめて圧倒的な力量で潰して鈴の心を折り、本音たちにはかっこいいところを見せてやろうと思ったのだが……
「……はぁ…」
「あら?どうしたの?もうギブアップ?」
見え据えた挑発だ。乗ったところを再び見えない砲撃で崩すのだろう。
「いや……さっさと終わらせるかな」
「っ…!」
散々、相手のモチベーションを上げておいて自分の方が保てないとはお笑い草だ。あームカつく。
「……挑発のつもりかしら?」
「いや、攻めないならこっちからいくし別にいいよ」
「ムカっつく!」
顔では苛立ちながらも攻めに転じないのはそうとう俺のことを警戒しているのだろう。
だがその慎重さも無駄に終わる。
「じゃあ今から攻撃するよ」
あえて口に出してから行動に移る。センサー越しに鈴の顔が強張るのがわかる。
瞬間、時間の流れを自分以外の遅くして相対的に高速で鈴へと接近する。
「 な っ ! ? 」
鈴の顔がゆっくりと驚愕に染まる。鈴の視点からだと普通なら制御不能な速度で加速して接近しているように感じるだろう。実際は制御が容易な普通の速度で近付いているだけだが。
衝撃砲の砲身が稼働するのが見える。急接近に驚き慌てて発動したのだろう。分かっていれば目に見えづらくとも関係ない。
砲撃を容易に躱して懐に入り込む。相手も偃月刀を構えて迎撃をしようとするがまるで追いついていない。
迎撃の準備が整う前に腕にブレードを叩きこみ体勢を崩す。がら空きになった胴体に追撃のブレードを叩き込み吹き飛ばす。シールドエネルギーが大きく削られる。
「 き ゃ あ ! 」
鈴が地面すれすれまで吹き飛んだのを見てから装備を替える。ブレードの代わりに取り出したのはレーザーライフル。セシリアのものほど性能は良くないが事前に改変を行いヴァージョンアップをすることで補っている。
鈴に照準を合わせて引き金を引く。銃撃は寸分たがわず鈴へと伸びていき体勢が崩れたままの鈴へ追加のダメージを与える。
必ず相手の方へと銃撃の飛ぶライフル、俺みたいな素人でも達人の様な速射と正確な射撃が可能な反則性能だ。
さて、鈴にはもう打つ手がないはずだ。衝撃砲は早くも見極められ、近接戦では惨敗。距離をとっても正確にライフルが飛んでくる。
センサー越しに鈴の顔が恐怖と絶望に染まるのが見える。鈴はそんな表情を消し飛ばすようにええいと頭を振って顔を引き締め直すと俺の方へ突撃してきた。
(無策の特攻か)
距離を詰めながら発射してきた衝撃砲をブレードで防ぎ今度はこちらが迎撃する。
大きく振りかぶり力任せに繰り出された偃月刀の一振りをギリギリの距離で回避し、回避の勢いのままブレードで地面に向かい叩きつける。
「 ぐ ぅ っ ! 」
実際には速く、しかし俺から見るとゆっくりと鈴が落下していく。俺はそれを追いかけるように急降下し、再びブレードを振るう。センサーで気付いた鈴の顔がこちらを向くが体勢を崩された機体は防御姿勢を取ることもままならない。
最後にほんの一瞬、おびえるような顔になったのを確かに見て俺は鈴にトドメを刺して時間を戻した。
「……うそ……でしょ……?」
鈴のISが待機状態へ戻っていく。試合終了を告げるブザーが鳴り響き、千冬の声がスピーカーから聞こえる。
「そこまで!!勝者!1組代表・清…
しかしその言葉は最後まで聞こえなかった。
いきなり爆発したような破壊音が上方から聞こえ、視線を向けると上空から黒いISが突如乱入し、完全に油断をしていた俺達へ攻撃を仕掛けてきた―――
いつも感想・評価ありがとうございます。
毎日10回くらい外出先でも携帯で確認してにやけてます。
あと少しで2章も終了しそうです。
6章くらいで終わるといいなあ……