八幡「へえ。意外です。先輩なんだか可愛いですね。」
めぐり「あー!なんだか上から目線だねー。自分は彼女いるし経験済みだし余裕だからー?」ズイっ
八幡「ちょっ!先輩近いですって。」
めぐりは八幡の顔を覗き込む。
めぐり「あらら?余裕じゃなかったのー?女の子なんて慣れてるんでしょー?」
八幡「余裕なんかじゃないですよ!先輩みたいに可愛い人が近くに寄ってきたら緊張しますから!」
めぐり「あーやっぱり女の子慣れしてるー。じゃなきゃそんな簡単に可愛いって女の子に言えないよねー。」
八幡「俺は自分に正直なだけです。先輩が可愛いのは事実ですし、可愛いは正義ですから!!」
八幡はぐっと拳を握りしめる。
めぐり「ふーん。」
めぐりはイマイチ信用していない様子だ。
八幡「本当ですってば。」
めぐり「ほーん。」
八幡「ふう。じゃあ今からする話がちょっと失礼な話になるかもしれませんから、先に謝っておきます。ごめんなさい。」
めぐり「ん?」
八幡「・・・実は先輩が処女だと聞いてめちゃくちゃテンション上がりました!」
めぐり「は?それって私が行き遅れてる事が嬉しいってこと?」
八幡「ちっ。違いますよ!良い意味でです!」
めぐり「え?」
八幡「んっと。怒らないでくださいよ?」
めぐり「うん。」
八幡「俺が先輩の処女をもらえるチャンスがあるかも!って勝手に思ってしまいました。」
めぐり「にゃっ!?」
八幡「ごめんなさい!俺の勝手な妄想なんで!」
めぐり「そっ。そーゆーのをさ、平気で口に出せるって女の子に慣れてる証拠だよねー?」
めぐりは動揺し顔が赤くなっている。
八幡「だから慣れてるとかじゃないんですよ。言いたい事を言っただけで。」
めぐり「勇気は褒めてあげるー。だけどそれって私とエッチしたいって言ってるようなものだよー?」
めぐりの顔が更に赤くなる。
八幡「えっ?いや。そりゃまあ。したいですけど。」
めぐり「にゃっ!?」
八幡「いやいや。一般的な考え方として先輩みたいに可愛い人とならエッチしたいって思いますよ。そりゃ男なら。」
めぐり「・・・ずるい。」
八幡「はい?」
めぐり「面と向かってそんなこと言われたらどうしたらいいの?」
八幡「笑えばいいと思うよ?」
めぐり「は?」ギロっ
八幡「しっ。城廻先輩のキャラじゃないですよ!」
めぐり「キャラなんてどーでもいーの。ちなみに比企谷くんの彼女さん達に経験済みの子はいたの?」
八幡「あー。いなかったですね。みんな処女でした。」
めぐり「この処女キラーめ!乙女の敵だな!私が成敗してくれよう!」
めぐりは構えた。
八幡(なにこの可愛い生き物。犯しちゃうぞ!?)
八幡「城廻先輩、図書室ではお静かに。」
めぐり「うー。これが経験済みの余裕かー。」
八幡「違いますからね。余裕なんてありませんから。」
めぐり「その割には余裕があるように見えるんだけどなー。」
八幡「先輩は俺を誤解してますよ。余裕なんて全くありません。今日だって先輩に呼び出されたわけがわからなくて、すごく緊張しているんですから。」
めぐり「告白されるとでも思った?」
八幡「いえ。それはないです。」
めぐり「ちぇっ。」プクッ
八幡(かわいい。)
八幡「いや。放課後ですけど図書室ですよ?まだ人もいるのわかってましたし。せいぜい雑用を頼まれるのかと。」
めぐり「ならどうして緊張するのー?」
八幡「先輩が目立つからですよ。あなたはこの学校では有名人ですし。」
めぐり「君も今や有名人だけどね。」
八幡「いや。まあ。」
めぐり「周りの人からはどう見えてるのかなー。彼氏と彼女?」
めぐりは目をキラキラ輝かせている。
確かに図書室にはまだ何名か生徒がいた。
その少ない生徒の中にはこちらの様子をチラチラと伺っている者もいる。
その真意はわからないが・・・。
八幡「いやいや。おおかた元生徒会長とその付き人の雑用係って感じで思われてるんじゃないですか?」
めぐり「前までならそうかもねー。だけど今の君は違うよね?」
八幡「先輩とじゃ釣り合いませんから。分をわきまえていますよ。」
めぐり「君はそう言っても周りからはそう見られているとは限らないよー。『元生徒会長もハーレム男の毒牙にかかったかー。』って思われているかもねー。」ニシシ
めぐりは悪戯に笑う。
八幡「・・・じゃ僕はこの辺で失礼します。」
席を立とうとする八幡。
めぐり「嫌だー。帰るなんて言わないでよー。冗談だってー。」
めぐりは駄々をこねる子供のようだった。