八幡はワクワクしていた。
自分の彼女が恥ずかしい目にあっていただろう事に。
八幡(葉山の報告が楽しみだ。可能なら戸部にも聞いてみたいが・・・。さすがにそれはできないし。結衣の周囲の席の男どもに関しては会話したことさえほぼない。)
ふう。と八幡はため息をつく。
八幡(だから頼んだぞ葉山!お前だけが頼りなんだ!)
そんなことを考えながら1人教室に帰る八幡。
階段に差し掛かりふと見上げると隣のクラスの女子が2人。
なかなかの上玉である。
すかさず八幡は周囲を確認。
階段付近には自分しかいない。
八幡(チャンス到来じゃーっ!!)
八幡の胸は高鳴った。
タイミング的にもバッチリ。
こんな絶好の機会はなかなかない。
八幡(もはや勝ったも同然!来い!来いっ!!)
あと一段。
あと一段、彼女らが階段を上がれば。
八幡(よっしゃ!見え・・・「こらーっ!」
八幡「やべっ!?」
八幡は咄嗟に声のする方を見た。
するとそこには
「早速浮気ですかー?」ニヤニヤ
めぐりがいた。
八幡「いや。あの。これはですね。」アセアセ
めぐり「まったくー。君は油断も隙もないなー。怒るよー!」ニヤニヤ
怒っているようにはとてもじゃないが見えなかった。
八幡「違うんですよ。えっとですね。」アセアセ
めぐり「んー?で、何色だったのー?」ニヤニヤ
八幡「・・・先輩のせいで見えませんでしたよ・・・。」ははは
めぐり「まあまあそんなに気を落とさないでよー。代わりに私の見る?」あはは
めぐりは八幡と腕を組む。
八幡「昨日の今日でやたら大胆ですね。」
めぐり「まあねー。あっ。いろんな友達に彼氏できたよーって言いふらしてきたよー!」ニシシ
八幡「ちょっ!?勘弁してくださいよ!あなたはこの学校の1番の有名人なんですから!」アセアセ
めぐり「でもねー。不思議なんだよねー。相手が比企谷くんだって言うとさーなぜかみんなあっさり納得するんだよー。」
八幡「えっ?」
めぐり「中にはさー。やっと告白したんだ。って言われたり、まだ付き合ってなかったんだ?って言われたり。もしかして私って周りから見ればさ、比企谷くんのこと好き好きオーラ全開だったのかなー?」あはは
八幡「なんすかそのリア充特有のオーラは!?」
めぐり「まあ結果的に好きだし付き合えたんだしどっちでもいいんだけどねー。」あはは
八幡「いやまあ。俺も好きなんで結果が良ければ全て良しというか。ただ校内で必要以上にベタベタするのはちょっと・・・。」
めぐり「えー?私の夢知ってるでしょー?人前でもイチャイチャしたいんですけどー。」
八幡「わかってます!なので少しくらいは何も言いません。ただ過度のスキンシップは2人きりの時に・・・。」
チュー♡
八幡の頭は真っ白になる。
めぐり「ぷは。これくらいなら良いよねー?」
八幡「ファッ!?よっ!良くないですよ!!いきなりこんな公衆の面前で!?」
周りにいた生徒達がどよめく。
ガヤガヤ
ワー!シロメグリセンパイダイターン!
ナカヨクテウラヤマシー!
リアジュウシネヨナー!!
メグリラブラブダネー。イイナー。
めぐり「あのねー。もう止まれないんだよー。」
八幡「えっ?」
めぐり「君のことが好きすぎてさー♡もっとイチャイチャしたいのー♡君のせいで私エッチな子になっちゃったんだよー///」
八幡「ちょっ!?とりあえず落ち着きましょう!ねっ?」
めぐり「だってー。」
ここで困っている八幡に天の助けが。
「校内での不純異性交友は禁止ですよ!!」
八幡「えっ!?」
めぐり「あーいろはちゃんだー。」
いろは「めぐり先輩1人抜け駆けですかー?」ニヤニヤ
めぐり「あーそんなつもりは無いんだよー。だけどー。」もじもじ
いろは「先輩。めぐり先輩とは既にお話させて頂いています。昨日はお楽しみでしたねー?」ニヤニヤ
八幡「怖っ!?昨日の今日だぞ!?それなのにもう知ってるのか!?」
いろは「いろはすネットワークを舐めないでください!めぐり先輩とは昨日の夜に電話でお話ししましていろいろ聞かせていただきましたからねー!」