※この作品はR-18です。

東方羆嵐   作:宍戸靱

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第7話

そんでもって紅魔館のメンバーがそろった。

 

レミリア

咲夜

美鈴

小悪魔

パチェ

5名。

そして、霊夢と魔理沙。

計7名による作戦会議が始まった。

 

この5名と今後の討伐部隊の他のメンバーを集めることで誰がいいかを話し合う会議だ。

 

「まず。熊が来たのは、鈴奈庵の裏庭に通じる裏山に現れた。」霊夢

霊夢が幻想郷のマップを開いて説明を始めた。

このマップは魔理沙の家から持ってきたものだ。

「ここが鈴奈庵、でその隣が塔尾(とうの)さんの家、そして。」霊夢

霊夢は息を整えて。

「この家の住人塔尾繭さんと次郎くんの2人が殺害された。」霊夢

そして、

「その殺され方は、次郎君が頭に咬傷、顔に顎を飛ばされた後。それから飼い犬はお腹に咬傷を負ってそのまま絶命。残りの繭さんは抵抗した跡を残して消息不明。」霊夢

次に霊夢は熊の推定の大きさを発表した。

「異変を起こした熊は、推定だと体長2.3m、体重は250キロと推定されるわ。」霊夢

そうして霊夢は、紅魔館の全員を見回して、

「今いるメンバーでこの熊を討伐するのはとてもじゃないけど無理があるわ、残り5人必要になるわ」霊夢

するとレミリアは、

「どうしてそう言い切れるのかしら?」レミリア

そう聞いていた。

「2年前の春に、幻想郷で一匹の妖怪が幻想郷を滅ぼすぐらいの闇を発生させたのは知っているわよね。」霊夢

そう、あれは人食い妖怪ルーミアが起こした異変である。

先代の巫女と壮絶な争いをして、

紫によって封印されていたようだが時間が経つにつれてその封印が解かれつつあったらしい。

結果あのような惨事になった事件がある。

「そうね、そんなことがあったわねえ」レミリア

昔を思い出す感じでレミリアが言う。

実際彼女からしてみれば2年前などつい昨日のことのような感覚だけど。

 

吸血鬼は800歳は生きることが出来るのである。

彼女は今500歳。

人間からしてみれば凄い長生きだが、吸血鬼からしてみればまだまだこれからなのだ。

霊夢は続きを促す。

「今回の異変も2年前と同じぐらいかそれ以上の可能性があるの、せめてあと5人必要だわ、」霊夢

そう言うと、

「この後ここ(紅魔館)の次はアリスの家に行って呼びかけに行く予定だぜ」魔理沙

魔理沙が間に口を挟んでそう言うとレミリアは、

「ふーん、なるほどね~、分かったは、で、私たちはどおすればいいのかしら?」レミリア

そう問うてきた。

「とりあえず。今日塔尾さんの葬儀に出てくれないかしら。そこで今後の方針を話していきましょう。」霊夢

そう話してこれからアリスの家へ呼びかけに出ようとしたら、

「ちょっと待って!」パチュリー

呼び留めたのは紅魔館の魔法使いパチュリーだった。彼女は紅魔館で大図書館を持っている魔法使いだ。

助手の小悪魔(コア)とともに活動している。

その魔法使いが、

「熊が発生したのは、鈴奈庵、人間の里の裏山よね?」パチュリー

そう尋ねると、霊夢はええと答える。

「そこから続いてるのって魔法の森よね?」パチュリー

そうだ、人間の里の裏山は魔法の森に続いているのだ。

するとパチュリーは、

「嫌な予感がするわ」パチュリー

そう言い、パチュリーは魔理沙に視線を向けると。

「魔理沙、あなたの周りで何かおかしなことがなかった?」パチュリー

「えっ」魔理沙

完全に見透かされたような眼で見てくるパチュリーに魔理沙は、

「あっ、ああ、あったぞ、つい一昨日誰かに威圧されたような視線を感じた。」魔理沙

パチュリーはそうと答え、

「あなた、狙われたわね」パチュリー

「え、狙われたって?」魔理沙

そう言うとパチュリーはついさっき調べた資料で、

「熊が獲物を狩るとき、まず相手の行動を把握する」パチュリー

そして、

「隙を見せたら襲ってくる習性があるわ、さらに人間の味を覚えたらより凶暴化する。たとえエサが豊富でも。

人の味を気に入れば集中的に襲ってくるってこの本には書いていたわ。」パチュリー

そう言うとパチュリは大図書館から持ってきた本を見せる。

「急ぎなさい、事態は一刻を争うわ」パチュリー

そう言われて霊夢たちは、魔法の森に急いで行くことになった。

そう、もうこの地は、霊夢たちの知っている平和な地ではないのである。

・・

・・・

その頃魔法の森では、

「はぁ、はぁ」アリス

アリスは自分のベッドの下に身を隠していた。

昼間起きると森の様子が変だということに気付いた、

外に仕掛けてあった上海人形。

 

侵入者防止の人形が見るも無残にバラバラに引き裂かれ千切られており。

人形に中の綿が出てきてしまっていた。

危険を感じたアリスは部屋にカギをかけて自分の身をベッドの下に隠したのである。

それから数時間後。

コンコン

「ひっ」アリス

ドアがノックされる音が聞こえた。

次に声がした。

「アリス、大丈夫か?」魔理沙

魔理沙の声だった。

知人の声を聞いて安堵するアリスは、

ベッドの下から自分の体を起こすとそっとドアを開けた。

するとそこに魔理沙と霊夢の姿があった。

アリスは魔理沙たちに、ズタズタにされた上海人形が転がってることを妖怪の仕業かを尋ねた。

 

「妖怪じゃないわ、これは獣の仕業よ」霊夢

「獣」アリス

 

信じられなかった。

アリスが護身用に構えていたこの人形は、

アリスの中で最高傑作で泥棒はおろか、

妖怪や鬼にまで対応できるように作られたのだから。

 

現に人形にはランスと盾が付いていた、

それがどうしたものか。

ランスは15度も斜めに曲がっており楯は真っ二つそして顔は食い荒らされた後に綿が噴出して無残な姿になっていたのだ。

そう思っていると魔理沙が、

「とにかくここにいたら危ない、ひとまず人間の里に避難をしよう」魔理沙

そう話して、アリスもうなずいて身支度をして避難しようとしたその時、

「グオオオオオオオオオオ!!!」

「パァン!」

近くから大きな獣の咆哮と銃声が聞こえた。

「なんだ!?」魔理沙

魔理沙は疑問に思い霊夢に視線で合図をして。

「行くわよ。」霊夢

そう答えて、

魔理沙和アリスを後ろに乗せて霊夢とともに声がした方角へ急いだのであった。

 

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