※この作品はR-18です。

呪いの魔女の淫冒険譚   作:けーおー

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今回もエロ少なめです。
戦闘描写苦手なせいか、戦闘場面が長く……

がっつりエロ書きたい……


1話 -魔の大樹-

 

 

 

 セフィリアが住む木造の小屋へと戻ってくると、二人とも水浴びで汗を流し、楽な格好へと着替えて二階へと上がる。

 

 

「まさか、村の近くの森にあんなに大量のスライムがいるなんて……考えもしなかった。もしかしたら、スライムだけじゃないのかも」

 

 

「そうですね、スライムだけ…と考えるのは少し無理がありそうです。他の魔物も潜んでいる可能性がありそうですね。村の皆さんにも注意を促した方がいいかと」

 

 

 セフィリアは、冒険用に魔法がかけられたものではなく、部屋着用のサイズ大きめな灰色ローブを纏い、テーブルの上に二人分の温かい飲み物を用意する。

 そして、昨夜と同じ格好のアリアは森についての意見を呟き、セフィリアとともに得られた情報を整理していく。

 

 もう一生分のスライムを見たのではないかと思うほどの大群を何とか撃退できたことに二人とも安堵するも、森に他の魔物がいないと考えるのは楽観的過ぎるというのが共通の意見だった。

 小人などの知性がある魔物なら交渉の余地は残されているが、スライムのような魔物に遭遇すれば即戦闘に入らざるを得ず、無力な村人なら生存は絶望的となってしまうだろう。

 

 知らぬ間にすぐ近くまで魔物の侵攻を許してしまい、危機に陥っている村の現状はお世辞にもいいとは言えない。

 根本的な解決は無理かもしれないが、二人で改善案を話し合う。

 

 

「とりあえず、明日もう一度森の探索をしてみるというのはどうでしょう? スライム以外の魔物の生息が確認できるかもしれませんし、もしかしたら転移点が見つかるかも……」

 

 

「転移点ね……、もし見つけられれば、何とか浄化して消滅させられるかもしれないけど……」

 

 

 魔物は転移点と呼ばれる暗黒の穴を通じて人間界にやってくると言われており、実際に、転移点に浄化魔法をかけて消滅させた例もある。

 浄化魔法にはかなりの魔力を必要とするものの、今のセフィリアなら可能だと見込んでのアリアの意見だが、二人の表情は晴れない。

 転移点は巧妙に隠されているのが常であり、見つけるのは至難だといってもいいためである。

 

 

「それでも、どんな魔物がどれくらいいるかくらいは調べておく必要がありそうね」

 

 

「もし強力な魔物がいれば、王都の騎士や魔術師たちで討伐隊を組む必要も出てきますからね。やはり、魔物の情報は必要でしょう」

 

 

 セフィリアの意見にアリアが同意し、翌日からの森の探索続行が決定する。

 今回は想定していたとはいえ不幸な遭遇戦であったものの、明日からはより本格的な装備を整え森に挑むことを決める。

 

 

「そうと決まれば、今日はもう休みましょうか。昨日も仮眠だけで済ませちゃったし、アリアもさすがに疲れてるでしょ?」

 

 

「王国騎士団長を舐めてもらっては困ります。この程度、何ともない……と言いたいところですが、相性の悪いスライム相手はさすがに少々疲れました。そろそろ休みましょう」

 

 

 とりあえずの予定が決まり、二人は安堵の表情で就寝の挨拶を交わし、木で作られた簡易なベッドでセフィリアが使い、床に柔らかな布を敷いた上にアリアが横になる。

 

 

「おやすみ、アリア」

 

 

「ええ……おやすみなさい、セフィリア」

 

 

 二人で就寝の挨拶を交わし、目を閉じ眠りにつく。

 魔法による何重もの決壊に守られているセフィリアの自宅。

 とはいえ、二人とも気を抜くことはなく野盗や魔物の襲撃に備え、警戒のアンテナを立てた上での就寝であったが、窓から覗く気配には二人とも全く気付くことはなかった。

 

 

 

 -------------

 

 

 

 翌日の朝、いつものように薬屋を開店し、昨日渡せなかった分の薬も含めて、やってきた村人たちに手際よく手渡していく。

 万一、長期間戻ってこられない時のことも考えて、余分に作ったものも手渡すのに加えて、昨日森から持ち帰ってきた情報を流布し、森には近づかないように注意を喚起する。

 

 真剣な表情で森の魔物の存在を聞いた村人たちは、他の村人たちにもその情報を伝えるべく散らばっていく。

 その様子を満足げに見つめたセフィリアは、これで村に不用意に近づく村人はいないだろうと考え一旦の安全確保に安堵すると、鎧を身に纏ったアリアが二階から降りてくる。

 

 

「おはようございます、セフィリア。おかげ様でよく眠れました。準備は整っていますか?」

 

 

「おはよう。ええ、大体は……あと少し残ってるから、ちょっとだけ待っててくれる?」

 

 

 完全防備の鎧を身に着け、昨日は持っていなかった重そうな革袋を軽々と担いでいるアリアは、十分に準備が出来ていることを伺わせる。

 セフィリアはまだ準備が残っていることを挨拶とともに告げると、玄関口に『閉店』の札を掛けて二階へと戻っていく。

 

 

「お待たせ。じゃあ行きましょうか」

 

 

 置かれている多種の薬品を興味深そうに眺めているアリアの元へ、再び戻ってきたセフィリアは昨日と同様、純白で淫らなローブを身に纏っており、アリアの物よりは少し小さめではあるが革袋を持ってきていた。

 昨日と同じく、美しい肢体を晒すようなローブを身に着けるセフィリアに、アリアはほんの少し頬を染めつつ目をそらす。

 

 

「仕方がないとはいえ……やはり、目のやり場には困りますね……」

 

 

「それは言わない約束でしょ?私だって、その……いつでもあんなことできるように、なんて理由がなければ、ちゃんとしたローブを着たいんだから……、それより、昨日魔法をかけてあげた剣の調子はどう?」

 

 

「ええ、すこぶる良好です。今朝、素振りをしていろいろ試してみましたが、前より軽く感じますし、攻撃力も言うまでもありません」

 

 

 魔法によって武器を強化してもらい嬉しそうなアリアの声を聴き、セフィリアは話を逸らすと同時に自分の魔法を褒めてもらえたことに自慢げな笑みを浮かべる。

 アリアの身長ほどもある大剣にかけた魔法は、<軽量化>と<魔法属性付与>の二つ。

 これによって、以前より剣が振るいやすくなったのは言うまでもなく、炎、氷、雷の三つの属性の魔法属性が付与されていることで、斬撃に耐性を持つスライムのような魔物にも攻撃が効きやすくなった。

 

 これらの魔法をかけるためには、セフィリアは自慰をして魔力を溜めなくてはならなかったが、あえて二人ともそのことには触れない。

 

 二人とも、<軽量化>で軽くなった革袋を持つと、セフィリアの小屋を後にし森へと向かう。

 

 

 

 -------------

 

 

 しばらく歩いたところで森へと到着した二人は、改めてその全景を視界に入れる。

 特に名前もないただの森。名前がついていないのは、特に利用価値のある薬草があるわけではなく、希少な鉱物が採れるわけでもないごく普通の森にわざわざ遠くから人がやってくるはずもなく、探査が十分に行われていないためである。

 

 村人ですらほとんど訪れることのない森だったが、生えている薬草調査のために何度か訪れたセフィリアは、昨日同様、やはり違和感を覚えていた。

 

 

「んー……、前に来た時には、こんなに木が多かったような印象はなかったような……気のせいかな?」

 

 

「私には分かりませんが、その直感は大切にすべきです。魔物によって何らかの影響を受けている証拠かもしれないですし」

 

 

 セフィリアの疑問に真剣に答えるアリアも注意深く森を眺め、髪と同じ漆黒の瞳を揺らす。

 二人とも森の観察を終えると、アリアは剣の柄に手をかけ、セフィリアとともに森へと足を踏み入れる。

 

 やはり、以前来た時とは様子が違うことをセフィリアは再認識する。

 以前は木漏れ日が差し込み鳥のさえずりが聞こえるようなのどかな森だったはずだが、今自分たちが歩いているのは静寂が支配する薄暗い森。

 木が成長した、と言ってしまえばそれまでだが、鳥や小動物が姿を消した理由にはならない。

 

 やはり、魔物が現れた影響かと二人が考えていると、昨日、スライムと戦闘した場所へと到着し、森の深くまでやってきたことを確かめる。

 戦闘の傷跡はまだ刻まれており、<全方位凍結>の影響で傷ついた木や植生が広範囲に広がっている。

 

 

「ちょっと、やり過ぎちゃったかな……」

 

 

「そんなことはありません。もしあの場で手加減など考えていれば、二人ともスライムの餌食だったでしょう。周囲に私以外の人がいなかったあの場面では、あれが最善でした」

 

 

 後悔の念がこもったセフィリアの声に、魔法に耐性のある鎧を身に着けたアリアだけがかろうじて耐えられた魔法について、その判断を保証するように力強く告げ、セフィリアの肩を励ますように軽く叩く。

 すると、不意に現れた気配に二人はすぐに戦闘態勢に入り、構えたセフィリアと剣を抜いたアリアの耳に遅れてかすかに歯の擦れる音が届き、二人は表情を引き締める。

 

 

「昨日のような無様な姿は、もう晒しません。セフィリアは必ず守って見せますから」

 

 

「ありがとう、騎士様。でも、自分の身は自分で守るから……気持ちだけ受け取っておくわ。今日の目的は魔物の討伐じゃなくて調査……分かってるでしょ?」

 

 

 アリアの頼もしい言葉に表情を少し緩めたセフィリアが言葉を返すと、その意味を理解したアリアは油断なく剣を構えたまま、ゆっくりと頷く。

 急襲を受け退路を断たれた昨日とは違い、魔物を全滅させる必要はなく、二人で逃げるという機能はなかった選択肢を選ぶことができると再確認すると、葉が揺れ地面の枯れ枝が折れる音が徐々に大きくなってくる。

 

 現れたのは昨日と同じスライム。ただ、昨日大量のスライムを凍結し滅することが出来たためか、量は圧倒的に少なく、ざっと数え切れる程度。

 苦戦する要素は今のところなく安堵する二人の元に、スライムが前方から何体か飛び掛かってくる。

 

 互いの攻撃で傷つけてしまわないよう少し距離を取ると、それぞれ剣と魔法で難無くスライムを迎撃する。

 

 

「はあっ…、ふっ……!」

 

 

「<凍結>……っ!」

 

 

 かつて国一番と呼ばれていた魔術師であるセフィリアに取って、この程度の魔法は淫らな快楽に頼らずとも使うことができ、今回は辱めに会わずとも切り抜けられそうだと安堵していた瞬間、再びスライムが何体か飛び掛かってくるのを感じ、指先をスライムに向けて狙いを定める。

 

 

「<凍結>…っ……!?」

 

 

 魔法は正常に放たれたはずだった。しかし、<凍結>の魔法はあさっての方へと飛んでいき、いつの間にか仰向けに倒れていたセフィリアの両手両足を拘束するようにスライムが身体を取りつかせ、粘着質な液状の身体を固く硬質なものへと変え、セフィリアは地面に磔にされる。

 

 

「セフィリア…っ……! まさか、この魔物は……!?」

 

 

 仲間が倒れたことに慌てた声を上げたアリアが新たに襲い来る魔物に対応するように剣を振るうと、剣とぶつかり空気を震わせる硬質な高音を響かせたのは、アリアの腕の三倍ほどの太さはありそうな木の枝。

 その光景を見たセフィリアが、木の根によって足を払われた押されたことを悟りつつ、その魔物の正体を看破する。

 

 

「これは、魔の大樹……、文献以外で見るのは初めてね……!」

 

 

 魔の大樹。伝承では、漆黒の幹は雲を貫くほどの高さとなり、成長した極太の枝は剣と槍を容易く弾く強力な魔物と伝えられている。

 セフィリアはスライムの拘束を解こうと魔力を集中させながら、魔の大樹と対峙するアリアの様子を観察し、ある程度の大きさを計測しつつ弱点を探る。

 

 伝承ほどの大きさではないものの、アリアの剣では断ち切れないほどの太さと固さを誇る枝は脅威で、二人で相手をするには厳しそうな相手である。

 しかし、蠢く枝に囲まれてしまった二人に逃げるという選択肢はもう用意されていない。

 魔の大樹を倒すしか、森から生還する方法はない。

 

 そうと決まれば、二人は覚悟を決めて視線を合わせて頷く。

 相談の言葉なしに互いの意図を察し、それぞれの役割を果たすべく動き出す。

 

 

「ふっ……、はあっ!この程度、何ということもありませんね……っ!」

 

 

 アリアは、四方八方から伸びてくる枝に対し、炎の魔法が付与された剣で対応し、完全に断ち切るまではいかなくとも刃を食い込ませ焦がすことでダメージを与え、自分に魔の大樹の攻撃を集中させる。

 剣捌きと体の運び方はさすがの一言で、うねうねとくねり不規則に素早く動く枝はアリアの身体をかすめることすらなく、的確で鋭い斬撃でダメージを与えていく。

 

 魔の大樹の注意をアリアがひきつけている間に、セフィリアはスライムから逃れ魔法の準備をしなくてはならないのだが、スライムたちの命を懸けた拘束は簡単に解けるものではなく、アリアの援護に間に合わない可能性すらある。

 

 

「…っ、この、っ……、スライム程度に……、仕方ない、か……」

 

 

 地面に大の字で拘束されたままのセフィリアは、響く剣戟の中、集中して考えを巡らせると、深く吐息を漏らしてローブにかかった魔法の効力をぎりぎりまで弱め、肌が露わになっている部分に魔力を集中させる。

 魔法の弱体化に気付いたのか、周囲で様子をうかがっていたスライムたちは囚われの獲物を捕食しようと、セフィリアの無防備な身体に群がってくる。

 

 

「そうそう、その調子……、早くアリアを助けなくちゃ……!」

 

 

 焦りを滲ませた声で呟くと、あっという間にセフィリアの全身は半透明のスライムに覆われ、まるで首から下が水の塊に覆われているような格好になる。

 そんな無様な姿を自嘲気味に笑うセフィリアをよそに、スライムたちはもぞもぞとセフィリアの身体の周りで蠢き震え、防御力の低いローブを破り、その下の肉体を貪ろうとする。

 しかし、スライムの力ではローブはぎりぎりのところで破れず、結果的に、スライムはセフィリアの乳房を四方八方から荒々しく揉みしだくように動き、ローブの下の秘所と肉芽をくすぐり刺激するように蠢くだけ。

 

 

「…っあ、んん……、予想より、気持ち良すぎるくらいかも…っはあ、っん……!」

 

 

 計画通り、スライムの拘束を解くタイムロスなしに、性的な快感を得ることに成功したものの、生暖かいスライムによる愛撫は予想以上の快楽で、気を抜くとすぐに絶頂を迎えてしまいそうになる。

 魔法の詠唱無しに絶頂してしまえば、たまった魔力は霧散し水の泡……、それどころか、その隙を突かれ、ローブを食い破られ捕食を許してしまう可能性すらある。

 

 スライムの蠢きのパターンを計算し呼吸を合わせ、絶頂ぎりぎりの身体のもどかしい状態を保つセフィリア。

 その苦悶に身体をくねらせながら、甘い吐息を漏らし、その身に淫らな快楽と魔力を充満させるセフィリアは、計算通りのスライムの動きを感じ取って、蕩けそうになる表情を何とか引き締め、アリアへの合図を送る。

 

 

「アリア、離れて、っ……!!」

 

 

 先日の<全方位凍結>とは違い、アリアの鎧の防御力でもおそらく耐えきれないだろう魔法の準備が整い、セフィリアの叫びを聞いたアリアが剣を合わせていた枝を弾き、素早い動きで魔の大樹本体から大きく飛び退く。

 

 

「セフィリア、頼みますっ……!」

 

 

「任せなさい……、…<大爆裂>…っ…んんあ…っ……!!」

 

 

 スライムが乳房の上で大きくくねり、乳房の先端を押し潰すような動きとともにセフィリアが絶頂を迎えると同時に、強制とともに魔法が詠唱され、セフィリアが真っ直ぐに見据える目標、魔の大樹は一気に内部から爆発し四散する。

 闇を具現化したような黒色の大樹はその姿を消し、細かい消し炭が周囲に飛び散っているだけの無残な姿となった。

 

 

「…っ、んん……、ちょっと、アリア……早く助けてよ…っああん……!」

 

 

「……あ、も、申し訳ありません!今すぐに……!」

 

 

 鼓膜を破るような爆発音が止み静寂が戻ったかと思うと、セフィリアの艶めかしい喘ぎがアリアの耳に届き、大量のスライムがセフィリアの身体にまとわりつき蠢いているのを見てあわてて駆け寄っていく。

 二人は強大な魔物を撃破できた喜びに浸る間もなく、アリアが氷の属性を込めた剣でスライムたちを何とか凍らせ、セフィリアから切り離す。

 

 

「ふう……、何はともあれ、ありがとうございました。剣だけではあのような巨大な魔物を滅することはできませんでしたから。本来は討伐隊を編成しても勝てるかどうか…という相手だったことですし」

 

 

「……魔の大樹と互角に渡り合ってた騎士様から、お礼を言われても嬉しくないんだけど。どうせ私は、スライムに犯されて喘いでただけですから……っ!」

 

 

 またも辱めを受けて大魔法を行使してくれたことに対し、感謝の言葉を恥ずかしそうに告げるアリアに、セフィリアは自分の醜態を恥じ八つ当たりをするようにアリアの剣技を褒めるのだった。

 

 そんなセフィリアをなだめつつも、艶めかしく甘い吐息を漏らし頬を紅潮させる妖艶なセフィリアに目を合わすことができずにアリアが火に油を注いでいるのを尻目に、魔の大樹の幹の根元があった場所には、まるで光すら飲み込むような邪悪な黒い穴が蠢いていた。

 

 

 




次回は少しエロ描写多くなるかもしれません。
期待させてダメだったら申し訳ありませんが、何とか頑張ってみます!
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