※この作品はR-18です。

Non title   作:杏呑

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大和×辰子の話。


ここにいよう。

「大和君?」

 

大和は倒れている。血を流しながら。

 

「大和君!大和君!」

 

「た…。辰子さん…。」

 

「しっかりして!大和君!」

 

いきなりの出来事に戸惑う辰子。

大和は瀕死寸前だった。

 

死にそうな姿をみて泣きそうになる。

 

「死んじゃいやだよぉ…!グスッ…。大和君!」

 

「…。泣かないで…。辰子さん…。」

 

「だって…!大和君死んじゃったら私は…!」

 

その時辰子は泣きながら目を覚ました。

 

「辰子さん?」

 

目を覚ますと大和がいた。

辰子は大和を強く抱きしめた。

 

「だ、大丈夫…、うわっ!」

 

「うああーん‼︎大和君!大和くーん‼︎」

 

「うわっ!どっ、どうしたの⁉︎」

 

「グスッ…。大和君が…、しっ死んじゃう夢みたから…。怖かったよ〜。ぐずっ、うっ。」

 

「そっか…。怖い夢を見たんだね。」

 

大和は辰子を泣き止むまで抱きしめ返した。

 

「…。はぁ…大和君の匂い…。落ち着く…。」

 

「泣き止んだ?よしよし。」

 

頭を撫でると辰子は泣き顔から柔かな顔になり、大和の胸にうずくまる。

 

「ふぁ…。嬉しい…。大和君の手大きいね…。」

 

「そう?嬉しいって言われると、俺ももっと嬉しいな。」

 

すると大和の携帯が鳴った。

相手は百代。暇だから一緒に出掛けないかと誘われたのだ。

 

「誰からの電話?」

 

「姉さん。一緒に出掛けない?って。」

 

「え…!行っちゃうの?大和君⁉︎」

 

「ううん。断った。今日は一日辰子さんのそばにいるから。」

 

「本当⁉︎わーい!大和君大好き〜‼︎♡」

 

一日中そばにいてくれると言うと嬉しすぎていきなりキスをする。

荒川には人も通っていたため2人がよく目立つ。

 

「全く人前で…。」

 

「恥も知らないのか?あのカップルは。」

 

「羨ましいな…。」

 

と、通りすがりにヒソヒソ言われる。

 

「んー‼︎ちゅっ、ちゅる…!…っぷは!」

 

「えへへ…。もっとしない?」

 

「も、もういいよ。満足だから。」

 

『うわーっ!甘い味がするし、いい匂い…!』

 

「じゃあもう一回♡。」

 

「いや、もういいって!んっ‼︎ちゅっ、ちゅ!」

 

「大和君〜♡ちゅ〜!」

 

その後はキスを何度かし、最終的には2人ともお昼寝をした。

目が覚めた時は深夜になっていた。

 

「大和〜‼︎起きんか!」

 

「ん…?あれ?姉さんに京?」

 

百代と京は不機嫌そうだった。

それもそのはず辰子にべったりくっついていたため、嫉妬の炎が燃えていた。

 

「大和〜!電話したのに断ったのはそういうことだったんだな〜‼︎」

 

「大和の唇…!テカテカだっ!これは板垣辰子にキスされたな!いやっ、これはベロチューをしたに違いない!」

 

「ん〜っ、うるさいな…。あ、大和おはよ♡。」

 

辰子は目を覚まし大和また抱きついた。

百代と京は何かが切れた。

 

「なっ…!辰子!貴様よくも私の弟を独り占めしたな‼︎」

 

「私の夫に手を出して…!絶対に許さない!」

 

「私の弟?私の夫?違う!大和君は私のモノ‼︎」

 

ついには辰子のリミッターが外れた。

 

「ちょっ!3人ともここで!」

 

ドォーーーン‼︎

 

深夜に爆発音がした。

その後この騒動で何故か大和だけが学校でこってりしぼられた。

 

「いてて…!めっちゃ怒られた…。」

 

「ごめんね…。大和君。」

 

屋上でまた2人きり。辰子に抱きしめられると傷が和らいだのだった。




イチャラブだったかな?
朗読ありがとうございました。
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