※この作品はR-18です。

運命のシナリオ   作:薔薇大書館の管理人

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 どんな幼馴染が好きかな? みんなは…?


優しい幼馴染

 

 

 

 

 食卓の間の扉前に着いた椿は深呼吸をして、息を整える。大好きな幼馴染の貴臣がこの先に待っていると思うと、胸が躍ってしまう。準備もでき、扉を開けると、すでに何人もの人が食事をとれるような長いテーブルの一角に彼は座っていた。

 

 

 「おはよう、貴臣。 いい天気ね。」

 

 

 「おはよう、椿ちゃん。 朝早くに訪ねてきてごめんね。 司さんに急ぎの用事があったから、来ちゃった。」

 

 

 椿は貴臣のそばに行き、挨拶を交わす。そして、今朝の出来事を身振り手振りで話す。それを満面の笑顔で頷きを時々しながら、椿の話を聞く。

 

 

 「…でね、誠斗がまた勝手に入ってきたの!! どうしていつもああなのかしら!?」

 

 

 「ははは。誠斗は椿ちゃんが可愛いからほっておけないんだよ。僕も椿ちゃんの可愛い姿、見てみたかったな~。」

 

 

 微笑みながら言われた言葉に一瞬で頬を赤らめえた椿。

 

 それをばれない様に手で隠そうとするが、隠しきれない耳まで真っ赤になっていく。

 

 (最近、貴臣といると、胸が熱くなる…。どうしたのかな…?)

 

 早く元に戻れと念じながら、平常心を取り戻そうとしていると、

 

 

 「お嬢様、どうしました? 御顔が真っ赤になってますが? まるで、湯沸かししたポットのようですね。 どこから湯気が出るのか、楽しみです。」

 

 

 いきなり横から誠斗に声を掛けられた。

 

 

 「キャ~~!! い、いきなり現れないでよ!! 心臓に悪いわ!!」

 

 

 「おお、さすが!! 頭のてっぺんから湯気が出てます。 やればできる人ですね。お嬢様?」

 

 

 「誰のせいだと思っているのよ~!!」

 

 

 ご立腹の椿は誠に殴り掛かる。ただし、それほど力はないため、ポカポカっと効果音が聞こえそうなほど、痛くはない。今回は椿の猛攻もすべて受ける誠斗だが、顔はいまだにからかって笑っている。

 

 

 「ははははは。

  二人とも、楽しそうですね。 僕も混ぜてもらっても?」

 

 

 貴臣がそんな二人を見て、ほんわかオーラで見守っていたが、わくわく顔で参戦を申し込んできた。それにはすぐに二人とも反論した。

 

 

 「ちょっと!! 貴臣、これのどこが、楽しそうなの!?

  私は、ちっとも楽しくないわ!」

 

 

 「そうです、貴臣様。 これはお嬢様の教育の一環でございます。」

 

 

 「…もう、困ったな~。 誠斗、いつも言っているように、僕の事は貴臣と昔みたいに呼んでほしいって言っているのに。」

 

 

 「身分はわきまえていますから。 こっちの方が、本来の俺ですよ。」

 

 

 そう告げると、ほかの使用人たちと同じく、朝食の準備に向かった。

 

 

 そして、司が食卓の間に入ってきたので、朝食を食べる事となった。

 

 

 

 

 

 いつも生意気で、からかってくる幼馴染、誠斗。

 

 いつも優しくて、癒してくれる幼馴染、貴臣。

 

 

 この二人が私の大好きな幼馴染。

 

 

 私はこの二人と仲良く、いつまでも暮らしていくんだ!

 

 

 …とそう、思っていた。

 

 

 

 

 

 

 今を思えば、懐かしい思い出。

 

 

 





 まだ、明治編は続くよ!!

 まだ、ほんわかな話が続くので、安心してね!
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