閉所と恋
「…。」
「…。」
大和と燕がエレベーターに閉じ込められた。
二人はデートをしていて、近くのデパートに買い物に行く途中だった。
6階のファッションコーナーに行くため、エレベーターを使ったが4階と5階の間に突然止まってしまったのだ。
「燕さん、大丈夫?閉じ込められてもう30分は経ってるけど。」
「ん?平気平気。このぐらい。」
「…んぐっ…。ごくっ…。」
(…燕さん?)
燕は空気を飲み込んでいる。これは喉が渇いているに違いないと大和は思っていた。
偶然にも自販機で買った水があるが、大和の飲みかけだった。
「燕さん、これ。飲みかけだけど…。」
大和が自分の飲みかけの水を燕に差し出すと燕は頰を赤らめた。
「ふぇっ⁉︎こっ、これって…!」
「あ、やっぱり飲みかけは嫌だった?喉が渇いていると思ったんだけど…。」
「ううん!ありがとう…。…ゴクゴク。」
(うわーっ!大和クンと関節キスしちゃった…!)
(かっ…可愛いな。燕さん。)
エレベーターに閉じ込められて一時間。
「大和クン、暑いよぉ…。」
「やばい…。頭がふらふらするよ…。」
どうやら2人は熱中病になる寸前だ。
「もう無理!」
燕は暑いのが我慢できず、服を脱ぎ始めた。
「ちょっ、燕さん⁉︎」
「大和クンは脱がないの?暑くて死んじゃうよ?」
熱中症て頭がおかしくなったのか、燕は大和に襲いかかり無理矢理大和の服やズボンを脱がしはしめた。
「ダメだって燕さん!正気になって!」
その時だった。エレベーターの扉が開いた。
救助隊員が、
「大丈夫ですか⁉︎ あ…。」
隊員たち、お客さんたちは目を疑った。
なんと燕は上半身裸で下着一枚。大和もパンツ一丁で、燕が大和を倒す状態で救助された。
子供連れのお客は目を隠し、老人たちは呆れていた。
ようやく燕が落ち着いた所で恥ずかし過ぎる光景を大勢に見られた。
「きゃーーーー‼︎‼︎‼︎」
燕の声が響いたのだった。
この事はすぐに学校で噂され、松永ファンは大和に殺意を抱き、京は燕をものすごく恨んでいた。
休み時間、2人は屋上へ逃げ込んだ。
「ごめんね…。大和クン。私があんなことして。」
「大丈夫だよ。でもちょっと嬉しかったよ…。」
「もう、大和クンのバカっ!」
「うわっ!…。あれ?」
チュッ
燕に叩かれると思ったら大和の唇に一瞬キスした。
誰も見ていない所で。
「あの時のお詫びだから…。」
大和は頰を赤らめた。
けど、次はちゃんとしたデートをしよう。あとデパートへ行くのは当分いいかな…。
そう思った大和であった。
話の内容に自信がないですが、どうでしたか?
また書きます。見てくださってありがとうございます。