八幡(コイツ!?からかってやがるだと!?)
八幡「ちっ。近すぎませんか?」アセアセ
めぐり「えー?隣来いって言ったの比企谷くんじゃーん?」
めぐりは八幡の顔を覗き込む。
八幡「そっ。そうなんですが・・・。あはは」
めぐり(ふっふっふ。焦ってるねー?お姉さんをからかった罰です!今度は私がからかってあげるー!)
めぐり「彼氏彼女みたいでいいじゃーん。くっつこうっと。」ピトっ
めぐりは八幡の腕に手を回す。
めぐり(処女だからってバカにしすぎー。年上の余裕を見せてやるんだからー。)
めぐりは八幡の腕に胸を押し付ける。
八幡「んなっ!?」
八幡(この野郎!処女のクセに胸を押し付けて来るだと!?いったいどうしたんだよ先輩!?)
めぐり「なあにー?これくらい普通でしょー?」
めぐり(やりすぎかな!?やってて少し恥ずかしい!だけど比企谷くんに参ったと言わせるまでは!)
八幡(コイツ!俺を試してやがるんだな!よし!先輩の攻撃を全て耐え忍んでやる!処女に負けるかよ!!)
コンコンっ
めぐり ビクッ
八幡「はーい。」
店員「失礼しまーす。げっ!?」
八幡「あー。ありが・・・!!うげっ!!忘れてたっ!!」
めぐり「あーっ!」
南「しっ。城廻先輩!?」
めぐり「相模さんだー。ここでバイトしてるのー?」
八幡「よっ。よお。」アセアセ
南「そっ。そうなんですー。比企谷くんちょっといいかなー?」
八幡「はっ。はい。」
南は八幡を部屋の外に連れ出す。
南「あんたねえ。ウチがここでバイトしてることを完全に忘れてたでしょ?」
八幡「うぐっ。」
南「さすがに城廻先輩にまで手を出すとは思ってなかったわ。」ムスー。
八幡「なっ!?誤解だよ!先輩の用事に付き合ったお礼にご飯をご馳走になりに来ただけだから!」
南「ふーん。部屋に2人っきりで寄り添って腕を絡めてたのに?」
八幡 ギクっ
八幡「ちっ!違うんだよ!ただの先輩の悪戯だよ!」
南「本当にぃ?嘘だったらファミリーのみんなにチクるわよ!?」
八幡「本当だって!それに先輩は恋愛事が苦手なんだよ。だから目立たないようにってカラオケ店にしたんだから。なんだか先輩寂しそうでさ。放っておけなくて・・・。」
南「ふーん。まあいいや。この店にいる限り変な事はできないと思っておきなよね!」ツーン
八幡「あっ。お前もしかして妬いて・・・。」
南「あ?何か言った?」ギロッ
八幡「すいません!なんでもないです!」土下座
南「ふう。」
2人は部屋に戻る。
南「城廻先輩。その節は大変ご迷惑をおかけしました。」
南は深々と頭を下げた。
めぐり「あー。それならもう終わったことだしさー。なんとも思ってないし、それを言われちゃったら私だって比企谷くんに謝らなくちゃだしー。」
めぐりは少し困った顔をする。
八幡(・・・文実のことか。ふう。)
八幡「あー。ならちょうど良い機会なんで全部まとめて水流しませんか?ちなみに」
ぐいっ
八幡は南を強引に抱き寄せた。
南「えっ?ちょっ!?」
八幡「相模南も俺の彼女です。」
南は顔を真っ赤にし、
南「ちょっと!?いきなり何するのよ!?」あわあわ
めぐり「・・・。そっかー。」
めぐりは少し寂しそうな表情を見せる。
南(先輩・・・。)
めぐり「比企谷くんはモテモテだねー!」
八幡「紹介しないのも失礼だと思いまして。」
南「・・・ふう。えっと。まあ一応彼女みたいです。」
めぐり「そーだったんだねー。知らなかったよー。」
南(どうするつもり?先輩あきらかに寂しそうだった。)
八幡「そりゃそうですよね。周りからは俺とコイツは犬猿の仲みたいに思われてるでしょうし。」
南「・・・。」
めぐり「・・・。」
八幡「それでもちょっとしたことがきっかけで、付き合うことになりました。あの時の俺たちじゃ想像もできなかったでしょうけど。」
八幡は南の方を向き少し微笑む。
南「・・・。」
めぐり「・・・。」
八幡「わからないものです。これから先どうなるかなんて。」
めぐり「・・・んー。そうなの・・・かな・・・?」