※この作品はR-18です。

Non title   作:杏呑

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直江と長谷。


新しい友達。

島津寮にある男が来た。

 

ピンポーン。

 

「はーい、どちら様?」

 

由紀江が出ると、黒髮の男性が立っていた。お土産らしき物を持って。

 

「あ、こんにちは。直江君いますか?」

 

「や、大和さんですか?今ちょっと出かけていまして、すぐ帰ってくるとは思いますが。」

 

「あー…。そうですか。」

 

「あの、どうぞ中へ入って下さい。」

 

由紀江は優しく男性に接した。

 

「じゃあお言葉に甘えてお邪魔します。」

 

ーーーー

 

大和が来る間、麗子さんがお茶を入れてくれた。

 

「いらっしゃい、大和ちゃんのお友達かい?」

 

「あ、長谷大って言います。鎌倉の稲村って所から来ました。」

 

「あら、じゃあ結構遠い所へ来たね。お疲れ様。」

 

「あ、お茶頂きます。」

 

それを遠くから見るヒロイン達。

 

「あの人だれ?」

 

「大和の友達らしい。」

 

「でもここの学園じゃあないみたいですね。」

 

すると百代が。

 

「おい、長谷って言ったな。何処の学園出身なんだ?」

 

「え?稲村学園ですが?」

 

「稲村学園って…!最強のヤンキー高校じゃないか…!」

 

「あー…!聞いたことある!湘南の中で一番恐ろしい学園だって。」

 

「神奈川県内でも上を行くくらいのヤンキー高校だって聞いたこともあるけど。」

 

どうやら長谷の高校は川神市でも有名らしい。

特に前川神学園と稲村学園で一度つりあったこともあったらしい。

 

「え?そんなに有名ですか?結構学園内では落ち着いてる方ですけど。それに自分ヤンキーの友達もいますし。」

 

「ええ⁈じゃあもしかして君も元ヤンって…!」

 

「いえ、僕はごく普通の高校生ですよ。」

 

そんな話をしていると大和が帰って来た。

 

「ただいまー。って大!もう来てたの?」

 

「ああ。電車でね。意外と早くここへ来ちゃった。」

 

「そっか…。ちと土産買って来たからさ。はいこれくず餅。」

 

「うわ、美味しそう!じゃあ僕は名物のシラスアイス。皆んなで食べて下さいね。」

 

そのシラスアイスはドライアイスに包まれていたため全く溶けていなかった。

 

「じゃあ皆んなで食べましょうか。」

 

「さんせーい‼︎」

 

「じゃあお皿出しますね。」

 

「大和ぉ〜♡一緒に食べよ♡」

 

「おい!くっ付くなって‼︎」

 

『賑やかだなぁ…。大和君の家って。』

 

そう思った長谷大だった。

 

ーーーー

 

その1ヶ月後に大和も鎌倉市へ来た。

もちろん電車で最寄りの駅に降りた。

 

「結構遠い所だと思ったけど早く着くもんだな。それにしてもここの海はやっぱり綺麗だな。」

 

大和が海を眺めてると爆音のバイクが聞こえて来る。

近所迷惑くらいの五月蝿さだ。

 

「やっぱり暴走族が多いなぁ…。川神も治安が良くないって言うけどここもやっぱり治安が良くないのかな。」

 

そう思っていると石段の上で寝ている紫髪の女性を発見。

「こんな五月蝿い所で良く寝ていられるな」と大和は思った。

 

「…。おいてめぇ、何見てんだ。」

 

その女性に殺気の目で見られた。

しかし大和は平然としている。

 

「いや、こんな五月蝿い所で良く寝ているなって思って。」

 

「あ?眠れるわけねぇだろ。馬鹿かお前は。」

 

大和はちょっと彼女のことを辰子さん似なのかなと思ったが態度が全く違った。

 

「てかお前見ねえ顔だな。観光客か?」

 

「いや、この住所に行くだけですよ。」

 

大和は紙を見せる。

 

「あー…?この住所って…。お前、大の友達か?」

 

「え?まぁ。ここら辺の近くだと思ったけど…。」

 

「ああ、だったら案内してやるよ。」

 

ーーーー

 

「ここが大の家だ。」

 

「案内してくれてありがとうございます。」

 

「別にお礼なんかいらねぇよ。あ、折角だから私も上がってこ。」

 

ピンポーン。

 

「はーいどちら?」

 

「あ、こんにちは。大君いますか?」

 

「え?で、出かけてますけど…。」

 

「あ、そうですか…。彼にお土産渡そうと思って…。」

 

お土産は川神では有名のお煎餅だった。

紫髪の彼女はお煎餅見て食いてぇという顔をしていた。

 

「あ、だったら大が来るまで上がって下さい。お茶出しますね。」

 

「じゃあお邪魔します。」

 

「私も上がるぜ。」

 

『なっ!何でこの人も…?』

 

しかし大の家に上がると愛達も上がっていた。

 

「あ?何しに来たマキ‼︎」

 

「別に、暇だから来たんだよ悪りぃか?」

 

「ちょっと!ここで喧嘩はやめてよ⁉︎」

 

冴子が注意を払う。

 

「わかってますって、所でお前誰だよ?」

 

「ってか私も名前聞いてなかったな。」

 

愛とマキが大和に名前を聞く。

 

「あ、直江大和って言います。川神市から来ました。」

 

すると愛達が驚く。

 

「川神って格闘家の聖地じゃないっすか。」

 

「強い奴がいっぱいいるんでしょ。ここでもかなり知られているわよ。」

 

恋奈と梓はよく知っていた。

 

「大和って言ったわね。何処の学園出身なの?」

 

「川神学園ですけど。」

 

「川神学園って神奈川最強の高校じゃねえか!」

 

川神学園の噂はここでも有名だった。

 

「ってことはお前も格闘家なのか?」

 

「いえ、僕は闘うのは好きじゃないので。」

 

『てか恋奈って人燕さんの声と似てんな…。あとあの愛って人もマルさんの声に似てる用な…。』

 

「川神学園か…。言って見てぇな。」

 

話が盛り上がっている内に長谷が帰って来た。

 

「ただいまー。…って大和君!どうして?」

 

「あ、お邪魔してます。来ちゃった。」

 

大和が家に来たことにビックリする大。

 

「あ、これお煎餅。食べて下さいね。」

 

「あ、ありがとう。結構いっぱい入ってるね。」

 

「あ、もしよかったら皆んなで食べません?」

 

「ラッキー!頂きます!」

 

「あ、コラ!マキ‼︎遠慮ってもん知れー‼︎」

 

「じゃあセンパイ、一緒に食べましょ♡」

 

「コラー‼︎何抜け駆けしてんのよ!」

 

騒がしい長谷家だった。

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