あ"ー、難産した…
→[大丈夫、聖女だって女の子だよ]
[分かった、お仕置きだ]
目の前で椅子に座り、涙を流すジャンヌの頭を撫でてやる。なるべく優しく、髪を鋤くように。彼女の髪はサラサラとした絹のような肌触りで、もし許されるのなら、ずっと撫で続けていたいほど。
とはいえ、そういうわけにもいかない。少しずつ彼女の嗚咽が収まってきた頃を見計らって、顔を覗き込む。まだ目の端へ涙が見えるものの、だいぶ落ち着いてきたんじゃないだろうか?
「すみません、マスター。取り乱してしまって──」
口調もしっかりしてきた彼女は涙を拭いながら、気恥ずかしそうに微笑んでくる。良かった、一時は彼女が壊れてしまうんしゃないかと心配だったけど、この柔らかな慈愛に満ちた微笑を見る限り最悪の事態は免れた、と思う。
だが、そう思ったのも束の間。急に顔を伏せたジャンヌは開いていた脚を閉じながらも、ふるふると震えだした。いきなりのことに、ぎょっとしてしまったが──
「あ、あの、マスター。私が、また神へ仕える前に、その──今この時だけでも、私を聖女としてではなく、一人の女性として愛して頂けませんか?」
太ももを擦り寄せ、気恥ずかしそうに身を捩らせるジャンヌ。"このような事態"にならなければ彼女の口からは出て来なかったであろう言葉、それはジャンヌダルクという聖女の言葉ではなく、一人の少女の願い。
その心境を察して、断れるはずがない。加えて生まれたままの姿で、つい先ほど自慰によって達し、どこか切なげで物欲しげに揺れる瞳で見つめられれば、なおのことである。
──彼女の願いを叶える、と答えを聞いたときの彼女の
「──ぁ、ありがとうございますッ!!」
──その表情の、なんと嬉しそうなことか
吸い込まれるように彼女の顎を掴み持ち上げ顔を寄せると、驚いた様子を見せながらも恐る恐る目を閉じるジャンヌ。優しく、触れ合うように軽く唇を重ねてやるだけで彼女はビクンッ、と肩を震わせ体を強張らせてしまう。
安心させるよう、恐怖を与えないよう、ゆっくり彼女の唇へ甘く噛み付いた、柔らかく甘いジャンヌの唇を味わうように。すると最初は成すがままだったジャンヌの唇が開かれ、仕返しと言わんばかりに優しく噛み返してくる。そんな彼女の必死な様子に、胸が締め付けられた。
「ちゅ──んぅ──ん──ぁ──はぁ──んむっ──」
無意識のうちに伸ばした舌がジャンヌの唇へ触れると、控え目に口から先端だけ顔を覗かせた舌を触れ合わす。ぴちゃっ、と唾液が混ざる音が響くのも束の間、ゆっくりと舌が絡まり始める。
彼女の舌を通して交わされた唾液の甘さ、熱さに脳が痺れていく。だが、それはジャンヌも同じだったようだ。間近に見える彼女の瞳はトロンと緩み、舌を通して流れ込んでくる唾液に溺れている。
「──んぁ──ちゅ──れろっ──ぅん──ま、しゅたぁ──ぁん──んむ、ん──ぁぅん──ッ──」
十分に堪能し尽くした舌を離すと、二人の唾液が糸を引き切れる。その時、ふとジャンヌは落ちていく唾液の糸を目で追った。すると、「ぁ」と蚊が鳴くような呟きが彼女の口から漏れる。
「──これが、マスターの──」
視線を落とした彼女が目にしたのは、キスによる興奮で再び固さを取り戻し始めている肉棒。先ほどオルタへ欲望を吐き出したばかりだというのに、もはや肉棒ははち切れんばかりに膨張しビクンッ、ビクンッと元気いっぱいに脈打っていた。
別の生き物のようにビクンッ、ビクンッと脈打つ肉棒を見た彼女は唾を飲み、ごくっと喉を震わせる。性交によって得られる快感と快楽を期待する今のジャンヌは、いまや聖女どころか女性ですらなく、ただの雌へと成り果てていた。
「──ああ、マスター。申し訳ありません──」
椅子へ座る彼女は、そのまま屈み込む。ちょうど目の前へ来た肉棒へ顔を寄せていくジャンヌは、両手で肉棒を握ると躊躇いながらも口付ける。さらには、その小さく形の整った口から舌を見せ、つつっ、と亀頭へ舌先を滑らしていった。
「──ん、っ──れろっ──んん──ぺろっ──あぁ──これぇ──がぁ──ましゅ、たぁ──のぉ──ぺろぉ──」
もどかしい、むず痒い感覚を亀頭へ感じ背筋が震える。先ほどオルタを蹂躙した肉棒は乾き始めてはいるものの、体液から発生した獣のようなニオイを漂わせている。なのに、ジャンヌは迷う様子さえ見せず舌先で亀頭を、ちろちろっ、と舐め回している。
「──んっ──ふふっ、不思議そうですね、マスター。私が"こういうこと"を知ってるのが。その理由はですね、私だって聖女と呼ばれる前は年頃の女の子でしたし、聖杯から与えてもらった知識にもあったからです。そう、知ってただけ──実践したのはアナタが初めてです、だから勘違いしてほしくありません」
ジャンヌはクスッ、と笑みを浮かべ唾液の糸を引きながら舌を離す。いつもの彼女にはない、どこか妖艶で複雑な笑みだ。仕方のないことだとはいえ、情事そのものや男を悦ばす方法を知識として得てしまった女の子。
聖女として在り続けたなら、きっと彼女は得た知識を用いることはなかっただろう。だが今の彼女は快楽を求めてしまい、神の教えに背いた迷い子。すがるべき神を失い、ただただ雄を求める一人の雌。
理性のタガが外れた今のジャンヌは、持て余していた体と持て余していた知識を総動員し、初めての性交へと臨む。背徳心にゾクゾクと体を震わせ、マスターへの想いを免罪符にして。
そんな彼女は身を乗り出してきて──
「"知識"と"経験"は違います。キスがこんなにも幸せな気分になれることも、昂っていく気分と快感から来る浮遊感も、殿方の性器の熱さや味も、私は知らなかった──ただ、今は少しだけ、知識を与えてくれた聖杯に感謝しています。だって──」
瞬間、ふにゅっ、と肉棒が柔らかく温かいモノに包まれる。それは、ジャンヌの豊満な乳房。下から持ち上げられた乳房、マシュマロのような弾力の大きな二つの双丘が、器用に肉棒を挟み込んだ。
「──んっ──こうやって、マスターを悦ばすことができるんですから」
柔らかく肉厚な乳房が挟み込んだ肉棒は、膣内や口内とは違った快感を体中へ巡らせる。むにゆっ、むにゆっ、と彼女が自身の胸を動かす度に感じる圧迫感は、肉棒を押し潰さんとするほど。
だがマシュマロのような双丘では潰すこと叶わず、程よい圧迫感と滑らかな肉の感触が興奮を煽ってくるのみ。肉棒は真っ白な肌、双丘に挟まれ隠れてしまっているが、辛うじて亀頭だけが頭を覗かせる。先端から、先走りを滲ませながら。
「──んぁ──もっと、気持ち──よくなって下さい、マスター」
とろぉっ、とジャンヌの口から糸を引き落ちていった唾液が亀頭を濡らす。そして期を見計らったかのように彼女は、双丘を卑猥な形に歪めていった。にゅるっ、にゅるっ、と粘性を帯びた体液が擦れる音が聞こえる。
まんべんなくジャンヌの唾液が付着した肉棒は、それを潤滑油として抵抗なく乳房の摩擦を受け入れる。にちゃっ、にゅるっ、と彼女の力加減や擦れ具合で変わる水音と、乳房から押し付けられる快感は想像を絶していた。
「──ぁ、ん──ふっ──ビクンッ、ビクンッ、て──ぁん──脈打って、ます──よッ──マスター、気持ち──いい、ですか?」
気持ちいいに決まってる、快感に溺れてしまう。にちゃっ、にちゃっ、とジャンヌが肉棒へ乳房を擦り付ける速度、激しさを増していくごとに、まるで腰が抜けそうなほど気持ちいい。その昂り、興奮を察したのかジャンヌは──
「──んっ──れろっ──んぅ──あぁん、むっ──ふぅん──」
ジャンヌは自身の双丘から頭を出した亀頭へ一度だけ舌を這わせた後、先端へ甘く噛み付いてきた。にゅるっ、にゅるっ、と肉棒を乳房で擦り上げながら、先端へと口付け舌先で尿道を、ちろっ、ちろっ、と刺激される。もう限界だった、せり上がってきた射精の欲求に抗うことができない。
両手でジャンヌの頭を掴み逃げられぬようにして、肉棒へと押し付ける。途中、亀頭の先端を舌と唇が擦れたが気にする余裕はない。乳房が擦る肉棒のサオが膨張する、込み上げてきた欲望、快楽に後押しされた精液は、自制を利かぬまま──
「──ふ、っく──ん──ッ──ん、んぅ──んんッ───んんんッ!!」
──亀頭の先端から、飛び出していった
──ジャンヌの口内へ注がれていく精液
──彼女の小さな口の端から溢れた精液が
──ぽたっ、ぽたっ、と彼女の乳房を汚していく
「ん、んん──ッ──ぷぁっ、ん──ひゃ、ぁん──ッ!!」
ジャンヌは、貯まらず口を離してしまった。しかし亀頭から迸った精液は彼女の行動に関係なく、勢いよく顔を、髪を、舌を、頬を汚していく。ビクンッ、ビクンッ、と脈打つのに合わせて飛び出していく欲望は留まることを知らず、ジャンヌの顔へ、べったりと付着した。
「──ふ、ぁ──ん、んっく──あちゅ、い──これぇ──ましゅたぁ、のぉ──」
顔中に飛び散った精液の熱は彼女の理性を焼き、むぁっ、と漂う雄のニオイが鼻を犯す。だらしなく垂らされた舌にもべっとりと、すんすんっ、と雄のニオイを貪る鼻先にも、白くドロッとした精液が付着していた。
腰を引くと、ねちゃっ、と唾液と精液が混ざった糸を引きながら肉棒が彼女の乳房から解放された。すると身を離したジャンヌは、脱力していた体を震わせながら立ち上がる。そして、ガクガクと震える脚を広げ、椅子へと手をつき臀部を持ち上げると──
「ああ、マスター。もう、私、我慢できません。聖女なのに──あぁ──処女なのに──こ、こんな、はしたないこと、いけないのにぃ──」
椅子へ手をつき、震える脚で何とかバランスを保ちながら突き出されたジャンヌの臀部。呼吸と連動し生き物のように蠢く割れ目、ヒクヒクと伸縮を繰り返す菊門が丸見えだ。
先の自慰、そして口淫と乳房による奉仕で、彼女の下半身はひどいことになっている。太ももどころか踝まで愛液を垂らし、臀部は自身の愛液と潮でドロドロ、ふるふると震える彼女の背中には汗の玉が窺える。
「──も──くだ、さい──マスターの──」
ふりふり、と彼女の臀部が揺れる。
たぶん、自分でも分からないままやっている。濡れに濡れた下半身、自分の最も大事な部分を晒し、いやらしく臀部を振る。それが、どれほど雄を昂らせる行為なのかも知らずに。
吸い込まれそう、だった。その時──
「言葉遣いができてないわよ、聖女様。そんなんじゃ、マスターちゃんに愛してもらうなんて夢のまた夢ねぇ──」
「───────────ッ!!」
背後から抱き締められて、我に返る。誰か、なんて考えるまでもない。背中へ感じる柔らかい乳房の感触と、首筋へ絡められた両手、そして間近にある顔は──いつの間にか意識を取り戻していた黒き聖女、オルタ。
「まぁ、一時的にとはいえ、アナタは信仰を押し付けてくるだけの糞ほどの価値もない神じゃなくて、マスターちゃんを選んだ、その選択だけは認めてあげる──」
クスクスッ、と本気で楽しそうに含み笑いを続けるオルタ。ジャンヌへと無慈悲に言葉を浴びせるオルタへ、とっさに「止めろ」と言おうとしたが、彼女の指が唇へ当てられ口ごもってしまう。そんな中、微笑むオルタは小さく「大丈夫よ」とだけ呟くとと──
「今のアナタは聖女ではなく、ただの雌。快楽を抗う必要も、神への祈りもいらない。雌でしかないアナタが願う欲望のままに、可愛がってくれるマスターちゃんへ相応しい言葉を選んでお願いすべきでしょ?」
ふるふると、臀部を突きだしていたジャンヌは──
「は、ぃ──ま、ます、たぁ──どう、か──こ、この──いやしい、めす──にぃ──お、おじひっ──を──あぁ──せぇ、し──をッ──さっきの、あついの──ここへ、めぐんで──くだ、さいぃ──」
ジャンヌは臀部を突き出しながら、震える腕を股間へと持っていき、指で割れ目を自ら拡げて見せた。くぱぁっ、と口を開いた秘部は愛液に濡れ、肉棒を今か今かと待っているように蠢いていた。
そんな光景から目を背けると、間近にあったオルタの顔が見える。彼女にしては珍しい、慈愛の笑みを浮かべていた。どこか満足そうな、それでいて楽しそうな、穏やかな表情。
「背負いすぎなのよ、聖女様は。これくらいの荒療治でもしないと、ガス抜きどころか甘えることすらできなくなるほどに、ね──私が気を利かせてあげたんだもの、これだけ見せつければ、いくら糞みたいな神でも見て見ぬフリしてくれるでしょう。あとは、楽しむだけよ」
言葉と共に、するっ、と離れていたオルタはジャンヌの腕を引っ張りベッドへと放り投げる。そして力なく仰向けで倒れたジャンヌへ、ゆっくりと覆い被さったオルタ。ベッドの上で重なる二人が、こちらへ顔を向けてくる。
欲情しきった、快楽への期待に瞳を揺らす二人の聖女。その光景は官能的で、卑猥で、求められているという事実に再び下半身が疼きだす。
「──ますたぁ、きてぇ──」
──白い聖女が、呂律の回らない声で懇願してくる
「──早く来なさい、また──メチャクチャに、して?」
──黒い聖女が、興奮に揺れる瞳で見上げてくる
[………ああ、いま行くよ]
──求められるまま、誘われるまま
──ベッドを、ぎしっ、と軋ませて
──重なる二人へ、覆い被さった
頑張った…(瀕死)
つ、次で終われたらいいな…(白目)