ひたぎラヴ其ノ壱
僕は今日、高校生活の集大成である大学入試のために彼女である戦場ヶ原ひたぎの家にきている。
なぜ大事な受験勉強するときに彼女の家にいるのかというと彼女がすごく勉強できるから、ということに他ならないだろう。
僕はこの一年、戦場ヶ原ともう一人の友人、羽川翼に個人的に家庭教師をしてもらっていたのだ。そしてなんとかセンター試験に挑もうとしている。
いやはや、高校を遅刻欠席で単位を落とし留年も…と言われていた僕であるが無事卒業できそうでなによりだ。
なに、油断しているわけではない。
しかし今日くらいは油断してもいいだろう。
なんといったって彼女の家で二人きりの受験勉強である。下心がない男子などいないだろうし僕はまだ涸れていない。
そして前回とは違い怪異絡みではないのだ。
と言い訳してみたところでなにもかわらないがまぁ聞いてほしい。
僕、阿良々木暦の人生で最大の試煉の話を……
「戦場ヶ原、ここは…この計算はどうやるんだ?今まで解いてた問題と違う気がするんだが…?」
「あら、私の彼氏なのにそんな問題も分からないの?阿良々木君。」
「いや、彼氏であることは問題には関係無いと思うんだが…」
「関係あるわよ。彼氏であるこよこよがそんな問題も解けないなんて…私の沽券に関わるじゃない!…ってのは冗談よ、阿良々木君?」
そんなキラキラした目で僕を責めるのはやめてほしい。いや、ほんと更正したはずなのに…言葉では冗談だと言っているんだけれども、空気はそうじゃない。うん。目も笑ってるわけじゃないし…
「冗談はともかくそれくらいの問題は解けないと合格は厳しいわね…うーんやっぱりご褒美が必要なのかしら?」
人参ぶら下げて僕の士気を高めるつもりの戦場ヶ原だが…
「羽川のおっぱいを揉んだり、八九寺に抱きついたりできない今、僕の士気をあげることは不可能さ、戦場ヶ原‼」
と断言した。
言うまでもなくすごい睨まれた…
もうあれだ、影縫さんよりも臥煙さんよりも怖い…
人を見る目じゃないよね、まあ僕は半分怪異だから当然なことなんだけど。
そんなこんなで真面目に勉強をし、18時になったので勉強タイムは一旦お開きになった。
「戦場ヶ原、飯はどうするんだ?」
「阿りゃりゃ木君、噛みまみた、阿良々木君、私があなたが来る前にカレーを煮込んでおいたからそれを食べましょ。」
さらっと言った戦場ヶ原だがここでツッコミを忘れないのが僕である。
「今のわざとだろ!さらっと噛むな!」
なぜ噛んだのか…そして噛み真似したのかは聞かないでおこう。きっとさっきのことを根に持っている。
おお怖い、自分の彼女なのに…いや、彼女が自分の彼女だからか?
「失礼しました。巨乳大好きロリコンヘムタイ阿良々木君。」
輝くような笑顔で僕に告げる戦場ヶ原ひたぎがそこにいた。
そして戦場ヶ原ひたぎはやはり根に持っていた。
不定期更新です。。。。
読んで下さった方ありがとうございます。
続くように頑張ります。(*^^*)