今年もよろしくお願いします!!
誠斗は司に何を告げられるのか…。めでたいのに、話の展開がやばすぎる!!
懐かしい面影を感じ、司は全てを話そうと思った。しかし、まずはあのことを言わなければ。もしかしたら、誠斗の心を傷つける結果になるかもしれなくても…。
「誠斗…。私は君に言わなければいけない事がいくつもある。その内、まず伝えなければいけない事は椿の事だ。」
「お嬢の事……ですか?」
「ああ…、実は君には気づかれないように遠ざけていた。いつもは椿の傍から離れず、来客のときでも一緒にいるようにさせていた。だが、あの時だけはそれは危険だと思い、席を外すように命じたね?」
「司様、何を言って………」
急に本題に入った司の言葉に理解が追い付かずに問いかけようとした誠斗は、心当たりを思い出す。司の命で椿から離れたのは、あの時だけだ…。
「…………貴臣とお嬢の婚約の件………ですか?」
「…………そうだ、その件なんだ。」
そう言いつつも、何か踏ん切りが掴めずにいる司は拳を握りしめ、考え込む。しかし、ほんの数秒くらいの事で、覚悟を決めたのか、顔を上げ、真っ直ぐに誠斗の顔を覗き込む。
「貴臣君と椿の婚約に私が反対しているのは知っているね?」
「はい、それが原因でお嬢と司様が仲違いしていましたから。お嬢からかなり叩かれましたよ。」
「それはすまなかった…。」
「いえ、別に。いつもの事ですし。………俺はその分お嬢と一緒にいる事が出来たんで…。」
「ふん?何が言ったか?誠斗。」
「何でもありません、司様。」
「そうか…。まぁ、それでだな…。私が理由もなく婚約を認めなかったののではない。断じて認める訳にはいかなかったんだ。」
「何でですか?お嬢と貴臣はお似合いですし、………両想いですよ?」
自分で言うのもなんだが、一瞬だけ胸が痛んだ誠斗はそれを司に悟られないように笑みを浮かべる。
「それは分かっている。分かっているからこそ……、認められない…。」
「…………もしかして、俺が原因で二人が婚約できないんですか?」
「確かに君が関わっているからというのもある。しかし、それはあくまで危険視するための材料だ。もっとまずいものがある。」
「…………まさか!?」
誠斗は司が言おうとしている事が浮かんだのか、目を見開いて、身体が震える。
察しがいい誠斗を見て、胸が痛むのを必死に耐え、ついに誠斗に隠していた事を明かした。
「誠斗…、貴臣君と椿の婚約には、あの不二生も絡んでいる。最悪な関係で…。
いいか、誠斗…。心して聞いてほしい。
君の両親を……私の親友を殺した鳳不二生は……、実は貴臣君の父親だったんだ。」
「なっ!!……………」
覚悟をしていたとはいえ、司の口から告げられた真実はあまりにも衝撃的過ぎて目の前の視界がぐらつき、真っ暗になるのを感じた誠斗。
その瞼の奥に映るのは、幼い頃からよく知っている貴臣の満面の笑顔だった。
(う、嘘だ…!! 貴臣が………アイツの息子だ………と…………!)
誠斗はまだ知らなかったもんね。そして、事態が急展開するようになって、改めて関係を話したら、とんでもない事になってしまった!!
誠斗にとって、貴臣は親の仇の息子!そして椿の想い人!!
さぁ、誠斗はどうするんだ!!