いつもと毛色の違う話を…と考えていたら、何故か媚薬調教と機械姦といった感じになってしまいました……。
……視界が霞んでいる上に、手足の感覚がなくなっている。というか、全身の感覚がほとんどなくて意識だけは辛うじてある状態。
まだ不安にかられたり混乱する心の余裕はないけれど、そしてどれだけ意識を失っていたのかもわからないけれど、なかなか働いてくれない頭で今までの状況を整理してみる。
私は今、仲間と共にアジス・ラーにある魔科学研究所に来ている。そして私達は何の問題もなく帝国の兵士や研究所の防衛機構を退けて、順調に進んでいたはずだ。
それから確か、色々な形に変わる……確かハルマキスとか言う名前だった様な……。試作したキメラをテストする施設だと思われる場所で、機械的な声のアナウンスが流れる中でそいつと戦って、倒した後に『コノ試作兵器ハ極メテ優秀デス タダチニ生産開始ヲ進言シマス』っていうアナウンスが流れた事までは覚えている。
……その後の記憶があいまいで、気がついたら全身の感覚が無い状態でここに居た訳で。
(……もしかしてこれは、また何かで眠らされた挙げ句捕まっちゃいました。ってやつ?いくら光の戦士に睡眠耐性が無いって言われていても、ちょっとこれはシャレにならないってば……!)
仲間の姿が見えない上に自分の置かれている状況が正確には分からず、パニックになりかけながらも必死に体を動かそうとしてみると、辛うじて首を動かす事だけは出来る様にはなっていた。
それと共に段々と五感の感覚も戻ってきて、耳に風が鳴るような音が絶えず聞こえるのに体に風が当たらず、周りが淡い緑色に光っていて時々水の泡が体をくすぐる様に下から上へと上がっていくから、どうやら自分は何か液体の様なものに満たされたカプセル……多分研究所内の至るところにある、あの円筒状のものに閉じ込められているんだろう。と、未だに半分麻痺している頭を無理やり働かせて考えた結果、そう結論付けたんだけれど……。
(嘘ぉ……。ララちゃん、ミコにゃん、アウラさん……!お願い、早く誰か助けに来てよー!!)
かなり特殊なものなのか、水のようなもので満たされたカプセルの中でも息が出来るけれど、水中なのでいくら叫んでも声が出ない。仲間が無事で、なおかつ私を助けに来てくれる事を願いながら、私は自分の不甲斐なさに唇を噛みしめた。
『試作兵器ノ覚醒ヲ確認シマシタ 拘束シテ次ノ作業ニ移リマス』
不意に機械的な声が聞こえたと思ったのと同時に、何処からか四角い金属の筒の様なものが出てきて私の手足に取り付けられた。筒の中には拘束したものを傷つけない為なのか柔らかいクッションの様なものがあるらしくそれが素肌に触る感触が、私が今、身に付けていた装備を奪われているどころか一糸纏わぬ状態でカプセルの中に囚われている事に気付かされる。
(やだ、何なの?ちょっと止めてよ!何をする気なの!?)
暴れて抵抗しようとしても、まだ体が上手く動かないだけではなく腕は指先から二の腕まで、足は爪先から腿の中ほどまで金属の筒で覆われていて、ちょうど大の字になる様な格好で拘束されてしまっている状況なのでまともに動かせるのは相変わらず首だけだ。
『コノ試作兵器ハ生殖可能ナ雌デアル事ガ判明シマシタ タダチニ培養液内ニ排卵誘発剤ト催淫剤ヲ投与シマス』
再び聞こえた機械の声の内容に、私は耳を疑った。
(はあっ!?何言ってるの?排卵って……。)
あまりにも唐突な言葉に頭が更に混乱する。でも、さっき戦った後……というか、意識を失う前に聞いた機械の声は確か、試作兵器の生産がどうのって言っていたはず。もしもその試作兵器と言うのが私の事を指すのだとしたら……。
(うそっ!む、無理だって!ていうかアラグのクローンってこんな作り方なの!?どうせやるなら血液とか髪の毛とか、そういうもう少しソフトなものでやってよー!!)
必死に感覚の戻りきらない体を動かして拘束具から抜け出そうとしても、武器も防具も、ジョブを司るソウルストーンすら奪われた私は一般人と何ら変わらない力しか出す事が出来ない。
ようやく回り始めた頭の中で、どうしよう。という言葉だけがぐるぐるする。
そうしているうちに突然、自分の体がまるで強いお酒を飲んだ時みたいに熱くなってきた。それと共に肌の感覚だけが敏感になって、自分が首を動かした時の培養液の動きにすら、くすぐられている様なゾクッとする感触を覚える。
(……っ!な、何これ……!?まさかこれって、催淫剤……?)
心臓が勝手に早鐘を打ち、熱を持った体の奥でもどかしい疼きを覚える。その疼きは徐々に激しくなって、それと比例して頭がぼうっとしてくる。
この状態が続くとなると、私は一体どうなってしまうんだろう。機械の声が聞こえてまだ数分ほどしか経っていないのに、もう乳首が立ってきて……あそこが燃える様に熱い。
体に起こる凄まじいほどの切なさに無意識に体をよじろうとするけれど、体を引き延ばす様に固定されているので僅かに体を揺する事しか出来ない。
……でも、今はかえってその方がいいのかも知れない。多分手足の拘束具が無かったら、子宮に無理やり灯された火を揉み消そうと……周りに人気のないカプセルに一人で閉じ込められているのを良いことに、自分を慰めてしまっていただろうから。
(やだぁ……。か、体が変になってる……!こんなの、ダメなのに………!!)
徐々に勢いを増す熱と疼きに自分の体が支配されつつある錯覚に戸惑いながら、私はカプセルの中でただひたすら耐え続けていた。
個人的には、「ガンバスタード!」が「頑張っちゃうぞ!」に聞こえる1ボス目の帝国の人を倒した時点でもう帰りたいですw
何というか、辛いものを食べ過ぎたり長時間マラソンをしたりすると苦痛を紛らわせる為に脳内麻薬が出るって言うじゃないですか?そんな感じなのか、lv60ルーレットで3日連続で魔科学に当たってしまった時に不意にネタが湧いてきたので書いてみたんですが……。
こういったジャンルは初挑戦なので、続けられなかったらごめんなさい。orz