※この作品はR-18です。

東方羆嵐   作:宍戸靱

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第10話

暗い夜道、

大勢の人々が行列をなして移動していた。

中には途中で転んだりしながら皆思い思いにその場を離れた。

松明が一列に並んで博麗神社を目指す。

先頭を歩いているのが霊夢で、魔理沙は里の人間たちを誘導させるスタッフ側にいた。

とその時、

「魔理沙」

思いがけない人物が来た。

「なんだ、お前も来たのか香林」魔理沙

そこにいた眼鏡をかけたシルバーの髪が特徴の香林(森近林之助)は、香霖堂の店主霊夢のお祓い棒や、魔理沙の八卦炉を作った本人だ。

その店主は、烏天狗から熊異変のことを聞かされて。

魔理沙の家に行ってみたが居なかったので魔法の森の周辺を捜索してみたら、庭から離れている魔理沙の家から30メートルあたりに大きな足跡。

例の熊と思われる糞を見つけてその糞をよく見ると髪の毛が入っており不安になって人間の里へと下りてきたのである。

そして林之助は、被害のあった現場を見て幻想郷がとんでもないことになっている事を知り。

元居候の魔理沙を探して見つけて今に至る。

「2年前の異変同様とんでもないことになったな。」林之助

そう話す林之助に対し魔理沙は、

「あの時は、霊夢が自分の正しさを証明したうえであいつを(ルーミア)を助けることが出来たんだ。けど今回は違う。」魔理沙

魔理沙はそれにと言い、

「奴(熊)は、私や霊夢の攻撃なんか、効いていなかった。それどころか明らかに弄んでいやがる、私たちの事。」魔理沙

そう言うと魔理沙は、

「紫ですらまともな判断が出来なかった相手だ、気を抜くとマジで殺られる。」魔理沙

そう話すと香林は、

「紫はもう年だ,

妖術も強い物は一回だしたら肉体と精神が持たない。」林之助

そう話して魔理沙は、

「マジかよ、じゃあもしこの異変解決出来なかったら?」魔理沙

魔理沙は恐る恐る訊くと、香林は、

「動物は、最初は怖がりだけど、段々と状況に慣れてくると怖がらなくなる。」林之助

そして、

「博麗の巫女は先祖代々幻想郷が出来たばかりの時代からこの地を守ってきたんだ奴が霊夢を殺せば幻想郷の均衡も描き替えられる」林之助

「それってつまり、霊夢が食べられたら?」魔理沙

魔理沙自分の頭の中に浮かんだ最悪な答えを林之助は話した。

「博麗の巫女が食われたら霊夢を主管している幻想郷が。熊を主管する形となり、餌場になる。そうなったら人間も、あとからくる妖怪も餌になる」林之助

熊は雑食だ、そうなることは十分にあり得る話だ。

そう言うと林之助は、

「奴が勝利したら幻想郷はおしまいだ。」林之助

そう話してきて、さらに衝撃の事実を話してきた。

「僕も博麗神社に行って有益な情報を捕まえたら、熊に対応する武器を作る。多分奴は程度の能力までついてる化け物だ。」林之助

文の話によると何やら戦闘慣れしてるみたいだとか。

それにと付け加え、林之助は、

「伊吹萃香がやられたそうだ。」林之助

「!!!」魔理沙

その時魔理沙の中での固定概念が崩れた。

(あの萃香がやられただと?)

「幸い、一命話取り留めて永遠亭の方にいるらしい。」林之助

・・

・・・

幻想郷で獣害事件が起きたのを小耳に挟んで人間の里と魔法の森から離れた位置に紅魔館と妖精の泉がある場所まで風に乗ってやってきた伊吹萃香は、問題の熊を見つけた。

一目で見て、あまりのデカさに驚いた。自分はミッシングパワーという自信を大きくして相手をぶちのめす大技を持っているが倒れるかどうか怪しいぐらい大きかったのだ。

それから萃香は、自身を湖の反対の森の木に降り立ってから熊に近づいてそれから羆もそれに気づいて、互いににらみ合っていたそうだそして、

「おりやぁ!」萃香

先に仕掛けたのは萃香の方であり。

彼女は熊にとびかかって自慢の腕力で熊の顔面を殴った後、ミッシングパワーを使い熊を投げ飛ばしてしまった。

これにを驚いた熊は慌てて逃げていって。

「あっ、こら!逃げるなあ!」萃香

そう叫んで追いかける萃香だがすぐに見失い森の中で

「なんだ、想像してたのより弱いじゃん。」萃香

そう言ってから

「熊は私が懲らしめたぞ~って霊夢に言っておこう。でもその前にあいつを倒さないと皆安心しないな。」萃香

それから、

「ようし、探して倒して今晩の宴にするぞ!」萃香

そう意気込んだ矢先である。

「ん?」萃香

萃香の体が浮いた。

中を舞っているのである。

その高さは丁度目の前にあるとど松が5メートルの高さだからそれぐらいである、

それから、背中に違和感を感じて意識が飛びそうになる。それから地面に垂直落下をして頭から落ちた。

「あっ、、、うぁ、、、ヒュぅ、、」萃香

肺の中から空気が抜けてそのまま吹き飛ばされた相手に抱き着かれた。

「グウオアアアア!!」

魔獣は水を飲んでるのを邪魔されて怒り狂い。

萃香を投げ返した挙句羽交い絞めにして殺しにかかったのである。

「うっぐふう、、、ぅぅぅ、」萃香

バキ、バキ、骨の折れる音があたりに響きそれから痙攣をし始める萃香。

口からも血を吐き出して顎から首につたっていきそして

「ガブ!!」

萃香の頭に咬みつき。放すと、

「グァウ!!!」

顔面を一発殴り倒して片方の角を丸太15メートルの高さから振り下ろす勢いで振りかざして角が一本折れてしまった。

やがてズタズタになった萃香を残してそのまま去っていったのである。

それでも死んでいないとは流石鬼である。

 

この時なぜ熊は再度自分より強い物に、

なおかつ襲撃を仕掛けてきた相手に向かってきたのだろうか?

 

熊を一度撃退することに一度成功して去って行ったかと思いきや、

途中で犬の嗅覚の十倍の能力を使って、

稀に後ろから再度襲う事があるのだ。

これは、自分が正面から向かったらヤバいことがわかってなおかつ。

じゃあ襲撃をしたらどうだろうかと考えて気配を消して後ろから襲撃をするのである。

現に打ち損じて命を落とすマタギもいるんだとか?

・・

・・・

やがて香林は自分の店に戻るといい魔理沙は危険だ!と止めたが、

あそこが店主の店だからといい、それに、と付け加え。

「熊に対抗する武器を作ってくるよ」林之助

そう言って一人香霖堂に帰っていったのである。

魔理沙はそんな林之助の後ろ姿を見てその背中に向けて

「死ぬなよ」魔理沙

そう言うと、香霖堂の店主は。

「お互いな」林之助

それだけ言い音もなく姿を消した。

 

 

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