※この作品はR-18です。

Non title   作:杏呑

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あの人vsあの人

ある日。

 

「大和ー。ちょっと話があるけど。」

 

「お金なら貸しませんよ。」

 

「なっ、誰もお金って言ってないだろ!」

 

「そろそろ半年前のお金を返して欲しいけど…。」

 

「そんなことより暇だ!私を構ってくれよー。」

 

「話を急に変えないでよ!ってかごめん。今日は予定あるから…。」

 

大和がキッパリと断ると

 

「なっ!こんな可愛い姉さんを置いて行くのか!」

 

「自分を可愛いって…。ごめんね。どうしても行かなきゃいけない用事があるから。」

 

「あ、おい‼︎大和ぉ⁈」

 

そう言う途端に大和は家を出てしまった。

 

ーーーー

 

「女の匂いがするね。」

 

「京もそう思うか?私もだ!」

 

「大和はモテモテだからね。1人や2人いてもおかしくはない。その女は絶対許さないけど。」

 

「…京は誰だと思う?」

 

「あのメロン女だ‼︎」

 

そう言う京の表情はかなり怒りを込み上げてた。

一方大和は。

 

「辰子さーん。」

 

「あ、大和くーん!」

 

いつもの所で会う2人。

辰子はいきなり大和に抱きついていた。

 

「今日はどうしたの?急に出かけようって。」

 

「最近、お互い忙しいからさ、空いてる日にもデートなんかどうかななんて…。」

 

「大和君…。嬉しいよ、ありがと〜!」

 

あまりの嬉しさに強く抱く辰子。

柔らかな感触が大和の顔を包み込む。

 

「た、辰子さん…!そろそろ行こっか。」

 

「はーい♡」

 

こうして2人のデートが始まろうとしていた時だった。

 

「大和ぉ‼︎」

 

「えっ!ね、姉さんに京!」

 

「どこに行く気だ?私を放っておいて辰子とデートか?」

 

「大和。2人で逃げようとしても駄目だからね。」

 

デートに行こうとした時に急に百代と京がいきなり現れて、修羅場のような空気になる。

 

「も〜。今から大和君と遊びに行くのに邪魔しないでよ〜。」

 

「お前は黙ってろ!私は大和に聞いてるんだ!」

 

「ちょっ!姉さん!」

 

「私だって大和とお出かけしたいもん。最終的にはラブホテルで…。」

 

「待て!京!エロい妄想をやめろ‼︎」

 

「あー‼︎大和君にくっつきすぎ!」

 

「なっ!お前こそ大和に胸を当てやがって!なら私は直接…!」

 

と言って急いで上着を脱ごうとする京。

 

「それをやめなさいって‼︎」

 

「ちょっと大和君を困らせないでよ!」

 

辰子は緑色の目を光らせ若干怒りをあらわにしている。

 

「ええい!私を無視するな‼︎」

 

「ちょ!3人とも落ち着いてよ!ここで喧嘩は…!」

 

すると百代が2人を大和から引き離そうとした時に大和は河原の急斜面に滑り転んだ。

 

「わあああっ‼︎‼︎」

 

「や、大和君‼︎」

 

「大和ぉ!」

 

「痛てて。草の所で頰を切っちゃった…。」

 

大和の頰には少し傷を負った。

それを見た辰子は。

 

「お前‼︎大和君になんて事を‼︎」

 

「なっ!お前らが大和を離さないからだろ!」

 

「百先輩!私のせいにもしてるの⁉︎聞き捨てならない‼︎」

 

「まっ、待って!ここで喧嘩はやめ…!」

 

ーーーー

 

その後、喧嘩の仲裁に入った大和は大怪我を負ってしまい、病院へ入院と言った始末になってしまった。

 

「大和、林檎向いたからあーん♡」

 

「ちょっとどいてよー。大和君、お水買ってきたよ。」

 

「大和!私特性の桃ジュースだ。遠慮なく飲め!」

 

3人の美女の遠慮ない介護にまたしても。

 

「このメロン女!邪魔しやがって!」

 

「邪魔なのは君と百代さんの方だよー。」

 

「私よりもお前の方が邪魔だぞ!辰子‼︎」

 

「大和君に怪我させといてそんな言い方はないよ‼︎」

 

「何を言ってんだ!元々お前がー…‼︎」

 

「頼むから静かにしてくれー‼︎‼︎」

 

大和の叫びが一番病院内で響いたとさ。

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