紅魔館にて、
9時を回るころいつものお茶会の広場で紅魔館のメンツがそろっていた。
その中でレミリア・スカーレットは険しい表情で一連の写真を見て記事を読んでいた。
ところどころ震えている字で書いている。
今朝烏天狗が来て新聞を渡しにやってきたのであった。
表情は沈んでいた。
紅魔館の主であるレミリアはこの記事を複雑な表情で見ていた。
「咲夜」レミリア
彼女は隣に控えているメイドを呼んだ。
「はい、お嬢様」咲夜
メイドは呼びかけに答えレミリアは彼女に紅魔館周辺に警戒態勢を呼びかけるよう要請した。
「かしこまりましたお嬢様」咲夜
そうして彼女は、美鈴やこあ(小悪魔のこと)に最大限警戒に当たるように呼びかけた。
「それからパチェ」レミリア
パチェと呼ばれた人物パチュリーは、なにとぶっきらぼうに訊き本を広げながら返事をした。
「あなたは、異変の関連性から熊の特徴について調べてきて」レミリア
そう指示を出すと彼女は、
「分かったわ」パチュリー
そう言い本を閉じて、自分の図書館に入っていった。
「はあ」レミリア
レミリアはどえらいことになってしまったと思い組んでいた手に顔をうずめてしばし悩んでいた。
「私の方でも応援を呼びます。」射命丸文
そう言って射命丸文は、紅魔館の窓から出ていった。
それから間もなく、
コンコン
紅魔館の扉がノックされていることに気づき
「どうぞ」レミリア
そう呼ぶと、ドアが開けられた。
霊夢と魔理沙だった。
顔を見る限り大体察した。
最初に霊夢が
「レミリア、外が今どうなってるか分かってるね」霊夢
「その様子だとあなたたちも大体知ってきたみたいね。」レミリア
そして紅茶を一口、
「ついさっき鴉(射命丸)が速達しにきたわ、彼女自身、記事を書くとき、相当な恐怖だったはずよ」レミリア
そう言いさっき渡された。記事を霊夢たちによこす。
それに目を通す霊夢たち。
記事は所々震えていてぼけてる箇所が多かった。
「それで、今日は何の用?悪いけどお外でお茶会とか言わないわよね?」レミリア
いぶかしげに訊いてくるレミリアに霊夢たちは、
「この異変を解決させるために人手が必要で、あなたにお願いしたくここにきたの」霊夢
「お願い?」レミリア
「まあつまりこの異変は熊が引き起こしたから、霊夢一人じゃ無理だからお前に頼みに来たわけ。」魔理沙
レミリアはふーんと鼻を鳴らすと。
「なるほどねえ~」レミリア
そう返し。
「具体的にどんなことをするの?」レミリア
異変解決の詳細を問うてきた。
「幻想郷で討伐部隊を作るわ」霊夢
そう答えた。
「面白そうじゃない」レミリア
彼女はそう言って。
「分かったわ、協力するわ」レミリア
「本当か、」魔理沙
魔理沙が訊くとレミリアはええと言って、ただしと付け加えた。
「私の咲夜に勝てたらの話だけどね(ニヤリ)」レミリア
そう答えて、霊夢たちがえッというと同時に背後を振り返り二手に分かれた。
「美鈴の所に言いに行って紅魔館に戻ってきたらとんだ鼠が入り込んでくるとは」咲夜
そう言ってメイドは、ガーターベルトに仕込んであるナイフを抜くと、
「まとめて相手してあげるから掛かってきなさい。」咲夜
そう言って二人の前まで出てきた。
はぁ~こんなことだろうと思ったぜ。
魔理沙は心の奥で嘆息しながら八卦炉をポケットから取り出して。
霊夢はお祓い棒と札を取りだしてそれぞれ構えた。
「はっ」咲夜
咲夜は最初に霊夢にとびかかった。
そして、軍人の動きで手のひらのナイフを走らせた。
それをすんでのところでかわして、咲夜の膝に霊撃を食らわせて体勢を崩しに掛かった。
しかし咲夜は寸での所で躱して。
後方にバックステップを取った。
その後ろから魔理沙が箒で叩きにかかりさっさと勝負を終わらそうとした。
しかし、次の瞬間そこにいたはずのメイドは消えていた。代わりに目の前には四方八方から無数のナイフが出現して魔理沙を襲った。
時間を止めてその隙に自分は避けて攻撃をする咲夜の得意技パーフェクトメイドである。
魔理沙はそんなことお見通しとばかりにすかさず。
ミルキーウェイで防御に徹する。
その隙に霊夢の術式が完成し。
咲夜の周囲を取り囲むその術式は3方向になっていて陰陽の形で襲い掛かった。
霊夢の珠符、明暗珠投である。
周囲を取り囲み床と壁をバウンドする巨大な陰陽玉を3つ打ち出す。
咲夜はその攻撃に対して無数のナイフを一本に束ねて。
左右の手で打ち出すと同時にそれが綺麗な形で水平に並んで二人に襲い掛かった。
避けたかと思いきやナイフをカーブさせてまた襲ったり跳ね返ったりした。
咲夜さんの秘儀、操りドールである。
操りドールをぎりぎりでかわしながら、
魔理沙がマスタースパークの構えを取りそして光速砲を打ち出しに掛かった。
それを待っていたとばかりに咲夜は、自分の持ってるナイフを全弾打ち出した。
咲夜さんの必殺、殺人ドールである。
魔理沙を倒せば後は博麗の巫女一人になるから接近してしまえば霊夢はどうとでもなる。
速さは咲夜さんが上だから。
「しまった。」魔理沙
そう思ったがもう遅い。
魔理沙の技マスタースパークは発動最中は硬直状態が続いていて即座に次の攻撃に繋げられないから。
もう駄目だと思い。食らいそうになる寸前、ふとナイフの攻撃がやんだかと思いきやなんとナイフが消えていた。
「なっ」咲夜
「油断したわね」霊夢
そう言って霊夢は
「勝負あったわ」霊夢
そう宣言しお祓い棒を咲夜さんの鼻先に掲げてそう宣言したのであった。
一体何が起こったというのだろうか。
実はこの時霊夢は、明暗珠投のほかにもう一つの術式を展開していた。
操りドールが炸裂すると同時に、無数の光の玉が咲夜と魔理沙の上に現れてそれが無数のナイフを一網打尽にかき消していき咲夜さんのほうに殺到して
襲い掛かってきて爆裂したのである。
霊夢の必殺の夢想封印である。
そして勝負は霊夢たちの勝ちになった。
でも負けず嫌いな咲夜は
「まだよ、まだ負けてないわ!」咲夜
そう言って再び再戦しようとして、
パン、パン
レミリアが2かい手を叩き
「咲夜この二人は客人よ」レミリア
「えっ」咲夜
そう言ってことの詳細を咲夜に伝えると。
「あら、やだ、私ったら、、、」咲夜
「後でお仕置きね」レミリア
「ふみゅう」咲夜
猫みたいな声を出しておとなしくなる咲夜凶暴な割に意外とかわいい。
そうしてレミリアは、
「あなたたちが本気なのは良く分かったは私達も討伐部隊に加わるわ、いいわよね?咲夜」
吸血鬼のレミリアは、番犬にそう聞くと。
「いいでしょう、私も協力するわ。ただし」咲夜
そう言い。二人に指を突き付けて
「次は負けないんだからね!」咲夜
そう言って踵を返すと。
「どこに行くの?」レミリア
「美鈴たちを呼んでくる」咲夜
そう言って一人でまた外に出たのであった。
「何でアイツ(咲夜)を止めなかったんだ?」魔理沙
そう聞いてきたのは魔理沙である。
「ん?、そうねえ、、あなたたちを試したかったからかしら」レミリア
吸血鬼はそう答えた。
こいつ楽しい出やがったのか。
「ちなみに今使ったナイフ弾幕ごっこに使うペーパーナイフじゃないわよ」レミリア
えっと答えてナイフを拾ってみる。
金属ナイフだった。
でも先は丸くなっていて切れないようにしてある要は打撃用だ。
当たれば気絶するほど痛いけど。
「私から殺傷は控えるようにあらかじめ言っておいてるからあの子には。」レミリア
後と付け加え、
「咲夜っていじると結構面白いじゃん、天然だし(笑)」レミリア
「まっ、まあねぇ~」霊夢
「はは」魔理沙
やっぱりあいつといるとろくなことがない!
そう感じて霊夢と一緒に
「はぁ~」レイ・マリ
先が思いやられるぜ。