※この作品はR-18です。

俺のファミリー   作:ぺろぺーろ

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病院ではお静かに! 1

 

八幡「いやー平和だ。」

 

病院の屋上で1人佇む八幡

 

もう年金暮らしのお年寄りのような雰囲気である

 

八幡「つい昨日の事が夢のようだ。・・・悪夢だけどな。」

 

傷はまだ痛々しい

 

だが少し気分は晴れた

 

みんなが無事だった

 

それが救いだった

 

はあ

 

八幡「なんだか大人の世界をまざまざと見せつけられたな。」

 

はあ

 

自分達の力ではどうにもならない事が歯痒かった

 

でもやれる事はやった

 

その結果、小町や南らを助ける事ができた

 

今回はこれでよしとしよう

 

今はあいつらの心のケアの方が優先だ

 

 

 

コツっコツっ

 

嫌な足音だ

 

思わず身構えてしまう

 

陽乃「少年!傷は癒えたかい?」あはは

 

八幡「・・・雪ノ下さん・・・。昨日は本当にありがとうございました!」深々

 

陽乃「いやー。たいした事はできなかったよ。出しゃ張ってごめんね。」あはは

 

八幡「いえ。あなたがいなかったら。あなたが来てくれなかったら。本当にどうなっていたかわかりません!本当にありがとうございました!」深々

 

陽乃「いやー。未来の旦那様と妹さんの為だしね!笑」くすっ

 

八幡「ははは。あれは効果的でしたね。」

 

 

昨日見た陽乃とは違い、いつもの陽乃だった

 

昨日は本当に怖かった

 

あれも彼女

 

そしてこれも彼女なのだろう

 

 

陽乃「でしょ?でも満更でもないんだよ?ヒキガヤくんは私が好意を寄せてる事くらいわかるでしょ?」

 

八幡「えっ?いやー。」

 

陽乃「私はね。ヒキガヤくんは雪乃ちゃんの物だと思ってたんだ。だから身を引いていた。それなのに雪乃ちゃんったらまさかの変化球を投げてきたから!笑」あはは

 

八幡「あー知ってるんですね?結衣のことが好きだって。」

 

陽乃「そうそうガハマちゃんね!笑 まさかだったよ!せっかく身を引いたお姉ちゃんに対してそれはあんまりじゃない?笑」

 

八幡「引くも何も、俺に対しての興味なんて珍しい動物的な興味でしょうに?」

 

陽乃「そんなことはないよ?ちゃんと異性として興味があるんだよ。私はね興味のないものには何もしない。君には興味があるからこうやってからかいに来るんだよ?」

 

八幡「ははは。まああまり言わないでやって下さい。葉山の手前多少なりとも気まずいので!笑」

 

陽乃「隼人?えっ?もしかしてヒキガヤくん隼人の好きな人が私だって思ってるの?」

 

八幡「えっ?違うんですか?てっきり・・・。」

 

陽乃「あいつまだ君に言ってないんだ!笑 まあ直接彼の口から聞いてあげてよ。意外と言えば意外な人だから!笑」

 

八幡「そうなんですか。まああいつが言いたくなったら自分から言うでしょう。それまで俺からは何も聞かないようにしますよ!でも、そうなるといったいあいつは誰の事が・・・。」

 

陽乃「ふふふ。で、ヒキガヤくんはいつからハーレムなんて築いてるの?笑」

 

八幡「あー。まー。そのー。」

 

陽乃「ごめんごめん!実はだいたい知ってるんだ!いろはちゃんから聞いたからね。」

 

八幡「あー。そうなんですか。まぁ色々ありまして。」

 

陽乃「やっぱり君は面白いなー!当然お姉さんもそのハーレムに入れてくれるんだよね?」あはは

 

八幡「えーっと。雪ノ下さんって・・・」

 

陽乃「んー君の事は人間として興味がある。今はこれじゃダメかなぁ?」ウルウル

 

八幡「ははは。あなたには敵いませんよ!」

 

陽乃「いずれはまあ・・・その・・・」テレ

 

八幡「俺は何もしません。もし雪ノ下さんにその気ができたら教えてください。とびきりやさしくしますよ!笑」

 

陽乃「う・・・うん・・・///」ぷしゅー

 

八幡「あれ?なんだか雪ノ下さんらしくないですね?」

 

陽乃「悪い!?どうせ行き遅れですよ!!二十歳なのに経験だってありませんよ!!」

 

八幡「意外ですね!?てっきり経験豊富なのかと。大学生だし合コンとかしょっちゅうしてそうだし。お持ち帰りとかは無さそうだけど。」

 

陽乃「合コンねー。一度行ったきり呼ばれもしないわ。肩に腕回して来た男を投げ飛ばしたのがダメだったのかなぁ。」遠い目

 

八幡「ふふふ。じゃあ今から言う事を復唱してくれますか?それができたらハーレムに入れてあげましょう!笑」

 

陽乃「上から目線がムカつくわね。でも・・・はい。」

 

八幡「じゃあ耳貸して下さい」

 

陽乃「はい。」

 

八幡は陽乃の耳元で囁いた

 

 

ボッ!

 

 

一気に陽乃の顔が赤くなる

 

 

陽乃「うー。」真っ赤

 

 

陽乃は後ずさりし逃げ出した

 

そしてくるっと振り返り

 

陽乃「絶対言ってやんない!!」真っ赤

 

そう言いながらイタズラっぽく微笑み帰って行った

 

ふふっ

 

いろんな顔を持つ面白い人だな

 

 

さてと病室に戻ろうか

 

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