優美子にはいけないことをしていると自覚しつつも、なんだか切ないような嬉しいような感情が芽生えていた。
優美子(そんなにあーしのパンツ見てどうするの?ヒキオと一緒でオカズにされちゃうのかなー?)
優美子の顔が更に赤くなる。
優美子(そんなに見ちゃダメー!隼人の視線がアソコの部分に突き刺さるよぉ///恥ずかしいのに!ダメだよぉ。そこは旦那様にだけしか見せちゃダメなんだからぁ///)
ピーピーガガー
スピーカー「えー先ほどの地震により理科室で火災が発生しました。生徒ならびに教員はただちに校庭に避難してください。」
平塚「よーし!みんな聞いた通りだ。今から校庭に避難する。いいかー?」
生徒は次々に立ち上がる。
平塚「押さない。かけない。喋らないだぞー!真剣にやれよオラー!!」
優美子(ふう。やっと終わったぁ。隼人の顔見れないよぉ///なんだか今すぐにでもヒキオに慰めてもらいたいぃ。)
姫菜サイド
姫菜(そっかー。高校でも訓練ってやるんだよねー。まぁこーゆーのは大切なことだしね)
姫菜はゆっくりとしゃがみ、四つん這いになった。
姫菜(ありゃ?これってもしかして後ろからならパンツ丸見えなんじゃ・・・。ギャー!!)
ゆっくりと後ろを振り向いた姫菜。
戸部と目が合う。
姫菜「ちょっと!戸部っち!向こう向いてよ!」ヒソヒソ
戸部「いや。えっと。なんも見てないから!ホント!信じてよ海老名さん!」ヒソヒソ
姫菜「いやいや無理があるよ!今こうして私と目が合ってる時点で!視界に私のお尻が入ってるでしょーが!」ヒソヒソ
戸部「いや。マジだいじょーぶだから!俺そーゆーところは紳士だから!」ヒソヒソ
姫菜「いやいや!?今話しながら一瞬目線がお尻に行ったよね!?確実に見たよね!?」ヒソヒソ
戸部「いや見てねーし!見たいけど見てねーし!」ヒソヒソ
姫菜「見たいって言っちゃった!って言いながらも見てるじゃんか!!もお!」ヒソヒソ
そう言いながらも今の体制を変えることもできず、無防備にお尻を出している自分が悪い気もしてきた姫菜。
姫菜(うー。そりゃスカートを短くした自分が悪いんだけどさー。でもまあ。男の子なら見ちゃうよねー。)
戸部はなんだか気まずそうにしていた。
好きな子の下着なのだ。
見たいのは本心だろうが、それでも嫌われたくないという気持ちもある。
姫菜(はあ。戸部っちも悪気があるわけじゃないもんねー。それに戸部っちってもしかして私のことまだ好きなのかなー。)
姫菜はいろいろ考えた。
姫菜(戸部っちってダーリンと私のことをどう思っているんだろ。ダーリンは前に戸部っちはいい奴だって言ってたなー。それは私も充分わかってるし。なんだか複雑なんだよなー。)
姫菜は更に考えた。
姫菜(戸部っちからしたらダーリンはライバルだもんね。だけど私達の関係も認めてくれているらしいし。・・・本当にいい奴なんだな。・・・うん。)
再び後ろを振り向いた姫菜。
戸部はビクっとする。
姫菜「あー。戸部っちまた私のパンツ見てたでしょー?」ヒソヒソ
姫菜は怒ってみせる。だが本心ではない。
戸部「みっ!見てねーし!マジ冤罪だわー!」ヒソヒソ
姫菜「・・・もお!・・・今日だけだからね///」ヒソヒソ
戸部「えっ!?えっ!?」
そう言った姫菜は四つん這いのまま前を向いた。
姫菜(うん。今日だけだよ。今日だけは許してあげる。だから・・・これからも私達をよろしくね。)
姫菜は恥ずかしがりながらも前を向く。
複雑な感情が入り乱れ、いけないことをだと思いつつも。
戸部にとって少しでもお礼になるのなら・・・と。
結衣サイド
結衣(そっかー。避難訓練だったのか。よいしょっと)
結衣は何も考えずに机の下にしゃがみ込んだ。
結衣(あははは。みんなマジメにやってるー。)
周りの男子は結衣が気になるがチラチラと見ることしか出来なかったという。
なぜか?
机の下でもじっとしない結衣は周囲の男子が恥ずかしくなるほどに丸見えだったからだ。
結衣(訓練だけど非日常的でワクワクしちゃうなー。)
知らず知らずのうちに、結衣はまたいたいけな男子高校生の心を弄んだのだった。
結衣(フンフーン♫)
キーンコーンカーンコーン
校庭での避難訓練が終わり、それぞれが教室へと帰った。