夕食を食べ、お風呂に入り、特にする事も無かったので自室に戻ってスマホを弄ってみると、LINEの受信を知らせる小粋な音と同時に、画面には送信者の名前と件名が映し出された。
ーーーーー
☆結衣☆
やっはろー\(^o^)/
夜遅くにごめんね!
いま電話しても大丈夫?
ーーーーー
むむ?
結衣先輩からLINEが来るとは珍しい…。
それも電話をしたいなんて。
少しだけ不思議に思いながら、私はLINEの返信を送る。
寝るまでに暇を持て余していたし、別に電話くらい構わないですしね。
返信をして数分。
スマホは結衣先輩からの着信を知らせるために振動を繰り返した。
「はいはーい。やっはろーです結衣先輩」
『あ、やっはろー。ごめんね。もう寝る前だった?』
「いやいや、まだ20時ですよ?夜はこれからじゃないですか」
『あ、そうなんだ。私はいつも22時には寝るんだー』
早っ。
……成長ホルモンの分泌が寝てる時にうんぬんかんぬんって話は伝説ではなかったようだ。
「あははー。寝る子は育ちますもんね……。いろんな膨らみが…」
『え?何か言った?』
「いえ、何も…。それで、何の用です?」
『あ、そうだね…、用っていうか、…その…』
結衣先輩から言葉がなかなか出て来ない。
電話の向こうで言い淀む結衣先輩の姿が容易に想像出来てしまう。
ただ、私はLINEを受信したときから何となくだが、結衣先輩の要件が分かってしまっていた。
「……」
『あぅ…』
普段の私なら、結衣先輩が話し易いのように会話をリードしてあげるのに、何故か今日は何もしてあげる気になれない。
……なんでだろう。
意地悪とか、気まぐれとかじゃなくって。
これは単純な……。
『…あ、あのさ、最近ヒッキーと一緒に帰ってるよね?…な、何かあったのかなぁ…、なんて…』
「……」
……嫉妬だ。
先輩を取られるかもしれないと言う不安に近いモノ。
「……別に、何もしてないですよ?」
「え?」
取られたくないのに。
私はソレを素直に受け渡すように演じる。
「ただ、荷物持ちをしてもらってただけです。もう、結衣先輩が心配するようなことはなーんにもないですよー!」
『そ、そうなんだ…。って、べ、別に心配とかそんなんじゃ…!!』
嘘で私を塗り固められる。
なんで嘘を吐くの?
……知ってるでしょ。
あの3人にとって、私は異分子。
割り込んでいいわけがないんですから……。
「もー!変な勘違いしないで下さいよー!」
『ご、ごめんねっ』
だから、
夢の中だけでも…。
「用ってそれだけですか?」
『う、うん。…それだけだよ!夜遅くにごめんね!じゃぁおやすみ!』
「はい。…おやすみです」
…先輩を私に下さい。
.
…
……
………
……………
…………………
窓の外から差し込む光は容赦無く。
正に夏だと言わしめる暑さに身体を焦げつかされるようだ。
時刻は7:00ーー。
何時もの起きる時間に何時もと同じ様に目覚まし時計が鳴り響く。
ただ、私にはどうしても朝の迎えを受け入れられない。
それを目の下に作ったクマが言い表すがごとく。
「……寝れなかった…」
……眠い。
しかも、今頃になって程よい眠気が…。
…ぅ、だめだめ。
一応、私は生徒会長だし、サボりなんて…。
もそもそとベッドから起き上がり、ぼーっとした頭のままに私はスマホを確認する。
そこには一つのLINEのメッセージが受信されていた。
ーーーーー
☆結衣☆
電話ごめんね>_<
また明日!
おやすみ( ; _ ; )ノシ
ーーーーー
……眠れなかった元凶め。
昨夜の電話により、私の心は不安で真っ黒になってしまった。
たとえば、自信の無いテスト前日のような……。
身体もダルければ夢も見れなかった。
ゆえに本日の私は絶不調。
はぁ、自分の責任感が恨めしい。
こんな体調でも学校へ行こうだなんて。
私は普段よりも格段に遅い足取りで、気怠い心をどうにか騙しながら準備をし、小さな声で行ってきますと呟き玄関を出た。
ーーーーー。
午前中の授業をなんとかやり過ごし、昼休みを告げる鐘の音と同時に私は机に突っ伏した。
もう…、だめ…。
このまま昼休みは寝て過ごそう、と思っていたのだが、優しい(笑)クラスメイトがいちいち心配をしてきてウザったい。
大丈夫?じゃねぇよ。
大丈夫じゃねぇから寝させろよ。
……おっと、心の扉が開きかけちゃった。
まったく、真理を見させてくれるのなら錬成陣無しで錬成させてくれって感じです…。
「…はぁ、どっか人気の無い所に行こう」
私は軽く元気なフリをして、教室から逃げるように飛び出した。
人気の無い所……。
屋上?校舎裏?
……だめだ、先輩が居そう。
こんな絶不調な顔を先輩に見られるわけにはいかない。
廊下を歩きながら考えていると、ポケットにチャリんと鳴る金属の何かが……。
それがとある部屋の鍵だと気がつくのに確認はいらなかった。
「…生徒会室行こ…」
.
…
……
………
生徒会室に到着し、私は椅子に倒れるようにもたれかかる。
椅子を並べて簡易ベッドを作ろうかと考えたが、その手間すら面倒臭い。
うとうとと、視界が徐々にボヤけてくる。
「……お、おやすみ、なさい」
……………
……
…
.
.
.
.
「…っ、ん、…ぁ、せ、せんぱい…っ」
「…一色、感じてるのか?」
「…やっ、ぁ、き、聞かないで……っん!」
私は先輩の膝に座らされ、必要に弱い部分を触られる。
私の背中を抱きながら、先輩は私に自由を与えないようにしっかりと腕で包み込む。
後ろから耳をかじられたり、つむじを舐められたり。
「…はぅ、うぅ〜、んっ」
「……」
胸を触っていた手が下部に伸びると、先輩の優しい指先が私の陰部に軽く触れた。
敏感な所に触れられ、思わず身体を震わせる私を見て、先輩は1度指をソコから離す。
「…大丈夫か?」
「…っ、はぁはぁ…。あ、あの、大丈夫…なので、もっと…、触って…」
無理をしているわけではない。
本心からそう思えるのだ。
私から先輩を求めている。
先輩の全てが欲しいから、先輩に全て受け入れてもらいたい。
すると、先輩は1度止めていた指先を再度陰部に巡らせ、丁寧に薄い陰毛を掻き分けると、擽るように気持ちの良い所をなぞった。
「んぅっ。ぅ、んっ〜っ」
「…ネットとかで見たことはあったが…」
「はぁはぁ…。…?」
「本当にこんなに濡れるんだな」
と、ムードもヘッタクレも無いようなこと言いながら、先輩は私のアソコから垂れた透明の粘着質な液体を指に絡め取る。
「…は、恥ずかしことを…っん!い、言わないっ、あ、ぁっ、やっ、……んぅっ〜!」
悶える私を見て、先輩はわざと焦らすように定期的な刺激を繰り返した。
膣の周りをなぞってみたり、クリに触れるか触れないかの所で止めてみたり…、たまに膀胱を軽く押されたりと……。
え、AVの撮影か!?
「…指、淹れるぞ?」
「あっ、んっ!…は、はい」
自分でも分かるくらいに濡れている。
大きな雫がシーツに垂れ、それがシミになるくらい。
私って、こんなに感じやすかったんだ…。
いや、相手が先輩だからか。
今だって、不安そうに先輩の指が私の膣に入る所を見ていると、それに気が付いた先輩は1度指を離し、優しく頭を撫でてくれる。
この人になら、何をされても…。
「…嫌だったら直ぐに言えよ?」
「…い、嫌なわけ、ない、です。…もっと、深い所まで…、私を…」
ぬぷ…。
イヤラしく淫らな音が聞こえると、私は声を我慢出来ないくらいに気持ち良くなってしまう。
膣に、…私の1番恥ずかしい所に、先輩の指が入ってる。
…身体の中に感じる先輩はとても暖かく、どこか切なく、愛おしく。
やっぱり私は、先輩のことが……。
「っん!あ、んっ!せ、先輩っ!!ん、んぅぅぅ〜〜っ!!!」
.
.
.
…
……
………
……………
「っ!?」
身体がビクンとなり、ビックリして思わず目を大きく開けてしまう。
そこに見えたのは慣れ親しんだ生徒会室の天井。
そして、頭に感じる柔らかい何か…。
ふと、天井だけしか見えていなかった視界にとある人物の顔が写り込む。
その顔はいつもよりすごく近い。
以外に長い睫毛とか、きめ細かい肌なんかも見えちゃったり。
「…ふぇ、…あれ、もう、終わりですか?」
「は?…おまえ何言ってんの?」
「じ、焦らさないで…。…ん?…ん!?」
「焦らす?何を?」
「あっ!!!ココは現実ですか!?!?……痛っ!!」
「うぇっ!?」
ゴチンっ!と。
焦って起き上がろうとした私のおデコと、私を膝枕してくれていた先輩のおデコが打つかった。
い、痛い!
何で!?
いろいろ何で!?
「な、なんで先輩がここに居るんですか!?」
「あ、いや…、おまえがフラフラして生徒会室へ入っていったのが見えたから…」
「弱った私を襲おうと!?現実でもかよ!!」
「げ、現実?おまえ、まじで頭打っておかしくなったのか?」
「つ、次の質問です。なんで、なんで…、私は先輩の膝で…」
「…はぁ。おまえが机に頭を乗っけてたから、下に何か敷いてやろうとしてたらおまえが転がってきたんだろ」
「そ、そんなわけなかろうぞ!!」
「な、なかろうぞ?」
ふ、フラフラしていた私を心配して生徒会室を覗いてくれて、膝枕をしてくれただと?
……優し!!
優しさの塊かよ!!
慌てて先輩から離れ、私は落ち着きを取り戻そうと手鏡で髪を直すフリをする。
そこに写った真っ赤な顔を隠すように、私は先輩に背中を向けた。
「はぁ…。おまえ、飯食ってねえだろ?」
「む、むむ。しょ、食欲が無いんで…」
「…寝てるとき、お腹がぐぅぐぅ鳴ってたぞ?」
「…錯覚です!!」
「なんだそれ。……ほれ、購買のサンドウィッチ。間違えてイチゴのやつ買っちまったからおまえにやる」
呆れたように先輩は溜息を吐きながら、イチゴとホイップのサンドウィッチを私に投げ渡す。
それを両手で受け取ると、先輩はポケットに手を入れその場を後にしようとした。
「ど、どこ行くんですか?」
「あ?どこも何も、もう5限目始まってんだよ」
「え?あ!!本当だ!!」
「今から教室に戻るわけにいかねえし、屋上で時間でも潰してくる」
「…そ、それならココに居てください」
「は?」
私は受け取ったイチゴのサンドウィッチを机に置き、生徒会室を出て行こうとする先輩の制服の裾を掴んだ。
まだ、一緒に居てくれてもいいじゃないですか。
さっきまで同じベッドで乱れていた仲でしょう?
なんて…。
「…あざとい」
「そこが可愛いんでしょ?」
「なんだそれ」
ふわりと浮かぶシャボン玉のような優しさの数々に、私は思わず見惚れてしまう。
「…っ」
……み、見惚れてる場合じゃない。
なんか…。
…ショーツが濡れてるし。