七罪のホテル話からの続き。久方ぶりの七罪のエッチ話、それも若干アブノーマル。それでも琴里に比べれば百倍マシな気もするのが不思議。
くどいようですが士織ちゃんの拘束強制ファッションショーはカットです。まあ期待していた人はいませんよね。いたら私でもちょっとまじひくわーです……。
「ふうっ、楽しかった……久々に充実した気分ね。ありがと、士道」
額にうっすら浮かぶ汗を拭い、珍しいことに本人が口にした通り充実感溢れる笑みを向けてくる七罪。その笑顔はいつも暗めの表情をしている七罪だからこそ余計に輝いていて、じっくり眺めて網膜に焼き付けたくなるほど魅力的なくらいだ。
「ははっ……どう、いたしまして……」
しかし今の士道にとって七罪の笑顔などどうでも良かった。というか魅力を感じる心が死んでいた。
しかしそれも当然のこと。今さっき元の姿には戻してもらったものの、士道はベッドに拘束されたまま本物の女の子に変身させられた上での強制ファッションショーという惨たらしい仕打ちを受けたのだ。
七罪が直前に挙げたスクール水着、メイド服、体操服くらいで済んだならまだ救いはあったが、実際には救いなどどこにも無い。何故なら服のネタに詰まった七罪は携帯でその手の服を調べて画像を眺め、次々と士道に着せて(正確には変化させて)いったのだから。
男のプライド的なものを完膚なきまでにへし折られた今、さすがに士道も涙が零れるのを抑えることはできなかった。
「何か半分死んでるわね、こいつ……もう外してあげるからさっさと生き返りなさいよ。今のあんたゾンビみたいで怖いんだけど」
そんな今の士道の惨状をゾンビのようだと形容しつつ、七罪は拘束を解こうと手錠に手を伸ばしてくる。
そして鍵穴に鍵を差込む寸前、何故かその手をぴたりと止めた。
「……ねえ、士道。今思ったんだけど、もしかして外した途端に襲いかかってきたりは――しないわよね?」
更に士道の顔を覗きこみ、妙に怯えた顔で尋ねてくる。
どうもアレだけ好き放題やっていながら復讐される可能性を全く考えていなかったらしい。まあそれだけ士道への復讐が楽しくて堪らなかったということなのだろう。
「ははっ……俺に、そんな元気が残ってるとでも思ってんのか……?」
「……うん。ちょっと調子に乗ってやりすぎたかもしれないわね。ごめん」
力なく笑いかけると、七罪は存外素直に謝りつつ手錠に鍵を差し込む。
つい調子に乗ってやりすぎる気持ちは士道にも痛いほど分かる。理由あってのイタズラとはいえ、七罪にイタズラをする時は大抵調子に乗って必要以上にやりすぎてしまうからだ。
今回の士道への仕打ちはその仕返し。因果応報ともいうべきものなのだから七罪が謝る必要はどこにもない。
「謝る必要なんてねぇよ、七罪。俺がお前にエロいイタズラとかしまくってたのは事実だしな、ただ――それはそれとして、こっからは俺の番だからな!!」
「わっ!?」
謝る必要は無いが、そんなことは微塵も関係ない。
故に士道は手錠の鍵が外され片手が自由になった瞬間、鍵をぶんどり外したばかりの手錠で七罪の左手を拘束。ベッドに小柄な身体を引き倒すとともにもう片方の手錠を自分で外し、その手錠で七罪の右手も拘束した。とどのつまり先ほどまでの士道と同じように、七罪をベッドへ拘束したわけである。
「あー……やっぱりこうなるのね。うん、知ってた」
拘束された瞬間は驚きを示していたものの、最初からこうなることが分かっていたのだろう。ベッドに大の字に縛り付けられた状態でも僅かに頬を赤くしているだけで、上から見下ろす士道に向けて達観したような呆れた瞳を向けていた。
「さて、と。よくも本気で俺を泣かせやがったな、七罪。あんな屈辱琴里にだって味わわされたこと無かったってのに……」
「あ、本気で泣いてたのね。何か途中から反応無くなったから変だなとは思ってたけど」
「当たり前だろ! 女装させられるくらいならともかく本当に女にさせられてファッションショーとかありえねぇよ!? そんなの体験させられたの世界で俺が初めてなんじゃねぇか!?」
変身能力で強引に女の子にさせられた上、ベッドに縛り付けられた状態でのファッションショー。それだけならまだしもコスチュームについてもただ変化させるだけで何でも用意できるという地獄。
もちろんいかに七罪であろうと自分が見たことも聞いたこともないコスチュームには変化させられないだろうが、今の時代ネットに繋がった携帯なら色んなコスチュームの情報を得るなど容易いことであった。だからこそ士道は本気で泣いてしまうような格好をさせられることになったのだ。
「貴重な体験できて良かった、って思ってはくれないわよね?」
「思うわけねぇだろ! あんな体験もう一生したくねぇ!」
「まあそうよね。私もちょっと遠慮したいし」
「……ていうかずいぶん落ち着いてんな七罪。良いのか? これからお前を色んな方法で苛め抜くつもりだってのに」
本気で泣いてしまうほどの辱めを受け復讐に燃えるケダモノにベッドに拘束されているというのに、特に抵抗を示さない七罪に疑問を覚える士道。
これが黒琴里なら状況にもよるだろうが全力で抵抗するか余裕を見せて挑発してくることもあるだろう。四糸乃なら抵抗などせず大人しくされるがままになることは目に見えている。しかし七罪ならもう少し騒いで抵抗を見せるくらいはしてくれると思っていたので少々意外だった。
「だ、だって……私は士道のこと愛してるから……士道になら、何されたって……」
「七罪……」
すると七罪は頬を染め、そんな嬉しいことを口にしてくれた。
実に納得のいく理由であり、同時に筋の通った理由。論理的には疑う余地は無いと言っても差し支えない完璧な理由だ。
だから士道は七罪に優しく笑いかけて言葉を返した。
「――そういう俺が喜びそうなこと言えば解放して貰えるとか思ってんなら大間違いだぜ? 普段ならともかく今回だけは絶対許してやらねぇから、覚悟しとけ」
「……ちくしょおぉぉぉぉぉぉ! 外しなさいよこれぇぇぇぇぇ! 士道の変態! 鬼畜! 一体私にどんな惨いことする気よぉぉぉぉ!」
途端に七罪は声を張り上げ、身を振り乱して暴れだす。やはりこの激しい反応こそ七罪だ。まだ可愛がっても抱いてもいないのに大人しくされるがままになるなどありえない。
「痛いことはしねぇから安心しろよ。ちょっと気が狂うまで気持ち良くしてやるだけだから」
「まさかの快楽攻め!? それちょっとシャレにならないんだけど!?」
「さてと、お前が精霊の力を使うならこっちは科学の力で対抗だぜ。予定外の出費だけど別に使うのは今回だけってわけじゃなさそうだし良いか」
そう言い残し、士道は一旦ベッドから離れる。目指すのは部屋の隅にあった自動販売機。といっても販売しているのは飲み物ではなくいわゆる大人の玩具類。場所的に多少割高かもしれないが、今の士道の怒りはこういったものを使わなければ収まりがつきそうにも無かった。
「ちょっ!? 嘘でしょ本当にやる気!?」
幾つか使えそうなものを買って戻ると、七罪は士道が手にしているものを見て顔を引きつらせる。残念ながらその反応はドSである士道には逆効果で、余計に興奮を煽られてしまうだけだ。具体的にはもっと辱めてやりたくなるくらいに。
「そうだ、せっかくだしこれもやってみるか」
その方法を思いついたため、士道はベッドシーツを横長に畳んでいった。
そしてできあがったのは長く細い布切れ。その両端を持ち、七罪の顔へとゆっくり近づけて行く。
「えっ!? な、何!? く、首絞める気!?」
「そんなわけねぇだろ。目隠しだよ、目隠し」
「ああ、何だ、目隠しね……目隠し!? 何で!?」
「ただ攻めるだけじゃ怒りが収まりそうもねぇから、徹底的に辱めてやろうって思ってさ。見えないならどこから何されるか分からないから余計に恥ずかしいだろ?」
「何か士道今日キャラ違くない!? って、ちょっ、待っ、あーっ!!」
身体を振り乱し首も振って抵抗してくる七罪だが、今はベッドに拘束されているので当然逃げられはしない。故にその目付きの悪い瞳を隠し、シーツを目隠しとして巻き終えるのに時間はそこまでかからなかった。
「……何か凄いヤバイ絵面になっちまったな。下着姿の小さな女の子をベッドに縛り付けて目隠ししてるとか……」
そして目隠しし終わり改めて七罪の姿を眺め、あまりにも犯罪的な絵面にちょっとだけ冷静に戻る。もう幾度と無く三人の幼女を頂き楽しんでいる士道だが、その幼女たちに対してこんな仕打ちはしたことがないからだ。精々が手錠で拘束してお尻を叩いたり後ろから激しくしたくらいである。
「士道の変態っ! ロリコンっ! 鬼畜っ! 何だってこんな変態的なプレイする気なのよぉ!?」
「恨むならこんな部屋選んだ七罪お姉さんを恨めよ。でも鬼畜なのは本当なんだろうな、すげぇ楽しい……」
目隠しされて何も見えないまま身体を振り乱す七罪を眺めていると、性的な興奮と同時にほの暗い嗜虐心が沸き立ってくるのを抑えられなかった。その嫌らしい心に突き動かされるまま、士道は七罪の腰の辺りに手を近づけると――
「ひゃああぁぁぁぁ!?」
――つん、と指で横っ腹を一突きした。本当に軽く突っついただけなのだが、七罪は今にも飛び上がりそうなくらいの悲鳴を上げて身を捩る。
「ひううぅぅぅ!?」
そこへ反対側からもう一突きすると、またしても過剰なくらいの反応と共に身悶えする。別に敏感な所を突っついているとかそういうわけでもないのにこの反応。沸き立った嗜虐心が更に昂ぶっていくのを士道ははっきりと感じた。
「ヤバイな。てっきり琴里相手じゃないとそこまでSにはならないって思ってたんだけど、これは……」
「し、士道……お願い……許して……」
ただならぬドSの波動を感じ怯えているのか、七罪は存外素直に許しを乞い願ってくる。七罪にしては珍しい切なく可愛らしい消え入りそうな声で。まるで四糸乃を彷彿とさせる感じの声音だ。
狙ってやっていようとなかろうと、確かにそれは効果的な手法と言える。しかし――
「……ごめんな、七罪。もうちょっと早く今の謝り方してたら助かったのにな」
――今の士道は完全にドSの心に支配されたケダモノ。故に四糸乃の真似程度では揺さぶられなかった。
「お……覚えてなさいよぉぉぉぉぉっ!」
やはり狙ってやっていたのか、悔しげに声を張り上げる七罪。
その叫びを心地良く耳にしながら、士道は七罪の服を脱がせて行った。両手に手錠を付けているので完全に脱がすことができないため、前をはだける感じで嫌らしく。
「ひああああぁぁぁぁぁぁ……!」
士道の手の下でびくびくと震え、悩ましさに溢れる喘ぎを零す七罪。
まだ指で肌を撫で摩っているだけだというのに、大切な所を攻められているかのように敏感だ。撫でる指を止め軽く一突きするだけで飛び上がるほどの反応である。やはり何も見えない状態で攻められるとは思った以上に辛いものらしい。
「はっ……はぁっ……! も……やめ、なさいよぉ……!」
「おいおい何言ってんだよ、七罪。まだまだ始まったばかりでキスだってしてないってのに。けどこれは完全に俺が楽しむためのものだしいきなり舐めて吸い付いたって良いよな? さてと、貧乳好きの俺なら当然ここだよな?」
「っ……!」
場所を宣言すると同時、七罪の身体が強張る。そうして宣言した箇所である控えめな膨らみをかばうような動きを見せるも、拘束されているせいで満足に動くこともできていない。ただし動くことができたとしても、それは無意味であった。
「――と思わせといてまずはここだ」
「ひゃぁっ!?」
軽く頬を一舐めすると素っ頓狂な声が耳元で上がる。どうやら胸元が蹂躙されると構えていたせいか完全に油断していたようだ。まぁそうなるように士道が仕向けたのだが。
「い、今、頬っぺた、舐め……! そ、そこ全然貧乳好きと関係ないでしょ! この大嘘つきぃ!」
非難の声を上げて暴れる七罪。両手を真横に広げさせた状態で戒めているので、両脚をばたつかせる程度の暴れ方しかできていない。仮に士道を蹴ろうとしても目隠しをされているせいで位置は掴めないだろう。正に士道が好き放題やりたい放題できる夢の状況だ。
「ははっ、悪い悪い。じゃあ――今度はそこをたっぷりねっとり攻めてやるからな?」
「ひっ……! や、いやぁ……!」
嫌々するように顔を振り乱し、七罪は唯一自由な両脚で暴れ抵抗を示す。
「ふあああぁぁぁぁっ!? ひゃ、う、あぁぁぁ……!」
だが士道はそれらを完全に無視して、安全地帯である真横から七罪の胸元に濡らした舌先を這わせた。七罪は突如胸元を湿った感触に襲われ、悶絶して暴れ方にキレが無くなっていく。
とはいえまだ抵抗を止めたわけではない。士道は両手で七罪の上半身をしっかりと押さえ込み、その平坦な膨らみを先端の桃色ごと舐りしゃぶりつくしていった。舌で擦り付けた唾液を全て吸い上げるかのように執拗に、舌先にしっかりと固い感触が伝わってくるまで。
「ふわああぁぁぁぁぁぁぁ……!」
胸元を唾液で満遍なく汚して顔を上げると、最早七罪の口元は完全に緩みきっていて唾液が垂れ流しだった。目隠しのせいで目付きがどうなっているのかは分からないが、完全に蕩けきっているのは確かだろう。
視界が遮断されている上に興奮を示すまで身体を弄ばれたせいか、その身体は最早剥き出しの性感神経に包まれているかのように敏感になっていた。指先を撫でるだけでも七罪は身体を震わせ喘ぎを零すほどだ。
「そんなんでこの先耐えられんのか? 言っとくけどここからが前準備ってところでさっきまでのはほんのお遊びだぜ?」
「む、無理っ……もう、無理……! これ以上は、私……おかしくなっちゃうわよぉ……!」
「大丈夫だ、七罪。たとえお前が快感に負けて変な顔晒しておかしな声上げても俺はお前のこと嫌いになんてならないからな?」
「ひあぁっ!」
呂律も怪しい声音で泣き言を零す七罪に微笑みかけ、頭を撫でてやる。
しかし目隠しで士道の顔が見えていないので意味は無く、突如発生した刺激に身を捩るだけで全くの逆効果だった。
「そんなこと心配してないわよぉ! そういう風に変になることを心配してるのよぉ!」
「七罪、お前……絶対嫌いにならないってことは分かってくれてるのか……? いや、待て。これも嘘か。危ねぇ、危うく騙されるところだったぜ」
まだまだ士道は七罪に変わらぬ愛を確信させることはできていないはずだ。つまりこれは先ほどと同じ、士道を喜ばせ解放してもらうための作戦。危うく引っかかって情にほだされるところだった。
「えっ……う、嘘って、わけじゃ……」
「もう引っかからねぇからな、七罪。そういう嘘を言う奴には恥ずかしいおしおきをしてやるぜ」
「ひえっ!? や、やだ、ちょっと、士道……!?」
健気にもまだ嘘を貫き通そうとする七罪に、刑の執行を宣言する。同時に可愛らしいショーツを引きずり降ろして下半身を露にさせる。
そうして両脚を寄せて隠そうと努力する七罪を嘲笑うように、力ずくで脚を開かせ露出させていく。
「あ、や、ぁぁぁぁ……! み、見ないでぇぇ……!」
羞恥で消え入りそうな儚い声で、興奮を催す悩ましい言葉が紡がれる。
すでに士道の下腹部は臨戦態勢に入っていたが出番は最後だ。辱めと玩具遊びの後のお楽しみである。
「やっ……! な、何これ……いやあぁぁぁ……!」
その辱めのために新たに足枷を用意し、七罪の両脚に嵌めた。両脚を大きく開かせた状態で固定するために、足首ではなく膝の上へと。
膝を動かし隠すことができない七罪はただただ羞恥に悶えることしかできていない。士道はベッドから起き上がると無言でその様子を見つめた。露出された一部分ではなく、身体全体を嘗め回すように。
「へ、変態! 士道の変態! ロリコン! 人間のクズ! 性犯罪者! ……ちょっとぉ……黙ってないで、何か言い返しなさいよぉ……!」
声を荒げて士道を罵倒したかと思えば、急に切ない声を零す七罪。
恐らく士道が怒って言い返すことでどこにいるかを把握しようとしているのだろう。目隠しされている七罪には士道がどこにいるのかも、自分のどこを見ているのかも分からず余計に恥ずかしいはずだから。故に士道はひたすら黙して視姦を続けた。
「し、士道ぉ……? どこにいるのよぉ、しどぉ……!」
しかし徐々に声音が変化していく七罪の声に、罪悪感に苛まれ胸が痛んでくる。迷子の子供が母親を探しているような悲しみと切なさに満ちた声音でこんなことを言われれば、さすがにちょっと罪の意識が沸いてきてしまった。
「な、何とか言ってよぉ……! 一人にしないでよぉ……!」
「……ちゃんとここにいるから安心しろよ」
「ひうぅっ!?」
安心させるために耳元で優しく囁きかけ吐息を吹きかけると、やはり七罪は悶絶してしまう。しかしさりげなく安堵の吐息を零したことを士道は見逃さなかった。士道がどこにいるか分からず不安だったのは事実のようだ。
ならば不安がらせるのはそろそろ止めにして、不安を感じる余裕すら無くしてやるべきだろう。そう決めた士道は大枚叩いて幾つも購入した大人の玩具を一つ手に取った。具体的には先端に細長い卵型の物体がついたケーブルが伸びる、小さなリモコンのようなものを。
「遊びはこれくらいにしてそろそろ玩具を使ってみるか。まずはこれだ。分かるか?」
「……ろ、ローター?」
ケーブル先端の物体を七罪の手に握らせてみると、形と感触を確かめるようにしばらく指で弄んでからその名を答えた。自信無さげなのは性格のせいか目隠しのせいか。
「ああ、正解だ。それでここのスイッチを入れると……」
「ひゃあ!? な、何か振動してる!?」
突然手の平ので鈍い振動が発生して驚いたのか、器用にも手首のスナップだけでローターを放り投げる七罪。士道はそれをキャッチすると一旦スイッチを切った。
「そりゃそういう動きをする玩具だからな。で、これをどこにどう使うかは……お前にも分かるよな?」
「っ……!」
意地悪くあえて尋ねてみると、七罪の身体が明らかに強張る。士道の指や舌で弄繰り回されたことはあっても、こんな玩具で弄繰り回されたことなどない七罪には感覚が想像できず怖いのだろう。
とはいえちょっとくらい怯えているだけならやめる気は無かった。あれほどの屈辱を味わわされた恨みはそう簡単に忘れられるものではない。
「手始めにここに、っと……」
「ちょ、ま、待って……! もしやったら琴里に――違う、四糸乃に言いつけるわよ!? 私が嫌がってるのに無理やり酷いことしたって!」
「っ! 四糸乃に……!?」
唾液に塗れた敏感な膨らみ目掛けてケーブル先端の物体を近づけていくと、突如七罪がそんなことを口走った。脅しにも似た言葉に思わず手を止めてしまう。
「そ、そうよ! 四糸乃に怒られるわよ!? それでも良いわけ!?」
「そ、そうか、四糸乃に怒られちまうのか。四糸乃に怒られるなんて、そんなことになったら俺は……俺は……うん? 四糸乃が、怒る……?」
四糸乃は士道のやることなすことを文字通り何でも受け止め、赦してくれる。それは以前の映画館で身に染みて理解したことだ。つまり四糸乃は士道が何をしても嫌がらないし、怒らない。
だが七罪が言いつけてくれればきっと怒って説教をしてくれるだろう。あの四糸乃が怒った顔で士道を嗜め、責めてくれる。それはある意味非常に貴重なものではないだろうか。具体的には七罪の満面の笑みに匹敵するほどの。
「……うん。怒った四糸乃を見られるならやる価値はあるな。というわけで後で四糸乃に言いつけてくれ、七罪。思いっきり誇張して話してくれて構わないぞ」
「サドなのかマゾなのかはっきりしなさいよ!? やっ、待って、止め――にゃああああぁぁぁぁぁぁ!」
後の楽しみを得た士道は心置きなくスイッチを入れ、振動する卵形の物体を七罪の敏感な突起に押し付けた。悲鳴にも似た甘い喘ぎを零し逃れようと身を捩る身体を押さえ込み、容赦なく振動による快感を味わわせていく。
「ちなみに振動はあと三段階強く出来るからな。ほら、一、二、三……」
「ひゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! やっ、らめ、まっ、あああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
更にはグリグリと押し込みつつ振動を段階的に強めていく。重く鈍い振動音が徐々に高く鋭いものと化していくにつれ、のた打ち回る七罪の身体もその激しさを増す。
ほとんど全裸でベッドに縛り付けられ、悲鳴とも喘ぎとも取れる悩ましい叫びを上げつつ悶える幼女の姿はとても背徳的で、堪らなく興奮を催す光景だった。士道は残酷かつ嫌らしく緩む頬を引き締めようともせず、両の膨らみを玩具でひたすらに攻め立てていった。どうせ目隠しをしている七罪には士道の表情は分からないのだから。
「はあっ……は、あっ……! も……もう、十分楽しんだでしょぉ……いい加減許してよぉ……」
しばらく胸元を苛め抜いた後スイッチを切ると、七罪が荒く息を乱しながらも士道に許しを乞い始めた。
最早その声は切なさを通り越して情けない領域に入っており、身体に至ってはベッドシーツに人型の染みができているほど汗だく。ちょっと脱水が心配になってくるが本人はまだまだ元気そうなので問題はないだろう。問題があるとすれば今までのは準備体操でここからが本番だということ。
すでに染みを作るのに一役買っているほど濡れ渡っているが、念のため士道はローター先端を口に含みたっぷり唾液を纏わせておいた。
「いや、仕返しし終わるまでは絶対に許さねぇ。さあ、ここからが本番だぜ七罪」
「ひゃっ……!?」
許しの願いは慈悲無く切り捨て、溢れるほど濡れそぼった柔肉を指先で開く。そうして熱さの奥で固く縮こまっている突起を探り当て、皮のシーツを優しく剥いて潤いたっぷりの卵形の物体を押し当てる。後は指先を引き抜き、柔肉を閉じて準備完了。もちろん振動の強さは最強である。
「ちょ、そ、そこ駄目っ! そこは本当に駄目っ! も、もしやったら士道のこと――嫌いになるわよ!」
「っ……!」
いざスイッチを入れて刑を執行しようとしたその時、七罪が必死にその言葉を口にした。これにはさすがに多少衝撃を受け、手を止めざるを得なかった。
尤も衝撃を受けたのは嫌われるかもしれないという怯えとかではなく、七罪がそんな言葉を口にしたことそのものに対してだ。何故ならその言葉は自身の愛情が士道にとって大切なものだと、きちんと理解してくれている証拠なのだから。
ただしそれは士道も同じ。七罪にとって士道の愛情が決して手放したくないものだということは分かっていたので、嫌いになるという言葉は間違いなく嘘である。それに七罪が自分に対する仕打ちを本当に嫌がっているわけではないことは分かっていた。なのでそれを逆手に取ることにした。
「……そっか。俺はお前のこと何があっても絶対嫌いになんてならないのに、お前の方は違うんだな。結構愛されてるって思ってたけど、こんな玩具遊びで嫌いになっちまう程度の愛だったんだな……」
「え……ち、違うわよ……私も……何があっても、士道のこと嫌いになんてならないわよ……」
七罪の身体を視線で嘗め回し堪能しつつ、傷ついたような声を出す。声しか判断材料の無い七罪は簡単に引っかかって本音を口にしてくれた。
「本当か、七罪? 俺のこと本当に愛してるのか? こんなことされても嫌いになんてならないか?」
「……ならない、わよ……本当に嫌だったら、大人しくしてるわけないじゃない……逃げる手段なんて、幾らでもあるんだから……」
「七罪……」
嫌がっているわけではないことが分かっているのはこれが理由。七罪は拘束を解くことはできるのにしていないからだ。手錠を壊れやすいものに変化させるなりそもそも手錠以外のものに変化させてしまうなり、本人の言う通り逃げる手段は幾らでもある。
もし霊力が足りなくて出来ないのだとしても、本当にこの仕打ちを心から嫌がっているのなら精神状態は悪い方面に乱れているはず。普段でも士道のために身体が作り変わっているのだから、逆流した霊力でできないということは絶対に無い。七罪は少なくとも本気で嫌がっているわけではないのだ。
「……だからちょっとくらい手加減してくれても――」
「じゃあ遠慮なくスタートだ。ぽちっと」
「っ――――!!」
なので心置きなくおしおきを開始した。何か言いかけていた七罪だがその口から続きは聞こえてこなかった。
というか最早喘ぎも悲鳴も聞こえてこない。ベッドの上でひたすら弓なりに身体を仰け反らせ唾液を垂れ流し、手足を何度も何度も突っ張ったり丸めたりするだけでとても静かなものだった。
しかし今までで一番感じていることだけは容易に見て取れる。先ほどから七罪ばかり気持ち良くさせているのでちょっと羨ましく思ってしまうほどだ。男はこれほど敏感ではないのだから。
「ぁ、や――――!! いやぁ――――!!」
なので軽いヤキモチからもう少し苛めてみる。悶絶する七罪の身体に口付け、舌先を這わせ舐め上げていく。小さなくぼみのある腹部と脇腹から、うっすらと浮かぶあばらの輪郭、二の腕に至るまで丹念に。
汗ばんだ肌を舐められる羞恥と増した感度が生じさせる快感のせいだろうか、言葉だけは本気で嫌がっていると思える必死さが溢れていた。ただし変わらず逃げようとはせず、声音自体は砂糖も恥じ入りそうなほど甘々。なので遠慮せずに七罪の身体を弄繰り回し、振動の強さを幾度も変化させながらひたすらに攻めた。攻めて攻めて攻め続けた。
そして五分後――
「――は……っ……ぅ、あ……!」
一旦スイッチを切って休憩を与えた時には、七罪は最早死体と見まごうほどにぐったりと力尽きていた。死体と違うのはちゃんと生きていることと、瀕死の魚の如く時折身体を跳ねさせているところくらいだ。
だらしなく開かれた口元からは最早喘ぎは零れておらず、乱れた呼吸と身体の痙攣に合わせて肺の空気が漏れ出る音が聞こえてくる。正直今の七罪に意識があるかどうかさえ疑わしい。
「さ、さすがにちょっとやりすぎたかもな……これ以上玩具遊びは止めとくか……」
「そ……そう、いっへ……また、ゆだん、させるひ、でしょ……しんじ、にゃい、わよぉ……!」
「おおっ、ちゃんと意識あるのか。すげえ精神力だな、七罪……」
呂律が回っていないし声音が蕩けているが、驚くべきことに七罪はちゃんと意識を保っていた。ただし苛めすぎたのかかなり疑心暗鬼になってしまっている。
「今度は本当だって。ほら」
「あ……」
嘘ではないことを証明するために、士道は七罪の目隠しを外した。突如光が戻り眩しさを感じたのか目蓋は深く閉じられたものの、すぐにゆっくりと開いていく。
開かれたその翠の瞳は涙を零すほど完璧に蕩けていて、普段の目付き悪めな様子は完全に影を潜めていた。代わりに表れているのは愛しさを感じる背徳的な悩ましさだけだ。
「手錠とかはまた後で外してやるよ。今はちょっと、我慢できないからな……」
「さ、散々私を痛ぶって楽しんだくせに、まだ、足りないわけ……? 最低……変態……サディスト……犯罪者……」
大体間違っていない罵倒を零し緩みきった瞳で睨みつけてくる七罪。
抵抗を示すように毒づいたものの本人は一切抵抗を示さない。逃げようと思えば逃げられるというのに、あれだけ苛め抜かれても士道を受け入れようとしてくれているのだ。何だかんだ言いつつ七罪も士道をどこまでも愛してくれているということだろう。
「あ、あぁっ! んっ、ぁ……ふああぁ……!」
士道はその愛情に甘え、遠慮なく七罪の身体に自らを挿し込んだ。縛り付けられた小柄な身体に覆い被さり、身体の内を抉られていく感覚に歪んでいくその表情を真っ直ぐ見下ろしながら。身体を苛め抜いてたっぷり準備をさせたおかげか、幸いにもその表情は苦痛に歪むことなく蕩けていった。
「っ……今日は、そんなに痛がってないみたいだな。やっぱり玩具のおかげか」
「は、あっ……あ、あれだけやられれば、当然、でしょぉ……! もう痛みなんて、分かんないわよぉ……!」
「……ならちょっとくらい激しくしたって大丈夫だよな。あんな惨いことしてくれたんだし、嫌って言っても今日は激しく攻めてやる」
まだ怒りと屈辱を抱いてる士道は意地悪く笑いかけた後、七罪の腰を両手でがっちりと掴み激しく前後に揺さぶっていった。自ら腰を振るのではなく、七罪の下腹部を下半身に打ち付ける形で。
「ああぁっ! は、ぁ、うあ、あぁ! や、ぁぁ……し、どぉぉ……!」
先ほどまでは玩具による快感に抵抗するかのような様子と声音だったものの、士道と繋がり身体同士で直接快感を刻まれている今は抵抗など微塵も見えない。快感により涙を流しながらも幸福感溢れる満面の笑みを浮かべ、愛しそうに士道の名を口にしている。いつも機嫌の悪そうな顔をしている七罪が素直に笑い、ちゃんと自分が心から愛されていると感じてくれている。
もうその事実だけで抱いていた怒りや屈辱はあっという間にどうでも良くなってしまった。琴里がいつか言っていた通り、案外士道は女の子に簡単に手玉に取られるチョロイ男なのかもしれない。抱きつきたがっているように手を振り乱す七罪の手錠を外しながら、士道はそう思った。
「ふあ、ぁぁっ……! し、どぉぉ……!」
「っ……こういう時ばっかり反則なくらい可愛くなりやがって……! ずるすぎだろ……!」
手錠を外すなり怒るでも毒づくでもなく、幸せそうに士道の胸に顔を埋め抱きついてくる七罪。
普段の様子とのギャップからか、ここまで可愛らしく愛らしい様子を見せられては最早意地の悪い真似などできない。故に逆にこちらが毒づきながらその小柄な身体を抱きしめ、肌を重ねあい互いの温もりを余す所無く感じあう。
「んっ……ふ、ぅ……ちゅ……ん、んんっ……!」
そして顔を上げさせ、舌と唇でも繋がりあう。互いに滑った舌を卑猥に絡めあい、唇を熱く食みあう。
しかし七罪からの口付けは熱さどころか動きもほとんどなかった。いつもならたっぷりの愛情と快感で羞恥心を麻痺させてやれば、七罪も熱く愛情を表現し伝えてくれたというのに。恐らく先ほどの苛烈な玩具攻めに痺れて舌が上手く回らないのだろう。
「あ、うああぁっ、あぁぁ――あああぁぁぁぁぁっ!!」
そのせいか迸る愛を身体の内に注ぎ込んだ時にも、普段より呂律の回っていない嬌声が上がる。快感に跳ねる小柄な身体も腕の中で力を失い、七罪は荒い息を零しながらぐったりとしてしまう。
この様子だと体力もほとんど残っていないのかもしれない。これでは盛りまくっているせいで一度や二度では満足できない士道の相手をさせるのは非常に厳しい。
「……良い、わよ……もっと、しても……まだ、怒ってるんでしょ……?」
しかし士道がそんなことを考えた直後、不敵な笑みを浮かべた七罪が否定するように途切れ途切れに答える。
何だかんだで士道とのベッドでの経験が一番多く、そして卓越した観察眼を持つ七罪だ。士道の胸の内くらいはお見通しというわけなのだろう。
「……もう怒ってねぇよ。ただ、こんなんじゃまだまだ全然足りないからな。お言葉に甘えて、もうちょっとだけやらせてもらうぜ?」
「ひゃっ……!」
今更遠慮するような仲でも無いので、士道は遠慮なく続けることにした。ただし再び七罪に目隠しをして、後ろから抱きしめつつ楽しませてもらうために今度はうつ伏せに寝かせてから。
「どうしたんだよ、七罪? いつもはもっとべったり甘えてくる癖に……」
仕返しも兼ねてたっぷりとその身体を抱き、比較的満足して心も穏やかになった頃。
普段ならべったり士道にくっついて頬擦りさえしてくるはずの七罪は、何故か妙に縮こまって甘えてこなかった。疲労で身体が動かないのかもしれないが、それなら抱きしめて欲しいとか色々頼めば済むだけの話。にも関わらず全くそのようなお願いも口にしてこなかったため、これには士道も首を捻ってしまう。まあすぐに考えていることは予想がついたのだが。
「や、ちょっと、その……何ていうか……」
「もう怒ってねぇから安心しろって。その分の仕返しはばっちりしたし、お前が休んでる間に写真も消させてもらったしな。だからもうさっきのことは水に流してやるよ」
恐らく七罪はまだ士道の怒りが晴れていないと思っていて、近づくことにまだ躊躇いがあるのだろう。確かにあんな屈辱を味わわされたのは初めてのことでちょっと泣いてしまったくらいだが、あれはもう過ぎたことだ。
それなりに激しい一時が終わり七罪が呼吸を整えている隙に携帯から写真も抹消させてもらったので、もう士道はさほど気にしてはいない。
「……本当に、水に流してくれるわけ? 嘘じゃないわよね? 約束してくれる?」
「ああ、約束だ。何だかんだで俺も必要以上に仕返しした気もするしな。お互い様ってことで水に流そうぜ?」
焦れったくなり、未だ疑いの目を向けてくる七罪の身体をぎゅっと抱きしめてやる。
七罪も七罪でやり過ぎだったが、士道の方も明らかにやり過ぎだった。年端も行かない少女をベッドに縛り付けて目隠しをさせた上、いかがわしい玩具でその身体を弄んだのだ。公平な目で見ればやはり士道の方が過剰だったに違いない。
「じゃあ、もう何言ってもさっきみたいなことはしないのね? その、目隠しと手錠を同時にとか……」
「ああ、それは――たまにならやるかもしれないな。悪い、そこは分かってくれ」
「ま、まあ、たまになら別に……でも士道、怒らないなら一つ言っておかないといけないことがあるんだけど……」
「ん、何だよ? まだ何かあるのか?」
腕に抱かれながらも未だどこか遠慮がちな七罪を見下ろし、尋ねる。
すでに四糸乃が憧れを抱くほど士道と遠慮ない関係を築いているというのに、これだけ言ってもまだどこか遠慮がちだ。となるとまだ何か気にしていることがあるに違いないと考えたのだが――
「その、写真のことなんだけど……実は消しても手遅れだったっていうか……」
「手遅れ、って……お前、もしかして……もしかして!?」
「……送っちゃったのよ。四糸乃と、琴里に……」
――返ってきた答えは、到底信じたくない類のものであった。慈愛の女神で心のオアシスたる四糸乃と、黒リボンの時は生粋のサディストで事あるごとにペナルティと称して士道の黒歴史を公開する琴里に、本物の女の子になった士織ちゃんが着せ替えられている画像を見られてしまったという今すぐ首を掻き切って死にたくなるような。
尤も首を掻き切ってもそのサディストの能力が死なせてくれないので、この現実から逃げることはできないのだが。
「や、約束してくれたわよね、士道? もう水に流すって?」
あまりの衝撃と絶望に二の句が告げない士道へ、七罪は媚びるように笑いかけてくる。そのどこか怯えに引きつった笑みを見て、士道も同じように微笑みを返した。
「ああ、確かに約束したな。もちろん覚えてる。ところでさ七罪、お前こういう玩具を使った放置プレイって知ってるか?」
そして先ほど使った大人の玩具を手にして、それを笑顔のまま示す。
優しい笑みを浮かべているはずだというのに、何故か七罪の微笑みは更に怯えに引きつっていた。
「し、知らない。全然知らない。聞いたことも無い」
「そっか。よし、ならこれから勉強タイムだ」
まあどんな反応をしようがどう答えようが結局やることは変わらない。故に士道は首をぶんぶん横に振る七罪の手を掴むと、再びベッド備え付けの手錠で拘束した。もちろん片手だけではなく、両方の手を。
「やだ、ちょっと冗談でしょ? これ冗談でしょ!? ねぇ!?」
「俺はちょっとシャワー浴びてついでに叫んでくるから、その間一人でゆっくり楽しんでてくれ、七罪」
疲労のためか無抵抗の七罪が声を張り上げるものの、そんなことはどうでも良い。シーツを剥いで小柄な身体を余す所無く露にさせ、要所要所にローターを貼り付けたり仕込んだりしていく。
「ちょっ、どこに突っ込んでんのよ!? ま、待った! 何でもするからこれは勘弁してくれない!?」
「今、何でもって言ったな。じゃあお前が俺に着せた服全部、今度はお前が俺の前で着てみろ。もちろんお姉さんに変身するのは無しだからな?」
「……………………ごめん。それなら玩具使った放置プレイの方がまだマシ」
「この野郎、自分でもやりたくないこと俺にやらせやがって……!」
ついさっきまで全力で嫌がっていたというのに、今度はあっさり大人しくなってしまう七罪。
裸で大の字に拘束され、下腹部や薄い膨らみにローターを貼られ仕込まれているのに一切抵抗の色を見せなくなる。どうやらそれほどまでに自分のファッションショーを士道の前で開きたくないらしい。
「おっと、言い忘れたけどもし能力使って楽しようものなら、後で四糸乃を同じ目に合わせるからな?」
「はあっ、冗談でしょ!? どうしてそこで四糸乃が出てくんのよ!?」
「こうしないとお前ずるしそうだしな。それが嫌なら――分かってるよなぁ?」
そう口にして再び笑いかける士道。
しかし今度は内心の怒りや屈辱を抑えるのを止めたため、恐らくとても嫌らしく意地の悪い笑みになっているはず。笑いかけられた七罪はそれを肯定するように嫌悪感たっぷりに眉を寄せていた。
「くぅっ……! やるならさっさとやりやがれこのド変態があぁぁぁぁぁぁ!」
「良く言った、七罪。さてと、それじゃあ俺はシャワー浴びながらこのやり場の無い羞恥心を叫んで発散してくるぜ。それまで楽しんでてくれよ?」
「っ――――!!」
全てのローターのスイッチを入れた瞬間、七罪は声も出せずにベッドの上で悶え始める。まあ全て振動は最強で電源を入れたのだから当たり前かもしれない。
ベッドに拘束されたまま悶えよがる七罪の淫らな姿を一瞥してから、士道はシャワーを浴びに行くのだった。慈愛の女神はともかくとして、きっと家に帰ればドSの司令官様と小悪魔染みたウサギに、士織ちゃんの着せ替え画像の数々を散々からかわれるであろうことに絶望を覚えながら。
ラブホテルでは部屋の中にいかがわしいグッズの自動販売機が存在する所もあるらしいです。まあ調べて分かったことで、嘘か真かは実際に入ったことがないので何とも言えませんが。
次回は琴里か四糸乃の非エロのお話になる予定。結局はどっちも書きますがどちらから書くべきか迷っていたりします。優柔不断だなぁ……。
更新停止期間の執筆状況の進捗はどれくらいの頻度で活動報告に載せるべきか
-
1ヵ月
-
2ヵ月
-
3ヵ月