※この作品はR-18です。

東方羆嵐   作:宍戸靱

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第4話

人間の里

この日鈴奈庵では、小鈴が妖魔本の整理をしていた。

そんな時

「こんにちは~」女性

やってきたお客さんは隣近所の奥さん一人の子供を連れて本を返しにやってきた。

子供は男の子。

「あっマユさんどういたしまして。」小鈴

挨拶する小鈴に繭さんは。

「いいやあ、小鈴ちゃんの店に行くと普通の本屋さんには売ってないものがあるから助かるよ~」繭

「ありがとうございます。」小鈴

とその時、

「小鈴お姉ちゃんあそぼ~」子供

男の子はそう言ってカウンター側に回ろうとして、

繭さんが

「こら次郎!小鈴ちゃんは仕事をしているんだから駄目。」繭

そう言って手を引っ張って引き留めると次郎は、

「え~いいじゃん~遊びたい~」次郎

わがままを言ってきた。

「ふふ、わかったわ、じゃあ仕事が終わったら遊んであげるわね」小鈴

「やったー」次郎

次郎という男の子はそう言って大はしゃぎ、

子供は元気があっていいなあそう思いながら小鈴は、カウンターの前で微笑ましく思いながら見ていた。

「こらもう、ごめんなさいね主人が仕事ででかけてて落ち着かない子なんです。」繭

「そうなんですか。ご主人は何をなさっているんですか?」小鈴

「農業です。今年は稲作が豊富ですから大忙しで」繭

そう言うとお姉さんは、

「それじゃあまたね小鈴ちゃん」繭

「はい、ありがとうございます。」小鈴

「お姉ちゃん後でね~」次郎

次郎が手を振り小鈴も手を振った。

午後5時になった。

店をいつも通りに閉めてから掃除をして一息ついた小鈴は、

居間に寝そべっていた。

「はあ、今日も終わりかぁ~、、、あっそうだ!次郎君との約束があった」小鈴

そう言って小鈴は、居間から出ていき。

隣の家に行って玄関先でノックをして声をかけた。

「次郎君遊びに来たよ~」小鈴

、、、

、、、、

返事がしない

もう一度

「繭さん、いますか?」小鈴

今度は繭さんの名前を呼んでみたが返事がしない。

すると小鈴は、戸にかぎが掛かっていないことを知り。

スライド式の日本家屋のドアを開けた。

「空いてる」小鈴

そのまま中に進むと

「繭さん?」小鈴

そう呼んでみる。

そして小鈴は履き物を脱いで。

中えと入っていった。

廊下を歩いて今の方に行くと例の男の子がいた。何やら小鈴から観て正面の壁とにらめっこをする形でこちらに背を向けている。

「なんだいるじゃない。も~返事ぐらいしてよ」小鈴

「、、、」次郎

「次郎君?」小鈴

「、、、」次郎

「寝ているの?」小鈴

そう思い小鈴は次郎君の正面の方に回って彼の様子をうかがおうとして回った

、、、

そして

、、、

「ひぃ!!!」小鈴

絶句した、、

顔はある、

顔はある、

 

だけど、

 

頬から顎がごっそりえぐり取られていた。

 

「あっ、あっ、あっ」小鈴

 

そしてやっと気付いた。

次郎君の下が血だらけにないっていたことに、

 

小鈴は全身から力が抜ける代わりに震えが止まらなかった。

 

そんなことからかついへたり込んで床に手をついた。

べちゃ

何かに触ったと思い丁度自分の右手の方へと視線を向けたら、

次郎君のえぐられた顎と舌があった。

それに覆いかぶさるように小鈴の手が置かれていた。

まだ暖かかった。

「うわあ!!!」小鈴

小鈴は後ずさり。

そしてもう一人の人物が居ない事に気付いて。

「そ、そうだ、、、まっ、繭さんは!?」小鈴

そう思い繭さんがいないか視線と力のぬけた体を動かして探した。

 

すると居間の次郎君がいる丁度死角になってるスライドの戸が破られているのが見えた。

そこには、

髪の毛が付着しており。

その途中には血を引きずった後と、

めくれた爪がバラバラに散らばっており。

やがて血の跡は、

裏山に引きずられた跡となっておりそのまま残っていた。

 

「うっ、うわああああああああああ!!」小鈴

 

小鈴は泣いた、ただただ泣いた。

やがて他の住人が駆けつけて。

その惨状を目の当たりにしていき。

人々は恐怖した。

その日、

繭さんの飼っていた犬もお腹を噛み潰されて死んでいた。

人々は何が起こったか分からない。

ただわかるのは、

人間の里、いや幻想郷に獰猛な魔獣が現れたこと、

そして幻想郷は、

魔獣の餌場になった。

 

という事実だけが人々に突きつけられた。

 

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