大和はシェイラの約束通り、待ち合わせ場所に来ていた。
「シェイラさん、俺に何の用なんだろ。」
大和が携帯をいじっていると。
「お?大和じゃねーか。」
アメリカ人女性が声を掛けてきた。
「ステイシーさん。おはようございます。」
「こんな所で何やってんだ?誰か待ってんのか?」
「ええ、シェイラさんを待っているんで。」
するとステイシーの表情が変わる。
「はぁ⁉︎あいつに何の用なんだ?おい‼︎」
「いや、そんなこと言われても…。」
「いい訳はいいから用事を言え‼︎」
「‼︎」
「おい!聞いてんのか⁉︎」
ギャーギャー言うステイシーの後ろに怖い男性が。
ヒュームだった。物凄く殺気がする。
しかもステイシーは気付いていない。
「オメー、無視するのか?あ?」
ヒュームが、ステイシーの肩をたたく。
「何だ⁉︎うっとしい…!」
後ろを振り向くとようやく気付いた。
「仕事もしとらんで赤子とお喋りとはな。しかも口の利き方もなっとらん。」
「げー‼︎」
ゴスン‼︎‼︎
ヒュームは頭を殴った。
ステイシーは気絶。
「邪魔をしたな。赤子よ。」
そう言い残し、ヒュームはステイシーを引きづって本部の中へ消えていった。
「あの人やっぱ怖いし、強いな…。」
そう言ってると。
「大和ちゃーん!」
「あ、シェイラさん。」
「いや〜。ステ公の痛い目見れて良かった☆スマホに録画しといた甲斐があった…!」
シェイラはざまぁ見ろな感じの顔をしていた。
「それで俺に何の用ですか?シェイラさん。」
「あー!また「さん」付け?駄目駄目!シェイラちゃんって呼んで!後、敬語もいらないから。」
「…。わかったよ、シェイラちゃん。所で用って何?」
「私の写真集作るのに協力して!」
「え?写真集?」
シェイラは大和に説明をする。
「セクシーなシェイラちゃんを撮って欲しいの!ブログとか載せれば人気がグーンと伸びるはず…!いずれはオファーが来てグラビアアイドルとかになったりして…!」
『夢がデカイ人だな…。』
「という訳で!協力してね☆」
するとシェイラが派手な色したカメラを大和に渡した。
「これは…。」
「最新のカメラ!結構値段するよ?でも写りは完璧だから。落としちゃ駄目だよ?」
「わかりましたよ。」
こうしてシェイラちゃんの撮影がスタートした。
川神駅。
「何処へ行くんですか?」
「海へ行くの!だから湘南辺りかな?」
「で、お金はどうしたんですか?」
「細かいことは気にしないの☆」
「まさか俺が払うと?」
シェイラはウィンクをした。
お願いと言う意味だとすぐにわかった。
大和はシェイラの分の切符を買い、ホームへ向かう。
「じゃあ、行こっか♪」
大和の腕を組んで海近くの駅へと向かった。
ーーーー
「やっぱ、いいね〜海。撮影には最適♪」
するとシェイラは服を脱ぎ始めた。
「ちょっと!シェイラちゃん⁉︎」
服を脱ぐと綺麗でセクシーな水着姿だった。
大和は見とれてしまう。
「おーい。大和ちゃん?」
シェイラが大和に近づいて言った。
「あ、ごめ…。」
「もしかして、見とれちゃった?」
「い、いや…。そ、その…。」
「照れてるー!可愛い♡」
また大和の腕を組んでくる。
周りの人達もシェイラに見とれていた。
「可愛いな…。あの子…。」
「もしかして、シェイラちゃんじゃね?」
「マジで⁉︎じゃああの男…!」
「「「彼氏‼︎⁉︎」」」
大和は周りの声を聞き。
「シェイラちゃん、もっといい撮影場所あるかもしれないから行こっか。」
「あ、大和ちゃん!」
そして2人は人の気配のないビーチへ着いた。
「ここならいいかな。」
「大和ちゃん…。こんな所へ連れてって何するつもりだったのかな?」
「い、いや!そう言う意味じゃなくて‼︎もう撮影しよう!」
「はーい♡」
やっと撮影が始まったのであった。
ーーーー
帰り道。
「はぁー。楽しかったー。ありがと大和ちゃん♡」
「お役に立てて良かったよ。でも撮影の半分はデートみたいだったな。」
「!」
「休憩で一緒にお昼食べたし、買い物もしたし。」
『そういえば…。私、男の人とこんなに話したこともなかったな…。大和ちゃんと一緒にいてとっても楽しかったし…。』
「大和ちゃん!」
「ん?何…。」
シェイラは大和の頬へチューをする。
「え…!」
「今日はとっても楽しかったよ♡じゃあね♡」
大和はいきなりのことで言葉が出なかった。
ーーーー
後日。シェイラのブログには大和が撮った水着写真が載せてあった。
コメント欄には可愛いの声が沢山あり、批判的なコメントは殆どなかった。
シェイラの人気はうんと伸びていた。
以前発売されていたCDも売り上げがアップしていた。
大和は学園の屋上でシェイラのサイトを見ていた。
「人気が上がってる…。今頃喜んでるだろうな…。」
すると大和の携帯にメールが入ってくる。
見ると、手ブラのシェイラが写っていた。『昨日のお礼☆』と打ってあった。
「やべっ!鼻血出てた。」
「ふぅ〜ん。浮かれてるね…!」
「つ!燕さん‼︎」
「昨日、大和クンがあのアイドルと歩いていたの見たよ?」
燕の顔はニコニコしていたが怒っているのはすぐにわかった。
「燕さん!話す時間をー…。」
「そんなのあげません‼︎‼︎」
「わーーーー‼︎‼︎‼︎」
大和は燕の嫉妬と怒りのお仕置きを受けたのであった。
一方シェイラは。
「シェイラの奴、機嫌がいいな…。」
「何かいいことあったんでしょう。」
ステイシーと李がヒソヒソ話している。
「この写真、ホーム画面と♪」
その写真は大和とラブラブなシェイラだった。
大和とシェイラのお話でした。