「ざわ…ざわ…。」
今日は2-Fに転校生が来るという。
女と聞いて男子達は興奮していた。
「く〜っ!どんな子が来るんだ〜?」
「可愛けりゃなんでもいいぜ!」
「ふん、くだらん。可愛いのが存在するのは2次元だけだ。」
と、妄想していた。
「大和、どうしたの?」
「いや、何だか胸騒ぎがするんだ…。」
「?」
一子には理解が出来なかった。
ガララ…。
「お前達!席に着け!」
梅先生がキリッと生徒に注意し、朝の挨拶が始まった。
「えー。皆んなも知っていると思うが、転校生を紹介する。入ってこい!」
「は〜い。」
「「「「‼︎‼︎‼︎」」」」
その転校生に皆んな固まった。
「転校生の板垣辰子で〜す。よろしくね。」
ヒソヒソ…。
『あの人、カーニバルで騒ぎ起こした仲間じゃあ…!』
『どういうことだよ…⁉︎』
「何故あのメロン女が…!」
京は辰子に恨んだが、本人は気づいてはいない。
「あっ!」
「辰子。お前のー…ってどこに行く!」
辰子は晴れた顔で彼に近寄った。
「大和君!」
「や、やぁ…。」
「大和く〜ん‼︎会いたかった〜‼︎‼︎」
ぎゅっ!
「うわっぷ!く、苦しいー!」
「「「「えーーーー‼︎‼︎‼︎」」」」
皆んなはびっくりしていた。(特に京は殺しの目をしている。)大和に馴れ馴れしく抱きついているなんて風間ファミリーだって思っても見なかっただろう。
「これからはずっと一緒だね♡」
「ちょっ!辰子さん、皆んな見てるよ!」
『特に京が一番怖い‼︎』
「あの女許さない…。あの女許さない…。あの女許さない…。あの女許さない…。あの女許さない…。あの女ー…」
京の恨みの声に委員長はとても怯えていた。
「ち、チカちゃん…!み、京ちゃんが…。怖いです…。」
「こういうのは見ちゃダメだよ‼︎」
パァン!
「お前達!静かにせんか‼︎」
梅先生がムチを叩き、注意をはらう。
「えー辰子。お前の席だがな、まだ机と椅子を用意出来ていないんだ。だから大和‼︎」
「は、はい⁈」
「お前が辰子の面倒を見ろ。そして、学校を案内するように!狭いかもしれんが席は大和と一緒の席に座れ。」
するとヨンパチが。
「先生!何で大和ばっかりいい思いしなきゃならないんですか!大和のこんな光景を見ているとこっちの身が持ちません‼︎」
京も立ち上がり。
「先生!席を早く準備すべきです!でないと私がこの転校生を殺してしまいそうです!」
「黙らんか!福本はさっさとエロを捨てろ!京も転校生が気になるんじゃ、大和に相談しろ!以上!」
「大和君、私一緒の席で嬉しい〜。」
「はぁ…朝から疲れるわ…。」
これが辰子が初めての学校生活の始まりだった。