小町「お兄ちゃん瑞樹をよろしくね!」
八幡「よろしくって言われても普通に遊びに行くだけだよ。特に何も無いって。」
小町「でも瑞樹ははりきってたよ?昨日の夜電話したんだけどさ。すっごく楽しみにしてたみたい。」
八幡「急に行くのが嫌になってきた。ダメだ。熱が出てきたわ。今日はキャンセルするわ。」
小町「ほんとにごみぃちゃんはー。瑞樹最近忙しくてなかなか一緒に遊んだりできないんだよね。今や人気者だから仕方ないんだけどさ。」
八幡「ああ。そうか・・・。」
小町「でさ、おもいっきり羽伸ばせる日があまり無いんだよ。だから今日は本当に楽しみにしていたみたいなんだ。だから小町からもお願い!瑞樹をよろしくお願いします!」ぺこり
八幡「うっ。うん。」
小町「なんならお泊まりでもいいよ?笑」
八幡「今日は日曜だ。明日学校だろうが!」
小町「あーそうか。じゃあご休憩しか無理だね。」
八幡「なぜ既にヤル前提なんだよ!?」
小町「でもお兄ちゃん瑞樹に迫られたらヤっちゃうでしょ?拒否なんてできないくせに!笑」
八幡「あのな、そもそも瑞樹ちゃんの意思はどうなんだよ!お前がそこまで言うって事は脈アリなのか?だったらお兄ちゃんその気になっちゃうよ!?で、そんな気はなかったのにーって言われて結局何もなくて悲しく帰ってくるんだろ?未来が見えたわ!!」
小町「脈が無いわけは無いじゃん。瑞樹は一般人じゃないんだよ?ある程度覚悟しなきゃわざわざデートなんかしないって!」
八幡「うっ。そうか・・・。」
小町「そうだよ!だから健闘を祈る!」ビシっ
八幡「・・・ああ。」
小町「もしダメだったら小町がいるじゃん///慰めてあげるよ!」
八幡「そうだな!その時は覚悟しとけよ!」
小町「はーい///気をつけてねー」バイバイ
駅前
八幡(はあ。気が重い。相手は有名人。バレたら噂になってしまう。俺はいいよ。だけど俺といる事であの子に迷惑がかかるのは・・・。さすがにそれだけは避けよう。今日は目立たないように行動しよう。)
八幡(えっと待ち合わせ場所は確か・・・。)
八幡「ファッ!!?」
モブ女1「すいません!瑞樹さんですよね?サインください!!」
モブ女2「写真を!一緒に写真お願いします!」
瑞樹「いいですよぉ。」
モブ男1「すげー本物だよ!」
モブ男2「誰かと待ち合わせか?」
モブ3「いや撮影っしょ!?」
八幡(かっ帰ろう・・・。)
八幡(すでにこれ以上ないくらいに目立ってらっしゃる。これはいくらなんでも無理ゲーだわ。)
瑞樹「あっ!お兄さん!!」
モブ群「えっ?」振り向き
八幡(きっ気づかれれた!?ってみんなでこっち見ないでー!にっ逃げよう!)
八幡はダッシュした。
瑞樹「あっ!皆さんごめんなさいぃ。あの人と待ち合わせなんですぅ。」
瑞樹は八幡を追いかける。
一瞬の出来事で群衆は固まったままだった。
はあはあ
八幡「無理無理無理無理!!」
はあはあ
八幡「変装なんて全くしてないじゃんか!!」
はあはあ
八幡「「ザ・瑞樹」じゃねーかよ!誰が見ても気づくわ!!」
はあはあ
瑞樹「ダメでしたぁ?」
八幡「ファッ!!?」
瑞樹「私変装とか普段からしないんですよねぇ。」
八幡「つーか足早っ!!」
瑞樹「あはは。ちょっと止まりましょうよ。余計目立ちますよぉ?」
八幡「はあはあ。」
瑞樹「お兄さんお久ぶりですぅ///」
八幡「君すごいね。はあはあ。息も切れてないじゃん。」
瑞樹「あはは。こう見えても体力あるんですよぉ?」
八幡「はあはあ。いや、しかしだね。ちょっとまずくないかい?」
瑞樹「ダメですかぁ?」
八幡「君目立ちすぎだよね?これじゃさすがにまともに行動できなくないかい?」
瑞樹「そうですかぁ?じゃあどうしますぅ?」
八幡「えっと。着替えに帰るとかさ。変装してからもう一度合流しないかい?」
瑞樹「ええー。私の家ここからけっこう遠いんですよぉー。せっかくのデートなのに時間がなくなっちゃうじゃないですかぁ。」