八幡「いや。でも。さすがにさ。このままじゃまずいと思うんだよ。まともにデートもできないでしょ?」
瑞樹「ええー。でしたらぁ。建物の中に入りましょうよぉ。」
八幡「建物ってなに?映画とか?」
瑞樹「んー。カラオケはどうですかぁ?カラオケならご飯も食べられますしぃ。」
八幡「うー。わかった!そうしよう!すぐに行こう!」
瑞樹「あっお兄さん。私帽子持ってますよ。これ被ったら誰だかわからないんじゃないですか?」
瑞樹は帽子を被る
八幡「わかるわーっ!!」
瑞樹「えっ?」
八幡「顔出とるやないかい!せめてもう少しこうやって深く被れば・・・」
瑞樹「あぅ。これじゃ前が見えにくいですぅ。」
八幡「うー。わかった。俺が腕掴んで誘導するから!すぐ近くにカラオケ店あるからさ!」
瑞樹「嫌ですっ!!」
八幡「あっ!ごめんっ!腕触られたくなかった?」ずーん
瑞樹「違います!だったらちゃんと手を繋いでください///」
八幡「あっ。あら?いいの?じゃあ。」
八幡は瑞樹の手をそっと握る。
瑞樹「違います!」
八幡「えっ?えっ?」
瑞樹「こうでしょぉ?///」
指を絡める「恋人握り?」に直す瑞樹。
八幡「うー。恥ずかしい。」
瑞樹「どうしてですかぁ?今日はデートでしょぉ?」
八幡「わかった!わかったから!さあ行こう!」
某カラオケ店のカラオケルーム
八幡「ふう。」
瑞樹「これで大丈夫ですねぇ。」
八幡「あっ。」
瑞樹「あっ。」
八幡(しまったーっ!このカラオケ店って!!事件のあったカラオケ店じゃねーか!!しかもこの部屋だよ!!なんて偶然なんだ!!これじゃ瑞樹ちゃんの嫌な思い出がリフレインされてしまうじゃねーか!!)
瑞樹「・・・。」
八幡「あっあの。瑞樹ちゃん・・・?」
瑞樹「懐かしいぃ!ここってあの日の部屋ですよぉ!」
八幡「あれ?」
瑞樹「あの日合コンした部屋ですぅ。」
八幡「やっぱりそうか・・・。ごめん!部屋を代えてもらおう。」
瑞樹「どうしてですかぁ?」
八幡「いやー。思い出したくないだろ?」
瑞樹「そんな事はないですよ!あの日、あの事件があったからこそ私はお兄さんと知り合えたんですからぁ。今となってはいい思い出ですぅ」
八幡「・・・強いな。君は。」
瑞樹「そうですかぁ?えへへ。」
八幡(この子にとってはもう過去の事なんだな。すごいよ。たくましい。)
瑞樹「ちょっと暑いんでコート脱いでもいいですか?」
八幡「ああ。シワになるといけないからかけておくよ。」
瑞樹「お願いしますぅ。」
八幡は瑞樹からコートを受け取る。
八幡「えっ?ちょっと瑞樹さん?」
瑞樹「はぁい?」
八幡「えっと。もしかしてなんですけど素足?」
瑞樹「そぅですよぉ?生足ですぅ」
八幡「えっと。」
瑞樹「お兄さんとの約束ですからねぇ。満足して頂けましたぁ?」
瑞樹の服装
肩出しの白のニット
プリーツの黒のミニスカート
ショートブーツ
派手すぎない程度のピアスにネックレス
髪型はゆるいウエーブのハーフアップ
さすが現役モデル。
とても中学生には見えない。
誰もが振り返るようないい女がそこにいた。
瑞樹「お兄さん?」
八幡(やべえ。本気で見惚れてしまった。)
八幡「あっごめん。まさかこれほどまでとは・・・。本当に中学生?」
瑞樹「あはは。中3ですよぉ。小町のクラスメイトなんですからぁ。」
八幡「とてもじゃないけど小町と同い年には見えないわ。」
瑞樹「あー。小町が怒りますよぉ。で、感想は?」
八幡「ごめん。月並みの言葉で悪いんだけど、本当に可愛いよ!」
瑞樹「んふふ。かなりがんばっちゃいましたからねぇ。あっ!でも予定ではゆるふわのミニスカートだったんですけど、今日のコーデ的に合わなかったので変更しちゃいましたぁ。ごめんなさぃ。」
八幡「えっ?ああ。そういえばそんな話してたっけ?」
瑞樹「ひどーぃ。忘れたんですかぁ?お兄さんあの時はあんなに私のパンツ見たがってたのにぃ///」テレ
八幡「いやーその節はパンツを存分に堪能させて頂きましたけども。あっ。」
瑞樹「えっち///」テレ
八幡「あー。あははは。」アセアセ