ようやく動き出した霊夢。
しかしその異変は、あまりにも残酷な形で幕を開けたのであった。
里の村長は村に警戒を呼びかけた。
熊は、家の外の野菜の大根とキノコを見つけて食べようとして近づいたら繭さんちの犬が吠えてその犬に掴み掛りお腹に牙を突き入れて殺した、
その騒ぎを聞いて何事かと戸を開けた繭さんに気付いて。
ターゲットを犬と野菜からから繭さんに変更したのだった。
自分の母親がやられてるのに気付いた次郎は。熊から母親を引きはがそうとしたら、
グシャッ!
一撃で顎と舌を吹き飛ばし。
苦しむ間もなく牙を頭につきたてられて、
その時の態勢が座り込んだ形になったので頭と顎から血がだくだくながれてた。
次郎君を殺したら次郎君はそのままに、再度逃げようとしてる繭さんに襲い掛かった。
その時の抵抗が居間の畳に爪を立てた跡が残っていた。
そのまま熊は戸を突き破り裏山へと持って行ったのだ。
残りの数名で熊にさらわれた妻繭さんを探しに父の岳さんも一緒になって捜索しに行った。
その知らせを聞きつけてやってきた博麗の巫女霊夢は、状況を理解して岳さん宅を閉鎖するよう呼びかけた。
「この裏山は私が調査するわ、皆は周囲を警戒するよう呼びかけて。」霊夢
冷静に事態に対応する。
流石妖怪退治の巫女、
だが彼女自身も強がってはいて内心すごく怖がっていた。
異変が起こるまでとは言ったが、こんな事態になるなんて
そう思っていると。
「霊夢さん」阿求
稗田阿求だった。
彼女の家稗田家は、千年もの歴史がある由緒正しい人間のかけいである。
その中でも彼女は九代目の当主である。
彼女は、霊夢を呼ぶと霊夢は、
「小鈴ちゃん、大丈夫?」霊夢
そう聞くと、
「まだ寝てます。
ですが顔色がすぐれません」阿求
「無理もないわ」霊夢
そう無理もない話である。
ついさっきまで目の前で話をしていた知人が、数時間後死体になっていたら誰だって倒れる。
それも無残な形とあらば、尚更だ。
「ごめん」霊夢
霊夢は頭を下げた。
「何で謝るんですか?」阿求
「私、実は文に言われたとき妖怪のいたずらだと思っていただから行動しなかった。
それがこんな事態を招いてしまって、その、ごめんなさい。」霊夢
そう言って頭を下げる霊夢。
そして阿求は気付いた。
霊夢の手が震えていることに。
仕方がない。
今まで妖怪を相手にしてきたんだからそれが今回熊、
妖怪と違い獣である。
それもただの獣じゃない。
人間の味を知った獣。
妖怪を相手にしてきた霊夢は妖怪退治も弾幕ごっこで解決して来たのがほとんどな反面昔の先代の博麗の巫女たちは、
弾幕ごっこがない時代で妖怪も人間も命がけの闘いだった。
しかし今回相手は獣、
交渉が効く訳もないし、昔の博麗の巫女とは違って命を懸けて戦ったことがないのだ。ましてや熊に関しては、全然知識がないのだ。
そんな巫女に稗田家の当主は、
「いいんですよ、霊夢さん。仕方のないことです。分からなかったのでしょう。それはもうどうしようもないことです。」阿求
だから彼女は、顔を上げた霊夢の方に手を置いて。
「くよくよしてもしょうがない。これからどうするかを今は考えないといけません。」阿求
いっぱくおきにだからと言い彼女は、
「一緒に頑張りましょう!」阿求
そう言って笑いかけてくれた。
霊夢はまさか彼女がこんなことを言うとは思わなかった。
やがて霊夢も自分にどれだけ力があっても、自分一人じゃあなにも出来ないんだなと認識した。
だから彼女にこう返した。
「ありがとう。」霊夢
霊夢は阿求に、
家にいるように言って彼女もその言葉に従って家で今後の対策を考えておくと言ってその場を後にした。
霊夢は阿求との話の中で熊を倒すための討伐部隊を作ることを考え異変解決のプロジェクトを進めるよう呼び掛けにでた。
呼びかけるのに最初に頭に浮かんだ相手は、霊夢の幼馴染霧雨魔理沙のところに向かった。
魔理沙の家は、魔法の森にある。
魔法の森は人間の里にある裏山から約2キロ離れた場所にある。
霊夢は魔理沙のいる魔法の森にきていた、もちろん飛行で、とても森の中を歩く気にはなれなかったのだ。
霊夢が彼女の家の玄関を2回ノックをする。
が返事がない。
と思い魔理沙と本人を呼ぼうとしたその時、
ガチャ、
バッ
彼女は思いっきり飛び出してきたかと思いきや霊夢を床に倒して八卦炉を片手に相手の胸に押し付けていた。
突然のことでびっくりする暇もなく霊夢は、
「魔理沙私よ!落ち着いて!」霊夢
そして魔理沙は霊夢の存在を認め、
「なんだ霊夢か、悪い」魔理沙
そう言うと立ち上がって霊夢もそれにならう。
「どうしたのよ突然に、いきなり襲い掛かって八卦炉なんか向けてきて。」霊夢
「いや、何でもない」魔理沙
そう言って八卦炉をポケットにしまう魔理沙。
「その話は中でする。」魔理沙
そう言って自分の家へ霊夢を招き入れた。
二人でテーブルの椅子に座る。
そして魔理沙は先ほどの事の顛末を話しだした。
「ついこの間、お前の宴会が終わってから2日たった日、
朝から鴉が来て(射命丸)幻想郷に異変が起きたって言って、
なんでも熊が現れたとか言って私は協力して調べようとしていつものように山に行ってキノコを採って魔法の練習をしていたんだ。」魔理沙
そして、一泊置いてから、
「そして、魔法の練習を終えてあとかたずけに取り掛かろうとした時だった、
誰かに見られてた。いや見られていたよりずっと見て居たようなんだ。私の魔法を、しばらく私は動けなかった。」魔理沙
そう言ってまた息を整えて切り出した。
「その見られた気配はなくなった。それ以来私は、昨日から家を出ていない。」魔理沙
それで今日霊夢が来たときあんな奇行に出たわけだ。
「なるほど、そうだったのね。」霊夢
霊夢はそういって納得して魔理沙が
「ちょっと茶持ってくる」魔理沙
そう言ってキッチンから二人分の湯呑を持ってきてテーブルに並べた。
お茶は水でとかした。
「ありがとう」霊夢
そう言って受け取り。
「じゃあ次は私、私は今日、あんたにお願いがあってきたの」霊夢
「お願い?」魔理沙
「そうお願い」霊夢
そして霊夢も一昨日から今日までのことを話した。
文に妖怪のいたずらだと言って自分は動かなかった事。
小鈴ちゃんに怖い思いをさせたこと、
これからますます被害が出る可能性があること。
討伐部隊を作らなきゃいけないこと。
魔理沙は一通り聞いてそれから、
「まあ、すぐに信じなくてめんどくさがりなのはおまえらしいな。」魔理沙
そこで、霊夢は立ち上がって魔理沙から見て後ろ向きになり。
「今回のこの異変、私一人じゃ無理なの。
今話したように他にももっと人手がいるの、お願い、協力して。」霊夢
後ろを向きながら魔理沙にお願いした。
多分霊夢は怖がっている魔理沙に背中を見せるのは怖がってる自分を見せたくないからだろう。
たとえどんなに強い力をつけてもどれだけ強靭な精神を持っていたとしても本当の危機の前では無力である。
そんな彼女を見て魔理沙は、
こいつも妖怪や霊の異変の時は頼もしいが。それらを取り除けば皆と変わらない女の子なんだ。
そして彼女は霊夢の背後から抱き着いて。
「当たり前だろう馬鹿、困っていたら協力するに決まってんだろう。一人で抱え込むなよ」魔理沙
すると正面を向かせて。
「それに、私たち友達だろう。」魔理沙
そう言いにかッと笑った。
それから次は誰がを強力に仰ぐかを考え。
「次は誰を呼びかけよう。」霊夢
霊夢はつぶやき魔理沙は、
「そうだなあ、アリスん家に行くか」魔理沙
そう言う魔理沙はあっ、でもと考え込み。
アイツ昼にしか起きていないんだった。
今はまだ午前中の9時。
すると霊夢は、
「そうしたら紅魔館に行ってみましょう」霊夢
そういう結論になった。
「紅魔館かあ~、レミリアの方は話分かるけどあのメイドは聞くかなぁ~」魔理沙
少し不安がる魔理沙に霊夢は、
「ちゃんと話せばわかってくれるわよ」霊夢
そして最後に多分と付け加えた。
「結局信じてねえんじゃねえか」魔理沙
そう言って二人で笑った。
二人は紅魔館に行ってからアリスの家に行く流れになった。