病室の扉の前に黒服の男が2人立っていた
あーなるほど。お務めご苦労様です。
中に入るやいなや若頭から頭を下げられる
八幡「あっどうも。」ぺこり
若頭「兄さん。色々とご迷惑をおかけしておりやす。すぐに終わりますんで少しお話しよろしいですか?」
八幡「あっはい。」
若頭「まず改めてまして本当に申し訳ございませんでした。」深々
八幡「はあ。」
若頭「若い者のやったこととは言え当然私にも責任があります。陽乃さんに叱られ改めて精進する次第であります。」
八幡「はあ。もう女の子を撮影するのは止めて頂けるんですね?」
若頭「はい!ひと時でも道を外れた事を恥じております!申し訳ございませんでした!」深々
八幡「あー。ならいいんじゃないですか。今回の件はあなたに助けられた部分もあります。それに結局はあなたは何もされていない。あいつらがやっていただけなんですし。でも金輪際女の子を泣かせるような事は止めてください。その時はまた陽乃に叱ってもらいますよ!笑」
若頭「は!人の道を外れない事を誓わせてもらいやす!」深々
八幡「で、あいつらは?」
若頭「すでに全員自首させました。未成年故、刑期はそんなに長くはないでしょう。または猶予がつくかもしれません。奴らが出てきたら全員こちらで面倒をみるつもりです。もし遺恨が残っている野郎がいたら性根を叩き直すつもりです。そちら様には今後一切ご迷惑お掛けする事がないよう、監視の意味も込めております。ですのでご安心を。」
八幡「わかりました。それはお願いします。とりあえずひと息つけそうで何よりです。」ふう
若頭「しかし、兄さんには恐れ入ります。年下でありながらあの陽乃さんを手なづけられるなんて。」
八幡「あー。あれは演技です。陽乃さんとはそんなんじゃないですよ?」
若頭「ですが陽乃さんの兄さんに対する対応はまさに恋する少女そのものかと。雪乃さんともお付き合いされてると聞きましたし、兄さんいったい何者なんですかい?」
八幡「ははは。僕は普通のどこにでもいる高校生で、それ以上でもそれ以下でもありません。皆さん僕を買い被っているだけですよ」
若頭「しかし、もし万が一陽乃さんか雪乃さんとご結婚されるような事があれば、私どもと致しましても無関係ではございません!是非今後ともよろしくお願いします!」深々
八幡「あー。さすがに考えすぎじゃ?」
若頭「まあともあれこれも何かの縁です。困った事がありましたらいつでも連絡をください。私の名刺をお渡ししときますので」ぺこり
若頭は名刺を残し、また来ると言い病室を後にした
さすがその道の人
筋が通っていた
できたらお世話にはなりたくないものだ
時計を見るともう午後4時
いつもなら帰宅するか奉仕部にいる
今日はゆっくりするかー
・・・やべえ。
する事がない
立派な個室を与えられていたがなぜかテレビがない
仕方なく病室を出た先にある休憩室にでも行こうか
あそこならテレビが見られる
どうせおじいちゃんやおばあちゃんで溢れかえってるんだろうけど
休憩室に入ると若い声がする
あれ?
おじいちゃんおばあちゃんどころか高校生くらいの奴らが6人いるだけだ
それも苦手なパリピタイプの
チャラ男1「大丈夫だって!ちょっとバイクでこけただけだから!心配すんなよ!」
ギャル子1「えー。大丈夫ぅ?チャラ男1が学校来ないとうちら暇じゃんかぁ!」
チャラ男2「そうだぜ!ギャル子1が寂しがってるぞ!早く戻ってこいよ!」
ギャル子2「そうだよー。今日もチャラ男1に会いたいーって言うから連れて来たんだしぃ!」
チャラ男3「チャラ男1もはっきりしてやれよな。いつまでもいろんな女取っ替え引っ替えしてないで!」
ギャル子3「そうそう!そろそろ落ちついたら?」
うわー
めっちゃ苦手なタイプのど真ん中
でも女の子は3人共スカートが短い!
少しくらいうるさくても許してやろう
俺は寛大だからね
よいっしょと
八幡は休憩室の隅に座る
テレビを見るとみせかけて
あわよくばパンチラチャンスを狙っていた