思えばこの作品は、私が初めてR-18の作品をネットに投稿したものなんです。
ミスまんスレでやりとりしていた雑談から思いついて、勢いだけでこのプロローグに当たる部分を書いたのが今の私のエロパロ書きとしての原点のようなものです。まあ、その頃から今に至るまで成長しているのかは別の話なんですが……。
ちなみに白浜のキャラのメインジョブはヒーラーなのですが、身長と筋肉量が最大のいかついルガティンなので自キャラで妄想して作っている訳ではないですw
そこに立っているのは、私の知っている彼ではなかった。
獣の様な唸り声を上げ、いつも柔和な笑みを浮かべている顔は餓えた怪物の様だ。
彼の体から立ち上っている赤いオーラは狂戦士の名を冠したスキルのそれだけれども、その血の様な色の光は彼の両目にも宿っている。
助けて欲しい。と、彼は言っていた。
自分の弱さに呑み込まれてしまいそうになると。
そしてそれを乗り越える為に力を貸して欲しいと……。
(……引き受けたのはいいけど、一体どうすればいいのかな……?)
苦しんでいる彼を助けたくて二つ返事で引き受けたけれど、いざ対峙してみると彼の変貌ぶりに思わず足がすくんでしまう。
正気を失い襲いかかってくる彼の攻撃をかわしながら、祈る様な気持ちで今まで覚えてきた全ての回復スキルを試してみたけれど全く効果がない。
(お願い、正気に……いつもの君に戻って……!)
必死に回復魔法を詠唱してもスキルを発動しても変貌した彼を救う助けにはならず、自分の無力さを痛感させられて思わず涙が滲んでくる。
どうしていいのか分からずに怯んだ私の隙をついて、突然彼の手から放たれた鎖が私の右手に絡み付いた。
しまった!と思う間もなく彼の側に引き寄せられる。
ホルムギャングの効果で身動きが取れなくなった私が次に来るであろう強力な攻撃に備えて身を固くした刹那、顔を掴まれて強引に上を向けさせられたところに彼の顔が覆い被さってきた。
「んんーっ!?うっ……ふ、うぅ………っ!」
予想外の行動に混乱している私をきつく抱き締め、乱暴に唇を重ねて口内を舌でかき回してくる。
そしてそれと同時にローブの上から胸を揉みしだかれる。
(えぇっ!?ちょ、ちょっとこれって……。やだっ!何で?私……こんな無理やりにしなくても、君にならこういう事をされても良かった……っていうか、うわああぁー、ちょっと待ってよ!……こ、心の準備が……。どうしよう…私、このまま君に……犯されちゃうのかな……?もう嫌なのか嬉しいのか、自分でも訳わかんなくなっちゃうよぉ……!)
……彼が正気を失っていなければ、凄く幸せな気持ちになっていただろう。
いつもの優しい声で思いを伝えてくれていたなら、喜んで応えていたかも知れない。
それなのに、こんな形でする事になるなんて……。と思うと涙が止まらない。
けれども彼の熱く柔らかい唇の感触が心地よくて、正気を失う程私を求めてくれた事が嬉しくて……。
気がつくと、私は抵抗するのを止めていた。
投下したプロローグの本文を全て書いてみたら600文字程しかなくて少し焦りましたw
ヒーラーちゃんの心情などを追加して文字数を稼いでみましたが、追加分を捻出する作業が難航してなかなかアップ出来ませんでした。
それでも暴走戦士とヒーラーちゃんの二人は初めての作品のキャラなのでとても思い入れがあって、昔を懐かしみながら楽しく作業が出来ました。