ー燕の家ー
燕と大和はあるゲームをしていた。
それはジェンガだが、最近の物でブロック一つ一つに命令が書いてある。
崩してしまった場合は相手の言うことを一つ聞かなければならないことになっている。
大和はスラスラとジェンガのブロックを上手いこと取っていたが、燕は手が震えて危ない。
恥ずかしいエピソードや、チューをするなど過激な物ばかりブロックには書いてあった。
「そろそろ崩れてもいい雰囲気だねぇ?」
「うう…。大和クン、意地悪な顔しないでよ…。」
その時、ジェンガは崩れてしまい燕は負けてしまった。
「あーーーー‼︎」
「やったー。俺の勝ち。じゃあ命令聞いてもらうかね〜。」
「うう…。嫌な予感しかしないよ…。」
まだ命令も言ってないのに涙目になる燕。
「涙目になっても容赦しないからね。俺の命令はーー」
「ごくっ!」
「夜のお相手。っという訳で。」
「きゃっ!ちょっと待ってー‼︎きゃっ♡」
燕は大和にやられっぱなしとなった。
そして行為が終わった後、そのジェンガは捨てた。
ーーーー
「うう…。ゴムしてやったけど…、まだ痛い…。」
「何を言ってんだ?燕?」
「も!モモちゃん!びっくりさせないでよ!」
「もう、さっきっから声かけたぞ。一人言言って。」
どうやらそれは聞こえてはいなかった。
「何言ってたんだ?悩みか?え?え?」
「〜‼︎モモちゃんには関係ない!」
そう言って教室を出た。
「??どうしたんだ??」
ー廊下ー
「はぁ…。私って何で彼に弱いのかな…。」
廊下を歩いていたとき、何故か2-Fの教室の前にいた。
「あれ?何で私ここに来たんだろ…。」
「あれ?燕先輩。何か用ですか?」
熊谷が話しかけてきた。
「え?い、いや…。べ、別に…。」
燕はちらっと教室の中を見ると、大和がいる。モロや岳人、ヨンパチと話している。
「?直江くんに用があるんですか?なら、呼んできますね。」
「あ!別にいいから!」
しかしその声には聞こえてはいなかった。
「直江くん、燕先輩が呼んでるよ。」
「え?燕さんが?」
「「「「何だとぉ⁉︎」」」」
クラスの男子達が騒めいていた。
「何であいつばかりモテるんだよ!」
「不幸にも程あるぜ!まったく!」
『あー…。視線がすごい痛い…。』
大和は彼女の所に行く。
燕の顔は赤い…。
「どうしたんです?」
「えっ…と、ここじゃあ話せないから…。ちょっと来て!」
「えっ!ちょっと!」
燕は大和の手を取って走った。
「あ!大和のヤロー!燕先輩に手を繋いで!」
「何だどぉ⁉︎大和め〜‼︎」
『絶対許さん‼︎』
男子達が一斉に思った。
ー屋上ー
「はぁ…はぁ…。ど、どうしたの?そんなに急いで…。」
燕も何故大和を引っ張って屋上に来たかもわからない。
しかし大和の顔をろくに見れない。
「あ、あのね…。」
意を決して燕は言った。
「ジェンガのリベンジ!私と勝負して!」
「そっ、それって…。」
「エッチなことじゃないよ!本格的な勝負!今日の夜にここに来て!」
「えっ…。ええ⁉︎」
何故か燕と勝負することになった。
後編に続きます。