色々とありすぎた週末が過ぎ、月曜の超憂鬱な放課後になぜか図書室にいる。
八幡(ふあぁ。早く帰って寝ようかと思ってたのに。まぁ、あの人の頼みじゃ仕方ないか・・・。)
人気もまばらになった図書室は夕日が差し込みオレンジ色に染まっている。
長机に突っ伏しある人が来るのを待つ。
八幡(ちょっと寝てもいいかな。あの人なら怒らないだろう。)
そう思い目を閉じた瞬間。
「お 待 た せ ー♡」
耳元で誰かがささやく。
八幡「うおっ!」
予想だにできなかった展開に驚く八幡。
「遅くなってごめんねー。」
八幡(この人はいつもこうだよ。俺の予想を軽く裏切る。)
八幡「らしくない登場の仕方ですね。城廻先輩。」
めぐり「比企谷くんさー。私らしいって何かなー?」ズイっ
めぐりは八幡の顔を覗き込む。
八幡「ぐっ。いや。先輩はおしとやかで、清楚な感じのイメージでですね・・・。」
めぐり「ふーん。それって比企谷くんが勝手に作り出した私のイメージだよねー?」
八幡「いやー。勝手にというか先輩と言えば「ゆるふわ系の放っておけない知的美少女」って周りはみんな思ってるんじゃ?」
めぐりはプクッとむくれて
めぐり「やっぱりー!勝手なイメージで私を縛らないでよー!私は知的でもなんでもありませんよーだ!」
八幡(そうだった。それも含めて城廻先輩だった。前生徒会長だけに顔が広く人望がある。そのうえ美少女で彼女の悪い噂1つ聞いたことがない。超完璧な生徒会長だった。)
めぐりはプクッとむくれたままである。
八幡(それなのにこの愛玩動物みたいな愛らしさ。まさに守ってあげたい!愛でたい!モフモフしたーい!っと思わせてしまう一面まで持ち合わせている。)
八幡「チートだろ。いろはも大変だな。」ぼそっ
めぐり「なぁに?生徒会長がどうかしたー?」
八幡(地獄耳かよ!)
八幡「いやなんでもないっす。」アセアセ
めぐり「なんでもなくはないでしょー?付き合ってるんだもんねー?」
八幡「いや。まあ。その。」
めぐり「今や有名人だよ。家族という名のハーレムを築いた男!比企谷八幡!」
八幡「勘弁してください。ボッチは目立つのが怖いんです。」
めぐり「じゃーお姉さんに事の経緯を教えてくれるー?」
八幡「いやー。まあ。いいですけど。」
・・・・
八幡はここ最近の出来事をめぐりに話す。
めぐりは興味津々に聞いていた。
・・・・
めぐり「・・・なるほど。比企谷くんモテモテだねー。」にこっ
八幡(守りたい!この笑顔!)
めぐり「そっかー。私より大人なんだねー。」
めぐりはそう呟き遠い目をする。
八幡「いや。先輩より大人ってことはないですよ。俺は先輩を尊敬してますし。先輩は全校生徒の憧れの的ですよ!」
めぐり「はあ。そーゆーのさぁ。最近疲れたんだよねぇ。」
めぐりはまだ遠い目をしている。
八幡「城廻先輩・・・。」
めぐり「なんだかなーだよね・・・。」
めぐり「私だって人並みに彼氏とか欲しいんだよ?優しくて男らしい彼氏がー。」
八幡「あれ?城廻先輩彼氏いないんですか?」
めぐり「むー。どういう意味ー?」
めぐりはほっぺをプクッと膨らませた。
八幡「いや。ちがいますよ!先輩ほどの人なら引く手数多でしょ?どうして彼氏作らないんですか?」
めぐり「どーせ1度も彼氏できたことありませんよーだ。」フン
八幡「えっ?1度も!?もしかして先輩処・・・。いやなんでもないです。」
めぐり「処女ですよー。」
八幡「えっ?えっ?城廻先輩が!?」
めぐり「そーですよー。行き遅れですよー。」フン
八幡「そうなんですか!?なんか申し訳ないんですが、すごく親近感が湧いてしまいました。」
めぐり「どーゆーことかなー?自分は童貞じゃないよねー?それなのに親近感が湧くってさー。」ムッ
八幡「いや。すいません。失礼でしたよね。そうじゃなくて、俺の勝手なイメージなんです。先輩は文武両道なイケメンの幼馴染と中学生の時から付き合ってそうだなって。」
めぐり「あはは。何それー?」
八幡「で、イチャイチャとかはせずに大人なお付き合いをしてそうで。全校生徒公認のベストカップル・・・みたいな。」
めぐり「ふふふっ。そんな幼馴染いないですー。それにどっちかというとイチャイチャしたいですー。周りからはウザがられるくらいにー。」