何か出来がちょっといまいちに思えるのは私の性癖のせいなんだろうなぁ。生粋のドSだからなぁ。苛められるより苛めたい……それも出来れば気が強い女の子を……!
「ん……?」
ふと腹部に圧迫感を覚え、士道は夢の世界から目を覚ます。小柄な少女が腹の上で踊っているようなこの感覚にはとても覚えがあり、すぐに琴里が士道を起こそうと腹の上でタップダンスを踊っているのだと容易に想像できた。
しかし今回のそれは何か違う。タップダンスというよりは若干ストンピングに近い微妙に殺意のこもったそれだし、瞼を照らす朝の日差しも感じられない。一体どういう事かと疑問に思いつつ、重い目蓋を開けた士道の目に映ったのは――
「――ようやくお目覚め? 随分長く惰眠を貪っていたわね、士道?」
制服に身を包んだ愛らしい白琴里ではなく、制服の上から軍服を羽織った勇ましい黒琴里。薄闇の中でベッドに悠々と立ち、まるで士道を足蹴にするような形で腹に足を置いてグリグリと踏みにじってきている。
その様子を目の当たりにして士道は思い出し、理解した。自分が屈辱的なプレイに疲れて早々に眠りについた事と、琴里が過激な夜這いを仕掛けてきたのだという事を。実際身体を動かそうとしてみれば、頭上でベッド枠に繋げられた両腕の手錠がガチャガチャとうるさく騒ぐ。
加えてすでに裸に剥かれ、情けない姿にされている。拘束済みで逃げる事も抵抗する事も出来ず、完全にまな板の上の鯉の状態であった。
「琴里、お前……またこういう事を……」
「あら、随分と落ち着いているわね? もっとみっともなく喚き散らしてくれた方が、私としては嬉しいのだけれど?」
「目が覚めたら手を縛られてたとか、裸に剥かれてたとか、別に初めてでも無いしな。そもそもお前が一番やってくる事だし、正直もう慣れた」
普通なら取り乱すような場面だが、生憎と士道は経験豊富なので別段驚くような状況では無かった。四糸乃にも七罪にも夜這いを仕掛けられて手錠で拘束された事はあるし、何なら琴里が一番その手の行動の回数が多い。
達観した士道の反応がお気に召さなかったのだろう。琴里は不愉快そうに眉を顰めた。
「チッ、順応が早いわね。初めの頃の醜く慌てる姿がもう見られないんて、不愉快だわ」
「期待に沿えなくて悪いな? で、こんな事した理由は何だ?」
「理由? ふふっ、そんな事決まってるじゃない」
「ちょっ、おい……!?」
ニヤリと笑った琴里は腹を踏んづけていた足を退かしたかと思えば、そのまま更に下へと狙いを移し、あろうことか士道の下腹部の敏感な部分にそっと置いてきた。
致命的な弱点を踏み潰す気なのかと一瞬ヒヤリとしたものの、さすがの琴里もそこまで血も涙もないサディストでは無かったらしい。あくまでも軽く踏みつけ、グリグリと刺激を与える程度の踏みにじり方であった。
「士道、あなた美九と随分よろしくやってるじゃない? 大人気アイドルと凌辱プレイ? これはまた、随分と高尚なご趣味を持っているわねぇ? 恐れ入ったわ」
そして琴里は蔑みの目で士道を見下ろしながら、更に足でグリグリと捻じり込むような刺激を加えてくる。
士道にMの素質は無いものの、敏感な部分に刺激を与えられれば反応してしまうのはどうしようもない。あまつさえ琴里が足を動かすたびにスカートが翻り、子供っぽいパンツがチラチラと見え隠れするのだ。そんな状況では踏まれてもビクともしないほど、半身が固く滾り始めるのは自然の成り行きであった。
「そういえば四糸乃と七罪を拘束して、玩具を使った変態的な3Pもしていたわね。見た目幼い少女二人の自由を奪って、嬲り者にするのは楽しかった? このクズ」
「ぐっ……あー、いつもの捻じ曲がった焼きもちかよ……!」
滾って余計に敏感になった箇所を強く踏みつけられ、士道は込み上げる快感を堪えながら琴里の焼きもちに呆れを零す。尤も情事を覗いている事に関してはもう完全に諦めているため、特に驚きも呆れも無かった。
「焼きもち? 一体何を妬くことがあるのか、全く理解できないわね。全ての女は自分に惚れているとでも思っているのかしら? 自意識過剰も甚だしいわ」
「う、くぅ……! だ、だったら、何でこんな真似してるんだよ? 俺の事が好きで好きで堪らないから、焼きもちが抑えられなかったんだろ?」
「ふふっ、おめでたい頭してるわねぇ。士道?」
「うあっ……!?」
一瞬愛し気に微笑みかけてきたかと思えば、即座にサディスティックな笑みへと変貌する琴里の面差し。おまけに士道の半身を踏みつけていた足を動かしたかと思えば、その小さな足の指で揉むようにして刺激してくるという嫌がらせ。
小さなあんよの短い指でちくちくと刺激されるのは、まるで生娘による初めての奉仕を受けるような得も言われぬ快楽があり、士道は堪らず呻きを零した。
「これは教育よ。思い上がった発情期の猿に、自分の立場ってものを分からせてあげているのよ。アイドルの美九を組み伏せて犯したり、七罪たちを拘束して犯した事で、自分が特別な存在になったように感じているんでしょう? 自分こそは世界中の男よりも優れた魅力的な存在だって思っているんでしょう?」
「く、ぁ……!」
先走りで濡れた先端に足の裏をグリグリと押し付けられる。
Mの素質は無くとも刺激を受ければ身体は正直。悔しい事に快楽を求めるように、自然と腰を動かしてしまっていた。そんな無様な士道の姿を嘲るように見下ろしながら、琴里は更に口を開く。
「それにあなた、折紙に襲われかけても抵抗しなかったわね? もしかしてあのまま折紙ともそういう関係になりたかったのかしら? 性欲しか詰まっていない残念な脳みそじゃあ、私の命令が覚えられなかったのかしらねぇ?」
「い、いや、それは……」
「言い訳も謝罪も必要ないわ。その代わり、あなたの身体に徹底的に刻み込んであげようじゃない。あなたは偉くも優れてもいない惨めな存在で、まだ新しい女を増やすには相応しくないって事をね」
「う、くうぅ……!」
汚いモノを踏み潰すが如く、ゆっくりと体重をかけてくる琴里。しかし今の興奮に滾った士道の半身にはその重みが大変心地良く、悔しさに歯を食い縛って快楽を堪えるしか無かった。
琴里もどうやら本当に踏みつぶす気は無いらしく、一番強い快楽を得られる所まで体重をかけるだけで許してくれた――なんて事はあり得ない。そのまま足をグリグリと動かし、扱くようにしてより強烈な刺激を叩き込んできた。
「現実を見なさい、士道? あなたは義理の妹に足でイカされそうになって呻いている、酷く無様で情けない男。そんな奴が、誰よりも優れた魅力的な男なわけないでしょう? こんな男が貪欲に新しい女を求めるなんてお笑いね?」
「っ……!」
何か言い返したい所だったが、高まる快楽を堪えきれない士道にそんな余裕は無かった。結局出せたのは反論でも負け惜しみでも無く、琴里に敗北した事を示す白い体液だけ。義理の妹に拘束され、足で踏まれて絶頂を迎えたという死ぬほど恥ずかしい事実を示す白濁液だけだった。
琴里の素足の裏が士道の白濁でべっとりと汚れ、指の間すら穢している光景はなかなかに征服感をそそる光景だったものの、自分が拘束されている現状では征服もクソも無い。ただただ悔しいだけであり、士道は羞恥と屈辱に歯噛みしながら琴里を睨みつけるしかなかった。
「うわっ、ついに出した。汚いわねぇ? こんなに大量に射精するなんて、幼い妹に局部を苛められるのがそんなに気持ち良かったの?」
挙句にゴミを見るような目で見下ろされるのだから、士道のプライドはズタズタだ。あまりの屈辱に涙が滲みそうになるほどであった。
「……覚えてろよ、琴里ぃ。自由になったら、絶対にヒィヒィ言わせてやるからな?」
「ふぅん? じゃあその前に、私があなたをヒィヒィ言わせてやらないとけないわね?」
琴里は面白がるように笑ったかと思えば、次の瞬間には衣服を脱ぎ始めた。上着を脱ぎ捨て上半身のみ下着姿になったかと思えば、士道をニヤニヤ笑いで見下ろしつつ焦らすようにブラを外していく。
少しずつ露わになる白い膨らみの曲線に、否応なく視線が吸い寄せられる。その視線を楽しむかの如く、琴里はなかなか膨らみの全貌を晒してはくれなかった。最終的につんと尖った桃色を曝け出すまで、たっぷり数分はかかったほどだ。
「ふふっ、嫌らしい目ねぇ? 劣情に染まったその薄汚い目、まるでケダモノだわ」
「くっ……!」
散々焦らされた挙句、嘲笑と共に罵倒を浴びせられる士道。しかし悲しい事に、そんな扱いでも士道の下半身は猛烈に反応を示していた。何故なら琴里はそのケダモノに対し、自らの膨らみをこれでもかと押し付けてきたのだから。
もちろん琴里の胸の大きさでは挟むことなど出来ないが、それでも強く押し付けられれば確かな柔らかさが伝わってくる。まして散々焦らされた士道にとっては、例え控えめな乳房による扱きでも効果は絶大であった。
「あら、どうしたの士道? まさかこんな小さな胸を押し付けられただけで興奮したのかしら? おかしいわねぇ? あなたは美九の巨乳で奉仕されて、随分ご満悦な表情をしていたような気がするけれど?」
そして琴里は胸に伝わってくる半身の痙攣からそれを見抜いているのか、士道を小馬鹿にするように嘲笑いながら貧乳で扱いてくる。
正直なところ、両手で抱くように胸骨に押し付け扱かれるのは、床で自慰をしている気分に陥りそうだった。しかしやはり人肌の温もりがあるために自分でするよりも快楽は段違い。何より琴里が身体を上下させて胸を擦りつける度、士道の白濁がその仄かな膨らみを汚していくのが刺激的な光景で実に堪らない。
「ほら、また硬くなってきてるじゃない。本当は私みたいな胸の方が好きなのかしら? それともただ単に女の胸なら何でも良い節操無しなのかしらねぇ?」
「そ、そんなわけ……!」
「ほら、正直に言いなさい? あなたは美九の胸と私の胸、どっちの方が好き?」
「み、美九の方……くあっ!?」
言いなりになるのは癪なので美九の方と答えようとするも、敏感な先端を甘噛みされて喘がされてしまう。
その電撃が走るかの如き快感もかくやというほどだが、何より恐ろしいのは琴里が望まない答えを返した時の事だ。今はかなりサディスティックとはいえ形的には奉仕しているものの、機嫌を損ねれば甘噛みどころでは済まないだろう。
「それじゃあ何でこんなにバキバキに勃起してるのかしらねぇ? 下手な意地は捨てて正直になりなさい、士道? じゃなきゃイカせてあげないわよ?」
「っ、うぅ……!」
おまけに口振りから察するに、寸止めすらも視野に入れている始末。
このままではとても切ない気分を味わわされてしまうのは想像に難くない。悔しいが屈する他に無く、士道は自分の心と精神の弱さを呪いながらヤケクソ気味に叫んだ。
「クソッ! お前の胸の方が好きだよっ!」
「気持ちがこもってないわねぇ? もっと愛情を込めて言ってくれないと、この貧相な胸には響かないわ」
「こ、このサド野郎……!」
しかしそんな叫びでは琴里は納得してくれなかった。仄かな膨らみを押し付けて扱くのをやめたかと思えば、快感にビクビクと痙攣する士道の大事な所を小さな吐息で一撫でしてくる。
そのあまりにももどかしい刺激に、思わず罵倒を零しながら快感を得るために腰を動かしてしまう士道。拘束されている事を差し引いても、さながら芋虫のような無様な動きであった。
「ふふっ。今の罵倒には気持ちがこもっていたけれど、私の望んでいる言葉じゃないわ。素直になれないって言うのなら、ここでお預けにしようかしらねぇ?」
「う、くっ……!」
そうして何度も何度も、敏感になった場所を吐息でくすぐってくる。
絶頂を前に昂っていた快感を少しずつ丁寧に上げ下げされ、酷いもどかしさに唇を噛みしめてしまう。ただ放置されるだけならまだしも、まるで心電図の如き様相になるほど執拗かつ精密に快楽を叩き込まれては耐え難くなるのも当然であった。
「こ、琴里、お前の胸が大好きだ! お前の胸の中でイキたい!」
やがて堪えきれなくなった士道は、悔しさに歯噛みしながらもそう叫んだ。ニンマリと嫌らしく笑う琴里の笑みが屈辱を逆撫でするが、背に腹は代えられない。とはいえ自分がここまで堪え性がないとは思ってもいなかったが。
「そこまで言うなら仕方ないわねぇ? 良いわ、お望み通りイカせてあげる。無様な顔を晒して絶頂しなさい、士道?」
目的の言葉と態度を引き出せた事が嬉しいのか、実に楽しそうに胸での奉仕を再開する琴里。
ただでさえお預けを食らって敏感になっている状態で、仄かな膨らみとはいえ十分に女の柔らかさを持つ乳房を強く押し付けられ、存分に扱き上げられる。内容や言動はさておき琴里に奉仕されているような絵面なのも相まって興奮は堪らなく、すぐに士道は待望の絶頂を迎えた。
「う、あぁっ……!」
「んっ……」
琴里の胸の間から白い粘液が噴き上がり、その小生意気な顔を下から白く染め上げる。
無論それだけで済むはずもなく、琴里の仄かな膨らみもべっとりと士道の精で汚れていた。直前まで散々士道を焦らし意地悪く攻めてきた琴里が、他ならぬ士道の体液で汚されている姿。その様子がまた実に艶めかしく、かといってこんなMが喜びそうなシチュエーションでどうしようもなく達してしまった事が悔しくて、情緒が滅茶苦茶になりそうな士道だった。
「ふふっ、また派手にイったわねぇ? こんな小さな胸で、しかも妹にイカされるなんて恥ずかしくないのかしら?」
「う、うるせぇ……!」
頬を汚す白濁を指で拭い見せびらかしながら言葉攻めを続ける琴里に、もう泣きたくなってきて強い言葉を投げかける。しかし士道自身今の自分があまりにも情けない姿を晒している事は理解しているので、全く以て覇気のこもった声が出なかった。
「しかもこれで二回も出したっていうのに、まだまだ元気そうじゃない。よっぽど私に虐められるのが好きなのかしら? あなたも大概ドMねぇ?」
「レイプ紛いのプレイでも喜ぶお前にだけは言われたくないぞ、それ……」
「ああ、そうだったわねぇ? あなたはアイドルを犯すのが大好きなドSだものねぇ?」
ここで唐突に、言葉に明確な棘を生やす琴里。やはり士道が以前に美九とやった疑似レイププレイがお気に召さなかったらしい。かなり嫉妬深く、そして真正のドMでもある琴里としては、そういうプレイは自分にだけして欲しいとでも思っているのだろう。
「いっ……!?」
それを肯定するかのように、琴里は白く汚れた士道の半身に嫌らしく舌を這わせてくる。ぞわりと総身を駆け上がる快感に、思わず変な声を出してしまう。
「ふふっ。良い表情をしているわね、士道? いつも私を嫌らしい目で見下ろすあなたが、快楽に表情を歪める様は最高にエクスタシーを感じるわ。私も今にも絶頂を迎えそうなほどよ?」
しかしもちろん、今の琴里が素直かつ従順に舌で奉仕を続けてくれる訳もない。一舐めしただけで唇を遠ざけ、サディスティックに笑いながら士道を見下ろしてくる。
「さて、このままひたすらイカせてあげても良いけれど……何だかいまいち気分が乗らないわねぇ? 私をやる気にさせるような愉悦を覚えるおねだりをしてくれたら別だけれど?」
「だ、誰がおねだりなんてするか!」
「それじゃあこのままイキたくてもイケない苦しさに悶えてもらおうかしら。私は別にそれでも構わないわよ? 夜は長いからじっくりと楽しめるものね」
「っ、あ……!」
言いつつ、指の腹で敏感な先端を軽く撫で擦ってくる。それだけで下半身に快感が走り抜け、どうしようもなく歯噛みしてしまう士道。
今の琴里はSに振り切れているようなので、やると言ったら間違いなくやるだろう。七罪たちのような素直で従順な奉仕は間違っても訪れそうにない。ならば逆に向こうが我慢できなくなるまでの根競べに賭けるしかない――と思ったがすでに二度も達して身体にエンジンがかかってきた士道が、琴里よりも欲求に耐えられるとは思えなかった。
「た、頼む……舌で、舐めてくれ……!」
故に潔く諦め、屈辱を覚えながらも素直に快感を求める。
後々反撃の機会は山ほどあるのだ。一時の屈辱さえ飲み込めば快楽を享受できるし、より過激な反撃を行う事も出来る。問題としては琴里はMでもあるので最初は嫌がってもその内喜んでしまう事なのだが、性癖はどうしようもないので仕方ない。
「誠意が足りないわ。もっと気持ちを込めておねだりしなさい、士道?」
「お、お願い、します。舌で、舐めてください……!」
「ふふっ。そこまでおねだりされたら仕方ないわねぇ?」
悔しさを飛び越え怒りに歯噛みしながらも誠意を込めておねだりすると、それだけで琴里は快楽を覚えたように身体をぞくりと震わせた。
実際の所、士道以上に性欲が強い琴里も割と綱渡りの焦らしだったのかもしれない。おねだりされたら仕方ないという空気を醸し出しながらも、どこか嬉しそうに士道の半身に顔を寄せてきた。
「んっ……ちゅ……っ……!」
「あ、くっ……!」
そしてまるで愛しい恋人と口付けを交わすかの如く、舌を這わせ絡めてくる。白い汚れを余さず拭い取り味わうかのように、実に丹念に嫌らしく。先ほどまで焦らされていた分、叩き込まれる快感はあまりにも強烈だった。
「んっ……どう、士道? しゃぶって欲しい? 正直に言いなさい?」
「お、お願い、します……!」
「ふふっ、素直になって来たわね。良い兆候よ――はむっ」
「くあっ……!?」
もうここまで来たら逆らうだけ色んな意味で損なので、躊躇いなく素直に求める。琴里も士道が屈服した事が大いに満足なようで、一つニヤリと笑うと大きく口を開けて深く咥え込んできた。暖かく湿った感触に敏感になっている半身を包み込まれ、その快楽に思わず呻きを上げてしまう。
「ん……む……んぅ……!」
しかも琴里はその状態で激しく吸いつき、舌を絡めてくる始末。さっきまでSの顔全開で焦らしてきた琴里が、メスの顔で美味しそうに男根を頬張る姿はあまりにも淫靡で征服欲を満たされる姿であり、瞬く間に士道の快楽は頂点に達した。
「く、こ、琴里……! 出るっ!」
「ん、む、ううぅっ!?」
故にそのまま、琴里の咥内に全てぶちまける。大量に注ぎ込まれた焼けつく体液に一瞬琴里は目を見開き苦悶の声を上げたものの、そこは性欲もドS加減も士道を上回る琴里。零れる事は許さないとでも言うかの如く吸い上げ飲み下し、一滴残さず自身の腹に収めていた。
無論それだけで済むはずもなく、まだ出し切っていない分を絞り上げるように激しくしゃぶりついてくるのも忘れない。その様子は奉仕しているというより貪っているという表現が正しく、琴里の嫌らしさを如実に表していた。
「ふうっ……義理とはいえ妹の口の中に出すなんて、信じられないほどの屑ね? しかもこんなに濃いものを飲ませるなんて……」
たっぷりと貪って上機嫌になった琴里が身体を起こし、口元を拭いながら見下ろしてくる。
何か色々言っているが濃いものをたっぷり飲んだのも、一滴残さずしゃぶりついたのも琴里の意志である。別に士道は飲めとは一言も言っていない。尤も今そんな事を口にして琴里のご機嫌を損ねるとまた焦らしが始まりそうなので、特に指摘はしなかったが。
「……そんな屑のあなたなら、こっちの方にもたっぷり出したいんじゃないかしら?」
実際琴里もさっさと気持ち良くなりたいらしく、膝立ちとなって愛液の溢れる下腹部をこれでもかと見せつけてくる。あまつさえ指で下の口を割り開き、ピンク色の美味しそうな肉とねっとりと滴る液体を見せつけてくるのだから始末に負えない。
「ああ、出したい! 頼む琴里、早く……!」
今更抵抗しても屈服した事実は消えないので、素直にそれを求める士道。だいぶ情けない気はしたがすでに後の祭りであり、そして今はもっと快楽を貪る事の方が大切だった。
「ふふっ。どうしようかしらねぇ?」
「う、くぁ……!」
ただ琴里もギリギリで理性が残っているようで、腰を沈めたかと思えばそのまま濡れた下腹部同士を擦りつける形で嫌らしく刺激してくる。快楽に喘ぐ士道を赤い瞳が嗜虐的に見下ろしているものの、琴里自身も興奮と快楽を堪えているらしい。口元はだらしなく緩んでおり、今すぐにでも士道と繋がりたいと思っているのは明白であった。
「……挿入させて欲しいのなら、もう一度しっかりと約束しなさい? 私が許可を出すまで、これ以上女を増やしては駄目よ。約束できないのなら、今夜はここまでかしらねぇ?」
しかしギリギリで嫉妬と独占欲が勝ったらしく、焦らすように股を擦りつけながらそんな事をのたまう。
美九の事は不可抗力だとか、可能な限り士道を独り占めしたいだけじゃないのかとか、色々と言いたい事はあった。しかしこれから本番という所で嫌らしく焦らされお預けにされている士道には、そんな反論を口にする余裕はどこにも無かった。
何より酷く大人びている黒琴里が艶めかしい裸体を晒しながら馬乗りになり、嫉妬と独占欲から自らの底無しの性欲を抑え込み、二人きりの時間を得ようと必死に頑張っているのだ。その嫌らしくも可愛らしい姿に興奮しないほど、士道は我慢強くは無かった。
「わ、分かった、約束する……! 約束するから、早く……!」
故に、即座に屈する。情けないとは思うが、今は一刻も早く琴里と繋がり愛し合い、共に快楽を貪りたかった。それ以外は何もかも些細な事である。
琴里も士道の即落ちに満足したのだろう。満足気にニヤリと笑い、ようやく自身も素直に快楽を貪れる事に対してか舌なめずりをしていた。
「ふふっ、せっかちねぇ? そこまで言うなら――んっ、は……あぁっ……!」
「うっ、く……あぁ……!」
そして擦りつけるだけであった股に自ら士道のモノを宛がい、ゆっくりと腰を沈めていく。待望の瞬間と快楽に琴里も士道も声を抑えられず、共に喘ぎを零してしまう。士道は凄まじい圧迫感に包み込まれる快楽に。琴里は恐らく自らの下腹部を突き破らんばかりに押し広げてくる快感に。
加えられる力の方向性が多少違うものの、お互いに繋がり合っている事に喜びを感じているのは同じだった。
「あっ、はぁ……! おにーちゃん……!」
その証拠に、琴里は恍惚とした笑みを浮かべて口調を軟化させる。自らの胎内に士道を迎え入れた事で幸福が頂点に達し、ようやく心のタガが外れたのだろう。
「ん、ふふっ! さすがはおにーちゃん。あれだけ出したのに、まだ鉄みたいに固いままよ?」
「そういうお前は、あれだけ焦らして来た癖にもの凄い濡れまくってるな……!」
「ふふっ、当然じゃない。愛するおにーちゃんと交わってるんだもの。興奮しないわけがないでしょう?」
「ようやく素直になったか……じゃあ、ここからは俺のターンだよな?」
そう口にして、手錠をガチャガチャ鳴らして外して欲しいとアピールする。
特にMでもない士道としては、このまま終始自由を奪われた状態でいるのは好みでは無かった。何より身体の上には愛する義妹が生まれたままの姿で跨り、仄かな膨らみすら曝け出した状態で婀娜っぽい笑みを浮かべている。男としてはその膨らみを鷲掴みにして揉み回したい欲求を抑える事は出来なかった。
しかしそんな士道の望みは、琴里に鼻で笑われ一蹴される。
「駄目よ、おにーちゃん。今夜は終始私のターンで行かせてもらうわ。おにーちゃんには幼い身体の素晴らしさっていうものを徹底的に分からせてあげるんだから。そしてド変態のおにーちゃんを完璧に満足させられるのは、この私だけって事もね」
「ぶっちゃけもう嫌ってほど分からされてるんだが……」
そう言い放ちぐりぐりと腰を前後に揺らし、胎内に受け入れた士道のモノを刺激してくる琴里。ここまできてようやくエンジンがかかった程度でしかないその底なしの性欲に、最早呆れて二の句も告げない。
「……まあ、お前が改めて教えてくれるっていうなら、ここは存分に楽しませて貰うぜ。精々ロリの魅力っていうものを、お前の身体でたっぷり教えてくれよな?」
しかし琴里がたっぷり奉仕してくれるというのなら、拒むつもりなど欠片も無かった。ドSでドMな琴里が誠心誠意奉仕してくれるなど、とても珍しい事だからだ。どのみち手錠で戒められた士道はされるがままになるしかなく、それならばこの時間を楽しむのが最も賢い選択だった。
「ふふっ、良いわよ。今夜は寝かせないんだから?」
一種のお約束のようなセリフをニヤリと笑いながら口にする琴里。
恐らくは比喩ではなく、本当に寝かせず朝まで続ける気なのだろう。愛しい義妹の発情っぷりに少々残念な物を感じつつも、亢進された性欲を完全に満たしてくれるであろう感謝を覚え、士道はロリの魅力に身を任せるのだった。
「――っていう事があってさ、何ていうかその、滅茶苦茶搾り取られたぜ……」
翌日の夜。本当に寝かせて貰えず朝まで搾り取られた士道は、今晩部屋を訪れた少女に昨晩の琴里の恐ろしさを詳らかに語って聞かせた。
幾ら相手が琴里と同じく肉体関係を持っている相手だろうと、本来ならこんな話はするべきではない。自分以外の女との情事の内容を丁寧に聞かせられ、気を良くするような奴はそうそういない。
「あーんっ! 皆さんに焼きもちを焼いちゃう琴里さん、とっても可愛いですぅ!」
「まあお前はそういう反応するよな、美九……」
とはいえ今晩士道の隣にいるのは、その少数派に属する存在である美九。琴里との情事の内容を聞かせられて嫌がる事など全く無く、むしろ妙に幸せそうに髪を振り乱して喜ぶ始末。心なしか肌も妙にツヤツヤしており、先ほどの話が大いに満足の行く素晴らしいものである事を如実に語っていた。
「でも琴里さんには悪いですけど、どちらかと言えば美九の方が不安ですよぉ。だってだーりん、小さい女の子とばっかりエッチしてるじゃないですかぁ。そこに美九が入ったので疎外感が凄いですぅ」
「いや、それはたまたまそうなったっていうか……」
しかし美九は唐突に頬を膨らませ、士道を可愛らしく睨んでくる。特に口にしてはいないが、このロリコン野郎と思われているのは手に取るように分かった。
もちろん士道はロリにしか興奮しない変態では無いし、しっかり美九でも大興奮する。ロリの方が多めになった今の状況は完全に偶然であり、そこに自身の性癖は関与していないと断言できる。しかしロリに興奮する時点でおしまいだ、と言われれば何の否定も出来ないが。
「じゃあだーりんは七罪さんみたいな子をペロペロするの、嫌いなんですかー?」
「いや、それは大好きだぞ。ていうかそれは美九もだろ?」
「はい! 大好きですっ!」
胡乱な目付きで反則的な質問をしてくる美九だったが、同じ質問を投げかけるといっそ惚れ惚れするくらいの輝かしい笑みを返してくる。
やはり美九は同士。仲間を見つけた士道が右手を差し出すと、美九は力強い握手で応えてくれた。今頃階下で七罪がくしゃみをしているか、あるいは悪寒を覚えて震えているかもしれないが、そんな事は些細な問題だった。
「ここだけの話、七罪は凄い敏感で良い声で喘いでくれるんだぜ。恥ずかしくて堪らないけど凄く嬉しくて気持ち良いって感じでさ。七罪には悪いけど、そういう喘ぎを聞かされると滅茶苦茶ゾクゾクしちまうんだよなぁ……」
「そ、そんなにですかぁ!? それは美九の耳が妊娠しちゃいますぅ……!」
「耳が妊娠……」
凄い表現をする美九に対し、思わずオウム返しに呟いてしまう士道。相手が人間の女の子なら妊娠確実な事をやりまくってる身としても、なかなかパンチの利いた台詞であった。確かに七罪大好きな美九ならそれくらいの反応もありえそうだ。
「ふふっ。だーりんも、してみますか? 耳が、妊娠。美九は声には自信があるんですよぉ?」
「……っ!」
などと考えていた所、美九は唐突に士道の耳に顔を寄せ、実に悩ましい声でそんな囁きを零してきた。加えて最後にはフッと甘い吐息で耳をくすぐるというおまけつき。
これには耳が妊娠しないまでも、背筋と下腹部がゾクリとしてしまう士道だった。そして沸き上がる衝動のままに美九を押し倒そうと、その身体に手を伸ばすと――
「あー、でもだーりんは琴里さんに教育されてしまったんでしたっけぇ? 美九みたいなおっきなおっぱいは、もう好きじゃないんですよねぇ?」
ひらりと手を躱され、今まであんなに近くにいた美九に距離を取られてしまう。何だかとてもわざとらしい、露骨に残念そうな表情で。自らの豊満な胸の膨らみを組んだ腕で強調し、持ち上げるようにして。
これが美九なりの誘惑や挑発の類だと頭では分かっている。しかし求める手を空かされた絶望と、劣情を催し知能が低下しつつある現状も相まって、士道はその見事な膨らみから目が離せなかった。
「い、いや、そんな事は……!」
「じゃあだーりんは、おっきなおっぱいは大好きですかぁ?」
「そ、それは……」
ニヤリと婀娜っぽく笑い、そんなあまりにも残酷な問いを投げかけてくる美九。
普段なら士道も躊躇いなく肯定していただろうが、今回ばかりは事情が違う。何せ昨晩は焼きもちを焼いた琴里に徹底的に絞られ、ロリと貧乳の素晴らしさという物をこれでもかと身体に教え込まれたのだ。
そして恐らく、琴里は今この瞬間も士道の様子を覗いてるはず。にも拘らず巨乳――もとい美九の誘惑に屈してしまえば、絶対に琴里はキレるだろう。そうなれば昨晩以上の激しさで調教を行ってくるに違いない。
故に正直に答えるわけには行かず、視線を逸らして言い淀むしかなかったが――
「――正直に言ってください、だーりん。ほら、美九はだーりんのものですから、正直になってくれれば、これを好きにしちゃっていいんですよぉ?」
「う、お……!?」
慈愛に溢れた声と共に手を優しく手を掴まれ、それを途轍もなく柔らかい感触を持つ物体に沈められる。
見れば美九はいつのまにか上着を脱いで上半身だけ下着姿になっており、レースのブラに包まれた真っ白な膨らみが大胆に曝け出されていた。上は下着姿なのに下はスカートやソックスをしっかり履いている状態なので、実に倒錯的な恰好である。そして美九はそんな状態で悩ましい笑みを浮かべ、自らの膨らみに士道の掌を当てさせていた。
「さあ、だーりん。自分の気持ちに素直になっちゃいましょう? だーりんは、おっきなおっぱいが大好きですか?」
蕩けるような甘い声音で紡がれるのは、正に悪魔の誘惑。薄布越しに感じる大質量の柔らかな感触と、確かな弾力。男なら誰しも鷲掴みにして貪りたいと考える欲望の塊が、士道の掌に美味しそうな温もりを伝えてくる。自分の気持ちに素直になれば、これを好きにしても構わないと美九は言っているのだ。
しかしここで悪魔の誘惑に屈すれば、後で死ぬほど恐ろしい目に合う事は想像に難くない。故に毅然と断るべき。巨乳に屈するわけにはいかない。そう、士道は思った。
「……ああ。俺は大きなおっぱいが、大好きだ」
だが口をついて出たのは全く別の言葉。悪魔の誘惑に屈し、性欲に負けた哀れな猿の鳴き声であった。
とはいえそれこそが美九が望んだ反応であり、また望んだ言葉だったのだろう。美九はにっこりと幸せそうな微笑みを浮かべると、その巨乳で包み込むように士道の頭を優しく抱きしめてくれた。
顔中に広がる素晴らしい感触、脳髄を貫く甘い香り。この瞬間、最後に残っていた僅かな理性と琴里への恐怖も木っ端微塵に吹き飛び、士道は本能に突き動かされるまま目の前の欲望の果実を貪り始めた。
「やんっ! だーりんったら、激しいですぅ! ふふっ、これで琴里さん、また妬いちゃいますねぇ?」
ベッドに押し倒された美九が面白がるように何かを言っていたが、熱に浮かされ衝動に突き動かされた士道には何を言っていたのか良く分からなかった。というか分からない事にしたかったので、もう何も考えずひたすらに美九を貪っていった。
黒琴里による奉仕……奉仕か? たぶん奉仕という非常に珍しい展開。しかし巨乳の霊力には勝てなかった模様。琴里は調教の成果が見られず非常にご立腹です。まあ仕方ないよね。
次話はデアラで一番可愛い子のお話です。本人が否定しようと異論は認めない。いつになるかは……ちょっと分からない……。
更新停止期間の執筆状況の進捗はどれくらいの頻度で活動報告に載せるべきか
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