――――――西暦2062年。
世界は戦火に包まれていた。
10年前。
2015年 11月11日、AM0:00
世界中に無数の巨大な未確認飛行物体が飛来した。
軍事衛星や観測衛星、その他様々な観測機器の目を掻い潜ってい飛来した《ソレ》は、地上に衝突する直前に突如減速。
予測されていた大災害は回避することができたかに思えた。
しかし、悪夢はここから始まる。
無数の未確認飛行物体から現れた、人でも動物でもない異形の怪物。
《ソレラ》は次々に人々を虐殺し、破壊のかぎりを尽くしていた。
当然、各国は自らが保持している軍隊を総動員し、異形の怪物との徹底抗戦を始めた。
初めは善戦していた彼らだが、無限に現れ続ける怪物たちに徐々に押され続け、敗走が続き、2年後には世界の約60%が侵略される事態に陥った。
この事態を受け彼らは、2017年に怪物から国土を、世界を護るため全世界の軍隊を1つにまとめ『
力を合わせたことにより、戦力、物資、技術力が格段に上がり、大部隊での攻撃や新開発された新しい兵器の使用により少しずつ侵略地を奪還し、約6年後の2023年には奪われた土地の20%を取り戻すことに成功した。
そして、同時期に世界中に飛来したアグレッサーの巣と思われる未確認飛行物体への破壊作戦が発令。
甚大な被害を受けつつ辛くも巣の破壊に成功。こうして、世界に平和が訪れたかに思われた。
しかし、悪夢はさらに続く。
巣の破壊の知らせを受け世界中が喚起の渦に包まれているさなか、再び今までのものと比べ物にならないほど巨大な飛行物体が南アフリカ大陸に飛来した。
その後、アグレッサーの侵略は激化。
新種のアグレッサーの出現や、今までの数倍といっていいほどの出現数により、瞬く間に取り戻した土地も奪い返され、W.D.Oも敗走を余儀なくされ2年後には世界の95%がアグレッサーに侵略されるという事態に陥った。
そして、唯一生き残った土地、海に囲まれた国【日本】。
ここが人類の最後の希望の地となった。
これは、この日本で最後の抵抗を続けてきた「彼ら」の物語である。
彼らの未来に待ち構えているのは、幸福か。はたまた絶望なのか。
それを知る者は誰もいない。