でも、まだまだ……
二次創作の方が、設定固まってる分、説明なしでエロ展開できるから楽かも……と今更ながら気づいた。
つじつま合わせるの難しい……
魔の大樹を魔法によって爆発四散させた後に残った、黒々とした穴。
光が吸い込まれそうな漆黒の穴は直径が人間の背丈ほどで、穴の周りには靄が渦巻いているように見え、周囲の景色が歪むような邪悪さを感じる。
「これが転移点、ですか……」
「そうね、私は見るのは二度目になるけど。とりあえずこのままにはしておけないし……、浄化魔法を試してみましょうか」
初めて転移点を見て興味津々のアリアに対し、落ち着いた様子のセフィリアが言葉を返すと、革袋の中から回復剤が入った茶瓶を取り出し、セフィリアが自分で調合した液体を一気に飲み干し、その苦味に表情を歪める。
壊滅的な味と引き換えに効果は抜群。強大な魔法使用による魔力と体力の枯渇が平常時ほどまで回復し、しっかりとした足取りで転移点へと歩み寄る。
こうしている間にも新たな魔物が転移点から現れるかもしれないと考えれば、早く浄化してしまうに越したことはないが、セフィリアは魔法を詠唱しようとはせず、少し離れた場所にいるアリアにちらちらと視線を向ける。
その様子を不審に思うアリアだったが、セフィリアが一度咳払いをすると、謎の視線の意味を理解し、頬を赤らめながら慌てたようにセフィリアに背を向ける。
「セ、セフィリア…私は周囲の警戒をしていますね。何か異常があれば呼んで下さい。すぐに駆けつけます」
「まったくもう……、真面目なんだか鈍いんだか、よく分からないわ……」
早足でセフィリアから離れていくアリアの背を見て、呆れたようにため息を吐くセフィリア。
どうやら、転移点の浄化で予想外の出来事が起こることを見越して、そこまでと奥まで入っていないようで、近くから草をかき分け枝を踏む音が聞こえる。
そんなアリアの様子を確認したセフィリアは、転移点から一歩後退って、露出度の高い白ローブから手を差し入れて身体を自ら慰め始める。
「んんっ、あ……っ…!」
セフィリアは、力が抜けて倒れないように足を肩幅ほどに開いてしっかりと立つと、スリットから入れた右手の指先で肉芽を転がし、襟元から忍び込ませた左手で乳房を揉みしだき、時折その先端を摘まみ刺激する。
自然と甘い嬌声が漏れ腰がくねるも、抑えようはなく、アリアがこの様子を凝視していないことを祈りながら、セフィリアは自身の身体の性感帯を嬲り、快楽と魔力をその身に蓄積させていく。
転移点を浄化するほどの上位魔法は、本来魔術師が何十人と集まり、数日かけて詠唱してようやく発動するほどの魔法。
それほどの魔力を溜めるには、セフィリアといえども、何度も襲い来る絶頂に耐えて快楽をため込まなくてはならない。
しかし、先ほどスライムに辱められ絶頂を迎えた余韻に火照る身体は、セフィリア自身が驚くほど敏感に疼いてしまっており、胸の頂点はすぐに痛いほど固く尖り、秘所からは愛液が洪水のように溢れ下着を濡らし始める。
肉芽からそっと右手の指先を離し、秘所の入り口を軽くくすぐるように浅く指を挿入すると、くちゅり、っとうるさいほどの水音が響き、思わず頬が真っ赤に染まる。
そんな自分の身体のいやらしさを恥じる羞恥心も手伝って、いつもより魔力の充填が速いのを実感しながら、セフィリアが絶頂を迎えようとするたびに愛撫を自ら加減し、快楽に悩ましく体をくねらせること数十分。
桜色の胸蕾を責め立てていた左手と、蜜に濡れた右手をローブから出すと、再び転移穴に一歩近づき、まっすぐに向き合う。
淫らな快楽に乱れた息を数度の深呼吸で整えると、再びローブのスリットに右手を差し入れて、赤く充血し腫れた肉芽を押し潰し、強烈過ぎる快感を絶頂のトリガーとする。
「…っあ…んん、っ……、<神聖浄化>…っんん、あ……!!」
身体の中に充満した快楽が暴走し暴れ出すような感覚に、頭が真っ白になりそうなのを何とか押さえ込み、両手を転移点にかざして、上位の浄化魔法を放つ。
見つめていると飲み込まれそうな闇を湛える穴は、見る見るうちに小さく弱々しいものとなっていくのをセフィリアが安堵の表情で見つめていると、魔術行使の反動によって、身体を支えるのがつらくなり地面に膝をつく。
すると、セフィリアの頭の中に鮮明な映像が突然流れ込み、自分が目にしているはずの景色があっさりとその映像に塗り替えられてしまう。
気付けば、セフィリアは冷たく黒い石に囲まれた薄暗い廊下に立っていた。
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「…ここは……?」
当然の疑問を呟くセフィリアの声は、廊下に反響することなく自分の耳にだけ届く。
床を触ってみれば、磨かれた石の表面の滑らかさと冷たさが手に伝わってきて、現実感が一気に頭に押し寄せる。
場所を転移の罠が発動した可能性など、様々な考えを頭に巡らせその場にセフィリアが立ち尽くしていると、気付けば廊下の奥から何か声がすることに気付く。
一直線に長く続く薄暗い廊下。選択肢はないとセフィリアは廊下の先へ歩を進めていく。
魔物を警戒しながら歩いているうちに、徐々に声は鮮明となってきて、どうやら女性の声らしいことを察する。
その声の正体を看破し表情をこわばらせると同時に、目の前に凄惨な光景が飛び込んでくる。
「そんな……、酷い……!」
辿り着いたのは、鉄格子で閉鎖された牢。
そして、セフィリアの目に飛び込んできたのは、思わず魅了され呆然としてしまうような美しく白い肢体を鎖に繋がれ、無防備に裸体を晒すように拘束された女性。
両手両足を目一杯広げさせられて立たされるような苦しい体勢を強いられた女性は、その全身を紫色でぬめぬめとしたおぞましい触手に嬲られ、たわわに実る豊かな乳房を絞り上げられ、無防備に晒された秘所を滅茶苦茶にかき混ぜられ突き上げられていた。
淫らな水音と鈴の音のような美しい嬌声が牢に響く中、目を覚めるほどの輝きを持つ金色の髪を振り乱しながら女性は絶頂を迎え、鎖の金属音も牢を賑やかす音の中に加わる。
女性の苦悶の表情と、足元にできた愛液の水たまりの大きさを見れば、どんな状況かはすぐに把握できる。
そんな光景に思わず声を上げてしまったセフィリアだったが、女性は全く反応することなく、ぐったりと項垂れる。
力なく鎖に吊り下げられるような格好となり息を荒くする女性を助けなくてはと、慌ててセフィリアが駆け寄ろうとすると、女性がゆっくりと顔を上げる。
その整った顔立ちに目を奪われるセフィリアだったが、女性の疲弊した表情とは対照的に、強い光のこもったエメラルドの瞳に射抜かれ、その場に立ちすくむ。
「早く……、何とか、手を打たなければ……!」
初めて聞いたはずの女性の声にどこか懐かしい響きを感じながら、セフィリアが我に返り、駆け寄って鉄格子に手をかける。
「一体、何を……っ……!?」
鉄格子の冷たさに手が痺れた瞬間、景色がいきなり暗転。
ふかふかとした草と土の感触が手に伝わってきたかと思うと、心配そうに自分の顔を覗き込み方を揺らしてくるアリアの鳴きそうな表情が目に入ってくる。
「アリ、ア……?」
「大丈夫ですか、セフィリア!? しっかりしてください! 浄化魔法の後、いきなり倒れてしまったんですよ?」
いつの間にか地面に仰向けになっていた身体はそのままに、セフィリアは力なく顔を魔の大樹があった場所へと向けると、転移点が消滅していることを確認する。
アリアの言葉と合わせて、浄化魔法がうまく働いたことを確認して安堵し、満足げな吐息を漏らすと、先ほどの光景を疑問に思う間もなくセフィリアは意識を手放し、また地面に体を預ける。
「セフィリア……? セフィリア、しっかり……!!」
アリアの悲痛な声は、森の静寂を切り裂き虚しく響くばかりだった。
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セフィリアが次に目を覚ましたのは、ベッドの上だった。
酷い倦怠感に襲われつつも、セフィリアは顔を少しだけ動かして周囲の様子を確認していると、どうやら自宅の二階であることを悟り、隣で椅子に座ったままうとうとと首を上下させるアリアの姿を見つける。
鎧姿でなく身軽な服装に戻っているアリアの安らかな寝顔を、セフィリアがじっと見つめていると、その視線を感じたのか、眉をひそめたアリアの目がゆっくりと開いていく。
「……セフィリア、大丈夫ですか!?」
「ええ、何とか……といった感じだけど。あれからどうなったか、教えてくれる?」
目を瞬かせ驚きと戸惑いの表情でアリアが跳ね起き体調を気遣うような言葉をかけると、まだ弱々しさが残る笑みでセフィリアが答える。
転移点を消滅させセフィリアが意識を手放した後のことをアリアに尋ねると、アリアはゆっくりと頷き、その後のことを詳細に説明し始める。
浄化魔法の後、意識を失ったセフィリアは一向に意識を取り戻す気配がなかったために、アリアは先日と同様にセフィリアを抱えて素早く森から離脱し、セフィリアの小屋へと戻ってきた。
アリアは魔法関連の知識は疎く、セフィリアの身に何が起こったかなど全く分からず、ダメでもともとと村人たちに助けを求めてはみたものの、村人たちに医療、魔法に通じた者はいなかった。
食料は村人たちが持ち寄ってくれたもので何とかなりそうだったが、肝心の治療法が分からず孤立無援の状態で悩んでいたアリアは、セフィリアが森で飲んでいた回復剤のことを思い出した。
少しの逡巡の後、何もしないよりはと考えたアリアが、セフィリアの革袋から取り出した茶瓶の中身を少しずつセフィリアの口に注いだ。
そして、魔の大樹との戦いから三日が経った今に至る…という説明を受けたセフィリアが頷くと、アリアの助けを借りてベッドの上で体を起こす。
汗をかいていたためにアリアの手でローブが脱がされており、一糸纏わぬ姿を隠すようにセフィリアは身体にかかっていた白いシーツを胸元まで寄せ上げる。
意識を失う前、何か重要なことがあったような気がするのだが、セフィリアは一向に思い出すことができず、一旦その問題は頭の隅へと追いやってしまう。
「なるほど……、とりあえずありがとう、アリア。おかげで助かったわ。三日も眠りっ放しだったなんて……」
「魔法のことはよく分かりませんが、あれほどの浄化魔法の後ですし、かかった負担は相当なものだったのではないかと。今日はこのまま休んでください。私も休ませていただきますから」
ランプの頼りない灯りに照らされたアリアの顔を見ると、隠し切れない疲労の色と目の下にできた隈にセフィリアは気付く。
三日三晩懸命に看病を続けてくれたのだろうと感謝の言葉を改めて告げ、そのまま再びベッドに横になる。
「そうね……、お言葉に甘えて、今日はこのまままた寝ることにする。ありがとう、アリア」
「私こそ、セフィリアの魔法に何度も助けてもらいましたから。こんな看病程度、気にしないで下さい。ではおやすみなさい、セフィリア」
言葉を交わすと、二人はすぐに深い眠りに落ち、そのまま翌日の昼まで目覚めることはなかった。
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翌日、セフィリアとアリアは二人で盛大に寝坊したことを笑い合いながら起床すると、村人たちから貰った食料で遅すぎる朝食を済ませる。
二人とも、疲労と身体のダメージがほとんど抜け、体調が平常にまで回復したことを確かめ合ってから、村人たちに食料の御礼を兼ねて依頼されていた薬を配り歩く。
村人たちの温かい対応に心と体が休まるような優しさを感じながら、再び小屋へと戻ってくる。
時刻は夕方近くになり日が傾きかけている中、夕食の準備を終えると二階のテーブルに向かい合って座り、食事を始める。
たわいもない話をしながら始まった夕食だったが、村近くの森の異変はやはり避けて通れず、話題は魔物についてのものへと移る。
「---それにしても、こんなところに魔の大樹が現れるなんて……今までじゃ考えられなかった。やっぱり何かが起きているのかも」
「……実は、セフィリアを看病しながら考えていたのですが……、一度、王都に戻ってきてはくれませんか?強大な魔物がこれから次々と現れる最悪の状態を想定すれば、一人でも多くの助けが欲しい。国一番の魔術の使い手となれば尚更です」
アリアからの真剣な依頼にセフィリアは食事の手を止めて、少し物思いに耽る。
アリアの発言はもっともで、この村に魔物が現れたのなら、他の村や都市にも魔物が現れる可能性は十分あり、王国は対応に追われることになるだろう。
そのための人手は多いに越したことはないとセフィリアも意見には同意するが、魔物とも人ともつかない自分が王城で働いてもいいのか、一度逃げ出した王城で再び働くことができるのかと迷いを表情に滲ませる。
それを見たアリアは、セフィリアの背を押すように再び口を開く。
「貴女が王城に戻れば、きっと、王女も喜んでくださいます。貴女が失踪し死亡扱いになった時、一番悲しみ落ち込んでいたのはあの御方ですから……」
「そう、ララ王女が……」
単なる町娘でしかなかった自分を魔法院に取り立ててくれたララ王女。
その美貌は王国を越えて諸外国にも評判となっており、セフィリアが魔法院にいた頃は、婚約の誘いがひっきりなしだった。
加えて、才を見抜き政を行う手腕も傑出していて、優秀な人物を王城に取り立てて、優れた施策を次々に打ち出して王都を治めている。
王都から遠く離れた農村にもその噂は届いてきており、今では、国全体の治世にも王の補助として携わっているという。
そんな王女とは歳が近かったこともあり、身分を超えた友情のようなものを感じていたセフィリアは、ララ王女の助けになれると思えば、もうアリアの誘いを断ることはできなかった。
それに、魔法院で働き国に尽くしてきたセフィリアの愛国心は全く失われておらず、国の役に立ちたいという思いは少なからずあった。
「……分かったわ。王都に行きましょう」
「ありがとうございます、セフィリア。貴女の助けがあれば、きっとこの局面も乗り切れます」
力強い助けを得たアリアが明るい表情で感謝の言葉をセフィリアに告げ、頭を下げる。
魔物への対処に少しだけ光りが見えた中、食事を終えた二人は、食後のお茶を飲みながら今後のことについて話を続ける。
「歩くにしても、馬を使うにしても……、事態の緊急性を考えれば速さに欠けるのは問題ですね」
アリアが浮かない顔で呟いたのは、現在地から王都への道のりの問題。
ここから王都に向かうには、長い陸路と海路が待ち受けており、どう頑張っても数週間はかかる。
いつどこで強大な魔物が出現し暴れまわるか分からない現状では、時間がかかり過ぎてしまう問題について、セフィリアは解決法に心当たりがあった。
「だったら、転移魔法を使いましょう。それなら、王都まで一瞬よ。ただ、転移魔法には大量の魔力が必要だから、その……、ちょっと、時間がかかるけど」
「転移魔法、ですか?そんなものまで使えるとは……、さすがセフィリアですね」
魔法の使い手が訪れたことのある場所なら、どこからでも瞬時に移動できる転移魔法。
実際に使われているところなど見たことはなく、伝説上の魔法に目を瞬かせ驚愕するアリアだが、言いにくそうなセフィリアの表情を見て、魔力の充填が必要なことを悟る。
「それでも、一日で何とか準備できると思う。他の方法で急ぐよりも速いと思うけど、どうかしら?」
「一日、ですか……、分かりました。その間、セフィリアを守るのが私の仕事というわけですね」
普段は、戦士顔負けの動きで攻撃をかわし反撃するセフィリアだが、魔力を溜める際にはどうしても無防備になってしまうことは、ここ数日でアリアは実感していた。
セフィリアを守るのが騎士の役目だと自負しているアリアが力強く言い放ち、転移魔法による王都への移動が決定する。
「決まりね。善は急げと言うし、早速準備に入るわ。出発は明日の今頃……、騎士様、それまで私を守ってくれるかしら?」
「無論です。必ず守って見せますとも、姫様?」
冗談交じりで軽く告げる二人だったが、決して揺るがない信頼関係が二人の間にあることを示すかのように、固く握手を交わす。
そうして、二人は夜の帳が下りる中、王都へ向かう準備に動き出すのだった。