百代が麗子さんに怒られている中、大和は京の看病をしていた。
「ー何だか怒号が聞こえたような。」
「だんな様…、お粥あーんして〜。」
「あー、はいはい。」
京は大和にご飯を食べさせてもらい幸せそうな顔をする。
「今度は口移しで…♡」
「馬鹿。風邪移るだろ。」
「移ったら私が看病を…。」
「いいから寝ろ。早く風邪治しなよ。」
照れ臭そうにそう言う大和。
「心配してくれるの?」
「そりゃ、心配するよ…。」
「…♡嬉しい!大和〜‼︎」
「わっ!くっつくなって!早く寝なさい‼︎」
京の熱は大和の看病と優しさによって下がってきた。
ー就寝ー
辰子は由紀恵の寝間着を借り、着替えた。
辰子の寝間着姿もとても可愛く見える。
大和は顔が赤くなりながらもすぐに布団を敷いた。
「辰子さん、布団用意しといたよ。ゆっくりおやすみ。」
「ありがとー。じゃあ…。」
「た、辰子さん⁉︎」
「おいで♡一緒に寝ようよ。」
「いや、いいよ。辰子さんは姉さんと一緒の部屋だし。」
「えー!大和君と一緒に寝たいよー。」
すると百代が入ってきて
「ダメだ!私の許可なくくっ付くのは禁止だぞ!」
「嫌だよー!許可何て面倒くさい!」
「所で姉さん、何か目が赤いけど…。」
「うるさい!気のせいだ!」
さっきとても怒られて半泣きしたのだろう。
ーーーー
ー朝ー
「さて、朝ご飯作りましょうか。」
朝5時半。
由紀恵が朝早く起き着替えてご飯の支度をしようとする。
だが、台所から鼻歌が聞こえる。
「あら…?誰かいる…?って、辰子さん?」
「あ、おはよう〜。台所借りてるね。」
辰子は30分前に起きてご飯を作っていた。
台所のテーブルには沢山のおかずが並んでいる。
「こっ…これ、全部作ったんですか⁉︎」
「うん。泊まってて何もしないのは悪いかなって。」
「おはよう由紀恵ちゃん…って辰子ちゃんも!それに凄いご馳走だけど…2人で作ったのかい?」
「いえ、全部辰子さんが作ったんです。」
「あら、本当⁈凄いわね〜。」
麗子さんは沢山のご馳走に驚きを隠せない。
テーブルの上のご馳走に輝きが見える。
「じゃあ、大和君起こしてくるね〜。」
ご機嫌なまま大和の部屋に向かった。
「大和くーん♡…あれ?まだ寝てる…。」
すると寝ている大和に添い寝する。
辰子はニコニコし
「大和君、とても可愛いよぉ…♡」
すると添い寝から唇を重ねた。
「ん…ちゅっ。」
『ん…?何かいい匂いが…。』
「ん〜♡大和君…♡」
「んむっ!ぱぁ…た、辰子さん⁈」
朝っぱからおはようのキスをされる大和。
辰子は嬉しそうな顔だ。
「おはよう、大和君♡」
「お、おはよう…。辰子さん…。」
「大和君の為にご飯作ったよ。早く行こ?」
「うん…。」
ーーーー
ー朝食ー
「これ…朝食?すげーご馳走じゃん!」
「普段との朝食より輝きが…!」
テーブルの上にはローストビーフや、揚げ物、焼き魚、和風スープに海藻とポテトサラダが揃っている。
ご飯も炊いてあったが、パンも用意してあった。
「大和君の為に作ったんだよ〜。いっぱい食べてね。」
と言って頭を撫でてくる辰子。
「ムムム…!大和にアプローチしやがって…‼︎」
「何か…ムカムカするなぁ…。」
京や百代は辰子に嫉妬を爆発していたが、そのことに全く気づいていない。
「皆んな、そろそろご飯にしましょう。辰子ちゃんの手作りだから残さず食べなきゃね。」
麗子さんがそう言うと皆んなが席に座り一斉に「いただきます」と言った。
辰子の料理はとても美味しく、一口食べただけで食欲が出でくる。
大和が「美味しい。」と言うと辰子はとても嬉しい顔をする。
京は殺気の目をしていたが、料理の上手さは自分より上だとわかると悔しくなり何故か目が潤んでいた。
「み、京⁉︎どうしたんだ?」
「な、何でもない!」
京を心配するクリスだったが、大和と百代は京の状況をすぐに察していたがあえて声をかけなかった。
一方辰子は自分の作った朝食を食べながら大和に見とれていた。
『大和君、可愛い食べ方してるな〜♡』
ーーーー
「大和君、本当にありがとね〜。」
「辰子さんこそ、朝ご飯ありがとう。美味しかったよ。」
「えへへ〜、大和君に褒められちゃった〜。」
イチャラブな雰囲気で話す2人共。
それを見た百代と京は嫉妬を隠せない。
「辰子め…、弟に近すぎだろ!」
「ううっ…!メロン女に殺意が芽生える…‼︎」
ドス黒いオーラを出す美女2人。
そんな中大和は
「麗子さん、ちょっと辰子を家まで送ってくよ。」
「「ちょっ⁉︎大和ぉ⁉︎」」
「はいよ。辰子ちゃんもまたいつでもおいで。」
その言葉にとても明るい笑顔を出す辰子。
百代と京は驚きのあまり言葉が被る。
「はーい。お邪魔しましたー。」
「じゃあ、行こっか。あ、荷物持つよ。」
「大和君、優しいなぁ〜。可愛いよ〜♡」
そう言い片方の腕を抱きしめる辰子。
百代と京は「今度来たら好きにはさせん‼︎」と思っただろう。
ーーーー
家に送ってから数分、少し寄り道をイチャつきながら歩く大和と辰子。
会話は途切れることなく続いているとあっという間に板垣家に着く。
「あーあ。家まであっという間だったよ〜。」
「2人で沢山話していたからね。でも楽しかったよ。」
「うん…。あぁ…寂しいなぁ…。」
「辰子さん。」
すると珍しく大和から辰子にキスをした。
「んんっ…!ちゅっ…ぷぁっ…♡」
「これで寂しくなくなるかな…?」
「うーん…もっとして欲しいなぁ…♡」
「いいよ…。」
その頃板垣家の中では
「亜巳姉ー、辰姉と大和が…。」
「本当に気に入り過ぎだね。天、辰に気を利かせてやりな。」
「わかってるよ…。けど、腹減ったなぁ…。」
ちなみに2人のキスは30分も続いたそうだ…。