インフィニット・ストラトス ~世界改編でやりたい放題・寝取りハーレム~ 作:雨ざらしの鷲
三人称視点です。
清野が箒とともにナターシャとセックスをしている頃、セシリアたちは一夏を探していた。
「はぁ……、まったく、実力もないくせに手だけは煩わせますのね、あのお猿さんは」
「……あんなの見捨てちゃえばいいのに……」
「同感だな。織斑教官にまたしても恥をかかせた出来損ないだ」
「もう、ラウラも簪もダメだよ。一夏は貴重なISコアを持ってるんだよ。せめてそれだけでも見つけないと」
本来なら一夏のハーレム要員になっているはずの彼女たちであったが、清野に抱かれて虜になった彼女たちに一夏へのいたわりの気持ちはなかった。ただ、清野に命令されたから仕方なく探しているのに過ぎない。さらには愛する清野と一緒にいる時間が減ったことに怒りさえ覚えていた。
「あ、いたわよ。あそこの砂浜に。みっともなく突っ伏して気絶してる」
「凄い……、清野くんの言ってた通り……」
「まあ、本当ですわ。アレの命令違反のせいでこちらは奔走しているのにお昼寝とは言いご身分ですこと」
「本当にご主人様と同じ男なのかな?女の子も守れずに口先だけなんて。情けなくなってくるよ」
「シャル、同じなわけがなかろう。清野様は才能も人格もオチンポの逞しさもその他の男どもとは根本的に違うお方なのだからな」
空中から探索していた鈴が一夏を発見し、幼馴染が倒れているというのに興味なさそうに場所を示す。
空中から一夏のそばに降りたった一同は気絶して聞こえないのをいいことに辛辣な言葉をその背中に投げかける。自分たちの主である清野が嫌いぬいている一夏は彼女たちにとっても嫌悪の対象だ。
「……で、この男を誰が運ぶ?」
ラウラがゴミを見る目で一夏のことを見下し、皆に問いかける。
「私は絶対やだ……!」
ラウラの問いかけに一夏のことを特に憎んでいる簪がすぐさま拒否する。
「う~ん、箒を呼んで運ばせるのはどう?」
「箒さんはこの男の愚行のせいで撃墜されそうになったのですから箒さんに運ばせるのは酷でしょう」
「あ~、そっか……。じゃあどうしよう?」
「………」
一夏のことを嫌っている一同は沈黙する。清野のことを愛している彼女たちにとって清野以外の男に触れるのは生理的に嫌悪感があった。
「………はぁ……、仕方ありませんわ。わたくしとブルーティアーズで運びますわ。あぁ、小汚い猿に触られるなんて……可哀想なブルーティアーズ……」
重苦しくなった空気を感じ、セシリアがしぶしぶ名乗り出る。
セシリアは同じ男だというのに、自身の意中の相手である清野とは天と地ほども差のある目の前の軟弱な命令違反者を助けなくてはいけないことに苛立つが、それも清野の命令であるため、仕方なく納得した。
「まったく……、この状況下でおやすみとは、腹立たしいですわ……!」
セシリアは道端のゴミを拾うかのように、ブルーティアーズの指先で嫌々一夏のISスーツの裾をつまみあげて持ち上げる。
「ああ……汚らしい……!」
「あはは……、頑張ってセシリア」
「では清野様に連絡を入れようか。……清野様、清野様」
顔を歪めて一夏を吊り下げるセシリアをシャルが励ます横でラウラは清野に通信をつなげる。
『……ふぅっ!っと、ラウラか?どうした?』
「……清野様?もしやなにかお取込み中だったのか?」
通信が繋がり、清野が応答したが、ラウラは清野の息が荒いのを感じ取った。
『くく、そうだな。今終わったっていうか……。すごいよかったぞ』
「むっ!もしや、先ほどの女性とセックスを!?」
ラウラは清野の発言と息遣いから何をしていたかを推察し、当ててみせる
「う、羨ましい……!私も清野様に種を蒔いていただきたいのに……」
「ど、どうしたのラウラ?」
「先ほどの女が清野様に精を注いで頂いたらしい……!」
「あ~、さすがご主人様……。また新しい女の人を虜にしちゃった♪」
「それはまあ、清野様なら当然だが……。むぅ、私もしてほしい……」
(あぁ~!昨日も抱いてもらったのにほっぺた膨らませて!ラウラはかわいいなぁ!)
シャルは普段は凛としているラウラが小柄な見た目相応に膨れる姿を見てひとり心の中で興奮していた。もはや二人の思考から一夏のことは消えていた。
『それで、何かあったのか?』
「ああ、そうだ。織斑一夏を発見しました」
『へぇ~、生きてた?』
「はい。残念ながら」
『残念ながら、か……くくく。分かった。それじゃあ合流するから全員こっちに来い』
「はっ!」
(ご主人様の前でしっかりしようと張り切るラウラも犬みたいで可愛いよ~)
シャルは顔を綻ばせ、嬉しそうに清野の指示を受けるラウラを見てまた可愛いと思った。
シャルの可愛いものセンサーにとって、小柄で可愛らしいラウラはストライクであった。普段同じ部屋ということもあり、しばしば女同士慰め合うくらいにはシャルはラウラのことをよく思っている。
「ラウラさん?清野様は何とおっしゃったんですの?」
「一度、合流するとのことだ。清野様のもとへと向かおう」
清野の指示を受けて一行は無人島を後にし、清野がいる島へと飛び立とうとした。一夏が目を覚ましたのはちょうどそんなときであった。
「う……、くっ、ここは……?」
「あら?お目覚めですの?さすが世界初の男性操縦者は良いご身分ですわね」
「えっ、あっ!セ、セシリア!?」
「はぁ……、あまり気安く名前を呼ばないでいただきたいですわね。命令を無視して撃墜された挙句、箒さんも危険に晒したあなたに」
「っ!!」
一夏はセシリアからの冷たい視線と浴びせられた言葉に自分が何をしたかを思い出して顔をしかめる。
(そうだ……!俺はあの船を助けようとしてやられたんだった!)
「目が覚めたなら自分で飛んで……、ああ、出来ないんでしたわね。撃沈されてエネルギーを失ったのですから。これは失礼いたしましたわ」
「くっ……!そ、それよりも箒は無事なのか!?銀の福音は!?」
一夏はセシリアに摘ままれて宙づりにされているみっともない自分の現状を見て恥を感じ、歯を食いしばる。そして自分のせいで危険な目に合ったであろう自分の幼馴染のことを尋ねる。
「箒さんでしたら清野様に守られてご無事ですわ。清野様は誰かと違い『守る』と口にしたら必ずや成し遂げられる素敵なお方ですから。銀の福音もあなたが眠っている間に清野様が瞬殺してくださいましたわ♪ ああ、思い出すだけで惚れ惚れとしてしまいますわ……♪」
「……!」
セシリアは一夏に向けていた氷のような視線とは打って変わり、ウットリとした目で空を見つめて清野のことを褒め称えた。
一夏は自分が箒を守れなかった現実を突きつけられるとともに、専用機を持たずに自分以上の結果を上げた清野への劣等感を感じて顔をしかめる。
「ほ、箒は今清野のところにいるのか!?」
「クスクス……、ええ。きっと大切にされているでしょうね。清野様は女性にお優しい方ですので」
「なっ!?どういうことだよ!?」
「そのままの意味ですわ。ふふ、箒さんもウットリと清野様を見つめて……。さて、今から清野様たちと合流をしてあなたを連れ帰りますが、織斑先生がきっと重い処罰をあなたに課すでしょう」
「くっ……!」
自分を信じ、送り出してくれた憧れの姉のことを思い、一夏は自分の失態が彼女にも多大な迷惑をかけたことを悟り、落ち込んだ心にトドメを刺された気分になる。
「一人で今更ウジウジしているところ申し訳ありませんが出発しますわ。あなたにかまって清野様と離れているこの瞬間がおしいですわ」
「えっ!?うわぁ!」
セシリアは急発進で空に飛びあがり、一夏をぶら下げたまま加速をした。
一夏は宙づりにされている恐怖を感じ、セシリアに乱暴に運ばれる。
やがてセシリアたちは隣の島の開けたところへと降りて行った。一夏の眼下では清野が輝くような金の髪を持ったすらりとした二十代ほどの美女を傍らに侍らせていた。
「清野様!ただいま戻りました!」
「くく、ご苦労」
「ぁんっ♥」
清野の前に立ち、背筋を正して敬礼をするラウラの小ぶりな胸に清野は手を伸ばし、優しく揉んで愛でてやる。ラウラは愛する主人からの愛撫に思わず声を漏らすほどに敏感に反応する。
「清野様、この子たちは……?」
「こいつらも俺の女たちだ。お前と同じな」
「まぁ……こんなにたくさんの子に慕われているなんて、素敵……♥」
セシリアたちは清野のいるところへと降り、ラウラが報告をする。ナターシャは怪訝な顔で清野に尋ねるが、清野の答えを聞くと警戒を解き、清野の顔をウットリと見つめた。
(なんだよこれ……!操縦者の女の人まで、清野に惚れて……)
一夏は出会ってからほんのわずかな時間でナターシャほどの美女が虜にされたことに驚愕し、嫉妬で胸の奥が鈍く痛んだ。だがこの後に見るものはそれ以上に一夏に衝撃を与えた。
「も、もう来てしまったのか……!?う、うぅ……」
(!!ほ、箒……!?どうしてISスーツが脱げてるんだよ!?)
一夏が見たのは篠ノ之箒が半脱げのISスーツを慌てて着直している姿であった。
体に張り付く素材であるISスーツが何かの拍子に脱げることはまずありえない。つまり、箒のISスーツは人の手で脱がされたということになる。
(なんで清野と一緒にいた箒が裸になってるんだよ!)
『きっと大切にされているでしょうね。清野様は女性にお優しい方ですので』
(ま、まさか……!?)
一夏の頭の中でセシリアの発言が繰り返され、不安を煽る。
鈴やシャルロットの様に、自分の知らないところで箒すら清野に奪い取られたのかもしれない。その考えが一夏を追い詰め、体中から嫌な汗が噴き出る。
「ん?セシリアが一夏を運んできたのか」
「えっ!?い、一夏!?」
「………」
「ぶ、無事だったのか……」
(どうしてそんなに慌ててるんだよ……!もしかして……!)
清野の言葉で箒も一夏がこの場にいることに気が付き、慌てふためく。その態度が一夏の不安を裏づけしていくようで、一夏は箒のことを直視できず目を背けた。
「一夏……」
「くく、箒、一夏が無事だったけど何か言うことはあるか?」
清野は一夏の態度を見てにやにやと笑い、横にいた箒に問いかける。
(一夏……、今の一夏に私はなんて声をかけたら……)
「…………べ、別に……」
(ッ!!箒……!)
箒は口ごもり、何か言おうとするが、顔を伏せた一夏を見て、結局何も言えなかった。箒の態度に一夏のプライドは完全に打ちのめされた。
「はぁ……、なんですの?その態度は?」
「ぐっ!?」
セシリアは着地すると。吊るされたまま俯き堪えていた一夏から手を離した。
俯いていたところを急に離された一夏は尻もちをつき、地面に落ちた。
「清野様に助けていただいたのにお礼の一つも言えないんですの?嫉妬するのはご自由にどうぞ。ですが清野様への礼を欠いた言動は看過できませんわ」
「くっ……!……清野、助けてくれてありがとう……」
一夏は立ち上がりナターシャの腰を抱いた清野に向かい頭を下げる。それを見て清野の前に立っていたラウラが忌々しげに一夏を睨み、冷淡に声を発する。
「頭が高いぞ、貴様」
「なっ!?」
「命を助けてもらいながらなんだその態度は?所詮は織斑教官の恥部だな」
「……っ!!」
(くそっ!俺が千冬姉を貶めてるって言いたいのかよ……!)
「おい、何か反論があるのか?織斑一夏」
「………なんでもない……!」
一夏はラウラの辛辣な言い方に頭に血が上るのを感じたが、今の無様に敗北して助けられた自分にその資格はないことを悟り、拳を握りしめてただただ堪える。千冬を守るつもりが千冬の名を貶めている自分に何よりも腹が立った。
「清野、くん……助けていただきありがとうございました……!」
一夏は膝をつくと、怒りと惨めさを悟られぬように頭を地につけて礼を言う。所謂、土下座の体勢で清野に礼を言う。
「あ、そう。それじゃあ、戻るかみんな。箒もお疲れ様」
「べ、別に……。一番頑張ったのは清野だろう?」
「いや、箒がいてくれたからだよ。さっきも後ろから……」
「そ、それはっ、もういいだろう!?」
(ああああああああああああああああああああ!!糞っ!!くそぉ!!)
自分の土下座も清野は一笑に付し、箒と仲良くじゃれつく。その様子に一夏は地面を睨み、怒りで狂いそうになる自分を必死に押さえつけ、耐えるしかできなかった。
一夏くん下げ回。
サブタイトルが単調でわかりにくいので次回から従来通りにする予定。
次回は束さん予定ですが、いつになるか……。