デートの前日。
「大和クン、明日空いてないかな?」
「明日?予定はないよ。」
「じゃあさ…。お買い物に付き合ってくれないかな。」
「それって…。」
「うん。デートだよん♡」
「勿論行きます!」
「じゃあ明日の10:00に駅前でね。」
という約束をしていた。
が。
「燕ちゃーん?燕ちゃーん?」
「うん…?あ、あれおとんどうしたの?」
「どうしたのって燕ちゃん、大和君とデートの約束してたんじゃないの?」
「え?今何時⁉︎」
燕が時計を見ると9:30になっていた。
「きゃー‼︎もうこんな時間なのー⁉︎目覚ましセットしたのに!」
「慌ててる燕ちゃん可愛いな…。」
「着替えるからあっち行って‼︎」
ドカッ‼︎
「ぐはっ…!不可抗力だよ…燕ちゃん…!」
慌ただしく支度をし、家を飛び出した。
だが、あることを忘れていてなんて燕は気づいていない。
ーーーー
「大和クーーン!」
「あ、燕さん!」
「ハァハァ…!ごめんね、遅れちゃって…!」
「全然大丈夫だよ。所で何処に買い物に行くの?」
「あ、電気店に行きたくて…。今使ってるパソコンの調子が悪くてさ…。大和クンなら詳しいかなって…。」
「うーん。俺もあんまり家電に詳しくないけど、行ってみよう。」
「はーい♡」
大和の腕を組んで出発。
すると燕はあることにようやく気がついた。
『あれ…?なんかスースーする…。』
そう着替えている時にあるもの着忘れていた。
『あー‼︎ブラをするの忘れてた!バカじゃん私〜‼︎』
焦って支度していたためブラをせずに可愛い服を着て出発してしまったのだ。
燕は恥ずかしい顔をしてしまう。
「燕さん?どうしたの?」
「へ?な、何が⁉︎」
「いや、もう電気屋に着いたけどずっと考え混んでいたけど。大丈夫?」
「な、なーんでもないよ〜?」
「…?」
ーーーー
電化製品のパソコン場に来た2人。
「うーん。どれがいいんだろ。」
「何かお探しですかー?」
『どうしよう…。落ち着かないよ…。寝坊しなければちゃんとした支度出来たのに…。』
燕はパソコンよりも自分のブラの方を心配する。
「燕さん?おーい?」
「え?どうしたの⁉︎」
「いや、どうしたのじゃなくて聞いてた?店員さんのお話。」
「あ…。ごめんなさい…。」
店員はもう一度同じ説明を燕にした。
申し訳ない気持ちで説明を聞いていた。
パソコンを買い、ランチを取ったが燕にとっては落ち着かないデートとなってしまった。
「燕さん、今日一日何か変だったよ。」
「え…。そ、その…。」
「してないんでしょ。ブラ。」
「な、なんで…⁉︎」
「腕を組んだとき感触でわかったよ。その時に燕さんの顔も様子が可笑しかったし。」
「ううっ…。ご、ごめんね…。今日の朝寝坊して慌てて着替えたから…。」
「くすっ。燕さんでもドジっ子なこともあるんだね。可愛いよ。」
「も〜!大和クンったら…!」
「でも燕さんとデートだけでもとても嬉しいよ。ありがとう、燕さん。」
「や、大和クン…。///」
ますます大和に惚れる燕であったとさ。
この後のデートはやっぱり家でラブラブなことをしたのであった。